ジャム兄ィのじゃむれっぷ -2ページ目

フジ・うさぎぱん いちご味

フジパン・うさぎぱん いちご味

336kcal 94円(スーパーで安売り)




2010年12月中旬のある日のフジパン商品開発部にて(※勝手な推測によるフィクションです)

A「あー、今年ももう12月の半ばだなー」
B「来年もいい年であって欲しいですねぇ」
A「そうだな。おまえんち、もう大掃除した?」
B「まだに決まっているじゃないですかぁ(笑)」
A「そりゃ、そうだな(笑)まだあと2週間もあるんだしなー」
B「そうそう」
A・B「あははは...」
C「大変です!!」
A「お、どうした?」
C「社長から、『正月用の新商品の菓子パンの開発はどうなってる?』って問い合わせ来てます!!」
A・B「あ....やべ...忘れてた」
C「ちょ、ソレ...どーするんですか!?」
A「急いで作らな!!」
B「でも、なんも考えてないじゃないですか!?」
A「えっと...来年の干支はなんだったか!?」
B「今年が寅年だから...ウサギですよ!」
A「よし、じゃこれを...こうやって...ここを曲げて...ウサギの目って何色か?ま、これでいっか...と、ほうら」
A・B・C「できた!!!!!」

ジャム兄ィのじゃむれっぷ

とおそらくこんな感じで作ったのであろう、とてもフジが真剣に考えて商品開発をしたとは到底思えない、2011年新春用の菓子パンである。

パッケージこそ、ウサギのカワイらしい顔の形を型どり、何よりもキュートな口元であるが、中から何やら妙なピンク色の生物が覗いている。賢明なる読者諸兄はご存じであろうが、地球上にはピンク色のウサギなどいない。

ジャム兄ィのじゃむれっぷ

袋から出してみる。






ジャム兄ィのじゃむれっぷ

もう何もかも台無しである。

ウサギではない。地球上の生物ですらないだろう。ハッキリ言って恐怖である。
これを購入してしまった客はもれなく「もう二度とゴメン」と感じるであろう。

商品としては、もちもち系の生地にストロベリー風味のシートを織り込んでいる、というものであり、特別においしいというものではないが、決してクオリティ 自体が低いわけではない。イチゴの風味は感じられるのは評価が与えられよう。

しかし、何よりもこのフォルムはダメである。もう少し作りようというか、完成度を感じさせて欲しい。目が黒豆なのも何かおかしい。本当に、この商品はフジ の社長なり、ある程度の責任を負う立場の人物が見て決済を出したのであろうか。というよりも、製造していたフジの社員は、誰一人オカシイと思わなかったの だろうか。

パッケージのデザインは秀逸であるのに肝心の中身がコレでは、フジの姿勢を疑ってしまう。

まあ、今年限りであろうし、12年後には、もう少しマシなうさぎぱんを世に出すであろうから、興味がある向きは、店頭で見かけた際には「即、買い」であ る。とにかくツッコミどころ満載なのだから。

甘さ・・・普通

パンの食感・・・普通

コンセプト・・・????

コストパフォーマンス・・・普通

ジャム兄ィのじゃむれっぷ

神戸屋・パインアメパン

神戸屋・パインアメパン

ジャム兄ィのじゃむれっぷ
440kcal 120円

☆☆☆

神戸屋からリリースされた、異色の菓子パンである。
その名が示す通り、日本人ならば誰しも一度は食べたことがあろう庶民的な飴菓子である「パインアメ」をイメージしている。
調べてみると、パインアメは、その名もズバリ「パイン株式会社」から昭和26年以来発売され続けている菓子であり、ほのかに香るパイナップルの香りとタイヤのような形状のリング状のフォルムが楽しい。

本商品は、神戸屋とパイン株式会社がコラボレーションし、その国民的菓子であるパインアメをモデルに作られている。

パッケージは、確かに現行のパインアメのパッケージデザインと同じであり、フォントもまた然りである。
問題のパンであるが、パインアメの特徴であるタイヤのようなリング状の形状に焼き上げられていて、見ているだけで楽しい。パン生地にはおそらくパインアメの黄色をイメージする色素が練り込まれているらしくやや黄色みがかっているような気がする。そのパンの上と内部にはパイン風味のクリームが入っている。

懐古主義ブームと言えばそれまでであるかもしれないが、このようなベクトルで商品を作り上げる菓子パンメーカーの精神は素直に評価したい。
ただし、残念ながら本商品は、そのままレギュラー商品と成りうるパフォーマンスを有しているとは言えない。
確かに、形状等の雰囲気はパインアメのそれであろうが、ここまで国民的菓子であるパインアメのパンであることを標榜するのならば、それをもっと再現する必要があろう。
第一に、パインの風味はほとんど感じられない。

ワタシのような昭和生まれの世代では、下手をすればパイナップルの味はパインアメから覚えた、という人も決して少なくないであろう。それほどまでにパインアメの風味はインパクトがあるのであるが、本商品にそのインパクトの再現を期待することはできない。ほんのりと何からの風味付けを施されたカスタードクリームという表現が関の山である。

パッケージには、オリジナルであるパインアメ同様のキャッチコピーである「甘酸っぱくてジューシーなパインアメ味」とあるが、どこも甘酸っぱくもないしジューシーでもない。

また、そのモチーフとなるパインアメは、当然その4.8gの一粒全体がパインの風味をもつ飴であるのだが、本商品はそれを再現するためのクリームの量が劇的に少ない。もう、なんでこんなにケチケチしているのかと、本気で疑問を感じてしまうくらいに少ないのである。正直、これで120円は高いと言わざるを得ない。
したがってこの商品は、リピーターを得るというレベルにはほど遠いクオリティなのである。

ただし、パインアメという言葉を取り除いてしまえば、パン生地自体は、しっとりとしていながらも腰が強く、ほのかに甘いという食感であるから決して悪いものではない。

何にしろ、コンセプト自体は非常に衝撃的であるのだし、おそらくここ数ヶ月で店頭から姿を消してしまうことであろうから、話のネタに、否、自らが日本人であることを今一度自覚するナショナリズムの再起のためにも、読者諸兄には一度は購入し試されたい。

まあ、ワタシは、一度食ったので、もう結構である。

甘さ・・・やや少ない

パンの食感・・・普通

コンセプト・・・非常によい

コストパフォーマンス・・・やや悪い

ジャム兄ィのじゃむれっぷ

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いわぎ島・レモンジェリー(グリーン)

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150g ???円(いただきもの故)

☆☆☆☆☆

ワタシがこれまでに出会った数多のジャムの中で、五指に入るのは間違いないジャムの登場である。

透明感のある淡緑色のゲルに浮かぶキュウリの浅漬けを思わせるような鮮緑色のピールも美しければ、レモンを見事にジャムに仕上げた技術、さらにレモンの苦みや酸っぱさを抑えながらも清涼感を再現することに成功している風味、どこをとっても文句のつけようがないジャムである。

いったいこれは何であろうか。

「いわぎ島」というのは愛媛県の北東部の瀬戸内海に浮かぶ岩城島のことであり、彼の地は「青いレモンの島」というキャッチフレーズでPRを打っている。つまり、このジャムに使われているのは岩城島の名産である「グリーンレモン」という、黄色くなる前の緑色をした状態で摘果したレモンで作ったジャムということなのである。
ただし、一般に柑橘のピールを混入したジャムのことをマーマレードと呼ぶわけだが、本商品はマーマレードどころかジャムですらないらしい。曰く「ジェリー」と呼ばれている。

確かにマーマレードで賛否が分かれてしまう原因であるピールの苦みが、ほとんど感じられないためそれが苦手な向きにも安心して食すことができるであろうから、そういう意味では通常のマーマレードとは一線を画すことができる。
そもそもワタシは、別にジャムに健康志向を期待しているわけでないので、無添加であるとか、そういうことは通常は気にしないのであるが、本商品に限っては、着色料を使わずにこのエメラルドグリーン、さらに香料を使わずにこの清涼感のある香りを感じることに対して、素直に賞賛の評価をするものである。まさにレモンの持つポテンシャルであろう。

もちろん、ジャムはパンに塗って食べるモノであるから、その塗り心地というのは、ジャムの重要なファクターであるのは言うまでもない。その点でも、本商品は特別にストレスを感じることなく、極めて滑らかにパンの上に塗った来ることができ、ジャムの本分を忘れていない。

とにかく、食べてみて清涼感を感じることができるジャムというのは、それが仮に本商品のビジュアル的な効果の影響だとしても、なかなか出会うことができない。特に、冷蔵庫でしっかりと冷やして食べると、さらに清涼感が増すため、そういう食べ方もぜひ試されたい。

当然、彼の地からは、通常のレモン色をしたレモンジェリーも販売されているそうなので、そちらも試してみたい。まぁ、似たような風味なのであろうがwww

ジャム好きを標榜されている皆さんには、購入と実食を強く推薦するジャムである。みなさんのジャムライフの歴史に、また新しい1ページが加わるであろうことは確実である。

何にしても、文句なしに最高評価に値するジャムとの出会いに、久しぶりにジャム神に感謝である。

ジャム兄ィのじゃむれっぷ