こんにちは、青だんごむしです。
いつも当ブログをみていただき、ありがとうございます。
別ブログで、【「せやま基準」ちょうど良い塩梅の家はイシンホームでもできる】という記事を書いているのですが、せやま大学さんが新しい動画を投稿した日に限って、当記事のアクセス数も伸びる傾向にあります。
2023年7月30日現在、スマホ版 Yahoo&Googleの「せやま基準」で検索すると上位4位に掲載されています。
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またまた本日も瀬山さんのことについて、記事を書こうと思います。
今回は厳しく文句を言わせてもらいますが、決して瀬山さんのプロジェクトを否定しているわけではないので、そこはご理解いただきたく思います。素人が思った事を書いているだけですから。
せやま基準に疑問
つい先日7月19日に投稿された暴露系動画では、何度も「せやま基準一覧表が無料で手に入る」から使用してね~って連呼しまくっていますが、そもそも「せやま基準」って何を定義として決めているのか気にされている方もいらっしゃるのではないかと思います。
せやま基準ってそんなに凄いのか? と思われている方もいるでしょう。
でも私だったら、
・ちょうど良い塩梅が80点なのはどうして?
・どうして2000万なのか?(現在は2180万)
・おすすめする建材の決め方は?
と、根本的なところに色々疑問に思ってしまうことがあります。
逆にどうして「せやま基準」を、素晴らしい基準であると思い込んでいる方が居られる事も疑問です。
なぜなら、瀬山さんの経歴をみてみると、
・筑波大学理工学群数学専攻卒
・最大手経営人事コンサルティング会社で全国ハウスメーカー・工務店を担当
・中堅ハウスメーカー支店長経験
お持ちの資格は
・宅地建物取引士
・2級FP技能士
・中学・高校数学教員免許
経歴だけで判断するな!と言われるご時勢ではありますが・・・
せやま基準は、瀬山さんが建築士ではないために、本当に自分で一から建材を選んで基準をつくったわけではありません。
一から作る事ができないので、過去にお勤めされていたハウスメーカーの仕様をそのまま取り入れることで、性能バランスを検証することなくトラブルが発生しない住宅づくりを可能にしています。
イシンホームのバランスの良い仕様を瀬山さんがちょっと改変してせやま基準にしているのです。
最近の動画で、せやま基準は商標登録されているようですが、実際はイシンホームの仕様をそのまま取り入れられただけの基準なので、面白いところです。
瀬山さんの話術
瀬山さんは、話術力の高い住宅営業マンです。だからこそ、Youtube等で通用しており皆さんから信頼おける存在になっています。独特な広島弁も混じりながら、瀬山キャラを作りだしてユーザーの心をわしづかみされています
しかし瀬山さんがYoutubeでお伝えすることができることは、住宅建材の選び方をアドバイスと、住宅会社が行っている営業トークです。
「頻繁にちょうどいい塩梅で・・・」という自身にとって都合の良いキーワードを出して、住宅で一番重要な構造の話を一切しないのは、建築士ではないからです。構造等については、各住宅会社に一任しています。
せやま基準のベース元
先にお伝えした「せやま基準」のベースになっている建材は、過去にお勤めされた「イシンホーム」というハウスメーカーの標準仕様です。
建築士ではないために建物の構造計算や色々なシミュレーションを行うことができません。だからこそイシンホームの仕様をせやま基準として、紹介できる建材を全てお勤めされていたイシンホームのものに絞っているのです。
イシンホームの謳い文句は、世界No.1の建材を全て取り入れての住宅づくりです。
換気システム⇒マーベックスの澄家
太陽光パネル⇒マキシオン
蓄電池⇒テスラパワーウォール
窓サッシ⇒YKKのオール樹脂サッシ
屋根材⇒ガルバリウム鋼板
シロアリ対策⇒ターミダンシート
基準の定義になっているおすすめ建材のほとんどが、イシンホームの建材と一致しているのが現状です。
上記と同じ建材を全て標準としたハウスメーカーは他に無いのではないでしょうか。
特にマキシオン製の太陽光パネルが標準仕様となっているハウスメーカーが、他社にあったら教えてほしいくらいです。
せやま印工務店は年収の低い地域には実現不可
7月22日に投稿されました、せやま印工務店でのアンケート結果の公開の動画についてですが、これは本当に自己中なんだなぁとつくづく思いました。何から何まで審査って・・・ 分析の専門家とはいえこれはちょっと。
動画内でも業界から嫌がられる存在であることを自身でおっしゃっていますが、まさにそのとおりだなぁと感じてしまいます。
家づくりコンサルに命かけて、頑張っておられるのは観てて分かるのですが、ここまでユーザーは求めているのか?というのが私の感想です。求めているのはごく一部の人だけでしょう。
ここまで必死に仕組みを作っても、これについてきてくれるユーザー&工務店ってどれだけいらっしゃるのでしょうか。
動画の出演も、ほとんどご本人だけですし、今後も他社さんとのコラボは無いのでしょう。周りは敵だらけってことか。
それかアンチ狙いで注目を集めたいのか!?
そして自分の考えを否定する工務店は、すべて排除するようなやり方に聞こえました。
当方からすると今回の動画で、瀬山さんの良い印象はなくなってしまいました。まぁどうでも良いことですが。
せやま印のアンケート公開よりも、ご自身の経歴を全て公開するほうが先ではないのかと私は思います。
こんな方法で、せやま印に応募してくれる工務店ってどれだけいるのか本当に疑問に思います。
だってさ、折角せやま印工務店になっても、ユーザーからのアンケート結果が良くなければ、強制契約解除になってしまうのだから、工務店側も瀬山さんの都合の良いように扱われてしまいそうで何だか可愛そうです。
そしてせやま印認定の工務店であることを、世間で公表できないことも工務店側としてのメリットは少ないですよね。
こういうのをみると、2021年3月から始まったせやま印が、2年4ヶ月経っても未だ全国70%止まりなのも理解できます。
過去1年間の推移を確認すると、6%しか拡大しておらず2022年6月で64%、2022年9月で65%、2023年2月で69%、2023年5月で70%、2023年7月現在も70%となっております。
残念ですが、今後も沖縄県、青森県、岩手県、秋田県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、鳥取県、島根県、高知県あたりは、せやま印工務店が誕生しないのではないかと私は予想しています。
どうしてもせやま基準のおすすめ建材で家を建てたいと思うのなら、イシンホームがオススメです。
イシンホームであれば、せやま基準のちょうどいい建材を使用しているため、自分でイチイチ設備等の確認を行う必要がありません。
唯一施主が確認(見極め)することは、工務店スタッフの知識と接客態度、やる気です。
フランチャイズ提携の工務店は、北海道・青森にはありませんが、その他の地域にはあります。
地域によって1店舗から7店舗くらい点在していて、もちろん工務店(建築業者)も事前に把握できます。
ただし、その工務店の審査をするのは、施主自身になります。しっかり見極めた上で決められるのが良いでしょう。
あと、イシンホームが唯一せやま基準を下回るのが耐震性能です。一応制震装置は標準で搭載されていますが、震度4相当までしか耐える事ができず、実質的な耐震等級は1です。費用を払ってでも耐震等級は2以上をとることを勧めます。
最後に・・・
瀬山さんが公開されているYoutube動画は、住宅を検討されている方には色々と勉強できるコンテンツが満載なので、これから考えられている方はちょうど良い参考動画です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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