【無料相談】学校の役員決めが、理不尽でなかなか決まらない

栗林あや（いがぐりこ）です。

「LINEで無料相談」しています。

（いただいたメッセージは、個別に返信はしていません。

いただいたメッセージの中から複数人の方から共通で相談が来るテーマを選んで、ブログでお答えしています。）

本日のご相談はこちらです。

▶︎学校の役員決めが、理不尽でなかなか決まらない

＜相談内容＞

悩みというか愚痴なんですけど。

うちの子次女が来年６年生、長女が中学３年生と最学年になるので役員決めがなかなか決まりません。

長女の時学級委員を引き受けたのですが、今回次女の学級委員が決まらなくて、次女の代で学級委員をやった事ない人が集められて選出会があります。

多人数子供がいる家庭のママも２回程度学級委員やってる方も確かにいます。

ただ、過去に一度学級委員をやってるのになぜまたやらなければいけないのか。

わかりますよ、学年に応じて一番上の長男長女が多かったり、長男長女以外だったり。

次女の代は人数も少ないし、長男長女が多く、かつ、過去に次女の代で学級委員をやった事がある人が多いんですよね。

長男長女出なければ、何度もしないって考えの保護者が多いんです。

ただ、過去に一度もやった事の無い人と過去に一度はやった事がある人が話し合いをするって納得いかなくて。

確かに子供の学年で一度はやって下さい。って決まりはありますが、だいたい２人しか子供いない方でたまたま下の子しかも低学年でやれた子、とか上の子の時にやってないんですよ。

６年生でやりたく無い人が２回するかな〜しかも、低学年で。って感じなんですよね。

一度もやってない人がやればいいのに、やりたくないからって、過去に一度はやった事がある人達含め話し合いって。

仮に私の意見をみんなの前で発言したら、猛攻撃、陰口叩かれそうじゃないですか。

そこまで強メンタルは持ち合わせていません。

しかもうちは片親なので、それが理由にはなりませんが一度はしたから免除してくれよ。と思います。

でも、世の中片親であっても夫婦いても、環境に差はあっても、学級委員は平等なんですよ。

おかしいですよ。

でも片親なんて理由にならないし。

私にとっては理不尽な役員選出なんですけど、他者にとっては私の発言が理不尽なんですよね。

もし、役員になったら、中学生の子で役員になったら、嫌すぎて夜も眠れません。

どうしたらいいですか？

諦めて受け入れるしかないのはわかりますが、思考を考え方を教えて下さい。

▶︎▶︎ぐりちゃんからの回答▶︎▶︎

メッセージありがとうございます。

相談者様が直面してらっしゃる、お子様の学校での役員選出に関するお悩み、心から共感します。

ご自身が過去に役員を務めた経験があるにも関わらず、

再度その役割を求められることへの疑問や、不公平感、ものすごく伝わってきました。

私のケースで恐縮ですが、うちの子供の役員決めも同様の選出方法

（子供ごとに役員選出・上の子での役員経歴は考慮されない）なので、

長女で大きな役員をやったのにもかかわらず、三女の学年で、また大きな役員に当たってしまいました。

いろんな立場の人がいるから、自分にとって理不尽に感じることが、

"その他大勢の人"には理解されないことのもどかしさも、読んでいて痛いほどによくわかりました。

その上さらに、相談者様の片親としての多忙な日々を考えると、なおさらのこと

「また役員に選ばれてしまうかもしれない」というプレッシャーは、私が計り知れないほど、きっと大きなものでしょう。

おっしゃる通り、これを伝えたとしても、

"その他大勢の人"に猛攻撃や陰口叩かれそうで、先が見えてますよね。

ここで大切なのは、相談者様の「今あるストレス」をどのように減らすか、ということだと思います。

話し合いの人数感にもよりますが、

まずなによりも、片親としてのご事情を踏まえつつ、他の保護者にご自身の立場を「伝えておく」ことが重要です。

例えば、「シングルで仕事をしているので、行事などの時に、どうしても活動に参加できないことがある」という旨を、事前に伝えておくことです。

これがものすごく大事です。

実際に、それで役員が免除にならなくてもいいのです。

「条件はあらかじめ言いましたよ」という既成事実を作っておくことが大事です。

これは自分を守るためだけでなく、他の保護者に対する配慮でもあります。

そしてもし勇気があれば、ものすごく遠慮がちに＆ものすごく申し訳なさそうに

「シングルで仕事をしているので、行事などの時に、どうしても活動に参加できないことがあります」に続けて

「活動に参加できないと、みなさんに迷惑がかかってしまうので、もし、どなたかやっていただける方がいらっしゃったら、やっていただけるとありがたいです。」（←小泉構文ですがそれでいいです）

と、言ってみても良いと思います。

（ちょっとでも「理不尽だ！」という苛立ちを見せては、絶対にダメです。

苛立ちは苛立ちを連鎖させます。

あくまでも「申し訳なさそうに」です。ここは女優になって。）

もしかしたらラッキーなことに、それを理解しれ、協力してくれる保護者もいるかもしれません。

中には稀に「本当はそういうのが好きで、やりたいんだけど、素直に手を上げられない」という奇特な方もいます。

幸運にもそういう人がいた場合、上記のように

「もし、どなたかやっていただける方がいらっしゃったら、やっていただけるとありがたいです。」って申し訳なさそうに言うと、

「ええっ！それじゃあ困るわよ！みんなやってるんだから！

・・・でも、じゃあ、しょうがないわねえ！

そういうのは本来なら考慮に入れない決まりなんだけど、それじゃみんなが困るだろうから私がやるわ！」

と、キョーレツな文句を言いながらも、やってくれるかもしれません。

そういう人って、最後の最後にピンチの状況で「仕方ないわねっ！」って状態にならないと、言い出しにくいと思っているところがあるみたいです。

もし、そういう方がメンバーの中に居たら、かなりラッキーですね。

そして万が一役員になってしまった場合。

「シングルで仕事をしていて、行事などの時に、どうしても行けないことがある。」と伝えておいた上で選ばれた、ということなので、

実際に、仕事や家庭の状況や体調で参加できない場合は、遠慮なく休むことも一つの選択肢です。

自己犠牲を強いることは、自分や子供にとっても良くありません。

これからの長期的な組織のあり方を考えても、絶対に良くありません。

万一、役員になったとしても、自分の限界を認識し、必要なときには休む勇気を持つことが大切です。

そすうると、もしかしたらその足りない分を、どなたか補佐的に手伝ってくれる人が現れるかもしれません。

また、組織の運営方法も、いずれ見直されて変わっていくかもしれません。

あとは、祈るのみ！ですね。

ここまでやったら、あとは祈って、

おっしゃる通り、結果を「諦めて受け入れるしかない」です。

ほんとこの役員決めって、毎年毎年、気が重くて難しい問題ですよね。

今回、このお悩みは学級委員選出に限られたものですが、

もし相談者様が、普段の日常生活全般においても「損な役回り」に関する不満を感じて、しんどい思いをされているのであれば、

他の場で「得すること」を見つけるのも一つの方法です。

日頃から「損」を感じていると、その上さらに「損な役回りを受け持つこと」に、ますます心理的な負担や嫌悪感を抱いてしまうものです。

日常生活の中で「得したこと」を意図的に見つけることで、心のバランスを取ることができたり、ストレスが軽減されることもあります。

役員決めの直接的な解決法ではありませんが、