セリ科の一種で海岸の砂地に自生する海岸性の多年草です 料理のあしらいや山菜と
して食用に利用する他 漢方薬や民間療法薬として広く認知されています
北海道から南西諸島に分布 花期は5~7月で南方になるほど開花時期が早くなります
近年は自生地が減少し 福島県.福岡県ではレッドデータに記載されています
浜防風の根は漢方で“北沙参”と呼ばれ去痰.解熱.鎮咳薬などとして利用されています
日本では生薬の一種.防風の代用品として利用される事も 効能は防風と同等かそれより
劣るとされています
根.根茎にはクマリン配糖体が含まれ発汗.解熱.鎮痛に用いられます また民間療法
では婦人病の薬とされるうえ最近では糖尿病に効能を示すともいわれてます しかし
糖尿病については俗説の域を出ておらず明確な効能があるかは定かでありません