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おじクロ


「おじクロ」★★★☆☆
(ラッパ屋講演/紀伊国屋ホール)
脚本・演出:鈴木聡

そうです、ももいろクローバーZに感化されたおじさんたちの話です。
実際に鈴木さんがはまったようです。

観客の中にはももクロファンが結構いて、彼らの反応が面白かった。
バカすぎて、でも一生懸命なおやじたちの熱意に感動。

http://homepage3.nifty.com/rappaya/

MICHEL PETRUCCIANI


「情熱のピアニズム」★★★☆☆
(France/German/Italy, 2011, 103min/シアターイメージフォーラム)
Director&Writer:Michael Radford

36歳という若さでこの世を去ったフランス人ジャズピアニストのドキュメンタリー。
女性に惚れやすく、ドラッグ好きで、好奇心旺盛な秀逸ピアニスト。

芸術家の生涯を描くドキュメンタリーは、どうも素敵にデフォルメされやすい。
「あるライブでピアニストが来られなくなり、
 客席にいた息子が急遽バンドに参加した」と初舞台の逸話を語る両親。
一方そのライブの主催者側は「いや、事前に出演は決まっていたよ」と。
こんなバカ正直な編集、好感が持てる。

http://www.pianism-movie.com/

TATARAK / SWEET RUSH


「菖蒲」★★★☆☆
(Poland, 2009, 87min/岩波ホール)
Director&Writer:Andrzej Wajda

ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督。
ドラマに加えて、主演女優が夫の死を私的な独白を挟むという独特の構成。

http://www.shoubu-movie.com/

ARGO


「アルゴ」★★★☆☆
(USA, 2012, 120min/板橋ワーナーマイカル)
Director:Ben Affleck

79年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件。
CIAが架空のSF映画の製作を口実に人質救出したという嘘みたいな本当の話。
当時の映像や写真を忠実に再現しており緊張が途切れない。

ただ…少し斜に構えてみると、なんとも、ま、もちろん、ハリウッド的。

脚本家に契約書にサインさせるために大ボラ吹くくだりとか、
家族の話で距離が近づくあたりとか、
バレるかバレないかの焦らし方・撮り方とか、
中止にされた計画を正義感から強行するあたりとか、
離陸寸前の飛行機を車が並走するシーンなんて、行き過ぎで緊張感どころか笑っちゃう。

そんな中、ハリウッド感がでてなかったベン・アフレック。
彼に随分救われた。

http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/

POULET AUX PRUNES


「チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~」★★★☆☆
(France/German/Belgium, 2011, 92min/新宿武蔵野館)
Director&Writer:Marjane Satrapi, Vincent Paronnaud

死を決意した音楽家が死ぬまでの8日間を描く。
時間軸の移動が多く構成が面白い。
程よくわかりにくく、でもきちんとわかるように描写が施されている。

http://chicken.gaga.ne.jp/

MISTERIOS DE LISBOA


「ミステリーズ 運命のリスボン」★★★☆☆
(France/Portugal, 2010, 267min/シネスイッチ銀座)
Director&Writer:Raoul Ruiz

4時間半の大作。
覚悟はしていたけど登場人物と語りの多さに苦戦。
なのでストーリーはこの際置いておいて。
映像が面白かった。
長回しが多い。
カメラは右へ左へぐんぐん動き、随所に嗜好をこらしたカットがあり、なかなかの出色。
紙芝居のような小窓カット、遠近法かと錯覚させる特異なフォーカス。
光と影もとっても粋。

内容はあまり頭に入らなかったけど、画はたくさん印象に残った。

http://www.alcine-terran.com/mysteries/

ET SI ON VIVAIT TOUS ENSEMBLE?


「みんなで一緒に暮らしたら」★★★☆☆
(France/German, 2011, 96min/シネスイッチ銀座)
Director&Writer:

老友と晴耕雨読の共同生活をするという、なんともうらやましい物語。
まあ、フランス人の好きそうな映画。
しかしいくつになっても揉め事の原因は変わらないんだな、と。

ディルクが「コッホ先生」、一体彼は何カ国語話せるのか。。

このまま、何となく終わるんだろなー、と思っていたら、
最後で根こそぎ持ってかれた。
すごくいいラストシーン。
正論というのは時に無意味。

http://www.cetera.co.jp/minna/

THE CONSPIRATOR


「声をかくす人」★★★☆☆
(USA, 2011, 122min/銀座テアトル)
Director&Writer:Robert Redford

リンカーン大統領暗殺の共犯の罪で、アメリカ初の死刑因となった実在の女性。

この映画が訴えたいことは無論、彼女の無罪ではない。
民間人が法廷ではなく軍事会議にかけられたという不条理さ。
若き弁護士が、陳腐な言葉だけど、まさに”正義”のために戦う。
いつの時代も権力というのは恐ろしい。

http://www.koe-movie.com/

終の信託


「終の信託」★★★☆☆
(Japan, 2012, 144min/板橋ワーナーマイカル)
Director:周防正行

前半は登場人物の心情を無闇に見せない。
真意からそれた判断をさせない為に、観客に下手な情を持たせない。
最後は感情と倫理の応酬をみせつけられ、観客の心を揺さぶる。

「それでもボクはやってない(2007)」と同様、誘導しない。

A DANGEROUS METHOD


「危険なメソッド」★★☆☆☆
(UK/German/Canada/Swiss, 2011, 99min/日比谷シャンテ)
Director&Writer:David Cronenberg

これまでの落胆は比じゃない。
”精神病患者との禁断の愛”にたいした肉付けはなく、
それぞれの人物描写は全編通すと矛盾だらけ。
物語の年代はどんどん進み、取り残された状態。
冒頭すぐにSTの粗さ堅さが目につき、直すぎて頭に入らない。
気を張り集中力を高めても、どうにも飲み込めない。
もう勝手にどうぞ。

ただ、キーラ・ナイトレイはわるくない。

http://www.dangerousmethod-movie.com/