~ふたりで書く胃がんブログ~

ふたりで書く胃がんブログへようこそ

胃がんのため、胃の3分の2と周辺のリンパ節
および胆のうを切除しました。
患者本人「とらお」とその彼女「こあら子」が
お互いの視点で日記に綴っています。

癌の発見~術後の様子の日記はこちら
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おやつの食べ方

胃を切ってしまうと当然いちどにたくさんの物が食べられなくなるので、

普通は分食というスタイルになるというのは一般的な話。

もちろんとらおも一度に少しの量の食べ物を食べることにしている。


しかし、もともといやしんぼでおいしいと思ったものはバクバク食べてしまう、

とりわけ最近はおやつが大好きで、おやつを一袋おいておくと、

だいたい次に見た時にはおやつの姿はなくなっている。


そのうえ、さすがに1年もたつと食べられる量や種類もたくさん増えてきたので

ちょっと油断気味で、おやつを一気食いしては

つかえや吐き気と戦うことになっているらしい。

ポポロン(風のおやつ)を一袋一度に食べてセックスし、

射精と同時にゲロを吐くという偉業も成し遂げた。

(ゲロをかけられなくて良かったと安堵している。

顔にゲロかけられるなら顔射の方がマシだぜ…)


私はもともと大食いではないのでその気持ちは理解できず、

半分にしておけばいいのに…といつも内心思っている。

なので最近は、小さい袋に入っているおやつなどを買ってきて、

半分食べて置いておくことにしている。

そうしておけば嫌でも半分しか食べられないからだ。

半分のおやつも、やはり瞬時に姿を消しているという事実には

変わりはないのだけれど。


このまえスーパーへ買い物に行くとナビスコのラングドシャが安売りだった。

買い物ではおやつをかっておいてあげることにしているので

その日はそれにしたのだけど、このおやつ、一箱の中に小袋が2つ入っている。


私が床に就こうとする頃、「おやつを食べよう」と言いながら

ラングドシャに手をかけている人がいた。

2袋一気食いしたら大変だな…まあ知らん知らん、と思いながら寝たのだけど、

朝起きたら、小袋1つだけ食べて、1つは残っていた。


我慢したのかな、やるやないですか。


寝ぼけまなこのとらおに「1つで我慢して偉いねぇ」と声をかけたら

「…俺は子供か、むにゃむにゃ」と言っていた。

ほめてやっただけなのに。


その後のとらおのひとこと。



「2つとも食べたのばれたら怒られると思って…怖かったんや…」




そんなことで恐れないで欲しいよ。

ていうかその発想は「お前は子供か」じゃないか。むにゃむにゃ…。




結局のところ、つまり子供扱いするしかない。
      ↓




とらお、1年目の診察。(こあらこ)

今日は、とらおの1年目の診察があった。
前もって、CTと胃カメラとしてた結果を今日、教えてもらう。
実は胃カメラに寝坊で遅刻という実績のあるとらおなので
まさか今日も遅刻しやしないかと、内心ハラハラしていた。

昼休みに電話をかけても、この電話、誰もでんわ。
とらおがやっと電話をくれて、遅刻は免れた事を知る。

「のどのぐりぐりの事もちゃんと言ってね。
 仕事中だけど、結果は電話で知らせてちょうだい。」
と伝えて、お昼休みの電話を終える。

今日は会社の社内研修ががあって、受けるだけならまだしも
私が講師に当たるという不運。
私の出番にとらおから電話あったらどーしてくれるんだよ!
と、立腹しながらしかたなく研修に当たる。

私の次の演者に変わってすぐ、電話が鳴る。
とりあえず電話を切ってみる。でも。
うーん…研修中だけど…人がしゃべってるけど…

ま、いっか。

さりげなく外に出て電話をかけ直した。


「なんも異常なしだった!
 貧血も治ってて、ヘモグロビンも正常値に戻ってた!
 ビリルビンはちょっと高いけど(手術で胆のう取ったし)
 体になんもないから平気だし(黄疸もないしね)
 のどのぐりぐりも手術やがんとは関係ないですって言われたよ!」

「…ほんまに、のどのぐりぐり、関係なかったん?」

「リンパやって言われたけど。」

「リンパって、転移じゃないの。」

「…虫歯とかないですかって言われたよ」


ある。

虫歯がある。

4月からほったらかし(詰め物が取れて放置)の虫歯がある。


「…あの虫歯?」

「うん多分。」

「じゃあ虫歯以外、なんもないの?」

「1年目、とりあえず無事終了した!」


よかった!感涙だよ!


暑い暑い会社の階段の踊り場で、汗だくになりながら
本当に嬉しかった。よろこんだよろこんだ。


あと4年あるけど、とりあえずよかった。
今日は嬉しいお酒が飲めました。(ひとりで…)



実際あと4年あっても、とりあえず嬉しいもんは嬉しい。
今日はいい日だ!
      ↓




へんな腫れ物ができる。(こあらこ)

先週、先々週とCT(たぶん肺?)、胃カメラの検査をして
明日はちょうど1年目の診察があるらしい。
診察も何ヶ月かに一回しかないので、いつ以来なのか
私もよく分からない。
(ブログの更新が滞っている間に1回行ったのはたしか)

特になにごともないようだし、もちろんない事を祈ってるわけだけど
昨日、とらおののど元に、変なぐりぐりができているのを
とらお自身が発見した。

唾石

このへんに、へんなぐりぐりがある。

「が、がん!?がんじゃないの!?早く病院へ行きましょう!」
と慌てふためいてみたが、よく考えてみたら
昨日なかったはずの1.5センチ弱のぐりぐりが突然出るなんて
あまり、がんではないような気がする。

とらおには「唾石(だせき)」というものが昔からあるらしい。
唾液のでるところに、石があって、つっかえているそうな。
石があるから触ってみろと言われて何度か確認させられたが
いまだにどこにあるんだか分からない。
(ちなみにその唾石のせいで、血液検査のアミラーゼはいつも
 変な数値になっている)
本人が言うには、その唾石のところがなんかのはずみで
腫れてるんやろー、前にもあったんやー、とのこと。

それならいいけれども…心配だなあ。

明日の診察では開口一番、このぐりぐりの事を先生に報告するように
きつく言い聞かせる私であった。



そういえば、これつけるのずっと忘れていました。
      ↓



1年目の胃カメラは究極のヌード(こあらこ)

今日はとらおの1年目の胃カメラに付き合った。


検査の部屋に行き外で待っていたら、アレ?

手術をしてくれた先生2人が検査の部屋に入っていくよ。

先生じきじきに検査してくれるのかー、すごいなー。と思う。

先生に挨拶するべきか迷ったけど、

どうせ顔を覚えていないだろうし、時間を取らせても悪いと思って

あえて無視することにした。ちょっと無礼だったかな…。


胃カメラは、手術をした後いっかいもしていなかったので

今回が初めて。

とらおに聞いたところによると、

「下2/3を切っているから、下に大きな穴ぼこがあいてるらしい」

とのこと。

私も写真を見たかったので、「コピーかなにかをもらってきて」と

最初に頼んでおいた。(人の臓物を見るのはたのしい)


検査がすんでふらふらになったとらおが帰ってきた。

そしてお望みの品の検査の写真を見せてくれた。

とらおからあーだこーだ説明されていたら先生が来て

改めて説明をしてくれた。


とらおの先生はダイナミックで笑顔がすてきでやさしい。大好きだ。

ゲホーオエーとかもならず、上手にやってくれたらしい。


懸案の写真は、確かに胃の下の部分にでっかい穴があいていた。

とらおが先生に

「こっから食べ物がドカドカ落ちていくんですか!」

と言ったら笑われたらしい。

しかし確かに「ドカドカ」という表現が似合うでかい穴だった。

もう奈落の底に落ちていきそうな、そんな感じ。


写真を見ながら、どういうわけだか

「癌のあった場所はどうなっているのかな?見せてくれないのかな?」

などという、とんちんかんな事を思ってしまった。

それもうっかり先生に聞きそうになってしまった。

病院から出てから、やっと気づいた。

「あ、そうか。癌のあったところは切って取ったからないんだった。」

とらおにそう言ったら、「何を言っているのか」と呆れられた。

切った胃袋のガンの部分に触りまでしたのに、失念していたぜ…。


写真はたぶん、とらおが本家「胃がん日記」の方にでも

載せるんじゃないかと思います。

わたしはブログの更新はしますが、めんどくさいことはやりません。


家に帰ってあらためて胃カメラの写真をぼんやりながめながら

「あー、なんかこれって、ちんちんとかケツの穴とかそういうものを

 完全に超越した究極のヌードだよなあ」

なんて思ってしまった。

食道の写真を見ながら

「誕生日の焼肉はここを通って逆流してきたのかあ」

と、ひとりニヤニヤしています。

完全に変なひとです。




逆流するインポのおっさん。(こあらこ)

昨日、久しぶりにとらおの近況を更新してみたので

調子に乗って今日も更新してみます。

なぜなら手術からちょうど1年で気分が乗っているからです。


手術をして、いちばん変わったのは体重だと思うけれども

なんといっても、暑がりが寒がりに変わったのも大きな変化と思う。


冬の手足の冷たさは天下一品。

私の漢方薬の師匠のところへ行って、漢方薬を飲んで

少しはましな冬をすごしたみたいだけど、やっぱり冷えるらしい。

手足の冷たさもあるけど、なんといっても冷たいのは



…ちんちんときんたまが氷のようにつめたい。



今まではそんなことなかったのに。

なんだろう、すごく冷たい。

あまりにかわいそうで、両手で包んであたためてあげたくらい。

(それぐらい冷たかったんだ)


そして、ちんちんときんたまのつめたい時は、当然たたない。

とらお、手術と共にすっかりインポ予備軍の仲間入りをしてしまった。


でも師匠に教えてもらったマムシ入りの薬を飲んでなんとかしていた。


先週の誕生日、私の会社の先輩が突然言ったことには

「今日は誕生日やろ!これを彼氏に飲ませてがんばれ!」

手渡してくれたのは、マムシドリンク。ありがとう。


でもうっかりものの私はそれをばっちり会社に忘れてしまった。失態。


でも大丈夫。家には冬の残りのマムシ粉末が残っていたので

誕生日というだけで、むやみに張り切ったとらおは

むやみにマムシをさじに2杯飲んだ。


そして事に及ぶ。


うふんあはん。


ぴぴっと出て終了。



と、思いきや。




「…うっ……うぅ………



      …逆流だ………。」



マムシ2杯も飲んだからか知らんけど、射精と同時に逆流。

おーい、大丈夫?


とらお、トイレにダッシュ。(全裸)


そして、おえぇぇぇっ、げろーーーっ。(全裸)



事の後なので全裸でゲロ(逆流)。

それを全裸で見守る私。


「だ、だいじょうぶ??」(全裸)


さりげなく、もらいゲロしそうになる私。(全裸)



上記の通りインポ予備軍なので、性交渉は月に1回くらいです。

逆に逆流の回数のほうが多いくらい。


いいじゃないか、セックスの後に逆流して焼肉を全部吐き出しても。


ある意味こころに残る誕生日であったわけであります。

そんなんが、うちらの最近の暮らしです。





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