顔 | シアワセノウチワケ

シアワセノウチワケ

日常をちょっと立ち止まってその日その時を書き留めたいと思います。

ひとつの顔は神があたえてくださった。

もうひとつの顔は自分で造るのだ。

(ウィリアム・シェイクスピア 詩人)



道路に面したガラス張りの喫茶店で、

コーヒーを飲みながら道ゆく人たちを眺めていると、

本当に様々な顔、それぞれの表情があって面白いです


久しぶりの再会なのかうれしそうな顔。

時間に遅れそうなのか焦った顔。

仕事でミスをしたのかしょげた顔。


会話の内容はこちらに聞こえませんが、

人の数だけ、ひとつとして同じでない表情があります



『四十になったら自分の顔に責任を持たないといけない。』(エイブラハム・リンカーン)

ある元アイドルの人が言いました。

「10代の頃に、あれだけ周りの大人に神様のようにチヤホヤされれば、人間おかしくもなりますよ。

人気が低迷してくると、生意気な自分から人が離れていくのを感じました。

そこから、本当の自分が試されました。」


生れつきの顔立ちがあり、

作られていく顔立ちがあります。

人目を引くような美男、美人でも、

見るからにイヤな印象を与えることもあります。

微笑みがうつるような笑顔があり、

近寄りがたいような仏頂面もあり、

いい顔かどうかというのは、

また違った要素なのかもしれません。



『亀の顔をじっと見ますと、なかなか特徴的な不思議な微笑を浮かべています。

人間の知らない太古の秘密を亀だけが知っている、

そういう笑いですね。』
(ミヒャエル・エンデ)

顔を見ると人物がわかります。

その顔には、その人が歩んできた人生航路が書いてあります。

自信が表れるも、卑屈が表れるも、

それはその人次第です


顔というものは変わります。

最初からいい顔というものはなく、

自分の顔をいい顔に変えていくということが、

自分をみがくということなんでしょうね

与えてもらった自分の顔、

いい顔に、造っていきたいです。