いつもご覧いただきありがとうございます。
家建九郎です。
初めましての方は念のため
ブログを書くにあたって「誹謗中傷」や「名誉棄損」といわれないよう気を付けていること
を先にご覧いただき、本ブログの趣旨をご理解くださいますようお願い致します。
とりあえず1発目の賃貸不動産経営管理士でつまづくことは避けられたものの、次は難関のマンション管理士です。
おそらく宅建士を合格した人などが受験することが多いかと思いますがそんな受験生の中で合格率は8~9%となかなかの難易度です。
問題集などを見る限り宅建士よりかなり難易度が高いように感じました。
賃貸不動産経営管理士の試験までは完全に頭の中が賃貸不動産経営管理士の知識で染められてしまっていますので一週間の内に頭の中身を切り替える必要があります。
今更ながら高校や大学受験で何科目も試験を受けなければならないのって大変だな~と思います。
2週目に受験するマンション管理士と3週目に受験する管理業務主任者は内容が被る部分が多いので、とにかくマンション管理士の試験に集中し、管理業務主任者は残った力で受験すれば良いと思っていました。
そしていよいよ試験日当日。
賃貸不動産経営管理士の時と違って試験会場までは少し遠くなります。
試験の2時間前におにぎりとスポーツドリンクを摂取するというスタイルは崩したくないので乗り換えの駅で食事です。
そして試験会場に到着。
到着は会場入りができる時間である11時30分ちょうどです。
今回はすぐに試験会場に入ることができました。
そして試験会場の机と椅子を見て愕然!
なんか小学校の机と椅子のような感じです・・・
椅子はクッションもなく背もたれも低い・・・
机の天板は小さく、試験問題と解答用紙を同時に広げられない位のスペースです!
随分受験環境が悪いな~
トイレに立ったついでに他の教室を覗いてみると・・・
机が広い!
椅子の背もたれが高い!
いやいや、これはダメでしょう!!
受験する教室によって環境が違うなんて不公平すぎです!
こんな椅子、腰痛持ちの私にとっては苦痛でしかないし、回答用紙をマークする際に問題用紙を持ち上げるだけでも毎回何秒かロスしてしまいます。
とはいうものの自分で教室を選べるわけではないので仕方ありません。
まぁ運も実力の内と言うことでしょう。
そうこうしているうちに12時30分になり試験の説明が始まりました。
今回はあまり空席はありません。
でも、やっぱり12時30分を過ぎてからやってくる受験生がいるのです。
それも急ぐでもなくゆっくりと登場して席に着きます。
これは受験票に
「12時30分から受験上の注意事項の説明を行いますので12時30分までに着席してください」
という注意書きと同時に
「試験開始13時」
「13時30分を経過した遅刻者は原則として受験できません」
という注意書きが併記してあることが原因だと思います。
こんなのを見れば
「13時30分までであれば遅れて入っても大丈夫」
と思ってしまいますよね。
試験開始は13時からなので13時前ギリギリに入れば試験前に無駄な待ち時間を過ごすこともないし試験時間もフルに使えるわけです。
そもそも12時30分から注意事項の説明を始めたところで注意事項の説明は5分程度で終了してしまいます。
試験問題や回答用紙は試験の直前に配りますので受験生は15分以上はやることもなくじっと待っているわけです。
これって知っている人からすると遅れていってギリギリまで勉強したりトイレに行ったりする方が有利と言うことになります。
色々と納得いかないことが多いな~
すごく小さなことを言っているようですが、この時は全く余裕がない心理状態だったのでこんなことでも気になってしまいます。
そして試験開始です。
ここで事件が!
狭い机で問題用紙をめくる際に勢い余って手に持っていた鉛筆を問題用紙で弾き飛ばしてしまい、鉛筆が前の方に飛んで行ってしまいました。
幸い私は一番前の席だったため他の人に迷惑をかけることはありませんでしたが・・・
鉛筆が落ちるとは!
不吉です!
とりあえず予備の鉛筆を手に持って試験続行です。
しばらくすると試験監督が鉛筆を拾ってくれました。
私は試験監督にお辞儀をしながらこの鉛筆を手に取って悩みます・・・
「落ちた鉛筆を使うのは不吉」
という思いと
「この鉛筆は拾い上げられたもの」
という思いが交錯します。
鉛筆を見ると芯は折れていませんし、先が欠けてもいませんでした。
「芯が強い」
「折れない」
ということは使うべきか?
「いやいや、落ちた鉛筆だよね?」
こんなことを考えている間にもどんどん時間が無くなっていきます。
とりあえず落ちた鉛筆を使うのはやめて予備の鉛筆で受験することにしました。
私は普段はゲン担ぎなどしないのですが、こんな追い詰められた状況では小さなことでも気になってしまいます。
くだらないことを考えているうちにまた貴重な時間を失ってしまいました。
しばらくすると
コン、コンコンコン・・・
コン、コンコンコン・・・
何かの音がします。
どうやら隣の隣の列あたりで誰かが大きめの消しゴムを回して机に当てているようです。
癖なのでしょうが・・・
うるさいです!
そんなに大きな音ではないのですが、気になりだすと相当うっとうしいです!
本来なら試験監督から注意してほしいところですが、試験前の注意事項で
「他の人の咳払いなど気になるようなことがあったとしても対応しません」
と言われていたのはこういった事態を想定してのものだったのでしょう。
これ以上つまらないことに気をとられずに試験を進めなければ!
そしてあっという間に2時間が経過し、間もなく試験時間が終了というときに悪魔が降臨します!
事前に自分で決めていたペース配分の1時間45分で一通りの試験を終えていた私は残り10分でマークシートを記入し、2回チェックした後、残りの時間で悩んだ問題などを見直していました。
その中でふと目についた問題・・・
あれ?
この問題間違えていないか?
時間は残り1分!
この時私が書いていた答えは2番・・・
???
適切でないものですから間違っているものを探すわけです。
消去法で合っているものから見ていくと・・・
1番は合っています。
見えない給水管の状態を把握するのはファイバースコープを使う方法もありますが、それでは給水管の中の錆こぶの状態はチェックできても肉厚の減少はチェックできません。
X線であれば両方チェックできるわけですからこれは合っています。
4番も合っています。
コンクリートの中の鉄筋の位置を調べるには電磁波レーダーを使います。
電磁波レーダー法はコンクリートのかぶり厚さを調べたりする際に用いるもので欠陥住宅問題の調査でも用いられる可能性があるものです。
欠陥住宅問題がきっかけになって試験を受けている私としては落とせない問題です。
そして3番は・・・
外壁の浮きを調べるのは大体「赤外線カメラ」か「パールハンマー」のはず。
赤外線カメラ(サーモグラフィ)は外壁の温度変化を見ることで外壁タイルの浮きなどを見る方法で、サンヨーホームズによる激しい断熱欠損を自腹購入のサーモカメラにより証明した私としては当然知っていることです。
一方パールハンマーによる打診も知人がやっているのを見たことがあり、外壁が浮いた場所は籠ったような音がするのも分かっています。
ただ、それを「反発法」と言うのか?
パールハンマーによる打診・・・「打診=反発法」?
いやいやそんなことはないはずです。
「反発法」というのはシュミットハンマーを用いた手法であり、コンクリートの強度を調べたりするもののはず。
サンヨーホームズの施工により大量のクラックが発生した我が家のホームインスペクションの際にインスペクターの先生が床下でずっとカン!カン!と打ちつけていたものがシュミットハンマーのはずです。
ということは3番は打診法と反発法を入れ替えた間違いか?
いやいや、打診検査をするということは反響音を聞くわけだから「反発法」ということか?
私は元々この問題は2番のコンクリートの強度を調べるものはシュミットハンマー(反発法)だと思っていたので2番を間違いにしていたのです。
しかしテスト終了残り1分と言う追い詰められた状況で急に変なひらめきが出て「反響音=反発法」?などという思考回路になってしまいました。
こうなると急に2番が合っているように思えてきて
コンクリートの強度を調べるわけだからドリル削孔はあり得るか?
そうだ、ドリル削孔法と言えばフェノールフタレイン溶液を使ったコンクリート中性化の調査に使用する手法のはず。
ということは2番は合っている!
そうだ!答えは3番だ!
気付いて良かった!
焦った私は残り30秒でマーク書き直しを断行しました。
当然ながらきれいに消さなければならないので上下のマークも少し消えてしまい、急いでマークのし直しです。
そしてマークを終え、5秒くらいで試験終了が告げられました。
ふう~
危なかった~
最後に1点稼いだ気分になっていました。
しかし
よく考えると書き直す前の答えがあっていたような・・・
いや、待てよ?
フェノールフタレイン溶液を使ったコンクリートの中性化検査?
コンクリートの中性化はコンクリートの強度に直接関係するものでなく、中性化することにより内部の鉄筋が錆びやすくなることが問題だったはず。
コンクリートが深くまで中性化しているということは二酸化炭素が内部まで侵入しているということです。
我が家に多く発生していたクラックやジャンカなどはコンクリートを弱くする中性化にもつながるとして、クラックやジャンカを軽視するサンヨーホームズに対して闘っていたのは私ですよ!
試験が終了して教室から出たあとスマホの電源を入れ検索してみると
外壁タイルの浮き調査の手法としては
1、外観目視法(サンヨーホームズが大好きな目で見るだけの検査です)
2、赤外線装置法(機材を持っているのにサンヨーホームズがやってくれなかった検査です)
3、打診法(私が考えていたパールハンマーによる打診です)
4、反発法(シュミットハンマーによる検査)
とあります。
シュミットハンマーは外壁の浮き調査にも使うのか!
私は建築業界で働く人間ではありませんのでさすがにここまでは知りませんでした。
ただ、どう考えても2番が答えだということまでは導き出せていた・・・
しかも最初から答えは2番と書いていた・・・
なぜかラスト1分の悪魔のひらめきで3番と書き直してしまった!
なぜこんな問題を書き直してしまったのでしょうか?
解っていたのに!
最後に答えを書き直すというのは一番やってはならない行為です!
やってしまいましたああぁぁぁ~!
資格試験に挑戦したのはサンヨーホームズによる欠陥住宅問題がきっかけなのでどうしてもそうなってしまうのですが、試験問題を見て自分が遭遇した局面を思い出してしまったりするたびに手が止まってしまいます。
こういうのってトラウマと言うのでしょうか?
帰宅後の自己採点では37点!
またもや割れ問がありますので37~38点と言ったところでしょうか?
7割以上はとれているもののマンション管理士の合格ラインからするとギリギリだと思われます。
他にも2問やらかした問題がありまして・・・
冷静に考えれば解けるのに・・・
やはり試験時間が足りないので焦ってしまい訳の分からない答えを書いてしまったりします。
模擬試験をやっているのとは環境も違いますし・・・
まさか!
最後の一問が致命傷になって不合格とか?
当然ながら8割の得点ができていない以上落ちる可能性は十分あります。
そしてその後、各団体から発表された合格ライン予想は37点~39点
まだ私は首の皮1枚つながった状態です。
とはいうものの最後に書き直した1問が致命傷になっている可能性も・・・
これはメンタルがまずいです!
翌週にはすぐに最後の試験があるのに。
気持ちの切り替えができる自信がありませんでした。
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