ニューヨークシティマラソン・観光編(その4/全6編)ジャズ鑑賞(V・Vanguard) | Ka_Naのブログ

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40歳から再び走り始めて10年目を迎えました。ワールド・マラソン・メジャー制覇(Six Star Finisher:東京・ボストン・NY・シカゴ・ベルリン・ロンドン)を目指しています。(現在★★★★(2017/2019/2021東京・2018ボストン・2022NY・2023シカゴ))

観光編の4回目は、ジャズ鑑賞を記載します

 

マラソン以外のアクティビティとして、美術館も、ミュージカルも楽しみでしたが、一番楽しみだったのが、このジャズ鑑賞でした

 

私は大学の教養課程の頃に、ジャズのビッグバンドサークルに属していた時期もあり、このヴィレッジ・ヴァンガードでライブを聴ける価値をある程度は分かるつもりでした

 

しかしながら、ジャズの世界からとんとご無沙汰だったこともあり…

 

ただ、あらためて新鮮な眼と耳で、ジャズを楽しんでいこうと思った私です

 

(1)ジャズシーンの盛り上がり

各地のジャズフェス、映画「セッション」、音が聞こえる漫画「BLUE GIANT」

 

(2)ヴィレッジ・ヴァンガード+ビッグバンドとは

世界一有名なジャズクラブ、ジャズのオーケストラ版

 

(3)所感

凄い演奏(だったはず…滅多にない機会なのでイマイチ凄さが分からず)

 

 

  ジャズシーンの盛り上がり

 

個人的な見立てですが、ここ数年「ジャズの静かなブーム」を感じます

 

ニュースでも時たま、街角でのジャズフェスを報じることもあります

 

 

調べてみると、有名な仙台・定禅寺や横浜・みなとみらいのジャズフェスをはじめとして、全国各地で街角ジャズフェスが開催されている様子がうかがえます

 

* * *

 

ジャズをテーマにした創作物も存在感を出しており、その影響もあると思います

 

・アカデミー賞をはじめとする、数々の映画賞受賞 「セッション」(2014)

 

 

 

何といっても、音が聴こえるジャズ・マンガ「BLUE GIANT」(2013~、石塚真一)の影響も大きいでしょう

 

あのTKGさんもランナーにおススメしています

 

 

 

 

  ヴィレッジ・ヴァンガード+ビッグバンドとは

 

■ ヴィレッジ・ヴァンガードとは

 

一般の人からするとショッピングモールにある雑貨屋さんをイメージするかもしれませんが…

 

ジャズを知る人からすると

 

「世界で最も有名なジャズ・クラブの一つ」

「ジャズの殿堂」

「死ぬまでに一度は行きたい場所」

と、いわばジャズの聖地のひとつかと思います

 

 

Sonny Rollins(1957)A Night At The "Village Vanguard" 

生存するジャズ・ジャイアントの一人、ソニーロリンズによるヴィレッジ・ヴァンガードでのライブアルバム

 

The Bill Evans Trio(1962)Waltz for Debby

日本でも大ヒットした、ビル・エヴァンスによるヴィレッジ・ヴァンガードでのライブアルバム

 

John ColtraneColtrane (1962)"Live" at the Village Vanguard

コルトレーンによるヴィレッジ・ヴァンガードでのライブアルバム

 

・・・

 

幾多のジャズ・ジャイアントたちが、数々の名演奏を繰り広げてきた、歴史と伝統のあるジャズ・クラブが「ヴィレッジ・ヴァンガード」です

 

両脇の壁に飾られたジャズ・ジャイアントたち

 

 

■ ジャズ・ビッグバンドとは

 

一般的にジャズの演奏というと、カルテットの4人編成(ドラム、ベース、ピアノ、サックス( or トランペット or トロンボーン))を思い浮かべる人が多いでしょう

 

ジャズ・ビッグバンドとは、端的に言えばジャズのオーケストラ編成です(リズム隊3ないし4、サックス5、トロンボーン4、トランペット4)

 

レッド・ロブスターのテーマとして浸透「In the mood」

 

突拍子もない例えですが、大人数でのダンスに通じるものがある気もします

(ミュージカルのダンスのイメージを引きずっています)

 

(ダンス)

・バックメンバーが一糸乱れぬ、揃った動きで踊る、時にピタッと止まる

・時にセンターポジションでソロで踊る

 

(ジャズ・ビッグバンド)

・複数の管楽器がアンサンブルを奏でる、時にピタッと止まる

・時に即興でソロを演奏

 

* * *

 

ヴィレッジ・ヴァンガードには、ヴァンガード・ジャズ・オーケストラという名門ビッグバンドがあります

 

 

 

毎週月曜は、そのビッグバンドが出演することになっており、家族と帰国を一日ずらしてこのライブを見ることにしました

 

 

 

  所感

 

■ 内観の印象

 

思ったより狭く、地下のため天井も低い(これが良い音が録れる背景かも)

 

ステージも低く、狭い

そして、客席から非常に近い

 

・開演前の雰囲気① チューニングなどをする

 

・開演前の雰囲気② カメラの関係でステージが遠く見えますが、実際はもっと近いです。次節写真参照

 

 

■ メンバー

 

この日は、ピアノとバリトンサックスがレギュラーメンバーとは異なっていた様子

 

ピアノはルイス・ペルドモ(後で調べたら結構な大物実力者だった様子)

 

トランペットのNick Marchioneがバンドマスター

 

Nick Marchioneによる開演の挨拶(演奏中は撮影・録画は厳禁)

 

メンバーの年齢層は幅広く、アルトサックスはともに結構ご年配に見え、あとで調べたら70歳でした(ジャズに定年なし)

 

どうでもいい話ですが、なぜかメガネをかけたメンバーが多かった印象

 

 

■ 演奏

 

6曲、20:00~21:30近辺まで

 

曲目として聞き取れたのが

 

・Extra Credit

・St.Louis Blues

・ESP

・Body & Soul

・Groove Merchant

 

(一曲ありませんが…聞き逃しました。ちなみに私はどの曲も知りません)

 

メンバーが一通り、皆ソロで演奏する機会があり、ソロの時間がふんだんにありました

 

特に印象的だったのは、ピアノのソロ、バリトンサックスのソロでした

 

 

■ 感想

 

・ビッグバンド編成なので、やはり音の迫力が段違い

(ゾワゾワっとする感じ)

 

・緩急がつけられており、動と静~流れにエッヂが効いている

(ここがマンガと大きく違う所)

 

・よい耳もなく、うまく表現できませんが、サックスセクションは音に厚みがありつつも、とても滑らかな感じ

(熟年のなせる職人ワザか)

 

・色々予習すれば良かったと思うも「変に事前知識を入れずに、ビッグバンドの迫力を味わい、各セクションの即興ソロを聴いて、本場NYでジャズを存分に楽しめたからそれで良かったじゃないか」と思うことに

 

 

 

ジャズを聴きながらのランニングはあまり経験がないですが、少しやってみたら「案外いいかもしれない」などと感じました。

 

My Favorite Things を聴きながらのEペース走

 

Straight, No Chaser のスピード練など

 

 

アメリカ  アメリカ  アメリカ  
 

Practicing and getting better at jazz improvisation is similar to training for a marathon. 

They both take dedication to a practice plan.

 

As far as practicing is concerned, jazz musicians are usually said to be very disciplined about getting time in shedding everyday.

By using the steps that it takes to train and complete a marathon, musicians can also create a practical way to reach long-term goals that are always hanging over their heads.