辛い思いを文字に変える -3ページ目

七月十日

散り落ちる 夏の夢にも 野牡丹花

七月七日

風鈴と 声を掛け合い 夏椿

初めての喜び

大学に入ってから、学業に追われる日々に
私は小さくも心の中に初めての充実感を湧きあがって来た
入学してまもない頃、学園にまだもや人との交流に疲れた
それゆえ、私はいつも図書館へ避難するかのように逃げ込んだ
何回か通いたら、ふっと本に興味を持ち始めた
一年間ずっと学校の図書館にこもって、必要の授業しか受けない
授業のない日にも、暇なときも
そんな中に私は物理学を始めた
昔あれだけいやな数字や記号
テストの鎖を解いたらこんなにも面白いとは
知識を知る喜びで何もかも忘れてしまいそうだ

背中から感じた

坂道から見た彼の姿に懐かしい感じがした
道先に消えたあの背中向こうに大きい建物が見えてきた
同じ学校なのかな、今日は新入生しかこないから
あの人も私と同じ年なんだろう
後で探してみようか、あの人なら出来る
あの日から胸の奥に見える靄、明らかにできるかもしれない

六月二十五日

黄昏に 天甜酒 と書紀添え