(記事のアップと日付の順序は一致していません。内容も重複あり。覚書なのさ。)
首の後に出来た「肥満細胞腫」を切除すると同時に、経過観察してきた耳の小さなイボと、足の指のイボ(イボと私は言っているが所謂、腫瘍)も検査することにしました。
お耳の方は針を刺して細胞診を(麻酔無しでは痛いそう)。
足の指は薄く皮膚を切って病理検査へ。
術前の血液検査では異常なし(何かひとつ、値が高かったけどこれだけでは問題は無いそう)。
エコー検査もお願いし、これに立会いました。肝臓が小さめとのことだけれど、特に問題なし。
12時に病院へ着いて、4時過ぎには私の車に乗っていたジュジュ。
待合室でずっとジュジュを待って・・とても長い時間でした。
一泊の入院を言われていたのだけど「神経質なので無理がなければ日帰りでお願いしたい」っと希望を出しました。
先生は「まあ、切るのは皮膚だけですから。もし、開いちゃってもどーってことないですしね。抗生剤も入れてますからばい菌が入ることもないし。んじゃ、日帰り希望ってことでね。」っとアッサリ承諾してもらいました~。
「どーってことないしね」ってとこ、とても気に入りましたわ。
そ、別に美容整形手術じゃないんだもんね。幼い頃のかかりつけ医がそうだった(そんなことでは死んだりしないから大丈夫!っと励ましてくれた)ので、個人的に「外科医」のスタンスが好きです。
それにしても、4時に「帰っていいです」っと言われるとはびっくりしたわ。
ジュジュは麻酔の覚めがとてもいいのだそうです。「内臓に悪いところがないし、若いですからね。健康なコはこんなですよ。」っと先生。
2時半ころに「面会、どーぞ」っと呼ばれ、ケージで震えるジュジュに会いました。
若い先生がケージの扉を開けて、ジュジュに触れるようにしてくれました。
ジュジュはまだ完全に麻酔が抜けていないのに(足腰は立たないし、舌は口からはみだし、焦点の合わない目つき)、ずりずりといざりながら、こちらへ向かおうと必死でした。
首には大きな大きな傷・・・、20センチ近い、長く太い傷口が見えました。
「ここで座ってください。何かあったら呼んでくださいね。」っとジュジュのケージの前に椅子を用意してくれました。
ずーーーーーっと私を見詰めてるジュジュ。
先生は「最初は助けを求めるでしょうが、本人(犬)も疲れているのですぐに眠りますよ。」っと言ってくれたのだけど。
大人しいようで強情な性格のジュジュ。
眠るどころか、だんだんと鼻鳴きも始まってきたので「すみません。他のワンちゃんにも迷惑かけるので、退室します。」っとスタッフに告げて、待合室に戻りました。
ジュジュのケージの上には入院中の小型犬が2頭いました。
白いコは隅っこから、静かにじっと私を見詰めていました。その目はとても力があって「私のママじゃない!」っと怒っているように見えました。
茶色いコは「ボクもなでて~」っと言わんばかりに近寄って来ました、が無視すると(これは当然ね)「チェッ!」って感じの上目使いで丸まって寝てしまいました。
皆のお迎えはいつなのかな?早くお家に帰りたいよね・・。
ジュジュのお耳の細胞診の結果は良性。
ホッとしました。
4時に先生に連れられて出てきたジュジュは、リードを全力でひっぱっていました。
首には包帯が巻かれ・・黄色だったので、それはそれは目立つし、工事の三角コーンみたいでした。
足の指は、指なのに2針も縫われていました。
点滴の栓(みたいなやつ)をジュジュの腕から外す時には、若い先生が「ジュジュちゃんって本当に大人しいコですね・・。いつもこんなに大人しいんですか?」っと驚いていました。
ホントにね、ジュジュはどんな嫌なことがあったっていつも静かに静かに耐えて来たんだよね。
それなのに・・。
車に乗り、シートに飛び乗ろうとしたジュジュは少しバランスを崩しました。
まだ、完全に麻酔が切れてるわけじゃないのに、帰りたい一心のようでした。
家に着き、車から降りながらもう尻尾フリフリ。
痛い思いさせてごめん。ホント、切ないです。
再診は翌々日。
包帯を外してくれた先生が「うわ~っ!キレイ!すごいですよ。もう、肉が付いてるし。とてもキレイです。今、院長にも見せますね。」っと歓声をあげてくれました。
院長も「おお!ホントだ。傷も広がってないよ~。」っとニコニコで満足そう。
実はジュジュの今回の縫合は、首を絞めないことを優先したため、張力に反した形になり、先生からは「どうしても傷がひっぱられるので、縫い目、傷の線が太くなります。毛が生えれば目立たなくはなるのですけど・・。」っと言われていました。
素人目にも外したガーゼに何も付着していないので「膿んでない!」のはわかりました。
抜糸と病理検査の結果を聞くのは、更に一週間後。
抜糸は、また痛いね・・ごめんね、ジュジュ。
結果は、とにかくもう、激しくドキドキです。
どうか、どうか、肥満細胞腫の悪性度が低く、足の指は良性でありますように。