コレクション展「こどもの情景-こどもを撮る技術」
「コレクション展「こどもの情景-こどもを撮る技術」」★★☆☆☆
(東京都写真美術館)
“技術”というか“苦労”?
ダゲレオタイプでの写真撮影の失敗や意図を、深読みした解説文が面白い。
Josef Koudelka Prague1968
「ジョセフ・クーデルカ プラハ1968」★★★★☆
(東京都写真美術館)
1968年のプラハ侵攻、いわゆる“プラハの春”。
これほど臨場感あふれる本事件の写真を撮ったのは彼だけ。
翌年匿名でロバート・キャパ賞を受賞。
1984年まで正式発表出来なかったためか、写真の注釈が十分でない。
どういった状況なのかわからない写真がある。
外国兵の戦車に群がる群衆を写した一枚。
彼らは兵士に向かって必死に何かを語りかけている。
ここまでは何の不思議もない。何か抗議しているのだろう、と。
異様なのが戦車の上に座っている兵士らが皆、身をかがめて市民の声に耳を傾けている。
その他印象的だったのは、市民による抗議のポスター。
有名な「レーニンよ目を覚ませ、ブレジネフの気が狂った」や、ユーモア溢れる“作品”ばかり。
糸井さんもビックリ。
BAL
「蜂蜜」★★★★☆
(Turky/German, 2010, 103min/銀座テアトル)
Director&Writer:Semih Kaplanoglu
今のところトルコ映画にハズレなし。
映像が面白い、斬新、特異。
自然を相手に見事な画を映し出す。
しかし映像ばかりに気を取られてはいない。
「音」も美しい。
音楽はなく、自然が奏でる風や樹木の音。
更には人の声・吐息・足音にまで魅せられる。
ユスフ3部作、完観するぞ。
CE N'EST QU'UN DEBUT / JUST A BEGINNING
「ちいさな哲学者たち」-----
(France, 2010, 102min/新宿武蔵野館)
Director&Writer:Jean-Pierre Pozzi
フランスの小さな幼稚園で行われた哲学の授業を2年間にわたって記録した教育ドキュメンタリー。
開始10分で眠りに落ち、気がつけばエンドロール。
映画生活でここまでぐっすり寝たのは初めて。
でも冒頭10分はとても良かった。
SON OF BABYLON
「バビロンの陽光」★★★★☆
(Iraq/UK/France/the Netherlands/Palestina/Arab/Egypt, 2010, 90min/シネスイッチ銀座)
Director&Writer:Mohamed Al Daradji(モハメド・アルダラジー)
戦地に出向いた父を探しに息子は祖母と旅にでる。
まだまだ大人に甘えたい盛りの少年と淡々と着実に歩を進める祖母の画で始まる。
しかし現実に直面するにつれ祖母は心を乱し、それに反して少年の表情は逞しくなっていく。
彼の吹く笛の音が胸に染む。
道中に登場する脇役陣も皆、味があっていい。
場面は常に瓦礫や砂埃にまみれている。
それなのに映像は力強く目を奪われる。
2003年のフセイン政権崩壊後、イラクで300超の集団墓地が見つかった。
ほとんどの遺体が未だ身元不明のまま。
本作は日本ではあまり報じられることのなかったイラクの実情を描いている。
この祖母役と少年役は監督が6ヶ月間、イラクの村や町を探し回って見つけたらしい。
制作スタッフはフランス・イギリスからも参加していたものの大使館からの退去勧告を受けイラクを離れた。
しかし難航していた資金繰りはサンダンス映画祭が強力してくれることに。
イラクでは2003年以降たった3本の映画しか作られていない。
かつて275館以上あった映画館は湾岸戦争とイラク戦争で大半は失われた。
監督はスクリーンとプロジェクターを車で運び各都市で上映している。
本監督はイラク人1人の命はヨーロッパ人1人の命と同等に扱われないと訴え、
「イラク・ミッシングキャンペーン」を設立。
イラクで行われた惨殺を世界に認識してもらおうと活動している。
ただ、(だらだらと書き綴った)バックグラウンドはさておいても、素晴らしい映画。
世界文学への誘い
「世界文学への誘い」★★★☆☆
(紀伊國屋サザンセミナー)
(出演|鴻巣友季子、柴田元幸、辻原登、池澤夏樹)
敬愛する柴田先生も登壇されるということで僭越ながら参加を。
私にとっては若干敷居の高さが残る世界文学。若干距離が縮まった。
ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー
「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」★☆☆☆☆
(東京オペラシティアートギャラリー)
私の力不足で、残念ながら、何も感じ取ることが出来なかった。
http://www.operacity.jp/ag/exh129/




