「てっぺん野郎 本人も知らなかった石原慎太郎」 佐野眞一 | お稲荷さん一個

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と 言ったところで あれやこれや
思うにそんなこんなで、やっぱり きっと何となく。
だけれども、もしかしたら、あれかなって事でも無くて、それなりみたいでした。

今では著作を全く書店で見かけなくなった、佐野眞一氏。
私は結構好きなノンフィクションライターの1人で御座いました。
2003年、石原慎太郎氏が東京都知事に再選される前、石原氏についての雑誌連載記事をまとめた本。
著者は本人にも2回インタビュー。
また、父親が一時期働いて居た樺太を始め日本各地、取材。戦前戦後の大量の資料を調査、数百人に取材したらしい。
結局、雑誌連載時の倍近いボリュームとなった本書、面白かったです。
なんてか、嘘くささたっぷりな氏の過去に、在り方。 まあ、見栄っ張りと言うか作家としての創作の一部なんだかなぁ~ の数々。
それが、作家活動だけぢゃ無く政治活動にも 
とは言え、この本が発行された当時石原氏はまだ健在。 いちいち、反論した気配は無かったのが、昭和の人のデカさだったのかな?
おんなじ様な取材した、平成の政治家とは トラブルになって消えてしまった著者で御座いました。


石原新党結成し、総理を目指すのか?って散々話題になった当時、古くからの先輩与党政治家曰く、それは無いだろうね って思われて居たらしい。
彼は危険をおかすより、名を残すだろうね
なるほど~