今年もコロナで現地には赴くことは出来ませんが、台湾の友人たちの助けを得ながら随時春茶をリモートでチェックしています

 

集めた情報、届いたサンプルなどから恒例の仕入れレポートを久々にやりたいと思います

 

今年は冬から春にかけて圧倒的水不足に悩まされています

 

あの日月潭も水不足で普段見えないところもあらわになるなど深刻な状況です

 

状況的には2019年と似ていると思っています

 

場所により差はあるものの多くの茶園で大幅な減産となっており、平均的に30%前後、悪いところは半分以上減少も聞こえてきます

写真のように春にしてはかなり小サイズなものが多くなっています

 

加えて繊維化が進みやすく待ちすぎれば摘み頃を逃してしまうので注意が必要です

 

今年はかなり厳しい年になりそうと思いながら届いたお茶をテイスティングしてみると思いのほかに品質は悪くなくいというのが今のところの正直な感想

ここ数年の中でも絶好調な昨年と比べるとやや”喉韻”が足りないものの、香りに関しては負けず劣らずな印象です

 

状況的に2019年2017年を想起していただけに少しホッとした部分もありますがやはり油断は禁物です

 

はっきり言って今年は品質に差が大きくつく年になります

 

日光萎凋や攪拌は特に重要な工程になりますが、消極的過ぎたり逆に攻めすぎたりすればうまくいかず、求められるゾーンが狭いのが今年の茶葉の傾向です

 

標高の高い高山茶はまさにこれから始まるところなので最後まで気を抜かず、品質的に満足したものだけを選ぶようにやっていこうと思います

既にご存知の方も多いと思いますが台湾ファン待望の神農生活あべのハルカスに初出店しましたね

詳細は近鉄百貨店のWebサイトにあるので載せておきます

 

私も台湾のMRT圓山駅近くにある神農市場にはよく行ってました

 

食べ物のイメージが強い神農ですが日本では台湾茶を推していく方針のようです

茶市場エリアでは色々なメーカーのお茶がずらりと並びます

 

日本でこれだけの面積使って台湾茶を扱う場所もないんじゃないかと思うほどです(逆にちょっと心配になるくらい)

 

そんな中にTeaBridgeの台湾茶も販売して頂けることになりました

現在は梨山碧緑渓阿里山金萱茶古式凍頂烏龍茶貴妃茶の4種類のみですが、今後季節に応じて変わっていくかもしれません

茶市場のすぐ横にはティーサロンが併設されており、全部ではありませんが茶市場で販売されているお茶を飲むことができます

上記した私の取り扱い4種類も功夫茶スタイルで飲めます

私自身は近鉄百貨店とも神農生活とも繋がりがあった訳ではないので本来ここに置いてもらえる予定ではありませんでしたが、大阪を中心に中国茶・台湾茶教室をされている前田久美子先生の熱いプッシュのおかげでご縁を頂くことになりました

 

前田先生は気さくな人柄でこれまでも大阪を中心にずっと台湾茶・中国茶の魅力を楽しく伝えてきた方ですので、大阪近郊でお茶に興味のある方は是非一度教室に参加してみて下さい

 

 

 

 

 

 

急に冬らしい気温となり温かいお茶が恋しくなる季節となりました

ご存知の方も多いと思いますが10月24日を以って多くのお客様に惜しまれつつ茶泉は閉店となりました

 

東京でも都心からやや離れた場所にある経堂という場所で中国茶専門店を15年も続けることは並大抵なことではありませんね

 

時期も時期なだけにコロナで閉店?と思った方も多いかと思われますが、実はちょうど2年前の年末頃にお店を閉めることについてオーナーの土井さんから話を伺っていました

 

まさかラストイヤーがこんなことになるとは…と最後は本人も苦笑していました

 

お店はこれで終わりになりますが、本人曰くまだまだ現役で活動されるそうですのでお間違えなくとのことです

 

そしてこの空いた場所がどうなったかというと、先日新オーナーの馬場沙由香さんが『ことこ茶店』をOPENされました

茶泉が茶葉販売メインだったの対して、ことこ茶店は誰でも気軽にお茶を楽しめる喫茶スタイルを目指したお店です

 

おしゃれなカフェに大変身ですね

 

落ち着いた白を基調として木の素材感や照明が暖かさを感じさせてくれます

TeaBridgeのお茶もこのように扱って頂いております

 

お茶だけでなくフードも充実しているようなので是非足を運んでみてください

 

それからちょうど今日阿里山金萱の熟香バージョンのサンプルが届きました

左が熟香タイプで右が清香タイプ

 

実は今年の阿里山金萱冬茶は凍頂のコンテストでなんと特等参(第4位)頭等肆(第5位)を獲りました ※名称と順位間違ってましたゴメンナサイ

 

毎年安定している阿里山金萱ですが今年は特に高級感ある作りだなと感じていました

 

高級感というと分かりづらいのですが、冬の寒気がいい感じに当たったおかげで標高の高い高山茶に通ずる雰囲気が出ています

 

よく台湾中南部のお茶作りの心得で言われる言葉があって「烏龍做金萱、金萱做烏龍」(烏龍は金萱の香りを、金萱は烏龍の味わいを作れ)という表現があります

 

逆に言うと青心烏龍では金萱のような香りを出すのは困難、金萱では青心烏龍のような深みのある味わいを出すのは難しいということです

 

標準的な品種の特性を超えたところに本当にひと握りの良茶が生まれるというわけです

 

今年の冬の金萱ではまさにそういった仕事が出来ていて見事4位という結果に繋がったといえます

実際のコンテストのスタイルとしては焙煎がしっかりと入った熟香タイプにはなります

 

いつもは金萱の熟香タイプはあまり入荷はしないのですが、本人から受賞の報告とともにお茶がまだ少しあるのでいるか?と聞かれたのでサンプルを送ってもらいました

 

テイスティングの印象としては本当に甘くスッキリとした阿里山金萱熟香のお手本のような味わいでした

 

金萱の焙煎は意外と難しく、香りだけではなく味わいの洗練された雰囲気をいかに出すかが重要になります

 

元の原料がとても良質なのでその雰囲気を壊さずきちんと実現されているのが素晴らしいですね

 

熟香タイプの入荷はおそらく年明け以降の予定です

 

王道のミルク香のある清香系と香ばしさと甘い香りが入り混じった熟香系、あなたはどちらがお好きでしょうか?