こんにちは、青だんごむしです。

今回もまた瀬山さんのことについて、記事を書こうと思います。

瀬山さんのプロジェクトを否定しているわけではないので、そこはご理解願います。

 

 

最近のせやま大学の動画を観てて思うことがあります。

それがせやま印工務店プロジェクトの失速感。

 

 

 

せやま印工務店プロジェクトが失速する原因

 

ちょっと前に投稿されたYoutube動画で、紹介制度のご提案がありましたよね。

 

今までは、せやま印工務店に参加したい工務店が直接せやま印登録サイトから応募する形だったのですが、応募が少なくなってきたので、家づくりの検討者が現在打ち合わせしている工務店に、せやま印工務店の応募を呼びかけるという形になりました。

 

せやま印プロジェクトの審査内容が、

・建物性能

・標準仕様

・建物金額

・営業マン

・プランナー

・社長

・財務諸表

 

これだけあるんですけど、実際にはたくさん紹介できてお金稼ぎのできる工務店なのかどうかを判断しているようです。

 

経営の安定状態で6割が脱落するようなので、経営基盤が悪ければ、どれだけ良い担当者や施工技術をお持ちであっても落とされます。

 

せやま印のクルーからは、好評があって安心できると瀬山さんはおっしゃっていますが、対応する工務店からしたら色々な意味で苦痛ではないでしょうか。

 

 

この紹介制度で一番の弱点は、検討者が応募を促した工務店が応募して脱落した場合の、検討者の心理です。

 

工務店がせやま印に応募して、実際にせやま印工務店になるまでの期間が最短で2ヶ月だそうですが、この間に検討中の工務店が脱落した場合、検討者からすれば審査に落ちる工務店=経営状態が良くないと思われてしまう可能性があり、契約を辞退される場合があります。

 

どの工務店でも、こういうリスクは考えているはずなので、検討者のご意見をそのまま鵜呑みにして気軽に応募はされるところは少ないのではないでしょうか。

 

 

瀬山彰さんって何者や?

 

Youtubeせやま大学などで大活躍の瀬山さんですが、応募するんだったらどんな経歴をお持ちなのか普通は調査しますよね。

しかしながら、2021年頃まではインターネットで検索しても詳しい経歴というのは出てこないんです。

 

瀬山さんは、YoutubeのほかにいくつかメディアやSNSをお持ちですが、どこの自己紹介でも同じような記載がされているのです。

 

・大手経営人事コンサル会社で工務店を担当

・中堅ハウスメーカーで支店の立ち上げと支店長の業務を経験

・家づくりの講師、YKKAP主催のセミナー講師

 

こんな情報が掲載されているんですけど、よくある表面的な経歴だけなんですよね。

この情報だけで応募するのはとてもリスクがあります。

 

 

私が2022年秋頃に、瀬山さんの主な経歴(ハウスメーカー)等を紹介するまでは、本当に謎に包まれていました。

 

一般の方が、インターネットで普通に瀬山さんの経歴を調べても、中堅ハウスメーカーが分からないので、それ以上のことを特定することができず、誰もがこの人の経験値について分からなかったと思います。

 

当方がたまたまイシンホームで家づくりをしていたことがキッカケで、「あれ?せやま基準のちょうどいい塩梅の設備がイシンホームそのままじゃない?」とういうことが分かり、「イシンホーム 瀬山」で検索リサーチしたところ、瀬山さん本人のことがイッパイ掲載した情報に辿りつきました。

イシンホーム大阪のフェイスブックでも、たくさん情報が残っていました。

 

 

当方が作成した瀬山さんのハウスメーカー在職中の実績をまとめた記事

 

※2023年現在は、瀬山さんの経歴を探すとき大体この記事が上位に出てきます。

ここをみれば、他を見なくても大体の経歴は分かります。

 

 

過去の情報から分かる事は、瀬山さんはコンサルマンであり、ハウスメーカーの営業マンでもあるということです。

瀬山さんが設立した会社は、建築会社ではなく建築系のコンサル会社です。

 

瀬山さんの最終目的は、せやま印プロジェクトで紹介工務店を増やし、紹介料で継続的に収入を得ることです。

ビジネスですから、チャンスがあればどんどん稼いでいただければ良いと思います。(当方は住宅関係者ではないので、その辺はどうでもいいです)

 

 

Youtubeで観ていると、投稿する内容に流れがあるんですよね。

 

1.最初に、ちょうどいい塩梅の建材を紹介・・・(2020年頃)

2.次に、契約の際に必要なお得な情報(申請)などを紹介・・・(2020年~現在)

3.せやま印で建てた住宅の間取り紹介・・・(2021年1月~現在)

4.せやま印オリジナル建材の紹介・・・(2023年3月~現在)

5.過去の動画をまとめた「完全攻略」シリーズの紹介・・・(2023年5月~現在)

 

※2023年6月追記

 

こんな感じで、もう投稿できるものが限られているというのが実情ではないかと思います。

 

住宅設備の紹介は、イシンホームが採用している建材を他社製品と比べて紹介しているだけなので、出尽くした感があります。

お得な申請情報などは、年度ごとにかわるので、今後も配信することはできると思いますが、この2つに共通して言える事が、全て営業トークであることです。

 

 

今後しばらくは、間取りの紹介とせやま印プロジェクトの紹介の動画が主になるのではないかと思います。(2023年6月には、遂に家づくりと直接関係のないマンションの選び方について動画投稿されるようになりました)

 

 

第一に瀬山さんは、建築士の資格をお持ちではないので、技術的なことはお話しすることができません。

 

これは、Youtube動画のコメント欄を見て頂ければ分かりますが、技術面の質問にはスルー対応です。

 

天井裏エアコンは瀬山さんが考えられたものですが、専門ではないため自分の家で何度も検証されて結果を出されています。ですが、たまたま上手く行っただけで、きちんとした計算はされていないのでしょう。

 

 

そもそも、「せやま基準」とは何?? と思われる方にご案内します。

 

この基準を作られた方は、今お伝えしている”日本の家づくり強化ディレクター”の肩書きがある瀬山彰さんです。

肩書きが大きくみえるため、一見して凄そうな方に見えるのですが実は違います。

 

Youtubeで「せやま大学」チャンネルで家づくりのサポート動画を配信したり、Webで「グッシン」という家づくりマニュアルを無料公開されています。

 

現在は、せやま基準を取り入れた「せやま印工務店プロジェクト」というのを立ち上げてご活動しています。

 

Youtube動画は、数学の中高教員免許をお持ちだけのことがあって、講義のような形式スタイルで家づくりの勉強を自宅で行うことができまして、非常に分かりやすくなっています。

 

"ちょうどいい塩梅の建材を100点中80点と考えて、2階建て30坪の建物価格を2000万円(2022年に2150万円に変更)で建てていきましょう"というのがせやま基準の定義となります。

せやま基準の一覧表は、グッシンWebで無料ダウンロードできます。

 

 

せやま基準とイシンホームの標準仕様を見比べてみて

 

せやま基準は、他社ハウスメーカーや工務店と比較する材料として検討者に提供されているので、一見すごく良いこと配信しているな!って思われるかもしれませんが、中にはこういう事を思われる方もいます。

 

・せやま基準って何を調べて作ったの?

・ちょうどいい塩梅の基準って何を根拠に言っているの?

 

 

当方は瀬山さんの経歴を調べて、別サイトで記事を書いておりますので間違いなく言えることがあります。

 

せやま基準のちょうどいい塩梅の建材は、イシンホームの標準仕様であることです。

 

瀬山さんは、イシンホーム直営支店に支店長として4年間お勤めされていましたので、それなりの情報はお持ちです。

ちょうどいい塩梅の建材を決めるとき、何を基準にしているのか普通は疑問に思いますよね。

 

イシンホームは元々、ローコストのハウスメーカーであると世間では位置づけられています。イシンホームを紹介している他サイトでは、大体坪単価が45万~60万円で掲載されています。

 

坪単価が60万だった場合、30坪で1800万円で建物が建てられるということです。

瀬山さんはイシンホームの標準仕様の建物がちょうど良い価格であると考えて、それをせやま基準として採用されているものと思います。

 

また当時のイシンホームでは、気密・断熱性能は低かったので、これを向上させたうえで2000万円と設定されています。

 

これらのことから、せやま基準を全て自分で一から選んで決められたわけではなく、ハウスメーカーの仕様をそのまま自分が考えたものとして取り入れられているのが本当のところです。

 

瀬山さんの経歴を知らない方のほとんどは、瀬山さんが一から考えられたものと思っている可能性が高いです。

 

 

お時間のある方は一度見比べてほしいんですが、せやま基準のちょうどいい塩梅の建材とイシンホームの標準仕様を確認してみてください。

 

基本性能である、サッシも換気システムも太陽光パネルも同じメーカー、同じ製品ですから。

他社ではオプションとされる室内照明やカーテン等も、イシンホームでは全て標準装備です。

 

せやま基準一覧表 ダウンロードページ

イシンホーム公式 標準仕様ページ

 

住宅建材の選び方については、別に建築士でなくても知識があれば解説できます。建築士免許が必要なのは、構造等です。

 

 

有名な建築Youtuberである、ラクジュ建築さんや、松尾設計室さん、モリシタアットホームさん等は一級建築士なので、構造体の話やパッシブ設計、構造計算のお話しもよくされます。

 

だけど瀬山さんの動画では、そういう話の動画みたことないですよね!?

そう、建材の説明や家造りのトラブル等にまつわる営業トークしかできないんです。

 

一級建築士さんたちは、落ち着いてお話されているけど、瀬山さんは異常にテンション高いですよね。印象を残す為の営業トークを行う必要があるため、動画内では常に高いテンションでお話しされます。

 

これから、新しい技術や製品などが登場してきても、瀬山さんは対応できないものと思います。

過去のハウスメーカーでお勉強してきたことだけを、ひたすら語っていくスタイルになるのではないかと予想します。

 

 

こんな事情があるため、せやま印プロジェクトが今後失速していくのは、時間の問題であると私は予想しています。

 

 

せやま印工務店の紹介報酬がショボイ

 

あと、申請して審査に通った場合に瀬山さんから検討者に対しての報酬があります。

無料のコンサル1時間です。それもたったの1回だけです。

 

応募してきた工務店へ出張して審査するため、費用が掛かってしまう理由もありますが、紹介者の報酬がショボすぎませんか?? って思います。

 

審査に通った工務店は、せやま印とつながりが継続していきますが、紹介者に対しては1時間のZOOMを使用した面談だけなので、対価にあっていません。

 

大詰め段階で、瀬山さんと一緒に建築の打ち合わせが出来るなどの特典でないと、紹介者にとってはインパクトがありません。

皆さん、そう思いませんか。

 

しかも最初に紹介した方の1名だけが、特典を受けられるので、紹介した皆さんにメリットがあるわけではありません。むしろ本当に特典が受けられるのも疑問です。

最初の1名というのは、瀬山さんにしか分からないことなので、あとでいくらでも改ざんできてしまいます。

 

 

質問等を行いたいなら、瀬山さんのオンライン家づくりサロンに加入されるのをおすすめします。

※2022年11月で終了しているため、YouTubeで月2回のライブ配信とインスタグラムの質問箱で聞いてください。

 

 

せやま印工務店の今後の展開が楽しみなところです。

最後までみていただき、ありがとうざいました。また瀬山さんの宣伝してしまったよ

 

 

続編は↓

 

 

 

 

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