辛い思いを文字に変える -4ページ目

六月二十三日

窓辺から 微かに光る 捻り花

出会わなければ

大学うかったのはあまり実感が湧いてこない
迎える新しい生活をイメージするのも面倒だ
それよりも自分の存在意義を確かめたく
いろんなことをしたが、皮肉に何も感じ取れなかった
でも、あの日お前とであった
校門へ続く坂道
始業式まであとちょっとだけど
まあ、そんなに急がなくでもと思ったそばから
お前が急に飛び出した
ぶつかるもなく、私のせいで転んだでもなく
だた走って行った
そしたら、何で君に目を行ってしまったのは
同じ雰囲気を感じ取ったかもしれない

六月五日

サツキヤミ ほおから落ちだ 雨なのか

時間を遡る

高校生活は退屈だった
転校してきた頃、今後のことを考えて
無理しても友達を作るべきだと思っていたが
今になってそう考えた自分が馬鹿だった
別に人と付き合うのは嫌いではない
でも、目的もなくぶらぶらしてると
何の意味もない付き合いの時間にただただ流されていた
余計虚しく感じていた
何回か断ったら
”付き合い悪いな”、”何でそんなに忙しいだ”などの言葉が飛んできて
ごめんしか言えない自分が情けないと思いつつも
早めに片付けて帰り道についた
はじめは悪いと思ったが
次第に苛立ってきて、今の状態に至ったってわけだ
そう、完全に諦めた......他人も、私も
人と付き合いは何で虚しいことだな
こんな些細なことだけで友情が壊れる
でも、それはそれで良いかもしれない
何にせ、そこに帰属感が沸いてこない
だから私は別のことに専念しようとしていた
勉強だ、そうだ勉強だ
毎日、毎日教科書に没頭した
しかし
心に抉られている穴を塞げることは出来なかった
ソウダフサゲラレナカッタ

何か見えた?

何も見えない......そうだ、何も
なぜこうなったのか
思い返してみれば
それは自分がした愚行の罰だったかもしれない
私はただ------まで行きたかった
私が私であり続ける場所に
だが、そこに私の”存在証明”はなかった
最初からそうだった
思い違いだった、考え違いだった、勘違いだった

試してはいけなかった
あそこまでいく方法を見つければいけると思った
駄目だった、拒絶された、拒まれた
だからもっと、もっと欲しかった
自分の心の”在り処”である------

何年も費やしたか
すべてのすべては儚い夢だった
なぜだ、なぜあそこまで行けたのは------だ
なぜあの人の隣にいるのは私ではなかった

人助けだと、ただの自己満足だけだ
いや、違うな満足なんかじゃない
絶望だ、何もかもだ
同じ様な人間に自分の絶望を喰らわせてやりたかった
それでやり始めのだ