こんにちは。

 

桜花賞はまたもやマジックマンの本領発揮。なんとモレイラ騎手が連覇を達成してしまいました。二歳女王との叩き合いは見ごたえ十分でした。二冠目も楽しみです。

 

さて、ずっとずっと楽しみにしていた皐月賞。ドゥラメンテ産駒が走るクラシックレースはこれで見納めになります。とてもたくさん語りたいことはあるんですけど、日が変わるまでの残業などおよそ人間とは思えないような生活をしてしまった一週間でしたので、もはや気力が底をついています。

 

そんな日々なのになぜか、出馬表は作成してしまうし、

 

 

疲労した身体で記念馬券を買いに行ってしまうし、

 

結局やりたい放題じゃないか、と。

 

まあ、ドゥラメンテ産駒が出走する最後の皐月賞なんで、このくらい脳破壊されてもいいですよね。

 

一応1週間かけて書き溜めた簡単な血統背景と簡易的な要約、それから二つ名を公開しておきます。普段であればブログを書く前の整理用資料なんですけど、資料を活用できるバイタリティは最早残されていなかった……

 

「勝利の諜報員」ニシノエージェント
(津村、E千葉)
曾祖母マルバイユは産駒にマルセリーナ、グランデッツァなど活躍馬多数。父イスラのスピード能力に母父ノヴェリスト、母母父ダンス、そして牝系でスタミナを補填。補填しすぎて純スピード決着のレースは経験なし。タフな展開で中山なら一興。

「サイバーの王」エリキング
(川田、W中内田)
キズナ産駒で母はサドラー系豪州馬。曾祖母に英オークス馬ユーザーフレンドリー。1番人気で3戦3勝、鋭い切れ味も持続力も完備。骨折明けが大ネックだが…

「王の呼び声降り注ぐ」キングスコール
(藤岡佑、W矢作)
ドゥラ産駒、母父フランケル、祖母はアメリカ馬、半叔父にベラミーロード。血統構成は完璧で、能力の底は見えない。新馬戦は衝撃の時計。前走は不利な条件が積み重なったうえで3着。大一番での爆発はある。

「風の聖地」ジュタ
(酒井、W矢作)
ドゥラと米ストリートセンス、そして母方はアルゼンチン。矢作と坂井の黄金コンビでクラシック参戦。奥は深そうだが、いまだ完成途上感はある。

「白波の洗礼者」ジョバンニ
(松山、W杉山晴)
セキトバイーストの半弟。母系は欧州で、母父はストームキャット系英2000ギニー馬。姉はデクラ産駒で、この子はエピファ産駒。兄弟はみんな逃げ馬。距離はちょうどいい。

「仮面舞踏」マスカレードボール
(横山武、E手塚久)
マスクトディーヴァと7/8以上の同血。ドゥラディープに欧州のホワイトマズルで幅を出す。ストライド走法でいかにも大箱向きだが……

「青池に佇む福の神」フクノブルーレイク
(松岡、E竹内)
ブライト産駒で中山の鬼。曾祖母エリモエクセル、母父カナロア、母母父ムーンと母系で軽さを作っている。まくりに行けるのが中山では強い。

「確たるアクセル」ジーティーアダマン
(岩田望、W上村)
ルーラーマンカフェはソウルラッシュと同配合。牝系はアメリカ。重さの補填はダイナカールだが、若干心もとない。気性クリアなら距離は大分持つ。

「夢は大きく」ピコチャンブラック
(石橋脩、E上原)
祖母バレークイーンは活躍馬多数輩出の名牝で、サドラー系の重厚さを作り出す。そこにキタサンとネオユニなのでなかなかに死角はない。父に似たタフさと馬主の初購買馬というストーリー、そして可愛い名前とスター性に富む。

「追憶の北十字」クロワデュノール
(北村友、W斎藤崇)
母は欧州で活躍。母父ケープクロスで母母あたりはマイナーすぎて謎。鞍上のドラマもその身に背負い、クラシック堂々の大本命として一冠目奪取に挑む。

「豪邸通」ミュージアムマイル
(モレイラ、W高柳大)
リオン、ハーツ、フレンチに堅実な日本の牝系。サンデー4*3とジェネリックな日本馬という印象。弥生賞負けでマイラー認定されそうだが、リオンが長いところOKなのでまだまだ早計。モレイラが怖い。

「昇り竜」ドラゴンブースト
(丹内、W藤野)
バランス型のヒーローに、単調なスピードのエンパイア、牝系は純スピード型。重さが足りない印象はあるが、機動力はある。株ストップ安のデイリー杯組の逆襲あるかだが、まずは課題のスタートを決めてから。

「光耀の君」アロヒアリイ
(横山和、E田中博)
バレークイーン→グレースアドマイヤの牝系にドゥラオルフェボリクリトニーと純たる日本馬。距離の補填はバチバチに聞いている。乱ペースの弥生賞で繰り出した末脚はメンバーの中でも頭一つ抜けている。

「文明のステップ」カラマティアノス
(戸崎圭、E奥村武)
レイデオロハーツで、祖母パラダセール。早熟と晩成のバランスが良い。距離延ばしてからの血統な気もする。スタートに課題有。ここまでは切れ味のみの競馬。

「以尺報尺」ヴィンセンシオ
(ルメール、E森一)
二代目にディープラヴズキンカメシーザリオが並ぶ超良血。全てにおいて優秀で、先行押し切りを淡々と狙う。

「光輝燦然」サトノシャイニング
(西村淳、W杉山晴)
キズナ産駒で母父スターダブラーはアメリカ。母はアルゼンチン1000ギニー馬。北米のパワー牝系でより短距離的な能力補填という気も。きさらぎ賞のレベルが高く、打倒クロワの一番手。

「芝の魔術師」ファウストラーゼン
(杉原、W西村)
母ペイシャフェリスはアネモネS勝ち馬。アスコット・スぺ・ケープクロスと全体的に重さ有。アスコットが初年度なだけに未知数ではある。必殺のまくり戦法で全て搔き乱す。

「神秘の砂浜」マジックサンズ
(佐々木、W須貝)
コナコーストの半弟。高祖母バレークイーン。キズナキンカメフレンチサンデーと軽さが目立つが走りはパワー系とキズナが色濃い。ホープフルは外まわってのことで割引でもいいが、大外はあまりにハンデ。

ああ、色々書きたいことはあるけど今週はこれで限界です。明日余裕あれば細々と加筆するかもです。

 

とりあえず、ずっと楽しみにしてきたレースを楽しみ尽くせるようなコンディションに整えなければ。

 

それではまた。

こんにちは。

 

ドバイワールドカップデーを楽しみ尽くし、その代償として全く休めなかった先週末。繰り上がり出走の馬が全てを出し抜いたゴールデンシャヒーン、世界最強馬の必勝パターンをハナ差で上回った日本のマイル王、王道の競馬で世界を制圧した日本のダービー馬、そして圧倒的大本命のまさかの敗北……30分ごとに叩きつけられる世界戦に息つく暇もない。豪華が過ぎる。

 

ドゥラ狂の私として見れば、リバティの大敗とドゥレッツァの健闘(と旅行できなかったエレーデの無念?)でもんどりうった形ではありました。リバティは秋天然り、休養明けだと少し難しくなってきたのかもわかりません。次走のクイーンエリザベス2世カップは叩き良化に期待しましょう。浪漫勇士さんいなそうだし、どうにかなるさ!

 

大阪杯はベラジオオペラのレコード勝利、お見事でした。ドゥラっ子不在のためある程度まともに考えて本命に指名していた私は、まさに思い描いた通りの勝利を掴んでくれた仁川の歌劇王に大拍手。よりによってロードデルレイが相手からすっぽ抜け、渾身の馬単馬券は実に芸術的な外れ方をしてしまいましたが。

 

さて、先週のトピックを深掘りするだけでも1本いけそうです。今日の阪神牝馬ステークスもニュージーランドトロフィーもおもしろかったですが、今年の3歳クラシック戦は特にじっくり語りたいので、ここらで桜花賞の話をば。

 

GⅠ桜花賞(阪神1600)

ドゥラメンテ最終世代となる’25クラシック世代。牡馬のドゥラメンテ産駒には大物が犇めいています。

 

ただ、牝馬の方は2勝馬が生まれていない状況で、桜花賞出走馬は0頭。まあ、去年も結局牝馬三冠レース出走馬はミアネーロだけだったのでそんなに悲観することもないでしょうが。

 

ドゥラっ子不在とはいえ、ここまで粒ぞろいの世代を見られるのはおもしろい。

 

 

まずは出走馬以外の賞金上位馬の動向をさらっと振り返り。

 

フラワーカップ1着「不可視の名演」レーゼドラマと同2着「楽園の女王」パラディレーヌはオークス直行を選択。阪神JF3着の「太陽の歌姫」テリオスララは骨折、函館2歳S2着の「紫だちたる西の海」ニシノラヴァンダは喉鳴りの手術で春全休です。フェアリーS2着の「調和の狙撃手」ティラトーレはフローラステークスからオークスを狙います。最終局面でデイリー杯覇者「誓いの走り」ランフォーヴァウが回避したため、収得賞金1000万で出走可能になりました。その結果、チャーチルダウンズカップに出走していたスリールミニョンが「回避するんなら言うといてや」状態になってしまい、サウジ帰りのミストレスが抽選すら回避して出走可能になるというピタゴラスイッチ。

 

ララは出走して来たら絶対応援してたんですけど、しっかり治して秋に元気な姿を見たいものです。

 

さて、出走表をざっと見通しての雑感ですが、2歳女王とフェアリーSレコード勝ちとクイーンCレコード勝ちの3強。1~2月の重賞で好成績を残した別路線組が強烈で、阪神JFで力比べが完了していません。そもそも阪神JFも京都開催だったため額面通りに今回の予想に組み込むこともできない。その他トライアル出走組は少々存在感が劣ります。

 

今回はさらに道悪もプラスされそうで、もう何が何やら分かりません。

 

「剣の狂言師」アルマヴェローチェ(岩田望来騎手)は荒れた淀のマイルを外差しで攻略した2歳女王。岩田望来騎手とのコンビも板についており、GⅠ2勝目を狙います。ハービンジャー産駒からして道悪もこなせる印象です。

 

「クラシック始発特急」エリカエクスプレス(戸崎圭太騎手)はフェアリーステークスのレースレコードを0.9秒塗り替えた圧巻のスピード能力が魅力の一頭。仕上がりも早い。ただ、レースで見せるテンションの高さからして、内枠でもまれての精神性には一抹の不安がよぎります。戸崎騎手×三木正浩オーナーは昨年の皐月賞馬ジャスティンミラノと同じセット。

 

「物語を縫う少女」エンブロイダリー(ジョアン・モレイラ騎手)はクイーンカップのレースレコードを0.3秒更新。アドマイヤマーズは初年度で桜花賞出走馬を2頭出しました。魅惑のビワハイジ牝系で、操縦性も切れ味も完備。マジックマンがどう操るのか要注目です。

 

この3強に続くのがきさらぎ賞2着の「戯れる山猫」リンクスティップ(ミルコ・デムーロ騎手)。前走は「光輝燦然」サトノシャイニングにこそ着差をつけられたものの、のちのチャーチルダウンズカップ勝利馬「混沌の槍使い」ランスオブカオスを抑えて2着を確保。距離短縮で道悪となるなら人気が出るのも頷けます。走りはあまり道悪向きには見えないですけれども。

 

トライアル出走組での最上位はチューリップ賞3着の「時知らずの少女」ビップデイジー(幸英明騎手)でしょう。阪神JF2着から1番人気に推された前哨戦は絶好位をクリノメイに奪われるも最低限の結果を残しました。サトノダイヤモンド産駒悲願の初GⅠを獲れる器ではあるはずです。牝系もタンザナイトを基とする宝石牝系。ピーキーな条件でも十分こなせる下地はありそうです。

 

この3強+2が基本構図となりそうです。

 

チューリップ賞1着「安心立命」クリノメイ(酒井学騎手)はオルフェ×フォーティナイナー系でラッキーライラックやエポカドーロを想起させる血統構成。ということは完成度は初期から高いのも頷けます。チューリップ賞は開幕週を内の前目で立ち回る最高の競馬で、裏を返せば厳しい競馬でハナ差の2着にねじ込んだ「希望の宿根草」ウォーターガーベラ(武豊騎手)の方が能力高いのではと思ってみたり。河内調教師の最後を武豊騎手の勝利で〆るところ、見たかったなあ……

 

池添騎手が「クラシックを狙える」とぞっこんのフィリーズレビュー1着「私と貴方の桃源郷」ショウナンザナドゥ(池添謙一騎手)はハマった時の爆発力がトライアル組随一です。ミアネーロの妹なので、去年の悲しい思いを妹が晴らしてくれるといいな。

 

同2着「しかのこのこのこ虎視眈々」チェルビアット(北村友一騎手)はショウナンパンドラの半妹で祖母ゴールデンサッシュ、同3着ボンヌソワレ(川田将雅騎手)も1勝馬の身ながら戦ってきた相手は一線級に劣りません。

 

阪神JF1番人気を背負うも輸送大失敗で大敗を喫した「幻の永久機関」ブラウンラチェット(横山武史騎手)は栗東前乗りで仕切り直しの一戦です。当日の馬体重には要注目。フォーエバーヤングの半妹であり、伝説の名馬リアルスティールがキズナへと変わったということは、血統背景が兄と7/8は同じ。ダート血統が重馬場巧者たりえることの証明となるか。

 

「無冠のスプリント女王」ナムラクレアの半妹「輝く聖女」ナムラクララ(藤岡佑介騎手)は語れる要素がたくさんあって応援したい1頭。故藤岡康太騎手の命日の翌日に兄がピンク帽の馬に代打騎乗。なにか感じるものはあります。アドマイヤマーズ初年度産駒の1頭で、姉が3着だった舞台で一つでも上の着順を目指します。

 

泥だらけのファンタジーS勝ち馬「泥中から飛翔」ダンツエラン(団野大成騎手)は重馬場適性を証明済みで雨降りには小躍りして喜んでいることでしょう。見たことも聞いたこともないYAHAGIローテで滑り込み参戦の「伝承語る女主人」ミストレス(坂井瑠星騎手)は逃げの一手に賭けるかどうか。

 

とりあえずこんな感じでしょうか。その他、アネモネ1着「黄昏の街」トワイライトシティ(松山弘平騎手)、同2着「無二の素養」プリムツァール(津村明秀騎手)、クイーンC2着「旅慕情」マピュース(田辺裕信騎手)、エルフィンS1着「勝利の魔法」ヴーレヴー(浜中俊騎手)は「静寂破る打鍵」タスティエーラと3/4同血です。

 

私的推しはリンクスティップ。ミルコ頑張れ。ただ、こんなに人気すると思わなかったので複勝が買いにくい。

 

凄く不真面目に考えて、ハイジ→アーデルハイト→ロッテンマイヤー→刺繍と綺麗に牝系がつながっているエンブロイダリーと同じレースにナムラクララがいるのは「アルプスの少女ハイジ」馬券以外の何物でもない。馬連買います。

 

あとあと、シングレ1話すごく良かったです。今日の2話も期待。毎週末の楽しみが一つ増えました。

 

それではまた。

こんにちは。

 

多忙につき更新なかなか追いつかない今日この頃。

 

今週末は競馬にF1にシングレと趣味に没頭して精神的回復を図ります。

 

鈴鹿にてRB21のモンスター度に慄いた土曜日でしたが、すでに中東へと気持ちは切り替わっています。極上の8レースを楽しむ気は満々です。もちろん明日の大阪杯も。

 

ただ、隙あらば惰眠をむさぼっていたので今回はあまり下調べできていません。後半4レースと大阪杯のごく簡単な展望にとどめておきます。ダラダラ書く体力もないし。出馬表の勝負服はドバイレーシングクラブの表からとってきました。

 

それでは参りましょう。

 

絶対的存在の「追うものなし」ストレートノーチェイサーを倒せる存在がいるか。異例ローテで参戦の3歳馬アメリカンステージはスーパーチャウと兄弟対決になります。「温故知新」リメイクに破産したデットーリが乗るのも楽しみ。タズもメイダンで5連勝中。去年の制覇から負けなしで連覇に挑みます。

世界最強馬である「浪漫の闘士」ロマンチックウォリアーに挑むレイド戦。欧州馬の有力は昨年王者の「勝利の郵便」ファクトゥールシュヴァル、「外務大臣」ネーションズプライドなどでしょうか。
 
マイルCS覇者「一走入魂」ソウルラッシュ、復活を手探りするかつての女王「ミスミュージカル」ブレイディヴェーグ、レースのペースを破壊する浪漫急行「激戦の豪傑」メイショウタバル。個人的に石橋守厩舎×武豊騎手×松本オーナーは激熱です。
 
私の推しはもちろん「自由の令嬢」リバティアイランド。まさかの昨季未勝利で悲嘆に暮れたあの悔しさを今年で全て晴らしてほしい。GⅠ5戦5勝でアーモンドアイに並び立つ存在になってほしい。そのくらい妄想を広げています。広げるだけなら損はない。まずは香港で追いすがったGⅠ10勝の最強馬を中立地で打破するという最難関ミッションからスタートです。

「叛徒の純愛」レベルスロマンスはゴドルフィンのロマンを体現する夢の馬。馬名に浪漫って入ってる外国馬は強い理論とか適当なことを述べておきます。欧州中距離戦の有力馬にして騙馬に凱旋門賞への道を開く議論(結局開かなかったにしろ)の一端を担った「赤き翡翠」カランダガン、香港ヴァーズの覇者「匠の名槍」ジアヴェロットと欧州勢も骨があります。
 
ダービー馬にして今季初戦を快勝した「緻密なタクティシャン」ダノンデサイル、二冠牝馬にして今季初戦は奮わなかった「来光招福」チェルヴィニア、ジャパンカップ2着同着にネオムターフカップ逃切り勝ちと成長著しい凱旋門賞馬の弟「新たなる皇帝」シンエンペラー。日本馬のメンツは豪華すぎる。
 
勿論私は「青武蔵」ドゥレッツァ推しです。ビュイックもルメールも乗れないならだれが乗るねんと思ったらスミヨンでひっくり返りました。鞍上に関しての感情は何とも形容しがたいですが、勝利を掴めるなら何でもいいです。お父さんの忘れ物を回収し、ドバイのライティングに照らされる青いシャドーロールを夢想しておきます。
 

日本馬制覇の公算が最も強いレースがこのレースになるとは、すごい時代になったものです。有力なアメリカ馬もあまり参戦してこなかったため、サウジカップからロマンチックウォリアーを抜いて焼き直したレースになるかも分かりません。圧倒的1番人気「はじまりの日」フォーエバーヤングを打破するために全頭が結託してハイペースで包囲し、引退間際になってようやく調教にやる気がでてきた「金鉱眠る鋭鋒」ウシュバテソーロ、自在性でいかなる条件にも適応する「金帰火来」ウィルソンテソーロが最後方強襲からごっつあんを狙う。そんな構図ですこしでも接戦になってくれれば盛り上がるのですが。
 

ドバイで有力馬が出払っているとはいえ、実力馬がずらりと揃っています。

 

前年覇者ベラジオオペラが絶好枠に入り、調教も抜群で期待感が膨らみます。桜花賞馬にして複勝率10割のステレンボッシュは昨年と同じ舞台、昨年と同じ魔法使いを鞍上に再びの戴冠を狙います。実力馬のシックスペンスも中山記念レコード勝ちを引っ提げて充実のGⅠ勝利を期します。

 

ホウオウビスケッツに岩田パパを取られ続けるデシエルトは乗り替わり◎の池添騎手を鞍上に据え、どのようなペースを刻むのか。激流の菊花賞2・3着馬の再会となるジャスティンパレスとボルドグフーシュ。日経新春杯を勝ち、いよいよ覚醒の時をむかえるロードデルレイ、京都記念を勝ち、まだまだ元気なヨーホーレイク。復活の手がかりを探し続ける皐月賞馬ソールオリエンス、中東の三冠牝馬にまた挑む日を夢見るラヴェル、かわいいアルナシーム。

 

得意舞台のベラジオオペラが3番手からすっと抜け出し凌ぎ切り、その後ろから抜け出しを図ったシックスペンスが僅差の2着、阪神内回りで絶妙に届かないステレンボッシュが3着に飛び込む構図が見えたので、この三連単は買おうと思います。ドゥラ産駒でないから気楽に考えられますね。

 

来週のクラシック戦開幕に向けて、3歳世代の面白さを力説したい気持ちはあれど、現状身体も精神も追いつかない状態です。1日が36時間くらいにならないものか。

 

シンデレラグレイも楽しみだなあ。そういえば漫画シンデレラグレイの感想とか書いてたな……(遠い目)

 

アニメきっかけにまた書くかもしれません。それかアニメ感想を書いても良いかも。その気力があればですが。

 

それではまた。

こんにちは。

 

ボーダー整理したので見せるだけの回です。別路線組は抜いてあります。

 

牡馬クラシック

弥生賞1着馬:ファウストラーゼン(杉原誠人)→皐月賞

弥生賞2着馬:ヴィンセンシオ(ルメール)→未定

弥生賞3着馬:アロヒアリイ(横山和生)→皐月賞

スプリングS1着馬:

スプリングS2着馬:

スプリングS3着馬:

若葉S1着馬:

若葉S2着馬:

ーーーーー

5800:クロワデュノール(北村友一)→皐月賞

3250:マスカレードボール(坂井瑠星)→皐月賞

3200:サトノシャイニング(西村淳也)→皐月賞

2600:エリキング(川田将雅)→皐月賞

2450:ニシノエージェント(津村明秀)→皐月賞

2450:リラエンブレム(浜中俊)→毎日杯

2400:ジョバンニ(松山弘平)→若葉ステークス

2300:ミュージアムマイル(幸英明)→皐月賞

2000:サトノカルナバル(?)→未定

2000:マジックサンズ(佐々木大輔)→皐月賞

ーーーーー

1950:ドラゴンブースト(?)→皐月賞

1700:カラマティアノス(?)→皐月賞

1600:ジーティーアダマン松山弘平)→皐月賞

1600:ジュタ坂井瑠星)→皐月賞

1000:アスクシュタイン(横山武史)→皐月賞

1000:ジェットマグナム(丹内祐次)→スプリングS

900:ウィクトルウェルス(ルメール)→未定

900:エーオーキング(田辺裕信)→毎日杯or青葉賞

900:エネルジコ(池添謙一)→未定

900:ショウナンマクベス(?)→未定

900:タイセイリコルド(?)→若葉S

900:ディアナザール(?)→未定

900:デンクマールルメール)→スプリングS回避

900:ナグルファル川田将雅)→未定

900:マテンロウバローズ(横山典弘)→スプリングS

900:ミッキーゴールド(?)→若葉S

900:リトルジャイアンツ横山典弘)→青葉賞

400:キングスコール(藤岡佑介)→スプリングS

400:クラウディアイ(鮫島克駿)→京都新聞杯

400:ジュンアサヒソラ横山和生)→若葉S

400:ダイシンラー(岩田康誠)→未定

400:ダノンセンチュリー(戸崎圭太)→スプリングS

400:デルアヴァー(三浦皇成)→若葉S

400:ニホンピロデヴィン(小沢大仁)→スプリングS

400:ネブラディスク(武豊)→若葉S

400:ピコチャンブラック(石橋脩)→スプリングS

400:レディネス横山典弘)→京都新聞杯

 

大本命馬がいながら、並び立つライバルたちも多士済々。弥生賞が面白い展開になったことで期待値は青天井です。低評価を覆し必殺のまくり戦法で全てを搔き乱す「芝の魔術師」ファウストラーゼン、捲りで乱されてもそつなく2着を確保した超良血の優等生「尺には尺を」ヴィンセンシオ、乱ペースものかわ鋭い差し脚を残していた「輝く太陽王」アロヒアリイ。3頭ともに本番のパフォーマンスが楽しみです。

 

今週のスプリングSにてデンクマールが回避したことは至極残念です。去年のジャンタルマンタルみたく、距離の壁への挑戦をスプリングS→皐月賞と見たかった。ひいらぎ賞のパフォーマンスからしても、強い逃げ馬誕生への期待感はこれからも衰えません。

 

しかしまあ、強敵がいなくなったというのはキングスコールにとって追い風と言えなくはない。何とかかんとか間に合ったのは朗報です。その才能に疑いの余地はないですが、骨折明け、長期休養明け、1戦のみのキャリアと不安要素はてんこ盛り。正味優先出走権をとってくれれば御の字なのですが、クロワデュノールと双璧をなさんとするくらいに大勝するのを期待してしまう気持ちもあり、難しいところ。

 

牝馬クラシック

チューリップ賞1着馬:クリノメイ(酒井学)→桜花賞

チューリップ賞2着馬:ウォーターガーベラ(武豊)→桜花賞

チューリップ賞3着馬:ビップデイジー(幸英明)→桜花賞

フィリーズR1着馬:ショウナンザナドゥ(池添謙一)→桜花賞

フィリーズR2着馬:チェルビアット(北村友一)→桜花賞

フィリーズR3着馬:ボンヌソワレ(川田将雅)→桜花賞

アネモネS1着馬:トワイライトシティ横山武史)→桜花賞?

アネモネS2着馬:プリムツァール(津村明秀)→桜花賞?

ーーーーー

4250:アルマヴェローチェ(岩田望来)→桜花賞

2800:エンブロイダリー(ルメール)→桜花賞

2300:エリカエクスプレス(戸崎圭太)→桜花賞

2300:ランフォーヴァウ(坂井瑠星)→桜花賞

2100:ヴーレヴー(浜中俊)→桜花賞

2000:ダンツエラン(団野大成)→桜花賞

2000:ブラウンラチェット(横山武史)→桜花賞

1650:マピュース(田辺裕信)→桜花賞

1650:ナムラクララ(西村淳也)→桜花賞

1200:テリオスララデムーロ骨折で春全休

1200:リンクスティップ(デムーロ)→桜花賞

ーーー

1150:ティラトーレ(木幡巧也)→未定

1000:コートアリシアン(?)→未定

1000:スリールミニョン(永島まなみ)桜花賞orNZT

1000:ニシノラヴァンダ(?)→喉なり手術

1000:ミストレス坂井瑠星)→桜花賞

900:ヴァルキリーバース横山武史)→未定

900:ゴーソーファー(津村明秀)→フラワーC

900:ジャルディニエ(斎藤新)→フラワーC

900:パラディレーヌ岩田望来)→フラワーC

900:ベイビーキッス(菊沢一樹)→桜花賞orNZT

900:ライラ()→剥離骨折

 

トライアル最終戦アネモネステークスが終わり、桜花賞の出走馬と想定騎手はほとんど固まりました。「太陽の歌姫」テリオスララの春全休は悲しいことこの上ないですが、ミルコが分裂せずに済んだととらえることもできる。スリールミニョンミストレスは上位馬2頭の回避+1/2の抽選、ベイビーキッスは上位馬の回避が最低3頭は必要と桜花賞出走はあまり現実的ではないでしょう。

 

それではまた。

こんにちは。

 

ミアネーロの競馬があまりに悲しい。速く京都の外回りか東京で走っている姿が見たいと思ってはいるのですが、今日の中山牝馬ステークスは中山だからどうのと言える段階にもなかった。ゲート難含めて個性なんですけどね。でも何もできずに負けちゃうと悲しい。

 

まあ、ミルコが笑顔だったからいいか!

 

そんな多重人格な気分を切り替えつつ、明日はいよいよ皐月賞トライアル開幕戦の弥生賞です。

 

いきなり脱線しますが、ディープインパクト記念をいちいちつける気にはとてもならないので、弥生賞表記で通します。競馬新聞の馬柱とかも苦心して「弥生賞デプ記」とかになるんですけど、どことなく聖書感が……

 

そんなことは置いておいて、まずは今季の変更点から。

 

例年、

3月2週の日曜に弥生賞、

3月4週の土曜に若葉ステークス、

3月4週の日曜にスプリングステークス、

3月5週の土曜に毎日杯

 

という日程だったのですが、今年からは

3月2週の日曜に弥生賞、

3月3週の日曜にスプリングステークス、

3月4週の土曜に若葉ステークス、

3月5週の土曜に毎日杯

 

と変更されました。要するにスプリングステークスの開催が1週早まったんですね。弥生賞はそもそも開催早いので変更なしでした。なんで例年は弥生賞とスプリングステークスの間に1週挟まってたんでしょうね?

 

日程を早めることでより現代競馬に合わせたローテが組めるようになったとはいえ、それはリステッド競走には無縁の話。若葉ステークスおよび、牝馬クラシックのアネモネSは特に日程変更されていません。重賞は優遇されててええですね。

 

さて、トライアル戦前の皐月賞賞金ボーダーを見てみましょう。次走がファルコンとかニュージーランドとかチャーチルダウンズとかになりそうな馬は抜いてあります。(字面だけ見ると短距離馬たちは海外遠征してしまいそうになっているような……)

 

鞍上や次走はnetkeibaさんを参考にしたりしたあくまで個人的な想定です。

 

弥生賞1着馬:

弥生賞2着馬:

弥生賞3着馬:

スプリングS1着馬:

スプリングS2着馬:

スプリングS3着馬:

若葉S1着馬:

若葉S2着馬:

ーーーーー

5800:クロワデュノール(北村友一)→皐月賞

3250:マスカレードボール(坂井瑠星)→皐月賞

3200:サトノシャイニング(西村淳也)→皐月賞

2600:エリキング(川田将雅)→皐月賞

2450:ニシノエージェント(津村明秀)→皐月賞

2450:リラエンブレム(浜中俊)→毎日杯

2400:ジョバンニ(松山弘平)→若葉ステークス

2300:ミュージアムマイル(幸英明)→弥生賞

2000:サトノカルナバル(?)→未定

2000:マジックサンズ(佐々木大輔)→皐月賞

ーーーーー

1950:ドラゴンブースト(?)→皐月賞

1700:カラマティアノス(?)→皐月賞

1600:ジーティーアダマン松山弘平)→皐月賞

1600:ジュタ坂井瑠星)→弥生賞

1000:アスクシュタイン(横山武史)→弥生賞

1000:ジェットマグナム(丹内祐次)→スプリングS

900:ウィクトルウェルスルメール)→未定

900:ヴィンセンシオ(ルメール)→弥生賞

900:エーオーキング(田辺裕信)→毎日杯or青葉賞

900:エネルジコ(池添謙一)→未定

900:ショウナンマクベス(?)→未定

900:タイセイリコルド(?)→若葉S

900:ディアナザール(?)→未定

900:デンクマールルメール)→スプリングS

900:ナグルファル川田将雅)→弥生賞

900:マテンロウバローズ(横山典弘)→スプリングS

900:ミッキーゴールド(?)→若葉S

900:リトルジャイアンツ横山典弘)→青葉賞

400:アロヒアリイ(横山和生)→弥生賞

400:キングスコール(藤岡佑介)→スプリングS

400:クラウディアイ(鮫島克駿)→弥生賞

400:ジュンアサヒソラ横山和生)→若葉S

400:ダノンセンチュリー(戸崎圭太)→スプリングS

400:デルアヴァー(三浦皇成)→若葉S

400:ニホンピロデヴィン(小沢大仁)→スプリングS

400:ネブラディスク(武豊)→若葉S

400:ピコチャンブラック(石橋脩)→スプリングS

400:ファウストラーゼン(杉原誠人)→弥生賞

400:ブラックジェダイト佐々木大輔)→弥生賞

400:レディネス横山典弘)→弥生賞

 

2歳王者の「追憶の北十字」クロワデュノールを誰が止めるのか。

 

共同通信杯1着の「仮面舞踏」マスカレードボールか、

きさらぎ賞1着の「光輝燦然」サトノシャイニングか、

京都2歳S1着の「サイバーの王」エリキングか、

京成杯1着の「勝利の諜報員」ニシノエージェント

札幌2歳S1着の「神秘の砂浜」マジックサンズか。

 

シンザン記念1着の「藤色の紋章」リラエンブレムはまさかの毎日杯参戦で、皐月賞に出走するかどうかは五分五分といったところ。賞金的には足りているホープフルS2着の「白波の洗礼者」ジョバンニ、朝日杯FS2着の「豪邸通」ミュージアムマイルがトライアル参戦、「感謝の祭司」サトノカルナバルが動向不明なため、現状のボーダーラインは3頭分下がる余地があります。

 

他馬の動向に委ねて除外覚悟の皐月直行を決断しているのが京成杯2着の「昇り竜」ドラゴンブースト、共同通信杯2着の「文明のステップ」カラマティアノス、すみれS1着の「確たるアクセル」ジーティーアダマンとなり、それ以外はトライアルでの一発回答か毎日杯での大逆転を狙うしか手はありません。唯一アダマンと賞金で並ぶジュタだけは弥生賞で出走権を取り逃しても皐月賞出走の可能性はあります。薄い薄い可能性ですが。

 

坂井瑠星騎手が怪我で乗り代わりとなったため、ジュタが皐月賞出走権を勝ち取った場合に発生する可能性のあるマスカレードボールorジュタの二択は迷宮に入り込んでいます。マスカレードボールは戸崎騎手、ジュタは丹内騎手と坂井騎手ではない場合の代打が確保できている状況ですので、坂井騎手からしてみれば選び放題。それなら矢作厩舎のジュタを選ぶかな?まあこれもすべてジュタが弥生賞で3着以内に入らないと全て水の泡なんですけど。

 

個人的に、スプリングステークスはキングスコールデンクマールに頑張ってほしい。この2頭はGⅠ級の能力があると信じているので、皐月賞出走権をもぎ取ってクロワデュノールとの決戦が見たい。

 

ドゥラ最終産駒の牡馬が好調なのも相まって、この世代は非常に楽しく見ることが出来ています。

 

ボーダーラインはまたいつか更新したものを見てやいのやいの言います。牝馬クラシックボーダーと短距離ボーダーも整理しおわっているので、それについて話す回を作ってもいいかもしれない。

 

それではまた。

こんにちは。

 

サウジカップがあまりに良いレースすぎました。あんな漫画みたいなこと本当にあるんですね。

 

好発のフォーエバーヤング、定位置のロマンチックウォリアー、4角で外から捲り切る香港の勇士、捲られてなお離されることなく追随し差し返さんとする日本の英雄。並んだ最強馬2頭。3着ウシュバテソーロ以下を10馬身引き離す2頭のマッチレース。

 

なんとも贅沢な110秒でした。世界の競馬史に残る瞬間をリアルタイムで見ることが出来て、大満足の夜更かしでした。

 

さすがに身体が限界だったので余韻に浸る間もなく意識を失いましたけどね!

 

さて、そんなサウジカップのせいで近年はどうにも空き巣感が否めない国内GⅠをさらっと展望していきましょうか。

 

GⅠフェブラリーステークス

 

あまりに難解です。昨年とは打って変わって前哨戦ウィナーがしっかり出走しているにもかかわらず、なんでこんなに群雄割拠なんでしょう。

 

プロキオンS1着の「楽しい日を」サンデーファンデー

根岸S1着の「寝間着の街」コスタノヴァ

武蔵野S1着から直行の「天頂の神帝」エンペラーワケア

それぞれ展開利、実績不足、体質の弱さと鉄砲などなど、不安要素のせいで絶対的存在とはなれません。

 

サウジで輝く同期に続きたい4歳牡馬勢は

JDC2着・重賞2勝の「激励の鼓動」ミッキーファイト

JDC3着・みやこS1着・プロキオンS2着の「日出ずる島」サンライズジパング

の2頭ですが、まだまだ未知数。

 

昨年のフェブラリーを思い返すと、

連覇を狙う昨年1着馬「雄大な大河」ペプチドナイル

悲願を期す昨年2着馬「新時代の夜明け」ガイアフォース、

とリピーター警戒も必要かもしれない。

 

昨年のJBCで輝いた2頭、

JBCレディスクラシック1着の「女王が起こす砂嵐」アンモシエラ

は唯一の4歳牝馬にして、ダート牝馬勢の最前線にいる馬。

JBCスプリント1着の「色褪せぬ美しさ」タガノビューティー

はレース後の引退を撤回して再び長く濃密な1年に臨みます。

 

もう一頭の牝馬にして、こちらは紛れもなく引退レースの「漆黒の星乙女」アーテルアストレア、

日本テレビ盃にてウシュバテソーロを撃破した「霊的衛星」ウィリアムバローズ、

メンバー最上位、GⅠ3勝の実績を誇る古豪「秘剣燕返し」メイショウハリオ、

世界をめぐるも昨年未勝利に終わり、国内で再覚醒を待つ「驚愕の決まり手」デルマソトガケ、

とにかく逃げる「先陣の王様」ミトノオー

高知に移籍した「土佐の太陽神」ヘリオス、

 

そして、話題性に事欠かない「破天荒な後継者」ドゥラエレーデ。今回は、プロキオンSで収得賞金を上乗せできず、フェブラリーSの賞金ボーダーに全く手が届かない位置にいながら、レーティング順位で滑り込み、サンライズホークをボーダーから叩き落してしまいました。新聞を読む馬であり、それでいてブロンズコレクター味も出てきたり。今回も当たり前のように乗り替わり、ガチャで引き当てたのは横山和生騎手。残念ながらすり抜けですね(違

 

優勝すれば遊ぶ金が手に入る。好走すればドバイからお声がかかるかもしれない。昨年、「忙しすぎた」とのコメントがありましたが、レースを選んでいる余裕がないんだもの。仕方ないじゃないですか。それに1回走っただけでは分からないものもあるでしょう。

 

なんかもはや、レースで好走するかどうかというより、レースとレースの間でいかに話題を提供してくれるかという注目になってきています。私の中で。

 

うん、分かりません!でもでも、どうしてなかなか個性派ぞろいで面白い。

 

ミトノオーがペースを引き上げるのであれば、メイショウハリオやアーテルアストレアに妙味を見出すことができるかな?と予想らしきことを考えていますが、いやまあ、分かりません!

 

ただドゥラエレーデを応援するレースにしとこうかな。勝てば大笑いでしょうし。

 

それではまた。

こんにちは。

 

お久しぶりです。

 

今回はサウジ開催について少し書き散らします。別に予想でも何でもなく、「楽しみだなあ」というだけの文章です。

 

サウジカップ以外馬券発売ないし。あったとしても頑張れ馬券くらいしか買わないし。

 

GⅢサウジダービー(ダ1600)

ケンタッキーダービーにつながる重要レースです。現状サンヴィンセンテS勝ちのバーンズとエクリプス賞最優秀2歳牡馬のシティズンブルがアメリカ新3歳の中心となるなか、海外からの刺客を醸成するのが中東で行われる2つのダービー、すなわちサウジダービーとUAEダービーとなります。

 

最大の注目は「無数の愛を」ミリアッドラヴ(西村淳也騎手)でしょう。美人オーナーの白石明日香さんは馬主歴3年、所有馬2頭にもかかわらず初っ端から大当たり。それにこの馬が特別なのは牝馬である、というこの一点に尽きるでしょう。ダートでこの若さから強い牝馬にはなかなかお目にかかれません。ロジータとかこういうイメージだったんでしょうか?

 

前走全日本2歳優駿が出色で、兵庫ジュニアグランプリを制したハッピーマンとJBC2歳優駿を制したソルジャーフィルドをまとめて返り討ちにして3戦無敗を継続。新馬戦勝利後からサウジをめざせる馬だと新谷調教師は話していたそうです。

 

 

新人馬主、ダート牝馬、無敗継続中と話題性に事欠かない砂上の戦姫が初の海外遠征に挑みます。ここをとればおのずと夢はアメリカへ……しかもケンタッキーダービーとケンタッキーオークスの二択から選べるというこの馬しか味わえないような贅沢。どこまでも妄想が膨らみます。

 

芝からダートへと路線をスイッチした2頭、ミストレス(坂井瑠星騎手)とシンフォーエバー(菅原明良騎手)もなかなか面白い。ミストレスは矢作調教師、シンフォーエバーは藤田晋オーナーということから、どことなくこのローテに納得感が出てしまっています。ミストレスは阪神ジュベナイルフィリーズで見せた緩みないペースから分かるように、シンフォーエバーもアメリカ生産馬らしいテンの速さがあるように、いずれも先行力の塊のような馬。まずは異国の地ですんなりと先手をとりたいところです。

 

アメリカからただ一頭参戦の3連勝中サイクロンステート(ルイス・リベラ・ジュニア騎手)、

UAE2000ギニー勝ちのドバイ馬ゴールデンヴェコマ(コナー・ビーズリー騎手)、

ヨーロッパから単騎参戦のクリテリウムアンテルナシオナル3着の実績を持つアイルランド馬アップルズアンドバナナズ(ディラン・マクモナグル騎手)

が強敵として挙げられるでしょうか。最後の奴はふざけた名前してますけども。

 

GⅡリヤドダートスプリント(ダ1200)

日本馬5頭が大挙して押し寄せ、本開催のなかでは比較的日本馬制覇の期待が高いレースでしょう。

 

昨年は海外しか走っていない生粋の旅行好きであり連覇を狙う「温故知新」リメイク(川田将雅騎手)、

血統面や馬主からしてテスコガビーと縁近い由縁をもつ3連勝中の上り馬「彼女の美学」ガビーズシスター(クリストフ・ルメール騎手)、

前年4着の二刀流スプリンター「碧玉の王冠」ジャスパークローネ(団野大成騎手)、

昨年は7戦5連対の安定感を誇り、通算5勝をすべて異なる騎手で達成しているチカッパ(武豊騎手)、

そして現役続行を決断した「園田の英雄」イグナイター(笹川翼騎手)。

 

個性派5頭の前に立ちはだかる強大な敵は前年のエクリプス賞最優秀短距離牡馬です。GⅡサンタアニタスプリントチャンピオンシップS、GⅠBCスプリントと重賞2連勝中のアメリカの現役最強短距離馬、「追うものなし」ストレートノーチェイサー(ジョン・ヴェラスケス騎手)をどう倒すのか。名前がカッコいいなあ(小並感)。

 

GⅡネオムターフカップ(芝2100)

日本馬は2頭が参戦です。想定1番人気の「新たなる皇帝」シンエンペラー(坂井瑠星騎手)は当然のようにサウジ遠征。前走ジャパンカップ2着同着の走りは最内を鋭く伸び返し見せ場十分でした。欧州遠征を経て馬が幾重にも逞しくなったように感じます。最初の話題性と遜色ない走りを見せてくれていると言っていいでしょう。足りないのはGⅠのタイトルだけ。ドバイに向け良い前哨戦としたいところ。

 

前年2着の「漆黒のキラー」キラーアビリティ(オイシン・マーフィー騎手)は去年の最終戦をバーレーン競馬とする聞いたこともないローテーション。おそらくすでに25年の中東遠征を見越しての物だと思われます。6歳になっても尚元気で、忘れたころにやってくる。今回はやってきたとしても日本で馬券が買えませんが。

 

強敵は以下の3頭。

GⅠ2勝の「繋げた大願」アルリファー(武豊騎手)は松島オーナーとの固い絆を感じさせる鞍上の続投です。日本の伝説が海外の舞台で日本馬の壁になるとか、王道なバトル漫画かなんかですか?

連覇を狙うは「赤い悪魔の魂」スピリットダンサー(オイシン・オーア騎手)は言わずもがな、サー・アレックス・ファーガソンが共同所有するイギリス馬。ManUnitedは惨憺たるシーズンを過ごしていますが、そんなチームに活を吹き込むパフォーマンスを期待したいところです。もちろんヘアドライヤー(激情家であるファーガソンの愛称)がカメラに抜かれる瞬間を見逃すわけにはいきません。

一週間前にドイツからバーレーンへと移籍した、昨年のダルマイヤー大賞勝馬「桜の果」カリフは中東に骨を埋める気なのか、それとも最近はやりのローン移籍か、よく分かりません。

 

GⅡ1351ターフスプリント(芝1351)

日本馬は3頭が参戦。

 

想定1番人気はかつての2歳女王「古戦場の静寂」アスコリピチェーノ(クリストフ・ルメール騎手)。昨年の桜花賞・NHKマイルカップは負けて強しの2着。京成杯AHの完勝の余勢を借りたかった初の海外遠征、ゴールデンイーグルは12着惨敗。仕切り直しは何と再びの海外遠征。それほどこの馬の能力を買っているということでしょうか。個人的には、ステレンボッシュやジャンタルマンタルともっと当たってほしい。ウイポで言うライバル馬的なあれです。

 

「千四最強」ウインマーベル(松山弘平騎手)は同週の得意舞台である京阪杯を蹴ってまでこちらに参戦。そりゃまあ、賞金が段違いなのもあるのでしょう。1200だと忙しすぎ、1600だと誤魔化せない。1400がちょうどいい。そんな馬に1351を走らせたら……みたいな究極の実験じみてきました。歴代の千四巧者のなかでも随一の面白い旅程です。

 

「天から贈られた白薔薇」テンハッピーローズ(津村明秀騎手)は想定8番人気。少し舐められすぎでは?と思うのは、前走BCマイルの堂々たる競馬。直線先頭に立ち押し切るかに見えたその雄姿を忘れてしまったとでもいうのでしょうか。ただ、人気薄での激走は十八番のはず。心の相棒津村騎手と再びの大金星を掴めるか。

 

昨年の覇者アナフ(ロッサ・ライアン騎手)は昨年の高松宮記念を冷やかしで登録も呼吸器の問題でドバイすら行けなかった少しかわいそうな子。

2歳GⅠで2着経験があるタスクフォース(シルヴェストレ・デ・ソウサ騎手)

などが相手として挙げられますが、正直あまり歯ごたえはない気がします。日本馬制覇を大いに期待しましょう。

 

GⅢレッドシーターフハンデキャップ(芝3000)

日本馬の参戦は「永久の君府」ビザンチンドリーム(オイシン・マーフィー騎手)1頭のみ。豪快に出遅れて豪快に追い上げる大味な競馬でニッチな人気を獲得するエピファネイア産駒は、曾祖母にフサイチエアデールをもつなんとも味のある血統です。菊花賞掲示板入りからっ長距離へと活路を見出したんでしょうか。

 

ビザンチンドリームが想定6番人気のため、主役は海外馬に譲る形(このレースは例年そうなってますけども)。とはいえキプリオスとか怪物は不在のため、人気は割れています。

 

晩成馬の覚醒の時をただひたすらに待つ、アイルランドのハーツクライ産駒「魂の残響」コンティニュアス(ライアン・ムーア騎手)、

昨年は3回転厩し重賞を3回あと一歩のところで獲り逃したなんともいえないイギリス馬アルナイル(ルーク・モリス騎手)、

一昨年、昨年とクラシック王道路線を突き進み、GⅠ3レースですべて4着とこれまたなんともいえないイギリス馬デイラマイル(ライアン・ムーア騎手)、

2マイル以上のレースを4つ続けて使われた挙句去勢されてしまったイギリス馬グレゴリー(ジェームズ・ドイル騎手)。

 

こんなのばっかです。長距離馬は世界的に不憫なのか。

 

GⅠサウジカップ(ダ1800)

 

 

 

「荒山の獅子」シエラレオーネ、「白き豊穣」ホワイトアバリオ、「冠下の鏡水」ローレルリヴァーなどなど、回避馬続出。

 

なのに何でこんなに豪華に見えるんでしょう。

 

どうせ日本馬と香港魔王については語り尽くされているでしょうから、そこから扱うの!?みたいな2頭に少し注目。

 

アルゼンチンを代表する2頭、GⅠ5勝の「太陽神の掟」エルコディゴ(グスタボ・カルベンテ騎手)、その宿敵をカルロスペレグリーニ大賞で遂に撃破した「いぶし銀の奮闘」インテンスフォーミー(カミラ・オスピナ騎手)は今回はサウジに移籍しての参戦。おそらくリース契約だと思われます。

 

さらに、ダート挑戦で注目されるのは香港魔王だけではありません。昨年ドバイターフにてナミュールや(ドン詰まった)ドウデュースを撃破したフランス馬、「勝利の郵便」ファクトゥールシュヴァル(ミカエル・バルザローナ騎手)も世界最高賞金に惹かれて参戦です。芝を前哨戦に選んだ浪漫闘士とは違い、ダートの前哨戦GⅠ、アルマクトゥームチャレンジでは完敗の3着。やはりなかなか難しいものはあるのかどうなのか。しかしながらこの1戦の経験が生きてくるならばあとは証明済みの能力を発揮するのみ。

 

「はじまりの日」フォーエバーヤング(坂井瑠星騎手)はその特大のポテンシャルで国内敵なしを証明し、悲願の海外GⅠ初制覇に憂いはなにもありません。「浪漫の勇士」ロマンチックウォリアー(ジェームズ・マクドナルド騎手)は自身の世界最高賞金額を更新し、GⅠ11勝目をダートで成し遂げるという前代未聞の偉業に挑もうとしてます。

 

なんですか、この面白すぎるシチュエーションは。脚本書いた奴は素人に違いない。

 

「金鉱眠る鋭鋒」ウシュバテソーロ(菅原明良騎手)は珍しくやる気十分で逆襲あるかも。「日沙外交」ウィルソンテソーロ、「エンジン点火」ラムジェットは東京大賞典のリベンジを期しています。立ちはだかる敵はあまりに強大ですが。

 

え?もしかして三浦皇成初GⅠ(国際格付け)がまさか……いやいやまさか……

 

なんて思ってみたり。

 

昨年の海外遠征は惜敗が多かった。実際、日本馬による海外GⅠ制覇となると、2023年のドバイワールドカップ(ウシュバテソーロ)までさかのぼらないといけません。もう悔しい思いはたくさんです。

 

本当に書き散らしただけですいません。夜更かしされる方も、後追いされる方も、皆で最高の世界戦を楽しみましょう。

 

気力があれば明日フェブラリー周りのことを投稿します。気力があれば。あるかな……ないかもな……

 

それではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。あけましておめでとうございます。

 

JRA賞が発表されたということで、今年一発目は今回はウイポの年末表彰風に2024年を振り返る回となります。現時点でご紹介するならば、発表済みのカルティエ賞とJRA賞は振り返り、エクリプス賞は展望(私的意見も大分まざります)という形になります。主観性強いかもしれないので気を付けて下さい。

 

あと、適当に二つ名とかついてますので、受け流してください。

 

2024 年末表彰

「皆様、ようこそおいでくださいました。今年も、数々の夢と感動を与えてくれた競走馬、そしてそれを支えるホースマンに敬意を表し、ここに表彰式を執り行います。表彰の前にもう一度、今年のGⅠ戦線を振り返ってみましょう」

 

フェブラリーS   ペプチドナイル
高松宮記念     マッドクール
大阪杯       ベラジオオペラ
桜花賞       ステレンボッシュ
皐月賞       ジャスティンミラノ
天皇賞(春)    テーオーロイヤル
NHKマイルC   ジャンタルマンタル
ヴィクトリアマイル テンハッピーローズ
オークス      チェルヴィニア
日本ダービー    ダノンデサイル
安田記念      ロマンチックウォリアー
宝塚記念      ブローザホーン
スプリンターズS  ルガル
秋華賞       チェルヴィニア
菊花賞       アーバンシック
天皇賞(秋)    ドウデュース
エリザベス女王杯  スタニングローズ
マイルCS     ソウルラッシュ
ジャパンC     ドウデュース
チャンピオンズC  レモンポップ
阪神JF      アルマヴェローチェ
朝日杯FS     アドマイヤズーム
ホープフルS    クロワデュノール
有馬記念      レガレイラ

「それでは、これより表彰式に移ります。まずは騎手部門からまいりましょう。華麗な手綱さばきを披露して我々に夢と感動をくれたジョッキーの発表です。今年はなんと3部門すべてを制し、騎手大賞を受賞された方がいます」

 

騎手大賞  C. ルメール

 

所属 関西・フリー

勝利数 176勝

勝率 0.298

連対率 0.476

賞金 36億5196万円

本年GⅠ 3勝

本年重賞 12勝

主な勝鞍 オークス(チェルヴィニア)

     菊花賞(アーバンシック)   

 

「続きまして、日々の地道な努力で素晴らしい名馬をターフに送り込んでくださる先生方、調教師部門の発表です」

 

最多勝利調教師 矢作芳人

勝利数 55勝

主な勝鞍 東京大賞典(フォーエバーヤング)

最多賞金獲得調教師 友道康夫

賞金 22億9614万円

主な勝鞍 ジャパンC(ドウデュース)

最高勝率調教師 田中博康

勝率 0.230

主な勝鞍 チャンピオンズC(レモンポップ)

「田中博康調教師は見事、優秀技術調教師に選ばれました」

優秀技術調教師 田中博康

拠点   美浦 39歳

勝利数  46勝

勝率   0.230

連対率  0.370

賞金   9億0913万円

本年GI 5勝

本年重賞 8勝

主な勝鞍 チャンピオンズC

     (レモンポップ)

     オールカマー

     (レーベンスティール)

 

「さて次は、今年度最も輝いた競走馬たちを所有されていた馬主の方、そしてその馬たちを生産した牧場の表彰です」

最優秀馬主  サンデーレーシング  

獲得賞金 41億6967万円

本年重賞 13勝

代表所有馬 レガレイラ(有馬記念)

最優秀生産者  ノーザンファーム

獲得賞金 174億1406万円

本年重賞 47勝

代表生産馬 ドウデュース(ジャパンC)

「それではいよいよ、今年の競馬界に燦然と輝いた各部門の受賞馬の発表に移りたいと思います。各部門の表彰馬はこのようになりました」

 

最優秀2歳牡馬 

「追憶の北十字」

クロワデュノール(牡2)

主な勝鞍 ホープフルS

​​​​​​​最優秀2歳牝馬 

「剣舞狂言」

アルマヴェローチェ(牝2)

主な勝鞍 阪神JF

最優秀3歳牡馬

「緻密な戦略家」

ダノンデサイル(牡3)

主な勝鞍 日本ダービー

最優秀3歳牝馬

「来光招福」

チェルヴィニア(牝3)

主な勝鞍 オークス

最優秀4歳以上牡馬 

「夢をめざして」

ドウデュース(牡5)

主な勝鞍 ジャパンカップ

​​​​​​最優秀4歳以上牝馬
「薔薇一族の宿願」
スタニングローズ(牝5)

主な勝鞍 エリザベス女王杯

最優秀スプリンター

「賢徳之君」

ルガル(牡4)

主な勝鞍 スプリンターズS

最優秀マイラー

「一走入魂」

ソウルラッシュ(牡6)

主な勝鞍 マイルCS

最優秀ダート馬

「弾ける爽快感」

レモンポップ(牡6)

主な勝鞍 チャンピオンズC

特別賞

「はじまりの日」

フォーエバーヤング牡3)

主な勝鞍 東京大賞典

 

リーディングサイアー

「紡ぐ優駿」

キズナ(牡15)

 

「さあ皆様、お待たせいたしました。いよいよ年度代表馬の発表です。今年最高の活躍を見せ、名馬の歴史に名を刻むのは、いったいどの馬なのでしょうか?栄えある年度代表馬は……この馬です!」

 

年度代表馬 ドウデュース

父 ハーツクライ

母 ダストアンドダイヤモンズ

獲得票数 236票

馬主 (株)キーファーズ

生産者 ノーザンファーム

厩舎 友道康夫

主戦騎手 武豊

勝利数 4戦2勝

獲得賞金 7億4742万円

国際RT 125

主な勝鞍 ジャパンカップ

     天皇賞(秋)

2位 フォーエバーヤング 19票

3位 レモンポップ 1票

 

「さて、日本の年度代表馬の発表が終わったところで、目を転じて海外の競馬界の動向をご覧いただきましょう。まずは今年、欧州で素晴らしい活躍を見せたジョッキーの発表です」

 

イギリスリーディングジョッキー

オイシン・マーフィー

イギリス 29

勝利数  89勝

勝率   0.214

賞金   3667605ポンド

本年GⅠ 4勝

主な勝鞍

クイーンエリザベス2世S(カーデム)

キングチャールズ3世S(アスフォーラ)

 

フランスリーディングジョッキー

マキシム・ギュイヨン

フランス 35歳

勝利数  151勝

勝率   0.173

賞金   763万0312ユーロ

本年GⅠ 4勝

主な勝鞍

パリ大賞(ソジー)

仏1000ギニー(ルーイヤ)

 

アイルランドリーディングジョッキー

コリン・キーン

アイルランド 30歳

勝利数    64勝

勝率     0.159

賞金     182万5225ユーロ

本年GⅠ   4勝

主な勝鞍

タタソールズ金杯(ホワイトバーチ)

フェニックスS(バブーシュ)

「続いて、欧州で優秀な成績を収めたトレーナーの発表です」

 

イギリスリーディングトレーナー

エイダン・オブライエン

アイルランド 55歳

勝利数  15勝

勝率   0.176

賞金   442万6631ポンド

本年GⅠ 23勝

主な勝鞍

英ダービー(シティオブトロイ)

アスコット金杯(キプリオス)

フランスリーディングトレーナー

アンドレ・ファーブル

フランス 79歳

勝利数  60勝

勝率   0.213

賞金   443万5333ポンド

本年GⅠ 6勝

主な勝鞍

イスパーン賞(マルキーズドセヴィニエ)

ムーランドロンシャン賞(トリバリスト)

アイルランドリーディングトレーナー

エイダン・オブライエン

アイルランド 55歳

勝利数  15勝

勝率   0.176

賞金   442万6631ポンド

本年GⅠ 23勝

主な勝鞍

愛ダービー(ロスアンゼルス)

愛セントレジャー(キプリオス)

「欧州での競走馬部門の各受賞馬はこの馬たちです!」

最優秀2歳牡馬 

「光陰の如き栗毛の矢」

シャドウオブライト(牡2)

主な勝鞍 デュ―ハーストS

最優秀2歳牝馬 

「大河の母」

レイクヴィクトリア(牝2)

主な勝鞍 チェヴァリーパークS

最優秀3歳牡馬 

「神話の痕」

シティオブトロイ(牡3)

主な勝鞍 英ダービー

最優秀3歳牝馬 

「幸福呼ぶ少女」

ポルタフォルトゥナ(牝3)

主な勝鞍 ファルマスS

最優秀古馬 

「葦茂る谷の子」

チャリン(牡4)

主な勝鞍 ジャックルマロワ賞

最優秀短距離馬

「カクテルキング」

ブラッドセル(牡4)

主な勝鞍 ナンソープS

最優秀長距離馬

「錆びぬ青銅」

キプリオス(牡6)

主な勝鞍 アスコット金杯

「次に、欧州の本年度代表馬を発表いたします。米国の年度代表馬に輝いたのは……この馬です!!」

年度代表馬 シティオブトロイ

父 ジャスティファイ

母 トゥギャザーフォーエヴァー

馬主 クールモア

生産者 オーペンデイルほか

厩舎 エイダン・オブライエン

主戦騎手 ライアン・ムーア

勝利数 5戦3勝

国際RT 127

主な勝鞍 英ダービー

     エクリプスS

     英インターナショナルS

 

「続きまして、今年米国で素晴らしい活躍を見せた最優秀ジョッキーには、この騎手が選出されました」

(以下、エクリプス賞発表前のため予想)

 

 

アメリカ最優秀ジョッキー

フラヴィアン・プラ

フランス 32

勝利数  230勝

勝率   0.221

賞金   37274176ドル

本年GⅠ 16勝

主な勝鞍

BCクラシック

(シエラレオーネ)

BCフィリー&メアターフ

(モイラ)

「続いて、米国で優秀な成績を収めたトレーナーの発表です」

 

アメリカ最優秀トレーナー

チャド・ブラウン

アメリカ 46歳

勝利数  211勝

勝率   0.228

賞金   3086万6710ドル

本年GⅠ 15勝

主な勝鞍

BCクラシック

(シエラレオーネ)

クールモアターフマイルS

(カールスパックラー)

「米国での競走馬部門の各受賞馬(予想or候補)はこの馬たちです!」

 

最優秀2歳牡馬 

「澄み切った角クロノ」

シティズンブル(牡2)

主な勝鞍 BCジュベナイル

最優秀2歳牝馬 

「勝利没入型」

イマーシヴ(牝2)

主な勝鞍 BCジュベナイルフィリーズ

最優秀3歳牡馬 

「荒山の獅子」

シエラレオーネ(牡3)

主な勝鞍 BCクラシック

or

「迅雷風烈」

フィアースネス(牡3)

主な勝鞍 トラヴァーズS

最優秀3歳牝馬 

「ミス・パーフェクト」

ソーピードアンナ(牡2)

主な勝鞍 BCディスタフ

最優秀ダート4歳以上牡馬

「米国の至宝」

ナショナルトレジャー(牡4)

主な勝鞍 ペガサスワールドカップ

or

「襷を繋ぐ駅伝走者」

ネクスト(牡6)

主な勝鞍 ブルックリンS(GⅡ)

最優秀ダート4歳以上牝馬

「手慣れた勝利」

イディオマティック(牝5)

主な勝鞍 スピンスターS

最優秀短距離牡馬

「追うものなし」

ストレートノーチェイサー(牡5)

主な勝鞍 BCスプリント

最優秀短距離牝馬

「天使の魂魄」

ソウルオブアンエンジェル(牝5)

主な勝鞍 BCフィリー&メアスプリント

最優秀芝4歳以上牡馬

「叛徒の純愛」

レベルスロマンス(セ6)

主な勝鞍 BCターフ

最優秀芝4歳以上牝馬

「運命の三女神」

モイラ(牝5)

主な勝鞍 BCフィリー&メアターフ

「次に、米国の本年度代表馬を発表いたします。米国の年度代表馬に輝いたのは……この馬です!!」

 

年度代表馬 ソーピードアンナ

父 ファストアンナ

母 セイテイヴズ

馬主 クールモア

生産者 ブルックデイルレーシングほか

厩舎 ケネス・マクピーク

主戦騎手 ブライアン・ヘルナンデスJr.

勝利数 7戦6勝

国際RT 124

主な勝鞍 BCディスタフ

     ケンタッキーオークス

     CCAオークス

「以上で各賞の発表を終了します。受賞された皆様、本当におめでとうございました。ここで表彰された馬たちは、来年もまた我々に大きな夢を与えてくれることでしょう。また1年後、ここでお会いしましょう。さようなら!」

 

ーーー

 

それではまた。

こんにちは。

 

星に願いを賭けた有馬記念。星は燃え尽きていき、私の願いは届きませんでした。スターズオンアースが無事に帰ってきたくれただけで嬉しいことは嬉しい。でもやはり、フルパフォーマンスを発揮して覇を競う姿をもう一度見たかった。最終的に救いがあると信じて不幸な彼女を追っていただけに、これではあまりに救いがない。かなり辛い。

 

でも、この無念を次世代に託すことができるのが競馬の良いところでもあります。彼女の娘、息子が出走してきたときには全力で応援したいと思います。

 

レガレイラvsシャフリヤールの最終直線はどちらもお見事でした。あれだけスタートを上手く出て、道中気分良く走らせたならばレガレイラは強い。戸崎騎手お見事でした。牡馬との対戦歴が豊富なことも64年ぶりの快挙につながったのでしょう。3歳終了時点で2歳の牡馬混合GⅠと有馬記念を勝っている牝馬なんて、全く持って想像だにしなかった、まさに新時代の牝馬です。骨折が判明してしまいましたが、あまり重度でないとのことで、上半期での復帰も目指せるようです。

 

シャフリヤールの引退で2021世代及び2022世代のクラシックホースはすべて引退となりました。一時代の終わりを感じます。ダービー馬らしくないキャリアとはなりましたが、世界を駆け、それでいて安定感があったのはこれまた新時代の名馬といった感じです。最終戦で大外のジンクスを粉々に壊す好走を見せ去っていくなんてすごくかっこいい。お疲れさまでした。

 

ダノンデサイルとベラジオオペラの横山親子がレースを作っていたのもなかなか見応えがありました。馬券は当たりませんでしたけど、大阪杯と同じくスローペースでなおかつロングスパート勝負になるというレース展開の予想だけは当たっていました。ベラジオはあれで負けるのであれば距離が長かったということでしょう。和生騎手も言ってましたけど。

 

時代が終わったならまた始めましょう。(M-1面白かった!)

 

希望と期待が溢れる未来を信じて。

 

GⅠホープフルステークス

 

ニシノエージェントが回避したことで地方からのたたき上げであるアリオーンスマイルが出走可能に。18頭フルゲートずらり揃いました。

 

個人的な注目ポイントはドゥラ産駒3頭vsキタサン産駒3頭。

 

2戦2勝のアイビーS勝者「仮面舞踏」マスカレードボール

コスモス賞を7馬身差で逃げ切った3戦2勝の「北の楽長」アスクシュタイン

新時代を担う坂井×矢作コンビで1戦1勝の「風の聖地」ジュタ

 

の3頭を要するドゥラ産駒に対し、

 

2戦2勝の東スポ杯勝者「追憶の北十字」クロワデュノール

札幌新馬戦を7馬身差で逃げ切った2戦1勝の「夢は大きく」ピコチャンブラック

名手の悲願を託された2戦1勝の「民衆の盾」ヤマニンブークリエ

 

のキタサン産駒3頭。

 

ここにアパパネの息子のアマキヒとか、ベッラレイアの息子のジュンアサヒソラとか、札幌2歳ステークス勝者でコナコーストの弟のマジックサンズとか。さらっとリバティアイランドの桜花賞2着馬の弟と秋華賞2着馬の弟が対戦しているのも面白い。

 

アイビーステークスにて真っ向勝負でピコチャンブラックとシルバーレインをねじ伏せ、好タイムで快勝したマスカレードボールは能力一つ抜けていると思いますし、皐月かダービーを獲れる逸材です。もちろん、大外枠でストライド走法で器用なタイプでないという面から中山への舞台変わりを不安して人気が下がるのは頷けます。アイビーとホープフルだと求められる能力が全然違うよね、みたいな。でも圧倒的な能力でそれらの細々した論調を吹っ飛ばすのを見たい。「あ、こいつ舞台がどうとかそういう次元の馬じゃねえわ……」みたいな。

 

もちろん応援するのはドゥラ産駒ではありますし、3頭の単勝を買いますが、未来に希望が持てるようなレースであってくれればそれで十分です。クロノジェネシスを思い出すクロワデュノール陣営の結束感とか好きですし。宗教上の理由で推せないだけで。

 

キングスコールが間に合わなかったのが唯一残念です。若駒か共同通信杯あたりで復帰してほしい。クラシックの舞台には絶対立っていてほしい。

 

今年は日曜日に東京大賞典が残っています。それが終わればとりあえずGⅠは一段落。今日の夜か明日の朝にホープフル振り返りと東京大賞典展望が投稿出来たらいいな。あとは正月休みの間に年末表彰とか名実況列伝とか織り込んでいきたい所存。所存だけで終わるかもわかりませんが。

 

それではまた。

こんにちは。

 

本当に衝撃的な事がありました。いろんな思いが渦巻き言語化に苦労しているところですが、まずは先週の振り返りから。

 

朝日杯は予想と馬券が当たったので嬉しい1戦でした。本命アドマイヤズームが大当たり。川田騎手のソツない好騎乗が存分に炸裂しました。3着のランスオブカオスも拾えました。ランスオブカオスが拾えたのは実況だった川島アナがYouTUbeのメンバーシップでやられているもりおの小部屋のおかげです。

 

ドゥラメンテ産駒がいないレースであれば脳が壊れることはないので、まあまあまともに予想できる。まともに予想して全然当たらないとそれはそれでダメージが来ます。正味、高額を賭けずにチビチビと楽しむ分には当たろうが当たるまいが観戦料だと割り切れるのですけども、たまにお金が帰ってくるのは嬉しい。そのくらいのスタンスの方が長く楽しめる。

 

なにより、有馬記念の予算が確保できました。有馬記念こそ、まともに予想するレースじゃないですし。

 

そして、もう一つ述べておきたいトピックは、「小さな姉さん」メロディーレーンの引退です。9歳での万葉ステークスも楽しみでしたが、その願いはかなわず。小さな体で挑み続けた彼女には、最大級の敬意を。

 

 

 

 

メロディーレーンがタイトルホルダーのお姉さんで本当に良かった。

 

GⅠ有馬記念

 

歴代最多得票でファン投票1位を獲得した「夢をめざして」ドウデュース(武豊騎手)。右前脚跛行で出走取消、引退となりました。第一報を聞いたときの衝撃はあまりに大きかった。

 

私のドウデュースに対する想いはかなり屈折しています。ドゥラ脳の私からすると、同期のイクイノックスと同じく、ドゥラメンテ産駒に立ちはだかる壁とみなして、なんとしてでも倒したい馬として見るのが私の中でのスタンダードだとは思います。ただ、彼はその枠組みすら超えるような馬でした。

 

そもそも、ドゥラ産駒を抜きにしてある程度まともに考えたときに、私はドウデュースを大好きにならないはずがない、と思います。名手と共に困難へと挑み続けるレース選択、心配な負け方と爽快な勝ち方、そして愛嬌たっぷりな性格。この秋ふと友人に漏らしたのは、「何も考えずにドウデュースのファンでいられたら、この秋はどんなに楽しいだろうか」という言葉でした。

 

やはり、今年のジャパンカップを現地観戦したのも自分の中では一つ大きなファクターでしょう。ゴール後、ドゥレッツァが届かなかった悔しさは雰囲気によって塗り替えられてしまいました。それほどレース場が一体となってドウデュースに、武豊に賛辞を贈っていました。「酔いしれる」という言葉の本当の意味をそこに見た気がします。他のことをしばし忘れて、ただ最高の人馬に酔いしれる、そんな瞬間がドゥラ至上主義者の私ですらあったのですから。

 

もう何もかもが主人公すぎて、まさに夢のような名馬でした。お疲れさまでした。

 

しかしまあ、ドウデュースですら達成できないなら、秋古馬三冠を達成できる馬なんてもういないんじゃないでしょうか。そんな思いが沸々と湧いてきますが、それはこれからの競馬界に期待するとしましょう。

 

その他、ファン投票上位の回避馬をざっとおさらい。

 

ファン投票4位、「長距離の帝王」テーオーロイヤルは京都大賞典回避、ジャパンカップ回避に続いてついに年内全休とあいなりました。これからの大目標は春盾の連覇となります。

 

ファン投票6位、「来光招福」チェルヴィニアはジャパンカップ4着後、来期に備えて休養にはいりました。

 

ファン投票11位、「自由の令嬢」リバティアイランドは香港カップに参戦して2着。

 

ファン投票12位の「日はまた昇る」ソールオリエンスはジャパンカップ14着、14位「青武蔵」ドゥレッツァはジャパンカップ2着同着、15位「静寂破る打鍵」タスティエーラは香港カップ3着で不参戦。後に言及しますが、今回は4歳世代の層が薄いです。

 

さて、それではいよいよ出走馬紹介に参りましょう。ファン投票上位からの紹介です。

 

ファン投票2位、「緻密なタクティシャン」ダノンデサイルと横山典弘騎手。皐月回避の決断が結実し、馬第一主義の神髄をみた日本ダービー制覇が記憶に新しい。全てが上手くいかなかった菊花賞6着から仕切り直しの参戦です。

 

ファン投票3位、「大阪の歌劇王」ベラジオオペラと横山和生騎手。今年は京都記念2着、大阪杯1着、宝塚記念3着、天皇賞秋6着と安定した成績と確かな先行力を誇る、春の中距離王者です。

 

ファン投票5位、「勝鬨の合図」ブローザホーンと菅原明良騎手。今年は日経新春杯1着、阪神大賞典3着、天皇賞春2着、宝塚記念1着と上半期は重馬場巧者ぶりも発揮しつつの絶好調。しかし一転して下半期は京都大賞典は最下位11着、ジャパンカップ12着。春秋グランプリ連覇には状態面での復調が必須です。

 

ファン投票7位、「洗練のスタイリスト」アーバンシックとクリストフ・ルメール騎手。今年は京成杯2着、皐月賞4着、東京優駿11着、セントライト記念1着、菊花賞1着。精神面と馬体の成長著しい菊花賞馬をルメール騎手は選択しました。

 

ファン投票8位、「不屈の古豪」ディープボンドと幸英明騎手。今年は阪神大賞典7着、天皇賞春3着、宝塚記念7着、京都大賞典2着。天皇賞春での四度目の好走や、勝利が目前ですり抜けた京都大賞典など、7歳になっても見せ場十分。いつも丈夫でいつも健康な歴史の生き証人です。

 

ファン投票9位、「薔薇一族の宿願」スタニングローズとライアン・ムーア騎手。大阪杯8着、ヴィクトリアマイル9着、クイーンステークス6着、そしてエリザベス女王杯1着。薔薇一族の悲願を二つも叶えた孝行娘です。復活の女王はこのグランプリを引退レースに選択しました。

 

ファン投票10位、「万里の宮殿」ジャスティンパレスと坂井瑠星騎手。ドバイシーマ4着、宝塚記念10着、天皇賞秋4着、ジャパンカップ5着。実は去年の有馬記念は1番人気。惜敗続く5歳の雄は同期の無念を背負って3度目の有馬記念参戦です。

 

ファン投票13位、「蕾の麗宮」レガレイラと戸崎圭太騎手。2歳の統一女王は牡馬クラシックに参戦も皐月賞6着、東京優駿5着。その後もローズステークス5着、エリザベス女王杯5着。背負った人気はいつも大きいながら、それに応えられない不器用さがどうにも歯がゆい3歳牝馬です。

 

ファン投票19位、「星に願いを」スターズオンアースと川田将雅騎手。ドバイシーマ8着、長期休養を経てジャパンカップ7着から参戦です。明言されていないですが、おそらく引退レースではないでしょうか。

 

ファン投票27位、「雪に溶ける白」ハヤヤッコと吉田豊騎手。金鯱賞4着、大阪杯12着、函館記念12着、タイランドカップ3着、アルゼンチン共和国杯1着。メンバー最年長の白毛は二刀流で芝ダート重賞を制しており、派手な見た目に負けない実績を誇ります。

 

ファン投票28位、「偉大なる王」シャフリヤールとクリスチャン・デムーロ騎手。ドバイシーマ2着、札幌記念5着、BCターフ3着から参戦です。国際派ダービー馬は大外枠という特大の試練を乗り越えられるか。陣営からは逃げ宣言も飛び出しています。

 

ファン投票31位、「渦巻くゴシック」ローシャムパークとトム・マーカンド騎手。大阪杯2着、宝塚記念5着、毎日王冠10着、BCターフ2着から参戦です。GⅠで2着2回といよいよトップランナーの仲間入りを果たした良血の鹿毛。確かな実力は折り紙付きです。

 

ファン投票37位、「遠洋の光」ダノンベルーガと松山弘平騎手。ドバイターフ3着、天皇賞秋14着、ジャパンカップ9着から参戦です。ハーツ産駒が魅せる大覚醒の時期は未だ訪れず。フォームを崩したこの秋2戦からの変わり身に注目です。

 

ファン投票52位、「大成の予知」プログノーシスと三浦皇成騎手。金鯱賞1着、クイーンエリザベス2世カップ2着、札幌記念4着、コックスプレート2着から参戦です。海外GⅠ2着3回であり、生粋の10ハロンマイスターですが、ここにきてまさかの距離延長を敢行しました。ロマンチックウォリアーを避けたかったんやろなあ

 

ファン投票78位、「測り切る昇弧」シュトルーヴェと鮫島克駿騎手。3勝クラス1着、日経賞1着、目黒記念1着、宝塚記念11着、ジャパンカップ10着から参戦です。2500のGⅡ2連勝もその後はGⅠの壁に当たっています。

 

流石グランプリ。面白いトピックは色々あります。

 

例えばシャフリヤールvsダービー馬。2021年ジャパンカップが4世代のダービー馬そろい踏みとなったとき、16年ダービー馬マカヒキ、18年ダービー馬ワグネリアン、20年ダービー馬コントレイルとぶつかった21年ダービー馬シャフリヤールは1番年下でした。2023年の3世代ダービー馬そろい踏みの時には22年ドウデュース、23年タスティエーラを相手取り、そしてついに、今回は24年ダービー馬ダノンデサイルとの対決。実に6頭ものダービー馬と当たったダービー馬は史上いるのでしょうか?

 

2022年の牝馬クラシックを分け合ったスターズオンアースとスタニングローズがその後路線を分かち、そして最後のレースで再会するというドラマチックな展開にも注目です。星の名を持つ二冠牝馬と薔薇の名を継ぐ秋華賞馬のライバル関係はめちゃくちゃ絵になります。

 

あまりに速すぎて、そして早すぎた皐月賞馬ジャスティンミラノの想いを背負い、ダービー馬ダノンデサイルと菊花賞馬アーバンシックの再戦もなかなか熱い。3歳馬が有馬で古馬と初対決という構図は奥ゆかしく、できればクラシック三冠競走優勝馬が全てそろい踏みというのも見たかった。昨年ドゥレッツァが回避した時も同じことを思いましたが、なかなかそろわないものです。

 

枠順抽選会で一番の笑いどころは藤原調教師を煽りに煽る川田将雅騎手でしょう。いやあ、スターズが出てきていない段階でご丁寧に大外枠が残り続けていたのはあまりに怖かった。おじさんたちが8枠を処理してくれました。

 

4歳のトップホースがジャパンカップや香港に分散し、今回、4歳馬の出走はベラジオオペラのみ。世代レベルについての言説が付き纏うなかで、絶好枠を引いた彼の好走も期待したい。

 

新種牡馬スワ―ヴリチャード産駒の牡牝代表の参戦も面白い。アーバンシックとレガレイラという強力な2頭を送り出したスワ―ヴリチャードは名種牡馬へのスタートダッシュをうまく切れました。

 

パッと思いつくのはこのあたりですが、探せばもっと色々あるはずです。いろんな視点で楽しみ尽くしたい。

 

ということで、私の予想、というか夢を。

 

私の夢はスターズオンアースです。もう何回言ってるか分かりませんが、彼女のパーソナリティは不幸という一言に集約されます。そんな彼女が(おそらく)最後のレースで引き当てたのは7番。不幸な彼女が大外の指定席をぎりぎりで回避し、ラッキーセブンを引き当てたことに、私は何らかの因果を感じずにはいられません。彼女の一つ目のGⅠ制覇、桜花賞の時も青帽でした。社台の勝負服に青帽はコーディネート的にも◎。

 

中間の調整はお世辞にもいいとは言えない状況です。記事が消された云々という事態もありましたが、一叩きして思ったほどに状態は上がっていないかもしれない。それでも彼女は苦境に追い込まれたときにこそ真価をみせるはずです。

 

狭い進路をこじ開けて穴評価を覆した桜花賞、大外枠に飛ばされ人気を落とし発走が遅れに遅れたにもかかわらず泰然自若の二冠制覇。怪我を乗り越えるもスタートで挟まれ、最後に意地を見せ追い上げるもすり抜けていった牝馬三冠。

 

道をこじ開けてジャックドールに肉薄した大阪杯、最強マイラーたちと渡り合ったヴィクトリアマイル、外枠から世界最強と三冠牝馬に追いすがったジャパンカップ、そして大外枠のジンクスを打ち砕いた有馬記念。どれも苦境に立ち向かい、栄光はあと一歩ですり抜けていきました。

 

ルメールを失ったドバイ、浮腫の発症、故障明けのレースで大外枠に放り込まれ、国内では初の複勝圏外となってしまいました。

 

このレースキャリアの結末が栄光に満ちた勝利でないならば、私は天を呪います。どこまで試練を与えれば気が済むのか、と。

 

そんな彼女に私がつけたオリジナルの二つ名は「星に願いを」。貴方に願いを託します。

 

もう一頭、歴史の生き証人となりつつある7歳馬、ディープボンドも応援します。

 

キズナ産駒の牡馬GⅠ初制覇を後輩にかっさらわれ、その後輩にあっという間に引退されてしまいました。「もう少しゆっくりしていってほしいプボ…」

 

ベテランの有馬記念制覇となると6歳・7歳で連覇しているスピードシンボリが連想されます。スピードシンボリが7歳時に制覇した時、有馬記念の前走はハリウッドターフクラブ賞(7着)でした。このレースは京都大賞典の前身にあたるので、今年のディープボンドはスピードシンボリのたどった道のりを追っているといえなくもない。

 

スターズの単勝、ボンドの複勝、スターズ軸の馬券などなど買いますが、やっぱり外せないのは三連複テーマ馬券。今回はどんなテーマが見出せるかな?と色々考えてみます。とりあえず今思いつくのは、

 

1.GⅠ未勝利のトップランナー

6-9-10

ローシャムパーク:GⅠ2着2回

ディープボンド:GⅠ2着4回、3着1回

プログノーシス:GⅠ2着3回、3着1回

 

2.政治色強く、年収の壁の目標178万を参考に

1-7-8

ダノンデサイル

スターズオンアース

レガレイラ

 

3.大谷選手の50-50、達成した試合は6打数6安打10打点

5-6-10

ベラジオオペラ

ローシャムパーク

プログノーシス

 

4.ドバイシーマの仲間たち

7-11-16

スターズオンアース:8着

ジャスティンパレス:4着

シャフリヤール:2着

 

5.前走海外の国際派

6-10-16

ローシャムパーク:アメリカ帰り

プログノーシス:オーストラリア帰り

シャフリヤール:アメリカ帰り

 

6.洗練された薔薇の庭園

3-6-13

アーバンシック:洗練された

ローシャムパーク:イギリスの風景式庭園

スタニングローズ:魅力的な薔薇

 

7.シロイルカ馬券

1-14-15

ダノンデサイル:白帽

ダノンベルーガ:Beluga

ハヤヤッコ:白毛の冷奴

 

8.今年の種牡馬は2013クラシックの2頭

1-4-9

ダノンデサイル:エピファネイア産駒

ブローザホーン:エピファネイア産駒

ディープボンド:キズナ産駒

 

9.若き力(3歳馬)

1-3-8

ダノンデサイル

アーバンシック

レガレイラ

 

10.リーディングジョッキー

3-7-8

ルメール:リーディング1位

川田将雅:リーディング2位

戸崎圭太:リーディング3位

 

11.短期免許ジョッキー

6-13-16

トム・マーカンド騎手

ライアン・ムーア騎手

クリスチャン・デムーロ騎手

 

当日までにまだまだ見つけていきます。朝日杯の勝ちで予算はあります。今日の阪神カップはウインマーベル飛ぶと思わなくて1000円負けましたけどね!ナムラクレアおめでとう!見事な末脚でした。何気にGⅡレースは初制覇というね。

 

それではまた。