ジャム兄ィのじゃむれっぷ -57ページ目

ひろさきや・焼きりんごジャム

ひろさきや・焼きりんごジャム
ジャム兄ィのじゃむれっぷ
???円(もらいもの故) 200g


☆☆


文字通り、青森県弘前市で作られたらしいジャムである。


「焼き」というのが、何を表しているのかはよくわからないが、リンゴを使ったジャムらしい。


「らしい」とはどういうことか?


この商品、ペクチンを添加していないのである。

ペクチンは、本来の果実中に含まれているもので、ジャムをゲル化、つまりゼリー状にする働きを持っている。

本来のジャムは、果実が持っているペクチンによってゼリー状になるのだが、より固めるために、多くのジャムにペクチンは添加されている。


本商品は、それを使わずに「無添加」と謳っている商品なのだが、これがいけなかった。


カテゴリーとしては、プレザーブタイプで、リンゴの切り身がたくさん入っているのだが、まったくゲル化していないので、ほとんど「リンゴのシロップ漬け」なのである。

つまり、さらっとした甘い液体に、リンゴの切り身が入っているという商品である。


その他には、蜂蜜、ラム酒なども入っていて、味はおいしい。


しかし、これはジャムなのである。

こんなさらさらではパンに塗ることができない。

私も、実食の際は、パンの上にリンゴの切り身を乗せて、並べてから直接、中のシロップをパンに「かけて」食べた。


コレを作った人たちは、ジャムはパンに塗って食べるモノである、という想像力がないのだろうか?

もちろん、料理やお菓子にこれを使う、という目的ならば良し、である。


しかし、「ジャム」と名の付く商品を購入した、ほとんどの客は、それをパンに塗って食べることを考えているはずである。


もしも、パンに塗ることを無視して、「無添加」であることだけを謳おうとしているのならば、それはとんだ独りよがりの自己満足であろう。


さらっとしている分、さっぱりとしていて、リンゴもまだジャキジャキした食感があるので、おいしいことはおいしいのだが、ジャムとしての楽しさが皆無であるため、このような評価にとどめさせてもらった。


ジャムは楽しいものでなくてはならない。


MARKS&SPENCER シシリアン・ブラッドオレンジ・マーマレード

MARKS&SPENCER シシリアン・ブラッドオレンジ・マーマレード
ジャム兄ィのじゃむれっぷ

454g ???円(もらいもの故)


☆☆☆☆


友人が、香港に出張に行ったときに買ってきてもらったおみやげである。

ちなみに、全部で6個の、この手のジャムを買ってきてくれたわけだが、一つが400gとしても2.4kgである。

衷心より感謝申し上げたい。


で、一体何なのかというと、こちらMARKS&SPENCERというブランドであるが、コレ、どうやらイギリスのフランチャイズスーパーの名前らしい。

つまり日本で言うところのジャスコとか、ダイエーみたいなものであろう。


確かに、食してみると、特別な個性やクセ、外連味と言ったモノが感じられず、普通においしいマーマレードである。一般大衆向けのものなのであろう。


しかし、それでも日本ではあまりなじみのない、真っ赤な果肉のオレンジであるブラッドオレンジ、その中でも特に有名らしいシシリア島原産のシシリアンブラッドオレンジという種類を使い、ミディアムカット、つまりやや果肉感を残すことを意識したものであるらしい。


この辺の工夫というか、ジャムの楽しみ方は、さすが紅茶の国イギリスである。


マーマレード特有の皮は、比較的小さく粉砕されているが、歯ごたえは十分であり、一つ一つをしっかりと咬んでみると、皮に残された柑橘系の脂肪分がほんのりとした苦みと酸味を「香り」として口の中に広げてくれるのが、爽やかである。

この辺の皮の使い方は、ぜひとも日之影町の柚子マーマレード には学んでもらいものである(笑)


ただし、やはり大量生産の商品であり、スーパーマーケットに陳列することが主たる目的であるからであろう、手作り感とか、その辺の工夫がない。

特に、かなりペクチンを加えて凝固させている感が強く、最初にフタを開けてから、バターナイフでザクザクと切るような感じでかき混ぜてから使用した。

それでも、思ったよりはパンに塗りやすく、よくできた商品である。


しかし、ブラッドオレンジと言うからには、色素を使ってでもいいので、もっと赤くしてもらいたいものである。

日糧・ジャンボようかんロール

日糧製パン・ジャンボようかんロール「ホイップクリームサンド」
ジャム兄ィのじゃむれっぷ
???円(もらいもの故)  518kcal


☆☆☆


ラーメンと並んで北海道の道民食である「ようかんパン」の登場である。


キャッチコピーにあるように、確かに「ボリュームもおいしさもジャンボ」ではある。少なくとも大きさだけならば、広告に偽りなしだ。


北海道の菓子パンスタンダードが、こちらのようかんパンである。

つまりようかんを薄くコーティングしてあるパンである。

さらに、中にはホイップクリームをサンドしてあって、コクと甘みを演出している。


これが、北海道の文化なのだ、と言われれば、それを否定する気もないし、食べた感想も「ああ、これが北海道民のセンスなのだな」と考えれば良いだけのことである。


ただし、圧倒的にパンチが足りない。

ようかんなのだから、やはりガッチリ甘くて、コクがあり、こめかみがキーンとなるくらい甘いべきであろう。

しかし、残念ながら、少なくとも本商品は食べてみると、それと意識しなくてはようかんらしさを感じない。


私の名古屋の友人の名言である「名古屋だからって、なんでも小倉を入れればいいと思っている」の北海道バージョンである。

つまり、とにかくようかんをコーティングすれば良いと思っている気がしてならない。


チョコをコーティングするのは、高いからあんこでもコーティングしてやれ、という安直な考えの元、作られたパンであるような気がする。

特にコッペパン部分の切れ目にようかんがどれくらい入っているか、という点で競うならば、後述のヤマザキのサンスネークの方に軍配を上げざるを得ない。


とにかく、今、猛烈に知りたいのが、北海道にもいるであろう菓子パンオタクに言わせると、これはどのくらいの価値がある菓子パンなのかを聞いてみたい。

普通の方々からの圧倒的な支持も、我々、菓子パンフリークから見ると、そうではないということは多々あるからだ。


もしも、パンとようかんを組み合わせたら、おいしいのではないか、というクリエイティブで大胆な発想も、ようかん自体がキチンとしなければ、その結論を知ることはできない。


試しに、虎屋にでも作らせてみたら、その結論を知ることができるだろうに。


甘さ・・・普通

パンの食感・・・普通
コンセプト・・・良い
コストパフォーマンス・・・(たぶん)普通

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