奈良マラソン・振り返り(その3/全6編:レースマネジメント・後半) | Ka_Naのブログ

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40歳から再び走り始めて10年目を迎えました。ワールド・マラソン・メジャー制覇(Six Star Finisher:東京・ボストン・NY・シカゴ・ベルリン・ロンドン)を目指しています。(現在★★★★(2017/2019/2021東京・2018ボストン・2022NY・2023シカゴ))

奈良マラソンの振り返り

 

その3.レースマネジメント(後半-ゴール)

 

です。

 

<コース後半のポイント>

 

・28-32km 天理から白川Gに至る上り

・35.5km-デイリーヤマザキ~の終盤のアップダウン

・ラスト競技場への上り

 

 

 

 

<後半区間の動き>

 

事前のテーマは「30-40kmの難所続きの区間で失速しないこと」

 

30km手前で女性ランナー二人に千切られるも、

後半区間想定1:24:20に対して、実績1:24:22

 

前半に続き、ほぼ想定どおり

 

 

私の中のイメージ(要は"たまたま"ということ)

宮城「相手のブロックを計算し尽くしたアシスト」「狙い通り!」

出典:Slam Dunk英語版より

 

 

20km-25km  19:20、ペース3'52/km

 

 

天理エリアに入ると、行きは下り基調が続きますが、帰りは上りになるので不安が募ります。

 

ここの下りでもアルファフライの特性を考慮して(自分に合った)走りを意識します。

極力、脚を蹴って飛ぶのではなく、真下着地で早め早めに脚を接地させて、回転数を上げます。

 

北大路あたりから先頭ランナーとのスライドが始まり、同じ集団で走っていた大井さんや"ふーちゃん"さんへのエールがすごく、自分も何か元気になり、ついテンションが上がりました。

 

時折、時計を見ると3'4xのラップが目に入り「少し速いか」と思いつつも、背後の女性ランナーの存在、先行ランナーを拾い始めたことなどから、少し早いですが"リラックスモード"から"頑張りモード"にギアを切り替え始めました。

 

 

25-30km  20:04、ペース4'01/km

 

 

折返し後は、徐々に傾斜が上がります。

 

引き続き、"頑張りモード"でペースを上げて、先行ランナーをパスし続けるものの、女性ランナーは離れる気配が無く、時折先行もされます(後から振り返ると、彼女たちの方が力があるので当たり前ですが、レース最中はよく分かっていなかったです)。

 

天理エリアを後にして、いよいよ第三の難所に入ります。

 

白川大橋あたりまではそこそこのペースを保っていたものの、しっかりした姿勢で安定してペースを刻む大井さんに対して、自分はフォームが乱れ始め、上り坂でペースが上がらなくなります(体重をもっと減らせていれば・・・、体幹トレーニングを地道にやれば・・・)。

 

天理大学の敷地内、上り始めのキツい傾斜で決定的に遅れ始め、もはや追いつけません。

 

 

30-35km 19:46、ペース3'57/km

 

 

ただ、第三の難所も終わりが近づいており、何とか立て直そうと、もがく姿勢をただし、フォームを整えます。

 

下りに入り、上りでは使わなかった(ダメージを受けなかった)脚のパーツを積極的に動員し、負荷がかかったパーツは休ませます。

 

"考えようによっては、アップダウンで使う箇所・筋肉は変わるので、うまく切り替えられればペースはまだ維持できる"と、視線を前に向けて下り傾斜に身を任せます。

 

この辺りは、お年を召した皆様からの温かい応援も多く、何かほっこりしつつ、北に向かう高畑山線に入り、いよいよ第4の難所を迎えます。

 

 

35-40km 20:17、ペース4'03/km、40km-ゴール 9:07、ペース4'09/km、

 

 

デイリーヤマザキの看板が見えてきて、高斜度の坂に入ります。

ペースがガクッと落ち、なかなか前に進みません。

が、もがいているうちに試走時より早く過ぎて、残る緩やかな上り傾斜も何とかクリア。

 

程なく、視線の先に若草山が目に入り、「あと3-4キロで奈良公園だ」と気持ちを前向きに切り替えます。

 

ただ、ここは緩いながらも上り傾斜が多く、脚の疲労も結構募っており、なかなかペースが上がりません。

 

      

 

奈良公園に戻り、沿道の観光客の多さに驚きつつ、40km地点の計時で、サブ50までの猶予を確認します。

最後の上りを考えると、さほど安心できるものでもないです。

 

奈良公園からの下りも、引き続き"頑張りモード"で進めます。

 

事前に把握していたものの、競技場に向かう最後の上りはキツく、脚も大分上がらなくなっています。

 

競技場に入り42km、残りは200m。

トラックを駆け抜けゴール

 

ゴールタイム 2時間48分29秒

 

= = = = = = = = = 

 

メダルや水、バナナを受け取る流れの中で、一緒に走っていたランナーに挨拶します。

 

ツイッターつながりの方からも声をかけていただき、レース後のあの雰囲気の中で健闘を称えます。

 

またどこかのレースでまたお会いすることを約して会場を後にします。

 

 

レースを通じて見えた課題、今後の改善点などは、「その6 トレーニング振り返り」でまとめたいと思います。

 

 

(おまけ)アフターレース

 

宿泊したホテルは、この日13:00までのレイトチェックアウトが可能になっていました。

朝はチェックアウトせずに、荷物も最小限(シューズだけ、着替え無)にして会場にいきました。

 

帰りも着替えずにそのままの格好でジョグでゴールに向かうランナーを応援しながら戻ってきました。

ホテルの大浴場も使わせていただき、ホスピタリティに感謝です(リピート決定です)!

 

レース時の格好のままで戻ってきたのですが、街中では、時折「お疲れ様です!」「完走おめでとうございます♥」など声をかけていただき、ホテルでは拍手もおこったりと、奈良の皆さんの温かさを感じました。

 

 

 

 

(参考)ペース・心拍数推移、ラップ推移

 

・ペース・心拍数推移:心拍数は胸ベルトで計測。

 

・ラップ推移


***(英語学習の一環で簡単な英作文をするようにしています。違和感などがあれば、ご指摘いただけると助かります)***

 

From my point of view, there are four difficult parts in Nara Marathon.

Each part is not so hard to run in itself, but the combinations of the hills and ups and downs makes the course more hard to run fast.

 

Supplemental trainings such as planks or deadlifts or knee-ups or so are needed for me because my running forms got dull during the hill parts.