過去春茶の第一回目のレポートはいつかと読み返していましたが、昨年と一昨年が4月27日で3年前が17日でした

 

今日は4月19日なので3年前とだいたい同じ時期にUPできました

 

なぜ最初にこの話なのかというと、過去2年間は茶摘みの時期がかなり遅れが出た年で非常に苦労をしました

 

今年はようやく正常になって、ホッと胸を撫で下ろしています

冬から春にかけての気候がここ数年いつも不安定で時期が遅れたり、理想的ではない生長にとても頭を悩まされました

 

そういった意味で今年は安定的に推移してきており、いつものような負の情報満載の発信をしなくてすみそうです

全体的に見て今年の品質は昨年よりもいいといえます

 

ただし傑出した優良なお茶がたくさん作られるというイメージではなく、平均点が底上がるというイメージです

 

これまでテイスティングしてきた感想で言えば、どれもそこそこに飲めるという印象で昨年のように「あ~こりゃダメだ」という感じは少ないです

 

いわゆる本当に傑出した優良茶というのは豊作であっても凶作であっても元々少ないので、ひたすら足を使い且つ運に恵まれる必要があるのはいつものことです

 

私自身今年は運にも恵まれ、順調に欲しいお茶が手に入って来ているので久しぶりに楽しく日々の生活が送れています

四季春や金萱や迎香といった品種茶は選び終え、現在は標高1000Mを超えた高山系烏龍の仕入れに入ったところです

 

今は阿里山が出てきたところ、そして杉林渓、梨山と標高が高い順に続いていきますので、その様子も後日またこちらでUPします

 

最後にメディア掲載があったのでここでも紹介させて頂きます

 

地元テレビ局である南投新聞から取材の申込がありました

 

3年前も一度取材を受けましたが、やはり彼らからすると外国人の私が烏龍茶を学んでいるのは興味深いようです

以下、自分のインタビュー部分の翻訳です
「烏龍茶はとても深い学問です。なぜなら烏龍茶の化学変化はとりわけ複雑なものだからです。なのでそれぞれの茶工場、作る人によって全く違う結果になります」

「最初に理解しなければいけないのは台湾茶の製造過程、そしてその品質問題についてです。自身で作る事を経験する事によって、各々の過程での重要なポイントがみえてきます。そして自身がちゃんと理解できるようになれば、消費者に対してもしっかりとした説明をする事ができるようになります」

「烏龍茶作りは本当に大変な仕事の一つだと思います。なぜなら烏龍茶作りは特に長い時間を要し、時に眠ることもできません。お茶作りは人の時間で動くのではなく、お茶の時間で動いていくからです」

 

東京『地球にやさしい中国茶交流会』、京都『吉田山大茶会』、北海道『北の茶縁日和』に続き、大阪で新たな大イベント『大大阪お茶会』が誕生しました

https://ajtla.teamedia.jp/dai-osaka/

 

開催は1月21日(日)なのでもうすぐです

 

私もTeaBridgeで出店しますので是非お立ち寄り下さい。冬の一押しの新茶とイベント限定のお茶の販売をやっております

 

その他販売ブースでは日本茶・中国茶・紅茶やお菓子なども幅広く出店があるので、試飲しながら好きなお茶を愉しめるイベントです

 

アクセスのいい本町駅のすぐそば。入場無料なので気軽にご参加ください

https://ajtla.teamedia.jp/dai-osaka/access/

 

 

いつもやっている名古屋の烏龍茶講座のお知らせです

 

第13回のテーマは『炭焙煎のヒミツ』です。既に東京や奈良では先行して開催していますが、好評なテーマといえる炭焙煎のコアな部分に迫る話をします

 

今まで語られてこなかった“陽火”や“陰火”といった概念とその区別について詳細に解説をします

 

一子相伝、門外不出的な世界のある炭焙煎技術の神秘に迫ります

 

場所:愛知県スポーツ会館1F会議室 ※「はおしゃん」看板が立っています

日時:2月10日(土)
   ①午前10:00~12:00
   ②午後13:30~15:30

参加費:3,000円

 

連絡先:TeaBridge2012@gmail.com

 

~追加お知らせ~

2月18日(日)には京都のISO茶房にてもこのセミナーを行う予定となっております

https://www.iso-sabo.com/

関西でのご参加を希望の方は直接お問い合わせお願い致します

 

本日11月13日。久しぶりの更新です

 

今年は10月24日に台湾に入り、予定では11月18日に帰国します

ここ数年強く感じるのは、年々早摘み気味になって来ている台湾の冬茶

 

ブログでも何回も書いている通り、梨山などの地域を除けば立冬(今年は11月7日)前後に作られるのが正統派でした

 

大陸から降りて来る寒気、いわゆる”東北季風”によって冬のクオリティは作られます

 

11月を待たず10月中に終わってしまった茶区が多く、特に10月中旬までの気候は夏のような暑さがあって、とても寒気と呼べるものはまだ降りてきてませんでした

 

高海抜の地域で作られた茶も寒気にあてられていなければ冬本来のクオリティは得られず、味わいは限りなく秋茶に近い冬茶というなんとも中途半端な茶ばかりでした

加えて10月に入ってからは雨が少なく、台湾にしては珍しく乾燥した気候が続きました

 

理想を言うなら、寒気にプラス湿度があれば冬茶の条件としては最適です

 

茶業者間では”乾冷””湿冷”という言葉に分けて話すちょっとした専門用語で勿論この場合は湿冷が好まれます

 

適度な湿度は茶樹全体に潤いを与えて、寒さによる繊維化を程よく抑えます

 

この絶妙なバランスあってこそ冬特有の”冬香”は生まれるのですが、近年見ているとその寒気が来る前に摘み終わるケースが多々です

茶農家が待ちきれない理由の多くは、秋茶から冬茶までの期間に気温が高過ぎるせいで10月中に摘まざるを得ない、というケースをよく見ます

 

あまり待ちすぎれば収量にも大きな影響もあり、品質的にも繊維化が進み過ぎればアウトとなる為、ジレンマを抱えつつも早摘みを選択するというのが実情なのです

 

地球規模の温暖化が一番の原因ではあるものの、冬茶らしい冬茶が作られない昨今では正直言って非常に寂しいものがあります

 

今現在の気候は既に寒気が降りて来ており、昨日今日と雨に恵まれ今後の天気次第で良質な冬茶が生まれる可能性はあります

 

しかしながら大部分の産地は終了している為、冬茶のクオリティが得られるのはわずかな産地だけとなりそうな気配です

 

残りの数日に勝負をかけ、これぞ冬茶というものを見つけてみたいと思っています

冬の東京セミナーの日程が決まりました

 

日時:12月3日(日)

   ①午前10:00~12:00

   ②午後13:30~15:30

 

場所:China Tea 茶泉

http://www007.upp.so-net.ne.jp/chasen/sub7.html

 

参加費:3000円

 

内容

冬の新茶の最新情報に加え、今回はかなり特殊かつほとんど語られる事のない炭焙煎についての話をします。“陽火”と“陰火”、炭焙煎にも火の種類があることをご存知でしょうか。門外不出や一子相伝的な要素の強い炭焙煎の世界。炭焙煎の茶を堪能しながらヒミツを解き明かします

※前回お知らせと内容を少し変更致しました

 

参加ご希望の方は下記メールアドレスか茶泉・土井氏に直接ご連絡下さい

TeaBridge2012@gmail.com

※定員となりましたので締切とさせて頂きます