いつもと同じパターンにはまってみよう。

栗林あや（いがぐりこ）です。

人生には繰り返し発生するパターンがありますよね。

仕事で同じ失敗をしてしまったり、人間関係で同じようなトラブルに巻き込まれたり…。

多くの人が「また同じことをしてしまった」と感じると同時に、その状況から逃げ出したいと思うものです。

そして心の世界では、よく「いつもと違うパターンを選んでみよう」って言いますよね。

だからこそ、「このいつもと同じパターンから、早く抜け出さなくちゃ！」と思いがちです。

でも、今日はちょっと違うアプローチを提案してみたいと思います。

それは、「逃げずに、わざとその、いつもと同じパターンの繰り返しに敢えてはまってみる」ことです。

「え、わざと？！」と思われるかもしれませんが、この方法、意外と効果的なんですよ。

まず、なぜ同じパターンが繰り返されるのか考えてみましょう。

それは、その状況に何らかの「未解決の問題」が隠されているからです。

逃げようとすることで、その隠された要素に気づくチャンスを逃してしまうのです。

普通に生活していると、多くのことが無自覚に、自動操縦で進んでしまいます。

たとえば、仕事で失敗した時、普段は「またやってしまった！」と後悔するばかり。

そして「次はやっちゃだめ！やっちゃだめ！」と思えば思うほど、ますます失敗してしまいます。

さらに「このいつもと同じ失敗のパターンのループから、早く抜け出さなくちゃ！」と思えば思うほど、

その、いつもの同じパターンから抜け出せなくなるのです。

この失敗から後悔までのループが、自動操縦で進んでいるのです。

そんな時、あえて、「いつもと同じパターンにはまってみよう。」と思ってみるのです。

「あえていつもと同じパターンにはまる」ってどうしたらいいかというと、

「失敗しないように、失敗しないように…」と思って、先回りしてやっていたことを「やめる」ということです。

「いつもと同じパターンにはまってもいいや！」と居直ることです。

そうすることで、自分の行動や状況に注目できることがあります。

すると、普段気づかなかった細かい瞬間にも気づくようになります。

たとえば、仕事で失敗した時、普段は「またやってしまった」と後悔するばかりで、もう頭がいっぱい。

でも、「失敗してもいいや」と思っていると、「あ、この瞬間にいつも気を抜いてしまうんだ」とか「この状況でいつも無意識に急いでしまう」といった新しい発見があります。

わたし、以前ダイエットしていた時期に、どうしても甘いものを食べてしまうことに悩んでいました。