1005.何の為に免税店を開こうとしているのか | 九十九里の百姓ジィさんの思い

九十九里の百姓ジィさんの思い

農業でしっかりと儲けることができるようになることが、今後、日本の農業が続いていくために今一番考えなければならないことです。その方法を書いております。
現在ビニールハウス内で鉢、コンテナで様々な野菜を栽培しています。

日増しに9月のオープンに向けてTAX FREEの免税店である
「日本全国食品館」がいろいろな人の協力で出来上がっていく。
本当にありがたい。

けれど、私やこの店舗を今後、一緒になって運営していく弊社の社員達の思いは、
大変複雑である。

仕事も多くなる。気も使う。人が入るか、入らないか。
トラブルが起きないか、いろいろ考える。
日増しに重圧というものが襲ってくる。

こんな時、私が常に考える事がある。

それは、「何の為にやるのか」「誰の為にやるのか」
これを心の中にはっきり持っているから続けられる。
やれるのではないかと思う。

今、「地方創生」と国が大きな声で叫んでも
多くの地方で本当にそれに取り組むところは少ないであろう。

なぜか。
余りにも日本人の多くの人が利口になってしまったから。

利口な人は、しっかりとした計算の出来る人だ。
しっかりと計算の出来る人、将来の予測が出来る人が
変わりやすい人の心を相手とするような商売の道へと進むかどうか、
私は非常に不安視する。

しかし今、日本は観光によって来日客を増やし、この来日客によって
たくさんの経済効果を期待する道を国の経済政策の1つとして選んだ。

私は、この国の流れを活用して、「この地方を活性化し、この地元を良くしたい」
というのが私が免税店を開きたい理由なんだ。