「共震」 相場英雄 | お稲荷さん一個

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と 言ったところで あれやこれや
思うにそんなこんなで、やっぱり きっと何となく。
だけれども、もしかしたら、あれかなって事でも無くて、それなりみたいでした。

「震える牛」等の、いわゆる社会派ミステリー作家の著者。
著作を読むのは、同作以来2作目で御座いました。
東日本大震災の復興に尽くす、誰からも評判良い県庁職員。
そんな彼が他殺死体として発見される。 果たして、犯人は そして動機は?
新聞記者とキャリア警察官が互いの情報、取材捜査で犯人を追い掛けます。
ん〜ん、確かに面白いんだけれど…
作者自身が復興現場を熱心に取材、そして本作を書いたらしい。
確かに思わず目頭が熱くなる様な場面も多々有るには有るんだけれ、なんだかなぁ~ 話が予想通り都合よく進むし 事件解決へのドキドキ感が、感じないのは、私の読みの浅さなんだかな? 
復興に絡む詐欺事件等、ある程度本当なんだろうけれども、ミステリー小説としては 今ヒトツで御座いました。


この作品は、ドラマ化されては居ないけれども、主役の新聞記者と警察官コンビの作品は数作有り ドラマ化もされて居るらしい。
それぞれ、高嶋弟に渡辺いっけいが演じたとか。
ん〜ん、何となく違う様な雰囲気だなぁ