【血糖値管理】 ブラボーの男(ファットアダプト) + トラックシーズンの目論見 | Ka_Naのブログ

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40歳から再び走り始めて10年目を迎えました。ワールド・マラソン・メジャー制覇(Six Star Finisher:東京・ボストン・NY・シカゴ・ベルリン・ロンドン)を目指しています。(現在★★★★(2017/2019/2021東京・2018ボストン・2022NY・2023シカゴ))

2月以降の私の興味は「血糖値コントロール」です

 

糖尿病やら血糖値に関する知見をインプットしています

 

 

ちなみに、大阪マラソンの振り返りで、インシュリン分泌を意識した体重減に触れましたが、サブ2.5を目指す超速ランナーのショーさんも同じ文献を参考に取り組まれており、とても心強く思います

 

ショーさんのブログ

 

 

さて、

東京マラソンの応援では、何気なく「ブラボー」のキーワードを使いましたが、「ブラボー」といえば長友選手です

 

長友選手の2019年の著作でも、血糖値コントロールを相当意識しており、今回は長友選手の取り組みとトラックシーズンに向けた目論見と合わせて、徒然につづりました。

 

 

(1) 長友選手の取り組み「ファットアダプト」

 脂肪を使える身体に変化+血糖値管理⇒代表での活躍もうなづける

 

(2) 自身の取り組み

体重は減少傾向に(56Kg台に)、ベジファースト&カーボラスト、精糖類は当面手控え、間食も無し

 

(3)トラックシーズンの教本は「FAST 5K」・練習シューズはターサージールで

地脚を今一度鍛え直したい

 

 

 

(1) 長友選手の取り組み「ファットアダプト」

 

長友選手がカタールワールドカップの代表に選出される際、不要論をはじめ結構な批判があったと思います

 

私も個人的に「どうかなぁ」と思っていたのですが、彼のパフォーマンスや今回読んだ本から、彼の考えや行動力など、とても感心がもてて、代表に選出された理由もわかった気がします

 

本を読んだ感想を3点述べます

 

①ファットアダプトとは

②ワールドカップ選手でも特別ではない(試行錯誤)

③チームに必要な選手

 

 

①ファットアダプトとは

 

端的には、良質の脂質を摂取し、同時に糖質の摂取量・血糖値を適切にコントロールし、心身のパフォーマンスを向上させること

 

書籍は、

・長友選手の経験・考えから、いかにファットアダプトに至り、有用であるかを語るパート

・専属シェフの加藤さんのパート

・北里大学の糖尿病センター長の山田さんのパート

に分かれています。

 

この三者がチームを組んでファットアダプトを進めているそうです

 

 

書籍の中で出てくるエビデンスの論文も少し目を通したのですが、なかなか興味深いですね。

 

高糖質食グループと、低糖質+高脂質(ファットアダプト)グループによるパフォーマンスの違い:後者の方が優れたパフォーマンスを示したとのこと

 

 

②ワールドカップ選手でも特別ではない(試行錯誤)

 

長友選手クラスだと、クラブや医師などから、食事やコンディション作りのため、ものすごい科学的で綿密なバックアップ体制があると思ったのですが、案外そうでもないらしく・・・

 

・イタリアに渡った当初は基本外食ばかりで、日本食が恋しくなり姉に作ってもらった

 

・ジョコビッチ選手の本に影響されてグルテンフリーやマヌカハニーを試した

 

・ファットアダプトも試行錯誤の一環で「今後も自身で考えて、色々と進化させたい」

 

など、その等身大の取り組みに親近感を覚えました

 

 

なお、彼の代名詞として、髪を染めるのも、試合前日で緊張から眠れなかったことから、自身ができることを考えた結果の行動だったと明かしており、マラソン大会の前日に眠れない自分と同じなのだなと感じました

 

 

③チームに必要な選手

 

スポーツはとかく数値・スペック(野球などでは打率、本塁打数、防御率…など)で語られがちで、数値・スペックが高い選手が良いと判断しがちですが…

 

実際は、チームとしての化学反応というのも結構大事なのでしょうね

 

書籍を読むと、彼の考えや人となりがとてもよく分かり、食事やコンディション作り、サッカーに取り組む姿勢は確かに周りにいい影響を及ぼし、長友選手がいることで良い化学反応を生みだす期待が持てると自分も感じました(ゆえに代表に必要になると)

 

 

(2) 自身の取り組み

 

体重は現在56-57kg台です

 

奈良マラソン(2022/12)時は61-62kg台なので、相応に効果が出ています

 

 

取り組んでいることは様々ありますが

 

・ベジファースト(野菜を先に食べる)

・カーボラスト(糖質は最後)

・良質の脂質の摂取

・・・

 

あたりは、長友選手の取り組みとも共通しています

 

これだけでお腹いっぱいかもしれませんが…食事の際は必ずこれから

 

 

そして、精糖類を控えるなど、血糖値の急上昇を抑え、いかに安定させるかを意識しています

 

長友選手の書籍でも「(糖質摂取による)血糖値の上がりやすさを知る」「(血糖値の乱高下を防ぐ)1食あたりに食べられる主食の量を知る」といったことが語られており、また、YOUTUBEでも血糖値測定の動画を見ているうちに、自分も血糖値がどのように変動するか知りたくなってきました。

 

そこで、血糖値を継続的に計測できるデバイスが近年色々と開発されていることを知り、自分も購入してみました

 

ちなみに、ワールドマラソンメジャーのスポンサーで有名な「Abbott」社の製品です

 

・Abbotフリースタイル・リブレ:次回は計測結果をレポートできたらと思います

 

 

 

(3)トラックシーズンの教本は「FAST 5K」・練習シューズはターサージールで

 

ここまでで記事がかなり長くなってしまいましたが、トレーニング状況にも少し触れます

 

春のトラックシーズンは「FAST 5K」を教本にします

 

 

 

 

 

そしてシューズは、時代に逆行してターサージール(薄底)で臨もうかと思います

 

 

久々に履いてスピ練をしてみましたが…

 

 

かなり新鮮な印象でした

 

・地面からダイレクトに伝わる着地・接地感

・靴の性能(クッション)によらず脚を運ぶ感覚

・高回転エンジンのようなカッ、カッ、カッ…という足音

・・・

 

たとえというと、厚底が電子デバイス・ハイテクを駆使した現代の車とすると、薄底はひと昔前の車のようなイメージで、まさに自身が人馬一体となって操作しているような感覚かと

 

出典:南勝久「ザ・ファブル」講談社

 

 

50歳台を迎えるにあたって、まずは地脚を鍛え直そうと思う私です

 

 

***(英語学習の一環で簡単な英作文をするようにしています。違和感などがあれば、ご指摘いただけると助かります)***

 

Speed development work is a complementary training element and isn’t something that should compose a majority of training schedule. 

Instead, it should be an infrequent, ongoing component of training or a dedicated, short speed development phases in the yearly training schedule.

So, I will try speed development training from the beginning of 2023/2024 season.