1004.あえて賞味期限の短いものを扱う | 九十九里の百姓ジィさんの思い

九十九里の百姓ジィさんの思い

農業でしっかりと儲けることができるようになることが、今後、日本の農業が続いていくために今一番考えなければならないことです。その方法を書いております。
現在ビニールハウス内で鉢、コンテナで様々な野菜を栽培しています。

昨日、記述したように、今、この日本で商いをしていくには大変な時代だと思っている。
しかし大変だ、大変だと思って何もしなかったら、更に大変な時代になっていく。

多くの商売に携わっている人は、ほとんどがそう思っているのではないかと思う。

しかしどうしたら良いか。

私は今後、特徴のない店は残れないと考えている。
それは今は飽食の時代と言われる程、たくさんの食べ物があふれている。
そんな中で、お客様は、わざわざ私共の店を訪れて買い物をするか、
する必要があるのか、考えてみる。

そこで思い立ったのがわざわざ賞味期限を短く設定してあるものを扱う事であった。

賞味期限が短いと言う事は、何を意味するか。
「保存期間を長くするための保存料が入っていない」その為
「その商品の特徴的な食味が出やすい」と考えた。

しかしこの賞味期限が短いと言う事は、販売する側から言うと、
極めて危険性の高い商品である。

それは、端的に言うと、販売する期間が短いから、売れ残る可能性が高いのだ。
このロスをいかに出さないでやるかが商売の大きなポイントになる。

だから賞味期限の長い物を中心として扱うのが無難なんだ。

しかし、私共は、この仕入先の賞味期限の身近い商品の
出回る量が少ないことを私共の武器として取り扱わせて頂く。