師走の献立 飯・麺類編 | 蝶に魅せられた旅人

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野菜編の記事が全部消えたので、今月は飯・麺類編にて終了なのだ。


【自家製鱒寿司】





時は大晦日の1日前の12月30日。
アトランティックサーモンのサクの刺身が半額になっていた。なので、作る決心がついた。
サーモンの刺身って思ってた以上に高いんだよね。サクでも100gで400円台後半はするからさ。鱒寿司を作るとなると結構な量がいるから、ゆえにずっと二の足を踏んでいたのだ。

先ずはサーモンを適当な厚さに削ぎ切りにする。
酢飯とのバランスを考え、やや厚めに切った。それを酢、砂糖、塩で作った合わせ酢にサッとくぐらせる。酢〆が過ぎると、身がパサパサになるから避けたいところだ。型枠に酢飯を詰め、その上にサーモンを均等に並べてゆく。
型枠と笹の葉は、11月の献立に登場した靭公園横の富山県物産店で売っていた『平ら寿し本舗 ますの寿し』である。



旨いけど、思った。もっと自分好みの生っぽい鱒寿司を食べたいと思った。なので、型枠と笹をとっておいたのだ。
つまり漸く、その機会が巡ってきたと云うワケだ。
えー、余談ですけど、笹は洗って乾燥させていたのを水に浸けて戻す。そうすると、元通りの瑞々しい姿の笹に戻ります。
でも考えてみたら、不思議だよね。生体的には完全に死んでる筈なのに、なぜに生きてる時みたいな状態に戻るのだろう❓全くもって解せない。



冒頭の自作の鱒寿司の画像との違いがわかるかと思う。
ちなみに、おっちょこちょいのアタシャ、先に笹の葉を敷くのを忘れて型枠に直接酢飯を入れてしまった。なので笹の葉を外側から巻いて蓋をした。で、ゴムで縛って一晩おいて押し寿司にする。

それを切り分けたのが下の画像である。
しっかり押し寿司になっており、身と酢飯がエエ塩梅に一体化しているね。




先ずは、何もつけずにそのままで。
🤩旨いっ❗❗
我ながらに上出来じゃないか。生っぽさが残っていてバリ旨いがな。サーモンを合わせ酢に漬け込まずにサッとくぐらせただけにして大正解だ。

勿論、醤油をつけても旨い。
とはいえ、量が多い。なので、途中で辛子醤油をつけて食べてみた。




😲合うっ❗
辛子で食っても旨いじゃないか。

サーモンがまだ残っていたので、上のを食い終わる前に、また仕込んだ。一つで、ゆうに2日分はあるのだ。つまり、食い終わってから次を作る頃にはサーモンの刺身が傷みかねないからね。

今度は更に浅く酢締めした。






今回も、先ずはそのまま食い、それから醤油をつけて食った。
そして、最後はS&Bのチューブの唐辛子をつけて食べてみた。



唐辛子で食っても旨い❗


 

【スパゲティー・ポモドーロ】

 


久し振りにフレッシュトマトでポモドーロ・スパゲティーを作った。
イタリアではマンマ(ママ)のスパゲティーと呼ばれており、代表的な家庭料理の一つだ。シンプルだが、とても美味しい。

そういえばバイクでユーラシア大陸を横断した時、イタリア滞在中は每日のようにポモドーロを食ってたっけなあ…。慥かモナコからイタリアに入り、最初はスイスを目指して北上したんだよね。でもスイス行きを途中で断念して一転南下、トリノ、ミラノ、モンツァ、フィレンツェ、ローマ、ナポリ、ブリンディシと旅した。たぶん1ヶ月くらいはイタリアに居たと思うけど、その間、しょっちゅうポモドーロのお世話になっていた。安くて美味いのだ。それに当たりハズレも殆んど無かったような気がする。謂わば鉄板メニューなのさ。

久々に作ったが、出来は満点。トマトに火を通し過ぎないのが、美味しく作るコツだ。

 
【ペヤング 獄激辛やきそば ハーフ&ハーフ】


ナメてました。
メチャメチャ辛い。鼻水じゅるじゅる、涙ポロポロ、汗ダラダラの体液まみれの、気が変になるくらいの辛さである。
特に獄激辛カレーの方は、辛いを超えて痛いと云う感覚だ。ホント、体がどうにかなるのではないかと思う程の暴君振りだった。頭がボォーっなって、体が小刻みに震えたもん。一瞬、生命の危険さえ感じたね。
で、三分の一まで食ってギブしたよ。ペヤング激辛シリーズ、恐るべしである。

けど捨てるのも勿体ないので、翌日にはフライパンでパリパリに焼き、甘めの卵液をかけた。


何か面妖なものに仕上がった。
だいぶ辛さは緩和されたものの、それでも震える辛さである。何とか完食したが、食べ終えるとヘロヘロになった。今、思い出しても体が熱くなる。

 
【激旨カオマンガイ】



西島秀俊と内野聖陽の同性愛ドラマ『きのう何食べた?』の劇中で、カオマンガイが紹介されていた。自分のレシピとは全然違うので、試しに作ってみることにした。
因みに自分のレシピは、以下のようなもの。
先ずは鶏モモ肉の皮にフォークをブッ刺しまくり、皮が縮むのを防止する。あとは酒とナムプラーをかけ、ラップしてオートでレンチン。裏返して軽くレンチンする。炊飯器に洗った米とレンチンで出た汁を入れて炊く。鶏肉は炊飯器に入れたり、入れなかったりするが、入れない事の方が圧倒的に多い。入れない場合は鶏肉を上記のようなレンチンで、レアチャーシュー気味に仕上げている場合が多い。
あとは炊きあがった御飯の上に切った鶏肉を並べて、パクチーをてんこ盛りして完成。

さてさて西島仕様のレシピである。
①鶏モモ肉の皮にフォークをブッ刺しまくり、砂糖小さじ1、塩小さじ1を擦り込み、馴染むまで暫く放置する。
②米1合を洗い、水を目盛り通りに入れる。そこに酒大さじ1、顆粒の鶏ガラスープ小さじ1、チューブのニンニク少々、微塵切り生姜1カケ分、胡麻油少々を加えて混ぜ合わせる。白ネギの青い部分とローリエを入れたら、鶏肉を乗せて炊飯器をスイッチオン。
③その間に、つけダレを作る。
醤油大さじ1、酢大さじ1、砂糖小さじ1、レモン少々、生姜微塵切り1カケ、切ったパクチーの茎を混ぜ合わせる。


④炊き上がったら、ローリエとネギを取り除き、鶏肉を切り分ける。御飯を器に盛り、鶏肉を乗せてパクチーを盛って出来上がり。

先ずはタレをつけずに、そのまま食う。
鶏肉がトロトロで、メチャメチャ旨いやんか。自分の作るのも旨いが、よりアジアンチックだ。

次に鶏肉をタレにつけて食べてみた。
何もつけない方が自分的には美味しいと思う。甘酸っぱくて、ワシの口には合わないのだ。

マジ美味いので、是非試してみてくれりゃ。

 
【上海焼きそば】


ネタ元はカルディで売ってたコレ。


前にも買った事があって美味しかったので、また買った。

具は冷蔵庫の残り物と海老を使い、上に目玉焼きを乗っけた。
旨いが、前の時の方が旨かったような気がする。

  
【塩焼きそば】

新しく買った中国製のスマホのカメラが死ぬほど汚い色で写りよるので、前のエクスペディアで撮り直す。




雲泥の差、全然違うじゃないか。中国製は絶望的に酷い色だ。
気を取り直して進めよう。
麺は、ワシ的定番の日清の極太生麺。具は鶏肉、タマネギ、青ネギ、金時人参、白菜、エリンギ、刻み生姜、それと韓国産激辛唐辛子の緑色が熟してオレンジ色になった奴である。味付けは薄口醤油、酒、塩、顆粒の鶏ガラスープの素。

我ながら良く出来た。かなり旨い。
大量に作ってしまったので、翌日は御弁当に持ってった。



しかも2日続けて。
麺はフニャフニャになるけど、レンチンしても味じたいは旨い。

 
【豚肉と白菜の煮物丼弁当】

豚バラと白菜の煮物の残りにモヤシを加えたもの。白飯に乗っけて、一味をかけた。
普通に旨い。

 
【自家製タラコで御飯のお供】


生のスケトウダラの卵が安かったので、中身をスプーンで小削ぎ落とし、薄口醤油、酒、味醂を混ぜた調味液に一晩漬け込んだ。尚、皮は捨てずに軽くレンチンして細かく刻んで加えた。

未成熟の卵だったが、味は旨いとです。

 
【丹波しめじの炊き込みご飯】






個人的には、キノコ御飯で一番美味いのは丹波しめじ(ハタケシメジ)で作ったものだと思う。キノコの旨味も凄いが、特筆されるのは何と言っても歯触り。シャキシャキ感とヌメリの組み合わせが絶妙なのだ。
2番目に旨いのは、最近は滅多に見かけない平茸(霜降り平茸ではない)ですな。コチラの美味しさは、その圧倒的な旨味でしょう。
具は他に鶏肉、薄揚げ(京揚げ)、金時人参、生芋コンニャク、セリ。出汁は白だしである。
丹波しめじを見つけたら、是非チャレンジして戴きたいものだ。

 
【16種具材の極太巻】


スーパーLIFEで売っていた新作である。
とはいえ、広告の品と書いてあったから、今回だけの商品かもしれない。
LIFEの太巻きは基本的に旨いから、よく買う。でも海鮮巻きが数年前にリニューアルして味が落ちた。前のヴァージョンでは甘辛く煮た椎茸が入っていたのだが、消えた事により、味のバランスが大きく変わったのである。基本的には甘いものは好まないのだが、事コレに関しては椎茸が良い仕事をしていた。椎茸の甘みと旨味がアクセントになっており、味の絶妙なバランスを保っていたのだ。
その椎茸がコレには入っている。ならば買わねばなるまい。にしても、通常の太巻きサイズよりもデカい。なんてったって具が16種も入っているのである。えーと、裏を見ると原材料は玉子焼、マグロ、ブリ、サーモン、煮穴子、味付干瓢、海老、マグロたたき、うなぎ蒲焼、タコ、味付キクラゲ、椎茸、カニカマ、イカ、味付イクラ、ネギ、きゅうり、おぼろ、大葉、海苔と書いてある。
(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠あれっ❗❓ 数えたら、海苔を除けても18種もある。べつに足りないワケじゃないから、まっいっか…。

かぶりつくも、大き過ぎて、とてもじゃないが一口では食べれない。けどメチャ旨。やっぱ椎茸さんはエエ仕事してまんな。

 
【真ダラとフレッシュトマトのスパゲティー】



マダラに塩を振り、30分くらいおき、水で洗い流して酒に1時間ほど漬け込む。マダラはアンモニア臭いので、その臭み抜きだね。
オリーブオイルに鷹の爪、ニンニク少々を入れて弱火にかける。ニンニクの香りがオイルに移ったら、タラを放り込む。火が7割方入ったところで、トマトを投入。塩、胡椒で味付けし、パスタの茹で汁とオリーブオイルを入れて、乳化させたら出来上がり。

😄ええやん。
タラって、オリーブオイルとも相性がいいのね。

 
【予約でいっぱいの店のボロネーゼ】

ラ・ベットラの落合シェフ監修のこのシリーズは、どれもそこそこ旨い。


そこそこだけど、でもどっか物足りない感ありかな。
何かマイルド寄せなのだ。まあ、万人受けしないといけんから、仕方ないのかもね。

 
【酔っ払いテキトーラーメン】

テキトーに作った。


ベースは賞味期限切れの寄せ鍋スープの素を使った。そこに冷蔵庫で長期間眠っていたニンニク背脂をタップリ入れてやった。
具はネギとモヤシと玉子と豚肉だっけかな?

パンチのある仕上がりになった。これは好きな人は好き、嫌いな人は嫌いだと云うように、評価は真っ二つに分かれるだろう。因みにワシはどっちかと云うと濃いのは苦手な部類です。

 
【海鮮巻き寿司、錦糸玉子敷き】




イオングループのスーパー、マックスバリュの巻き寿司だが、椎茸とか玉子とか入ってないので、LIFEよか味は落ちる。味にメリハリがないのだ。なので錦糸玉子を作って下に敷いてみた。
食べる時に錦糸玉子を乗っけて食うのだ。

正解。
甘みが少し加わり、だいぶ美味くなった。

 
【ニラ玉ごはん】

プロ仕様レシピのオイスターソースの入ったニラ玉の残りを白飯に乗っけただけ。
やや味付けが濃いので、白飯とのマッチングは◯だすな。

 
【手巻き寿司2種】


先ずは焼き海苔の上に酢飯と自家製タラコを乗っけて食う。
ハイ、旨いですぅー。


お次は市販の鱒イクラの醤油漬け。
最近は鮭イクラよか、卵が小さめの鱒イクラを見掛ける機会が増えている。鮭の不漁が続いていると云うから、代替として使われるようになったのだろう。
粒感はイクラには及ばないが、味はイクラそのものである。
想定通りに旨いね。海苔とイクラは切っても切れない仲なのだと、改めて思うワタクシなのであった。

二杯目は邪魔くさくなって、丼にした。


そして、3杯目は合体ヴァージョン。



考えてみれば、イクラとタラコを一緒に食う事は滅多にない。
合わないワケがないとは思ってたけど、メチャメチャ美味いです。

 
【続・西島流カオマンガイ】

西島流が気に入ったので、また作った。
鶏肉を入れて炊くので、肉がメチャメチャ柔らかく仕上がるのにハマったのである。


見るからに、柔らかそうでしょ❓
シャモジを入れると、簡単にホロホロと崩れる。
飽きるまでは、暫くこの作り方を続けよう。

 
あっ、忘れてた。

【年越し蕎麦】

すっかり忘れてたいたが、年越し蕎麦も作ってたね。
出汁は市販の麺つゆを適当なアレンジして調節した。
具は青ネギとプリマハムの鴨のスモーク。麺は乾麺の「小諸七兵衛」。
この組み合わせで、充分に旨いです。