先日、お父ちゃんから動画付きでLINEが届きました。
「この、泣き顔見ていると、蜂蜜で元気をつけな危ないと思って蜂蜜をおくります。」
泣き顔っていうのは、私が鮒の里で一人芝居「花いちもんめ」をやらせてもらった時に、宮本さんがつくってくださったポスターのことで、上演中や終演後の様子を宮本さんが撮影して、素敵な文を添えて一枚の作品にしてくださっているのですが、
そのポスターに写っているわたしの横顔をお父ちゃんがえらく気に入ってくれていて。鮒の里の、壁の目立つところに貼って、日々 愛でてくれているそうで。
登場人物の“鈴さん”が堪えたり、涙を滲ませたり、踏ん張ったり…白衣を着て懸命に語る姿を、わたし自身に重ねてくださっているようで、折に触れて「いやあ。いい顔しとる」「この憂いの表情がたまらんのよお」と褒めてくれるのです。
(いやはや役者冥利につきます。m(_ _)m)
そんなこんなで、わたしは突然の嬉しい贈りもの予告に舞い上がりつつ、
「スマホっちゅうんは、ようわからんのよ〜」と、しょっちゅう愚痴をこぼしているお父ちゃんが動画を送れるようになっているという目覚ましい変化にも感動しながら返信を送ったら…
お父ちゃんのお茶目さに
わたしが一番メロメロですよ。笑
お父ちゃんに口説かれたら
そらぁ〜ひとたまりもない!
ちなみに「イノシシも」って言ったのは、
3月のはじめに「コロナに負けないように、元気が出ます」と、お父ちゃんが猪のお肉を送ってくださって。
その時も、
こんなやりとりをしまして。笑
お父ちゃんは優しいメスが好き…φ(・_・)笑
翌日 お父ちゃんからまたLINEが来ました。
「只今、蜂蜜が飛び立ちました。そちらに着くのは明日の午前中になります〜」
と。
心して受け取ります!
と、返信して
翌日 届いたのがこちら。
箱を開けてびっくり!
お父ちゃん!
一体どれだけの蜜蜂さんを口説き落としたんだいっ!
おっっっきな瓶に いっぱいの蜂蜜。
ずしんと重たい。
綺麗な色。
早速ひとなめさせてもらったら、とっても甘くて濃くて優しい香りとお味に感動…。
なんだかね、いろいろ浮かんで胸がいっぱいになったのです。
あちこち飛び回って花粉にまみれながら懸命に蜜を集めた蜂さんの軌跡とか
人生ならぬ蜂生とか
蜂さん達におすそ分けしてもらえるほどの関係を築いたお父ちゃんの試行錯誤とか
お父ちゃんのことや
わたしのことや
残酷なことも含まれていて
でも愛もいっぱい含まれていて
なんてこったいって思ったのです。
イノシシさんをいただいた時にも思ったんですけどね。
お父ちゃんは、わたしにそういう気持ちや考えをくれるのです。
いつもありがとう。
2022年の父の日
建設中の新国立競技場とお父ちゃん。
伝説・お父ちゃんによる緊急まめ手術。