『オッサンとジジイ2人と桃尻青年』
第15話『恐るべし❗桃尻青年の聖水』
2025年 10月4日(土)後編
午前11時過ぎ。
下側のラオスジャコウポイントから、途中で樫尾さんを拾ってナヒンへと戻る。
樫尾さん曰く、結果何とかルベンチーナベニボシイナズマをゲットできたそうだ。但し、結構傷んだ個体との事。ルベンチーナも中々完品は採れない。マッハで飛ぶゆえ、翅の損傷度が高いのだ。

一旦宿に帰って、朝に宿で作って貰っていたサンドイッチのランチBOXを食う。結局ラオジャコのポイントでは食わなかったのだ。正確に言うと、そんな事は忘れていた。採集に集中している時は、腹は減らないものなのだ。狙った蝶に臨んでいる時は特にそうだ。それに飯食ってる時間も惜しいのだ。
さっさと食事を済ませて、三人でナヒンの森へ。
だが入口で、いきなり小汚いジジィに入場料をせびられる。こないだはタダで入れたのに…。入場料を払うブースや建物は見当たらないし、入場料金を示す看板とかもない。それに何より、せびってきた歯抜けジジィが挙動不審で、かなり怪しい。ラリってる感がある。そんな奴を雇うワケがない。ホントに入場料が要るのか疑問だ。大方、観光客を騙して金を巻き上げるつもりなのだろう。
海外では、大概の日本人観光客はユルくてメンタルが弱いから狙われがちだ。治安が良くて、システム的に温室育ちだからね。つまり日本人観光客はナメられている。カモなのだ。だからこそ、いっそ突っぱねてやろうかと思った。そういうのは得意だ。とりあわずに強く出れば、突破は可能だろう。そんじょそこらのメンタルの弱い日本人ではないからね。けど、此処で揉めるのは得策ではない。今はトラブルを極力避けた方が賢明だろう。森に入れなくなったら元も子もないのだ。だいち揉めてる時間が勿体ない。コチラは一刻も早く森に入って採集したいのだ。
試しに、入場料を訊いてみた。
値段は三人で15000キープと言われた。日本円に換算すると、約百円である。それくらいなら、さっさと払って入った方がいい。だが、そこはイガちゃんである。10000キープ(約70円)にしろと迫る。したら、あっさりOKが出た。おいおい、入場料をマケてくれる時点で、オカシイじゃないか。矢張り勝手に入場料を取っているのであろう。まあいい。樫尾さんに払ってもらって入場する。リーダー、ありがとう。
入口を入って少し歩くと、直ぐ川がある。
浅い川だが渡渉しなければ先へは進めない。けど浅いとはいえ、そのまま靴で渡れば靴内浸水必至である。もうウンザリだ。水浸しのナムファンでエラいめに遭い続けていたので、ここ数日間ずっと靴の中がビチャビチャなのだ。ホント憂鬱だ。
もうコレ以上靴の中を濡らしたくないので、靴と靴下を脱ぎ、裸足で川を渡る事にする。或いはナムファンでも、そうすりゃ良かったかもしれない。
先に進むと、石川さんがいた。
ホウセキフタオを2♂ゲットしたと言う。ジジィ、やるじゃん❗簡単に採れる蝶ではないからね。
何処で採ったのかと尋ねると、リュウちゃんが早朝に川っ辺りに撒いた小便に寄って来ていたとの事。此処でも、リュウちゃんの小便の効果は絶大のようだ。
リュウちゃんと並んで歩いていると、背後から白くて大きな蝶が追い越して一直線に飛んで行った。シロチョウ類とは明らかに大きさが違うし、飛ぶスピードも遥かに速い。多分、ホウセキフタオだ。
アンモニアの匂いがしてきた。おそらくリュウちゃんが小便を撒いたという川っぺりが近いのだろう。

川が近づいてきた。相変わらず激臭えなあ。
着くと、群がる蝶たちに混じってホウセキフタオが吸水しているではないか。おそらくさっき我々を追い越して行った個体だろう。
【ホウセキフタオ Polyula delphis】

(出典『アジア産蝶類生活史図鑑』)



ホウセキフタオは夢中で吸汁している。
桃尻青年リュウちゃんの小便パワー、恐るべし❗もはや聖水レベルだ。ワタクシなんぞ足元にも及ばない集蝶力に脱帽する。ことコレに関しては完敗。超一流の小便師だと認めざるおえない。
m(_ _)mペコリー。おみそれしやした、兄さん。小便マイスターの称号はキミにこそ相応しい❗
ここで、その小便マイスター、激臭小便王のリュウちゃんに、その聖水について詳しく解説して戴こう。

(画像提供 リュウちゃん)
右:スタンダード聖水
基本的に食事後に生成している。見た目通り、効果は以下に比べると薄め。大量に製造出来る。
中:ハイパー聖水
いわゆる朝の一番搾り。スタンダード聖水よりも色が濃い。ほぼ毎食アルコールを摂取していた事もあってか、効果が相応に高い。
実績:ホウセキフタオ、シロチョウ吹雪など
左:スペシャル熟成聖水
ハイパー聖水を嫌気状態?に置いて1〜2日程常温で寝かせたもの。開封前では、動物性タンパク質由来のシュウ酸カルシウムが大量に沈殿している。
チョウに対して破壊的な即効性があり、大量の個体誘引が可能だが、どういう訳か1時間ほど経つとミツバチ軍に群がられる悪魔の聖水。
実績:カールバフタオ、キゴマダラ、数千匹のハチの軍勢など
嫌気状態の意味が解らなかったので、リュウちゃんに訊いてみた。
彼曰く、「嫌気状態は酸素が限りなく無い状態を指しますね。上の状態だと、ペットボトルに聖水を隙間なく詰め込んだ状態になります。」との事。
聖水先生、御解説ありがとう御座いましたぁー❗
それにしても、よく書けてますなあ。アホだとばかり思っていたけど、難関である生物分類技能検定試験1級に最年少で受かっただけの事はあるね。
今後また、次回か次々回あたりに出て来るとは思うが、シロチョウ吹雪についても解説しておこう。
トガリシロチョウやキチョウなどのシロチョウ類も聖水に多数集まる。シロチョウ吹雪とは、それらが驚いて一斉に飛び立ち、紙吹雪のように舞う状態を指している。あん時のリュウちゃんは、爆♥️カッコ良かったぁー。
リュウちゃん、難なくホウセキフタオをゲット。
だが鮮度はイマイチだった。
2頭目は、川の向こう岸に飛来した。勿論、ソチラにもリュウちゃんの聖水が撒かれている。コヤツは採集を譲って貰う。裸足になって川を渡り、ゲット。しかし、ボロだった。ホウセキフタオは何度か採ったことあるし、まっ、いっか。
ヘレナキシタアゲハの♀が飛んで来たので、咄嗟に網に入れる。大物なだけに、スウィングしてキレイに網に入るとカタルシスになるのだ。でもキシタアゲハの類はワシントン条約で保護されている。つまり採集禁止になっているのだ。こんなもん何処にでもいて、さして珍しくも何ともないのに何故に採集禁止になっているのか理解に苦しむ。大方、派手で大きいからと云う理由で指定されたのだろうが、実態にあってないよね。ハッキリ言って保護する程のモノではない。
ともあれ、法律は法律だ。逃がしてやる事にする。そう思って網の中を見ると、底で翅を閉じて脚をだらんとさせて死んだように固まっている。
一瞬、

何じゃこりゃ❗❓となって、こっちも固まる。ワシ、そんなに強く振ってないぞ。柔らかくスィングした筈だもん。枠に当たって脳震盪でも起こしたのか❓それとも死んじゃった❓何が何だか分からなくて戸惑う。
だが、ちょっと間をおいて脳のシナプスが繋がり、笑ってしまう。
『
コイツ、死んだふりしとるやないけー❗』
キシタアゲハ属やトリバネアゲハ属の類は危険を察知すると、時に死んだふりをする事があると何処かで聞いたような気がする。擬死ってヤツだね。キシタアゲハの擬死なんて初めて見たわ。タッタカモクメシャチホコやシンジュキノカワガとか蛾に多いイメージがあるけど、蝶も死んだふりをするんだね。他に擬死する蝶っていたっけ❓(註2)
これは捕食者から身を守る為の術(すべ)だと言われている。鳥やトカゲなどの天敵は「動くもの」を獲物として認識する習性がある。そのため、ピタリと動きを止めることで、地面に落ちて天敵に見失わさせたり、「死んでいるから食べられない(腐っているかもしれない)」と判断させたりする効果があるとされている。
手に乗せてコチョコチョしたり、突っついても微動だにしない。コロコロ転がしても動かない。ホントに死んでるみたいだ。
彼女は今、『もー、やめてよー。』とか『早くどっか行ってよねー。』とか思ってるんだろうなあと想像すると愉しい。
とはいえ、あまりにも動かないので、そのうち飽きて葉っぱの上に乗せたら、羽を開いた。おっ、飛ぶかね❓


しかし、又動かない。まだ警戒してるのかなあ…。
10分後、漸く動き出して元気に飛んで行った。
👋バイバーイ。もう捕まっちゃダメだよ〜。
待ち人ならず待ち蝶、カールバフタオは来ない。
まあ、そう簡単に珍品が来るワケないわな。元々さして期待はしてなかったけどさ。
でも、せめてマルマックスとかアリストギトン、ハーモディウスとかのチャイロフタオ類が飛んで来てくれないかなあと思う。
ベルナルダスとは雰囲気が違う小振りのチャイロフタオが飛んで来た。裏の茶色も濃い。もしかしてアリストギトン❓

下翅の帯が濃くて、真っ直ぐっぽい。それってアリストギトンの特徴じゃなかったっけ❓
でも翅を開いてみて、ガッカリする。

こりゃ違うっぽいな。前翅の黒い部分を見ると、おそらくド普通種のベルナルダスフタオだろうね。
しかし次に来た個体も、その次に来た個体も小さかった。もしかして未知の矮小隠蔽種だったりして…(註1)
奥に様子を見に行っていたリュウちゃんが帰って来た。アルボプンクタータの♂を見たらしい。そして、なんと赤いエグリゴマダラまで採ったと言う。
【コンシミリスエグリゴマダラ Euripus consimilis】

(出典『Butterflies of India』)

マジかよ❗❓樫尾さんに続いてリュウちゃんまでもが採ってしまうだなんて…。まさかの信じらんない展開だ。完全に置いてけぼりじゃないか。ツイてないよなあ…。ワシのあの圧倒的な強い引きと打率の高さは何処へ行ってしまったのだ。今や芋蝶屋に成り下がっちまったよ。それにしてもリュウちゃんの急成長振りには目を見張るものがある。もう、うかうか出来ないような存在だ。
実物を見せて貰う。少し羽が欠けてはいるが、間違いなくコンシミリスだ。鮮度も良い。となれば、行くっきゃない。オラも川向こうへと出陣だ。
【アルボプンクタータオオイナズマ♂】
【同♀】

アルボの♂なんぞどうでもいいが、♂がいると云うことは♀もいると云うことだ。純粋に♀にはメッチャ会いたい。大きくて、とても美しいのだ。あの水玉模様には見惚れるもんね。しかも滅多には出会えない珍蝶なのだ。自分も今まで計5回くらいしか会っていない。
川を渡る前に、ふと気づいた。
サンダルで渡ればいいんじゃね❓
目から鱗だ。そっか、その手があったかあ。サンダルなら持参している。それで渡ればいいのである。何も無理して靴や裸足で渡る必要性はコレっぽっちも無いのだ。発想の転換だ。試してみる価値はあるだろう。
早速、靴と靴下を脱ぎ、サンダルに履き変える。で、いざ渡渉してみる。ジャンジャンに渡れるやんかあ。足の裏も痛くない。精神的余裕があるからなのか、川の水が冷んやりしていて気持ちいいとまで感じられる。これなら、あの散々苦しめられたナムファンの水没地帯でも使えるかもしれない。
だがポイントに行くも、影も形も無し。♀アルボの姿も赤いエグリゴマダラの姿も一切見掛けずじまいだった。矢張り、そう容易く会える蝶たちではないのだ。
更に奥へと行くと、完品のシロオビワモンが落果に来ていた。

相変わらずデカい。でも地味で全然心躍らない。
リュウちゃんが羨ましそうにするが、こんなもんそのうち採れんでしょうよ。アルボの♀やコンシミリスに比べれば、クズ蝶だ。
ロクなものがいないので、仕方なく川っぺりに戻る事にする。
戻るも、たいしたモノは飛んで来ない。
リュウちゃんが、表が黒っぽいチビフタオを採ったくらいだ(註3)。
ラオスの子供たちがワイワイ騒ぎながら、やって来た。そして、サンダルやビーサンで川をジャブジャブ渡って来る。

やっぱサンダルで正解だったんだね。
何故にもっと早くに気づけなかったのだと思うが、しゃあないやね。
子供たちは皆、好奇心旺盛だ。アッと言う間に囲まれ、色々と質問される。答える度に、女の子たちがキャッキャッと笑う。こうやって現地の子供たちと触れ合うのは楽しい。コレこそが旅である。今回はツアーみたいなもんだから、旅というよりか旅行だもんな。
その後も大したものは現れず、夕方近くには撤退する。ナヒンって環境は良いんだけど何かイマイチだよなあ…。今のところ、一度も心が強く跳ねるような蝶には出会えていない。
宿に帰ると、石川さんも中庭でホウセキフタオの幼虫を見つけてきていた。
相変わらずのプレデター振りだねぇ。
葉っぱは多分、マメ科のモノだろう(註4)。
ジジィは、前回に来た時に樫尾さんが採っていたから、負けじと多分ずっと探していたのだろう。嬉しそうだ。
そして、例によってジジィどもの醜い争いが勃発する。当然の如く樫尾さんが石川さんに向かって、冷ややかに言い放つ。
『どうせ99%寄生されてるって。』
勿論、石川さんは憮然たる表情だ。でも、よくよく考えてみれば、樫尾さんのその言葉は自分にも返ってくるでしょうに。此処で同じくホウセキフタオの幼虫を採ってるからね。しかも2頭も。
兎に角、ギャラリーのコチラとしては楽しみだ。コレで二人共ホウセキフタオの幼虫を得たワケだから、どっちが寄生されているかの勝負となろう。それでジジイどもの醜い争いにハッキリと決着がつくだろう。もっとも、勝敗がつかない可能性も有り得るがね。
ケケケケ…全部寄生されてたりしてー❗そう云う結末だって有り得るワケだよね。そうなる事を心から祈るよ。ワシ、性格悪いもーん。
夕食時、又しても停電となる。

だが、もはや慣れたモノだ。宿へ戻ったら、常にヘッドライトは手元近くに置いてあるからさ。
疲れているし、どうせ何も来ないので、今夜の灯火採集は中止にすると宣言する。コレって心が折れかけてる証拠だよねー。もう何してもダメの、絶不調って感じ。
停電が復旧したので、リュウちゃんと街灯採集をしに外に出る。
でも何ぁ〜もいなーい。

ただただ、夜空と月が美しかった。
いやはや、前半はまだしも後半は酷い日だったよ。絶不調やんか。
今回のカバー(アイキャッチ)画像は、悩んだ末にリュウちゃんの聖水にした。さすがにアイキャッチ画像を小便にするのには抵抗があったからだ。でも、タイトルが『恐るべし❗桃尻青年の聖水』だし、リュウちゃんが主役みたいな回だからねぇー。コレでいいのだ。
次回予定、『思えば、不運だらけの旅なんだよね(仮題)』。
後日、フタオチョウの専門家である勝山さんからベルナルダスだと云う指摘を戴いた。絶不調の証みたいなもんだよ。
(註2)他に擬死する蝶なんていたっけ❓
調べたら、日本ではヒオドシチョウ、テングチョウ、クロコノマ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、アカシジミに例があるようだ。今まで一度も奴らの死んだふりを見たことは無いけどね。
因みに海外では、キベリタテハと南米のオリオンタテハが知られているようだ。日本にもキベリはいるけど、そんな話、聞いた事がない。
(註3)黒っぽいチビフタオ
こんなんじゃなかったかなあ❓
【♂】

【♀】

Polyura athamas アタマスチビフタオの♀かなあ❓
でも、もっと白紋は青白かったような気がする。となると、Polyula arja アルジャフタオの♀かもしれない。
けど、♀の標本画像が見つからない。アレコレ探してたら、こんな画像にブチ当たった。

(出典『Orchid Roots』)
リュウちゃんがゲットしたのは、こんな個体だったと思う。そういや自分も昔、こうゆうのを何度か採った事があるなあ。何処かに標本も残ってる筈だ。
画像には、Polyura athamas とクレジットされていた。アタマスの♀だね。にしても、帯が狭い。でもアタマスは変異が著しいと言われているから、そうゆう帯の奴もいるんだろう。そういや、もしかしたら複数種が混生している可能性だってあると何処かに書いてあったな。つまり隠蔽種が存在していてもオカシクないって事だね。
けど、よくよく考えてみると、普通はフタオの♀って吸水には来ないんだよなぁ…。あっ❗けど水じゃなくて尿と云う名の汚水だわさ。だったら、来てもオカシクないか…。フタオさん達は悪食だかんね。
いや、小便トラップに Polyula属の♀が来るだなんて聞いた事あったっけ❓多分、無いよなあ…。
けれども結局のところ、現物がないので判断しようがないんだよね。どうせリュウちゃん、まだ展翅してないだろうしさ。確かめるのには時間が掛かりそうだ。まあチビフタオなんぞ、どうだっていいけどさ。
後日、気になったので、リュウちゃんに電話して訊いてみた。
小野寺さんのラオス図鑑で確かめてもらうと、どうやらアルジャの♂らしい。プレートには黒い♂も載っているとの事。コレで一応、解決つきましたな。
(註4)葉っぱは多分、マメ科のモノのだろう
あの葉からして、おそらく同定はコウシンバクノキでいいだろう。


(出典『dreamstime.com』)
この木は、東南アジアなどに広く分布するマメ科の落葉高木で、学名は「Afzelia xylocarpa (アフゼリア・キシロカルパ)」。タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーなどの熱帯アジアに自生し、樹高30m以上、幹の直径が1〜2mにも達する大型の樹木。非常に硬く耐久性に優れた木材(アジアのマホガニーとも呼ばれる)になり、材は鮮やかな褐色で美しい縞模様があることから高級家具や彫刻、柱など建築資材にも広く利用されているそうだ。しかし、現在では野生種は過剰な伐採や環境破壊により減少しており、ICUNのレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。そっか。ならばホウセキフタオって、この先益々珍品になるんだろうね。
秋になると非常に硬い外皮に包まれた15〜20cmほどの大きな平たい果実(豆)を実らせる。その非常に硬い種子は、東南アジアや中国において数珠(念珠)や魔除けのお守りの加工原料としても珍重されてきたようだ。