子供が、11年間通った
英会話スクール（ECCジュニア）を辞めることにした。
栗林あや（いがぐりこ）です。
長女は、赤ちゃんの時から、
英会話教室に通っている。
このブログを始めるきっかけとなった、英会話教室。
9年前の記事
始めたきっかけは、
子供を英語ペラペラにさせたいとか
なにか大きな目標があったわけではなく、
もっと稚拙な動機だった。
長女が生まれて、
子供と遊ぶのが苦手だった私は
日中二人でどう過ごしていいのかわからず、
長女にDVDばかり見せることが多くなった。
「さすがにこれじゃまずいな」
「このままじゃ娘がコミュ障になってしまう・・・」
「家でDVDを見せてるだけなら、もっと他に有意義に過ごせる方法ないかな」
そう思ってたところにたまたま、
幼児用の体験レッスンがあったのが
この英会話教室だった。
要するに
悪く言えば「ひまつぶし」
よく言えば「有意義な時間を過ごしたい」
と思って始めたことだった。
そんな動機であったが、
優しく熱心な先生に恵まれて、
なんだかんだで、11年通った。
長女が通えば、
次女と三女も通わせたくなり、
３人ともお世話になった時期もあった。
先生には感謝の気持ちしかない。
レッスンだけでなく
クリスマスパーティーや、レクリエーションなど
さまざまな趣向を凝らして
子どもたちに英語の楽しさを伝えてくれた。
週の半分以上は、
３姉妹のうちの誰かが英会話のレッスンだった。
わたしは、子供たちを車に乗せて、
入れ替わり立ち替わり
教室までピストン送迎した。
すんなり見送ることができた日もあれば、
子どものことだから
駄々をこねたり、手こずった日もあった。
わたしも11年間、よくやったと思う。
今日、来年度４月の更新手続きがあったのだけど、
長女の更新をするのを辞めた。
今年度いっぱいで
11年通ったこの英会話スクールを
辞めさせることにした。
辞めることにした理由は、大きく3つ。
１，学年が上がり、英会話の宿題が、子どもたちや私の負担になってきたこと。
２，家庭の事情（介護や他塾との兼ね合い等）で、英会話の送迎が負担になってきたこと。
３，長女に、それらの負担に見合うだけの成長が見込めなかったこと。
英会話を続けたい気持ちが本人には無かったこと。
（本人は英会話よりも、塾の方にやりがいを感じて頑張っている。）
これらが理由だった。
学年が上がるごとに、
子どもたちの学校の宿題が増えていく。
英会話の宿題も多いので、
寝る時間を削って宿題をこなさなければいけないことが増えてきた。
英会話の宿題において、
親が熱心に監督していないとできないものや
成果の出ないないものがあって、
それを３人分見届けるのは
私もとても負担だった。
宿題を熱心に見てやれないことについて、
先生から面接でやんわりと注意を受けたり、
「今の小中学生は大学受験に向けて、この先大変ですよ」
と煽られるのが、だんだん苦しくなっていった。
そこに加えて
中学になった長女の塾が始まったり、
三女がピアノを習いたいと言い出したり。
舅の入院と姑の膝の手術もあって、
子どもたちのピストン送迎を頼れなくなり、
しっちゃかめっちゃかで
私自身がひどく混乱するようになってしまった。
それでも子どもたちにやりたい気持ちがあれば
もしかしたらもう少し頑張れたかもしれないけど、
長女には、そこまでのやりたい気持ちも無く、
それでいて、コストをかけた分の成長も見込めなかった。
そしてなにより
長女は今、他にやりたいことがある。
英会話よりも塾の方が楽しく、
やりがいがあるらしい。
勉強が面白くなってきたようだ。
まあ、もともと、
「ひまつぶし」のつもりで始めた英会話が
ここまで続いたのだから「御の字」だろう。
長女もよく頑張った。
もう、いいじゃあないか。
よく頑張った。
わたしも、よく頑張った。
もう、いいじゃあないか。
必死になった日もあったし、
思うようにいかず叱ってしまったり、
泣いた日もあった。
先生からの指摘にギクリとして、
肩身の狭い思いをした日もあった。
けっこーお金もかけたけどね。(笑)
3人分合わせて、外車が新車で買えるんじゃないだろうか。(笑)
「ひまつぶし」という割に
けっこうな（かなりの）お金を使ってしまった・・・
(;´д｀)トホホのホ…
更新の書類に「退学」のチェックを入れて、親のサインをする。
先生が「大学受験には、中３までが要だから、長女ちゃんには、３年まで通ってほしかったですけど・・・残念ですねえ。」と言った。
すこしだけ胸がチクッとなった。
でも、これで良かったと思う。
この胸の「チクッ」を感じたくなくて、
必死に送迎したり
宿題をやれと怒鳴ったり
準備を急かしたりして、
この11年間ドタバタと頑張ってきたのだから。
もう目的がズレてきちゃってる。
そもそも英会話を始めた目的は「有意義な時間を過ごすため」だ。
「有意義な時間を過ごすため」だったはずなのに、
子供も親の私も、いつしか苦痛の時間になってしまっている。
家での時間も、送迎の時間も。
先生との面接の時間も。
もう、手放そう。
「正しい」と思って必死になっても
誰もやりたいことでなければ、誰も得をしない。
退学の書類を渡したら、
ちょっとだけ肩の荷が降りて、すっきりした気がした。
三女は昨年退学して、
あらたに始めたピアノに打ち込んでいる。
次女は英会話が楽しいようなので、
来年度もそのまま継続。
まあ、どう転んでも、
なるようにしかならないのだろうなぁ。
親がどれだけお金をかけても
情熱をかけても、
きっと、子供はなるようにしかならない。
だから、本人がやりたいことをやるのが一番だし、
親の負担が少なく済むのが２番。
11年間英会話に通わせて、今はそう思っている。
ちなみに、長女は英語は自発的に喋れないし、
学校の英語の成績も「まずまず」です。(笑)
P.S.この記事の画像はすべて「フリー素材」です。
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ヒャダ！！！こわいっ！！！((((; ﾟДﾟ))) (笑)
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