ジャム兄ィのじゃむれっぷ -5ページ目

ヤマザキ・ナイススティック

ヤマザキパン・ナイススティック
ジャム兄ィのじゃむれっぷ

105円 471kcal

☆☆☆

今さら感は否めないが、やはり紹介はせねばなるまい。ヤマザキが誇る国民食である。別の表現をすれば、「大いなるマンネリ」か。

もはや、何も語る必要もないだろう。どこに行っても売っているし、小腹が空いたときに、ついつい選んでしまう、という向きも多いだろう。

基本的に、おいしいパンであることは否定しない。
もちろん、何も特別感はないし、若干物足りない感じはするのだが、中にサンドされているバタークリームのしつこい甘さによって、力づくで納得させられてしまう。
また意外にもパン生地も微妙に塩味が効いていて、フランスパン風味であるのも、バランスがとれていることに一役買っているだろう。

しかし、何よりも本商品の大成功の理由は、名前にもなっているスティック状の形状である。これで、他のいかなるパンの追随も許していない。

細長い形状によって、端の方から咥えることができるため、常に同じクオリティが保つことができている。そして、そろそろ甘さに飽きてきたかな、という頃にはクリームがもはや入っていない反対側の端に到達するというのも計算高い設計である。
またパン生地に、ある程度のテンションを持たせることで、この形状にして、途中で中折れせず、隆々としているのも頼もしい。

まさに、菓子パンのスタンダードを突きつけられる商品である。

なんだか、これを「ウマイ」と評することに、少しだけ悔しさを感じてしまうのだが、それも致し方あるまい。
おそらく、ワタシの残り40年ほどの人生の中で、あと100回くらいはこれを食い続けるのだろう、と半ば諦めのような気持ちも持っている。

しかし、恐るべしはカロリーである。
これで470kcalはちょっと驚きである。細くてチープ感があるからと油断しているとひどい目に遭いそうである。

甘さ・・・非常に甘い

パンの食感・・・良い

コンセプト・・・良い

コストパフォーマンス・・・良い

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フジ・苺のマウントホイップケーキ

フジパン・苺のマウントホイップケーキ
ジャム兄ィのじゃむれっぷ
118円 449kcal

☆☆☆☆

99円シリーズは終わってしまったのだが、主食の食パンを買いに立ち寄ったスーパーで、試しに菓子パンコーナーを覗いてしまったところ、早くも各社とも2011年イチゴ系新商品のラインナップを新発売していたので、ほぼ定価で大量に購入という散財をしてしまった。

そういうわけで、またしばらくブログアップが続くであろう。

さて、まずは第1弾である。
間違いなくフジがフラッグシップ化を目論んでいるらしい、マウントホイップケーキのイチゴバージョンである。

ここまでのおさらいである。
本商品のシリーズ、つまりフジ・マウントホイップシリーズをワタシが始めて目にしたのがコチラのマウントホイップケーキ である。
この時点では、まさかフジがこれをシリーズ化するとは想像だにしていなかった。
しかして、このマロンのホイップケーキ をリリースしたことで、もしかしたら、コレはヤマザキのベストセラーヤマザキ・○○スペシャルシリーズ のライバルとして世に出したのではないかと思ったモノである。
ヤマザキの○○スペシャルとして弊ブログでご紹介済みなのは、イチゴの他にバナナスペシャル を紹介しているのみであるが、他にコーヒーなども存在する人気シリーズである。
今回のフジがリリースした苺のマウントホイップは、ヤマザキのイチゴスペシャルに真っ向から挑んだ商品であることは間違いがない。そして、フジは見事にその真剣勝負に勝利したと言っても過言はないであろう。

マウントホイップに軍配が挙げられる具体的な理由は
・十字切れ込みを利用して、小分けにして食べやすい
・クリームの量が圧倒的に多い
・故にクリームを堪能できる
という三点である。

とにかくマウントホイップは、冗談のようにしか感じることができない量のクリームをその懐に抱えていることが最大の特徴であり、本商品はそれを見事にセールスポイントとして完成させている。クリームを最初から最後まで楽しむことができるのである。

さすがに、王者ヤマザキも、危機感を感じて○○スペシャルシリーズのさらなるブラッシュアップを図る必要に迫られることであろう。

ただし、やはりスポンジケーキの出来、とりわけきめの細かさは圧倒的にヤマザキが勝っており、フジのソレは勝負にすらなっていない。
したがって、この手の商品に望むモノが、クリームの甘さを楽しむこと、という向きはマウントホイップケーキを、クリームよりもスポンジケーキ生地の柔らかさを楽しみたい向きは○○スペシャルを選ぶべきである。

また、残念ながら欠点がないわけではなく、第一に上述したようにスポンジがボソボソしてキメが粗いこと、さらにクリームの量が多すぎてパッケージ内側にクリームがべったりとくっついてしまうことが挙げられよう。
ちなみにマロンのマウントホイップで大きな問題となった、クリームが均等に分割できないという欠点は、本商品では改善されており、ほとんど均等に分割ができたことは評価に値しよう。

しかし、実は今朝、朝食代わりに半分を食しレビューを書き、これを書いている今、この瞬間に、半分を食べているのだが、やはりクリームは出色の出来である。やや甘さが控えめで、苺の香りも高く、フジらしくなく品のあるクリームに仕上がっていることを実感している。

ともあれ、コレと○○スペシャルがコンビニの同じ棚に並んでいる姿を、一日も早く拝んでみたいモノである。

フジ、やはり良い仕事をしている。

甘さ・・・大変良い

パンの食感・・・普通

コンセプト・・・良い

コストパフォーマンス・・・良い


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ぐしけん・チョコエース

ぐしけん・チョコエース

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130円 455kcal(公式サイトより)

☆☆☆

2010年11月の沖縄旅行の戦利品シリーズである。
沖縄のメーカー・ぐしけんからは3回目のエントリーとなる。

モノとしては、説明書きにあるように「チョコ風味のパンをチョココーティングして仕上げました。」というものであり、菓子パンというよりは、洋菓子であろう。
そして、その説明書きの通りのパンであり、内容も推して知るべし、という感じである。

沖縄の菓子パンらしく、非常に明瞭な風味であり、つまり非常に甘い。ただし、特別にまずいわけではなく、チョコなどはむしろコクがあって、決して悪くない。標準的レベルであろう。
また、ある意味しつこいかもしれないが、「チョコ風味」の生地というのが、チョコシート折り込みタイプであることは評価に値する。というのは、例えばココアパウダーを練り込んで、全体を黒褐色に仕上げたデニッシュ生地のパンよりは、より複雑で奥が深い味わいであるからである。
また、これも特別なことではないが、コーティングされたチョコの下に見え隠れするピーナッツ片も、食感に変化を持たせていて、食べていて飽きない。

しかし、繰り返すようであるが、何もかも特別なことはなく、至って普通のファクターであり、ごく普通の菓子パンであるとしか言いようがない。

特別に、やられた感はないが、得をした感じもないのは事実である。

まあ、見た目通りの期待には応えている商品ではある。

にしても、130円はいかがなものか。

甘さ・・・良い

パンの食感・・・良い

コンセプト・・・普通
コストパフォーマンス・・・やや悪い

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