こんにちは。

 

ドバイワールドカップデー展望、最後の2レースとなります。前編と中編は下のリンクからどうぞ。

 

 

 

 

残すは芝の頂上決戦とダートの頂上決戦。それではスタート。

 

3/30 25:00 GⅠドバイシーマクラシック(T2400)

日本4頭、イギリス2頭、アイルランド2頭、フランス1頭、ドイツ1頭、カタール1頭、UAE1頭、12頭立てのレースです。

 

1「装苑のトップランナー」ジュンコ
2「万里の宮殿」ジャスティンパレス
3「ヴァイオレットボクサー」ポイントロンズデール
4「叛徒の純愛」レベルスロマンス
5「偉大なる王」シャフリヤール
6「パリカタールラリー」シムカミル
7「ドイツの真珠」シスファハン
8「赤い悪魔の魂」スピリットダンサー
9「衝撃の彫刻家」オーギュストロダン
10「薄幸の佳人」エミリーアップジョン
11「星継ぐ血筋」スターズオンアース
12「自由の令嬢」リバティアイランド
 

※人気は英ブックメーカーBEST ODDSを参考にしています。

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推定1番人気はイギリスダービー馬、「衝撃の彫刻家」オーギュストロダン(ライアン・ムーア騎手)。英愛米でGⅠ5勝の圧倒的実績を誇っています。欧州の名門クールモアが送り出したディープインパクトのラストクロップは、父の名をより輝かしいものとするクラシック制覇を成し遂げました。3歳以降に負けた2戦(英2000ギニー・キングジョージ)はいずれも二けた着順の大敗で、それが不安要素として挙げられます。陣営が言うには飛行機輸送が嫌いみたいで、実際船で輸送したフューチュリティトロフィーとエプソムダービーは勝利しています。とはいえ前走BCターフは飛行機輸送だったので克服してるとみてもいいのですが……今回も当然飛行機輸送です。4頭の激戦を制した愛チャンピオンS、米日のトップホースを退けたBCターフと直近の2連勝は圧巻の一言で、能力的には疑いの余地がありません。

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推定2番人気は日本が誇る三冠牝馬、「自由の令嬢」リバティアイランド(川田将雅騎手)。豪脚一閃、ライバルをねじ伏せた桜舞台、格の違いを見せつけた樫の舞台、三冠すら人馬が見据える夢の途中(以上、川島アナの口上を引用)とした天才少女が海外初お披露目となります。前走のジャパンカップは世界最強馬イクイノックスに4馬身差の完敗を喫し、勝ち逃げを許してしまいました。道中はスターズオンアースとバチバチにやりあったり、やはり12ハロンだと若干折り合いに不安があったりと敗因はいくつか挙げられますが、心配なのは全力を出して尚届かなかったことで気持ちが切れていないかということ。やはり牝馬の心は秋の空、一度気持ちが途切れると途端に走らなくなる名牝というのは珍しくないわけで、川田騎手がインタビューにて精神面に言及していたのはそういう背景があるのだと思います。それでも、川田騎手は「リバティなら大丈夫」とおっしゃられていましたし、私もそう思います。今年は去年が霞むほどの大活躍を見せ、「4歳の時にイクイノックスと当たっていたら勝てたかもしれない」という世論を形成してほしい。

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推定3番人気はイギリスのGⅠ2勝馬「薄幸の佳人」エミリーアップジョン(キーラン・シューマーク騎手)。昨年の世界ランキングにて、リバティアイランドと同値のレーティング121をたたき出し、牝馬最高値を記録しました。英オークスはゲートをうまく出ることが出来ず最後は大外を回す形になってしまい、チューズデーに届かず無敗が途切れてしまい、捲土重来を期した愛ダービーはバードストライクのせいで飛行機が飛ばず無念の出走取消、その後初の古馬・牡馬混合戦となったキングジョージはアスコットを攻略できずに最下位と、22年の3歳春シーズンは踏んだり蹴ったり。しかしながら立て直しに成功した秋シーズン以降は英チャンピオンズフィリーズ&メアズSでアスコット攻略に成功し、4歳緒戦のコロネーションカップはウエストオーヴァーを上り33秒台の豪脚で打ち破り、牡馬混合すら克服。後方からの競馬にこだわるため多頭数がそこまで得意なわけではないですが、日本の馬場でも通用するほどの豪脚が炸裂すれば、様々な壁を易々と乗り越えていくであろうことは想像に難くありません。

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推定4番人気は日本が誇る二冠牝馬「星継ぐ血筋」スターズオンアース(クリストフ・ルメール騎手)。エミリーアップジョン以上に不運ともいえるゴタゴタがずーっと続いていますが、昨シーズンの裏MVPはこの子で間違いないでしょう。昨年GⅠを獲れていないことが本当に信じられない。ローテーションに一切の妥協がなく、その路線の最強馬に堂々と挑み追い詰める姿は牝馬なのにもかかわらず実に漢らしい。前走では最恐と名高い大外枠のジンクスを粉々に破壊し複勝10割をキープしました。前例を鑑みるともはやルメール騎手が逃がしにかかるのではと疑わざるをえないのですが、彼女がGⅠを獲る姿が久しぶりに見られるのであれば、いくら私の心臓がもたない騎乗だろうとかまいません。やはり日本人気質な私は完璧な馬よりもどこか欠点がありつつそれを乗り越えようと思考錯誤する馬に惹かれてしまう。タイトルホルダーはお父さんの忘れ物を国内で回収し終えました。あと一つ、ドゥラメンテの忘れ物としてのこされているのは、まさにドバイシーマクラシックのタイトル。スターズオンアースリバティアイランド、どちらかが獲らないわけがない。くれぐれもお父さんみたいに調教師の眼鏡吹っ飛ばして裸足で走ったりはしないように。

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推定5番人気は天皇賞馬「万里の宮殿」ジャスティンパレス(ジョアン・モレイラ騎手)。私にとっては苦々しい現地観戦となったとはいえ、天皇賞春でのパフォーマンスは素晴らしかった。その実力を裏付けるかのように、その後の3戦も勝利にこそ手が届かなかったものの立派な走りを見せてくれました。遊びが多い悪癖がだんだんと解消されてきたのは良いものの、競馬スタイルはすっかり追込み馬に。その代償か、春秋グランプリはどちらも消化不良感がありましたが、直線が長いコースであればそれも問題ないため、今回のレースは大丈夫であるはずです。それにしても、この舞台に3頭も産駒を送り出すディープインパクトというのは本当にすごいなとしみじみ感じ居る次第です(2頭送り出している去年のリーディングサイアーも十分凄いですけどね!)。

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推定6番人気は国外でGⅠを2勝したフランスの国際派「装苑のトップランナー」ジュンコ(マキシム・ギュイヨン騎手)。重馬場とはいえペースも時計もあまりに遅すぎで、序盤なんかお散歩みたいだったバイエルン大賞を勝利し、私はレースレベルの低さを理由に香港ヴァーズでは思いっきり軽視していました。しかしながら手痛いしっぺ返しを食らい、彼はGⅠ2勝目を達成。しかしやっぱり香港ヴァーズにしては時計が遅め…。時計がかかる展開にならないと今回の舞台ではさすがに難しいのではと思うんですけども。これで上位に食い込んで来たら私は何も学んでいない。

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推定7番人気はGⅠ3勝、5か国の重賞を制覇している地元の雄「叛徒の純愛」レベルスロマンス(ウィリアム・ビュイック騎手)。ドバイターフに出走する半弟メジャードタイムと同じく、ゴドルフィン×アップルビー×ビュイックの鉄板コネクションです。独米GⅠ3連勝で挑んだ去年は手も足も出ず7着敗戦。その後アメリカ遠征も落馬アクシデントなどで不完全燃焼に終わり、ジュンコが勝利したバイエルン大賞も直前で回避。12月にイギリスで一叩きし、2月にカタールのGⅢアミールトロフィーにて日本馬3頭を抑えきって逃げ切り勝利を収めました。満足な状態で走っていないことも多いですが、幾たびの遠征にも耐えうる強靭なメンタルがあり、脚質も自在。3年前のUAEダービー以来となるメイダン競馬場での勝利を期しています。

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推定8番人気は中東が水に合っているイギリス馬「赤い悪魔の魂」スピリットダンサー(オイシン・オーア騎手)。共同馬主の一人である、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド監督、サー・アレックス・ファーガソンがカメラに抜かれることが今から楽しみです。82歳のヘアドライヤーがサウジアラビアで飛び跳ねながら喜んでいるのをみてニヤニヤしないサッカーファンはいない。あれほどの熱量がないと、トップオブトップで28年も監督できないんでしょうね。この馬の話となるとどうしてもサッカーの話の方が多くなってしまいますが、この馬自体は11月から中東遠征を敢行し、バーレーンGⅡとサウジGⅡネオムターフカップを勝利しています。前々走ジェベルハッタ4着はいかにも距離が不足している印象です。12ハロンの適性自体はあるでしょうが、メンバーレベルが一気に強化されすぎているのが不安です。

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推定9番人気は誇り高き日本ダービー馬「偉大なる王」シャフリヤール(クリスチャン・デムーロ騎手)。一昨年のイギリス遠征以降全ての歯車が狂ってしまった印象ですが、ここ2戦は復活気配を漂わせています。前々走BCターフは「衝撃の彫刻家」オーギュストロダンとの位置取りの違い、そしてアメリカ総大将「気分上々」アップトゥザマークに終始外から被せられる形で苦しかったにもかかわらず3着に好走。香港で門前払いを食らって決して万全の状態とは言えなかった前走有馬記念は2世代下の後輩ダービー馬「ファーストクラウン」タスティエーラを退けての掲示板確保に成功しています。なにより出走馬の中で2回目のドバイシーマクラシック制覇が狙えるのは当然この馬だけです。「時代の継承」エフフォーリアと「その名は」タイトルホルダーが引退して尚走り続ける6歳世代の大将として、立派な走りをしてくれるものと思います。出来れば国内で「再生の物語」ステラヴェローチェが好走してくれるとドラマ性がより上がるのですが。

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その他、

前走は失敗してしまった逃げをとにかく打ちたいクールモアの重賞5勝馬「ヴァイオレットボクサー」ポイントロンズデール(ウェイン・ローダン騎手)、

フランスからカタールに移籍したGⅠ馬「パリカタールラリー」シムカミル(ジェームズ・ドイル騎手)、

前哨戦3着の叩き良化型にしてみれば上々、3年前のドイツダービー馬「ドイツの真珠」シスファハン(ルーカス・ディロジール騎手)、

 

以上12頭の紹介でした。

3/30 25:35 GⅠドバイワールドカップ(D2000)

※日本馬の重賞勝利数は交流重賞含む

 

日本4頭、アメリカ4頭、UAE3頭、サウジアラビア1頭の12頭立てのレースです。日本vs米国vs中東の三つ巴で総省金16億9200万円、1着賞金10億円のビリオンロードで覇を競います。

 

1「ロックギターの神様」クラプトン
2「BMXレーサー」クルッピ
3「不破の金庫番」ディファンデッド
4「驚愕の決まり手」デルマソトガケ
5「破天荒な後継者」ドゥラエレーデ
6「名作映画監督」カビールカーン
7「冠下の鏡水」ローレルリヴァー
8「海の法務官」ミリタリーロー
9「新時代の扉」ニューゲート
10「夢追うスペイン男」セニョールブスカドール
11「金鉱眠る鋭鋒」ウシュバテソーロ
12「大統領は外交へ」ウィルソンテソーロ
 

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推定1番人気は連覇を狙う日本の大将格「金鉱眠る鋭鋒」ウシュバテソーロ(川田将雅騎手)。今回はまともな追切をしているようで、むしろ競馬ファンがざわつくという強烈な個性を有しています。不真面目だけど決めるところはバシッと決める、とても魅力的な馬としか言いようがありません。ダート転向で才能が開花したあとは11戦8勝、GⅠ3勝(川崎記念含む)と最強馬に覚醒し、ドバイワールドカップではダート開催の下で日本馬初の勝利をつかみ取りました。日本テレビ盃は他馬を子ども扱いし、BCクラシックは狭いゲートが気に入らなかったのもあり(?)5着に敗退、圧巻だったのは1頭だけ大外を悠々と差し切った東京大賞典。日本の最強は誰か、改めて思い知らされました。そして前走のサウジカップは良くも悪くもオルフェーヴルの息子なのだということを再認識させられるような2着惜敗。調教に行きたくないと駄々をこねていたのを川田騎手に半笑いで暴露された馬とは思えない立派な走りでした。サウジの雪辱を、そして連覇の栄光を掴むために、後方待機から最後に襲い掛かる自分の競馬を披露してきてくれることでしょう。

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推定2番人気はいまだかつて類を見ないほど海外経験豊富な4歳馬「驚愕の決め手」デルマソトガケ(クリストフ・ルメール騎手)。結局3歳で走った4戦はすべて海外で、かつてここまで海外に特化した馬がいたかと思考を巡らせてしまうほどです。UAEダービーを制したのち、ケンタッキーダービーでは痛恨の出遅れが響いて6着。日本テレビ盃を挟む予定でしたが状態整わずBCクラシックに直行し、完璧な競馬で2着に入る大偉業(あまりフィーチャーされないのが不満なのですが)を成し遂げました。前走サウジカップは5着でしたが、昨年の成績を見るにサウジよりドバイの方が水に合っていそう(適当)なので、今回の方がいい走りを見せてくれるはずです。よくよく考えると、ウシュバテソーロとガチンコ勝負を繰り広げているのもなかなかすごい実績です。

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推定3番人気は「名作映画監督」カビールカーン(ダグ・ワトソン騎手)。前走のパフォーマンスとその特異すぎる経歴については前に記事でも触れました。

どうやら馬名は人名由来じゃないとの記事をどこかで見たのですが、おさまりがいいし二つ名はこのままにしておきます。前哨戦ながら初GⅠ制覇となった前走アルマクトゥームチャレンジでは、2着以下を4 3/4馬身引き離す完勝劇。破った相手もクラプトンミリタリーロー(ドバイWCに出走)、デザートウィズダムウォークオブスターズ(ゴドルフィンMに出走)とドバイの一流どころばかりでした。カザフスタンの威信を世界最高峰の舞台で見せつける、そんなシンデレラストーリーを私たちの目に映し出してくれるかもしれません。

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推定4番人気はアメリカのサンタアニタマスター、「新時代の扉」ニューゲート(ランフランコ・デットーリ騎手)。ウマ娘サイン馬券を狙っている人には注目の1頭なんじゃないでしょうか。5年連続リーディングサイアーのイントゥミスチーフ産駒、西海岸の名門バファート厩舎、三冠馬ジャスティファイや2020年のエクリプス賞年度代表馬オーセンティックの共同オーナーとして名高いスターライトレーシング(勝負服がカッコいい)とアメリカの威信を背負うにふさわしい。前走初GⅠ挑戦ながらサンタアニタハンデキャップをクビ差差し切り勝ち。ドバイへと来ることが出来なかったニューグランジの思いも胸に、ダート新時代の開拓者として西海岸からドバイへと飛び立ちました。

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推定5番人気はサウジで夢をつかみ取ったアメリカ馬「夢追うスペイン男」セニョールブスカドール(フニオール・アルバラード騎手)。表記揺れの問題なので聞き流してほしいのですが、スペイン語の発音準拠で表記しています。大外ぶん回しの豪快な競馬でペガサスワールドカップ2着、サウジカップ1着と大出世。「白き豊穣」ホワイトアバリオ及び「米国の至宝」ナショナルトレジャーが帰国してしまったことで少し層が薄くなってしまったアメリカ勢の大将格としてドバイに挑みますが、心配なのは10ハロンという距離。前走9ハロンの勝利ですら生涯最長距離での勝利で、10ハロン戦に至っては5着、4着、7着と3戦全敗。もちろんすべてGⅠでメンバーレベルが高かったというのはあるでしょうが、ウシュバテソーロに逆転される要素は非常に多くあり、それどころか着の確保すら危ぶまれるがためにこの人気になっているといえます。成長力で距離の壁を打ち破れるか、それとも跳ね返されるか、その見極めが重要となります。

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推定6番人気はジャドモントファームが送り出す地元UAEの快速馬「冠下の鏡水」ローレルリヴァー(タドホグ・オシェイ騎手)。前哨戦である首GⅢバージナハールを6 3/4馬身差で圧勝しています。しかしこの馬に関しても距離不安が大いにあります。そもそもバージナハールはゴドルフィンマイルの前哨戦であるはずで、10ハロンへの挑戦自体が驚きです。これまでの勝鞍はマイルまで。2ハロンの距離延長などお構いなしに逃げるとは思うのですが、大外枠に放り込まれてさてどうするか。マイル戦と同じように逃げてしまうとなると、去年同じように大外枠に放り込まれたパンサラッサのようにハイペースを作り出す要因となることも考えられますが……

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推定7番人気は「大統領は外交へ」ウィルソンテソーロ(原優介騎手)。フェブラリーを負傷で騎乗できなかった原騎手を乗せてくれるのも非常に嬉しい。小手川調教師、了徳寺オーナー、そしてドバイレーシングにお礼を言いたい。チャンピオンズカップと東京大賞典で正反対の競馬を見せた自在性を武器に、初の海外遠征へと挑みます。正直ウシュバテソーロという規格外の化け物を逆転するにはいくつかの要素が必要ではあるのでしょうが、レース展開に合わせてスタイルを変えられるのは自分だけの武器に違いありません。23歳の若武者のGⅠ初制覇が賞金10億円の世界一決定戦だったならば、競馬の常識をすべて破壊するような大偉業となるでしょう。

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推定8番人気は別に父の忘れ物を取りに来たわけではなさそうな「破天荒な後継者」ドゥラエレーデ(バウイルジャン・ムルザバエフ騎手)。正直ドゥラ産駒だからどうこうというよりネタ要素があまりに強すぎて、最近の私は馬名を聞いただけで笑いが止まらなくなってしまうようになってしまった馬です。この馬にかける期待値が一番高かったのはデビュー前だったかもしれない。そろそろ賞金やレーティングを稼いでおかないと今後のレース選択で好き放題出来なくなってしまいます。実際川崎記念を除外されそうでしたし。それで大阪杯と両にらみした挙句にドバイへと飛んでくるのがいかにもこの馬らしくて大爆笑しました。もうなんか、実戦でどんな走りするかというより、レース間の情報の方が注目されるなんともいえない話題性を持つようになってしまいましたが、昨年の秋を見てもわかるように、一線級に通用する実力は十分あります。前走フェブラリーステークスは明らかに距離が忙しすぎますし、メイダンではUAEダービー2着の実績もあります。あそこで別れたデルマソトガケと1年ぶりに感動の再会を果たし、どちらのローテーションがより挑戦的か競う決戦をするとなると盛り上がらずにはいられません(違

 

多分本命にしないといけないんだろうな……ここで勝ったら(それこそパンサラッサのサウジカップ制覇級に)めちゃくちゃ面白いのですけども。ここ走ったら次は春天出てみてほしいなあ。

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以上に加えて、

前走ペガサスワールドカップ3着馬の「BMXレーサー」クルッピ(ルイス・サエス騎手)、

前哨戦アルマクトゥームクラシックを制した地元のたたき上げ「海の法務官」ミリタリーロー(オスカル・チャベス騎手)、

メイダン1900メートルの重賞で2戦連続3着に入りじっくり調整を重ねた「ロックギターの神様」クラプトン(ディラン・デイヴィス騎手)、

サウジに引き続き参戦のGⅠ2勝馬「不破の金庫番」ディファンデッド(アデル・アルフライディ騎手)、

以上16頭となります。

 

OUTRO

何とか書き上げました!私のブログは書きたいことをとにかくダラダラ書くので、どうにも書くのに時間はかかってしまいます。書きながら自分なりに楽しめるポイントを見つけられてるからいいんですけれども。ドバイシーマクラシックでドゥラメンテの娘たちが勝たないなんてことがあったならば(万が一にも信じたくはないですが)、ただでさえドゥレッツァルガルで傷心なのにあまりのショックに襲われた私は寝込むかもしれません。そうなったらお察しください。

 

去年のドバイ然り、ジャパンカップのレーティング然り、日本競馬こそが世界の頂点に君臨しているのだ、と豪語できるようなレースを期待しましょう。夜更かしの準備は万全です。

 

それではまた。