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家建九郎です。


 

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誹謗中傷、名誉棄損にならないために

 

ブログを書くにあたって「誹謗中傷」や「名誉棄損」といわれないよう気を付けいていること

 

を先にご覧いただき、本ブログの趣旨をご理解くださいますようお願いいたします。

 

 

家の完成確認(完成していませんでしたけどね)から家の引き渡し予定日までの間に私は火災保険の準備をしていました。

 

火災保険って皆さんどうやって選びましたか?

 

火災保険の仕組みはなかなか複雑なので、ハウスメーカーや銀行から言われるオススメ保険にそのまま入っている方も多いのではないかと思います。

 

火災保険は火災にあったときにだけお世話になるイメージかもしれませんが、実は火災より落雷や風災など火災以外の事故で使うことの方が頻度としては多いかと思います。

 

実は我が家も引き渡しから1年経たずに火災保険のお世話になってしまいます。

これに関しては後日詳しくお話しますね。

 

自動車の任意保険の場合は毎年更新することになるし、料率改定や色々な特約などにより毎年金額も変わることも多く、内容設定やそもそもの保険会社選びから積極的に見直しをしている方も多いかと思います。

しかし自動車保険が本当に本領を発揮するのは人身や物損事故など相手がいる場合の示談交渉や迅速な対応などで、値段だけを見て保険を選んでいるといざというときの対応に大きな差が出ることもあるかと思います。

 

一方で火災保険の場合、対象になるのは基本的に火災や落雷による自分の家の補償(いわば自損事故のようなもの)で、損害賠償が中心の自動車保険とは性質が大きく異なります。

しかも自動車保険と違って最長10年もの長期一括払い契約ができる上、長期契約はかなりお得な割引があったりするのでそもそも検討する機会が自体が少ないこともあり、あまり気にしていない方も多いかもしれません。

 

火災保険の基本は実損払い。

 

つまり実際に損害が出た部分を直すのにいくらかかるかということに対して保険金がおりることになります。

日本の法律では自分の家から火を出して隣の家を燃やしてしまっても、隣の家の弁償をする必要はありません。

したがって火災保険というのは自分の家を守るためにかけるものであって、どのようなリスクに対して保険をかけていくのかということが重要になってきます。

 

もちろん、法律で払う必要がないからと言っても自分の家から火を出して隣の家を燃やしてしまった場合は道義的責任もありますので、類焼損害補償特約というものがあります。

私はアパート暮らしの時からずっとこの特約にも加入しています。

この特約をつけておけば燃やしてしまった隣の家に対しても補償をすることができます。

気になる方は検討しても良いと思います。

 

 

さて、我が家の引き渡しを前に私は営業マン「口先」を通じてサンヨーホームズの関連会社であるサンヨーホームズコミュニティで見積もりを取るよう依頼していました。

ところが営業マン「口先」はその依頼を何日も放置していたことが発覚することになります。

 

火災保険の案内ってハウスメーカーが積極的にサポートすべきだと思うのですが私に対してはほとんどサポートがありませんでした。

 

でもお金を出すのは私ですし、火災保険の場合最長10年もの間加入するものを決めるわけですから色々と細かなところまで検討するのは本来当然のことです。

 

そもそも家づくりに慣れている人なんてほとんどいないわけですから家に関するサポートはハウスメーカーが積極的にすべきだと思うのですが・・・

 

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが火災保険はハウスメーカー銀行など提携先によって割引があることが多いようです。

中小の工務店ではそういった提携による割引はないかもしれませんが、大手のハウスメーカーであれば大体どこかの保険会社と提携していて割引が用意されているかと思います。

 

ただしここで注意しなければならないのは、提携先の損害保険会社が複数社ある場合は元々の保険料が一律ではないため単に割引率を聞いただけでは比較が難しいのです。

 

例えばA社が10%割引、B社が15%割引となっていたとしても、割引前の火災保険料がB社の方が6%以上高いのであれば結局A社の方が安くなってしまいます。

 

仮に

A社の保険料が10万円で10%割引

B社の元の保険料はA社より6%高い10万6千円で15%割引だったとすると

 

A社 100,000円×90%=90,000円

B社 106,000円×85%=90,100円

 

ありゃりゃ、割引率の多いB社の方が保険料が高くなってしまいました

・・・といった感じです。

 

実は見積りをとってみると元の保険料が各社10%くらい違うなどということはよくあるようです。

 

火災保険は保険会社によって設定できるプランやオプションなども色々ありますので、どのような補償をつけるかによって大きく変わってくるのは当然なのですが、どの部分をリスクと感じるかは人によって様々かと思います。

 

基本的な補償の範囲としては

 

火災

落雷

破裂・爆発

風災

ひょう、雪災

水災

落下・衝突

漏水

騒じょう

盗難

破損・汚損

 

などに分かれます。

 

更に先ほど紹介した

 

・類焼損害補償特約

・個人賠償責任特約

 

などをつけることもできます。

 

これらの中から自分が必要だと思う補償内容を選んで保険を組み立てていくわけです。

 

しかし、保険の金額ってどこの保険会社は安いとか高いとかいう判断がしにくく、実際に自分の希望の補償内容を伝えて複数社の見積もりを取るしか比べる術がありません。

 

もちろん金額を下げるために必要な補償まで外すのは本末転倒ですが、内容によっては外す検討も必要かと思います。

 

例えば水災担保をどうするかなど大きく金額が変わるポイントです。

実際自分の住む場所で過去に水災がおこったかどうかや、近くにあふれてしまいそうな用水がないかどうかなどをよく見て水災を外すことができるのであれば一般的に保険料は大幅に安くなります。

ただし、小さな用水路程度であっても橋脚などに流木などが引っかかるとすぐにゴミなどが溜まって水の流れが止められ、辺り一帯が浸水するということもあり得るので注意が必要です。

道路などに明らかに傾斜があって周囲の土地よりも高く、道路面からの高さもある程度確保できているのであれば大丈夫かとは思いますが・・・

 

また、破損汚損、事故見舞い費用、盗難などつけられるオプションはいろいろあり、それよって金額もそれぞれ変わってきます。

そして、同じような補償内容にしたからといって各社同じ金額というわけでもないようです。

 

更に言うと、火災保険の保険金額自体をいくらにするかという問題もあります。

火災保険というのは全焼にならない限り損害場所の修理をする金額が出るだけです。

これが先ほどお話した実損払いというものです。

 

例えば台風が来て屋根が壊れ、その修理費が100万円だったら100万円が保険金として支払われるだけです。

これは建物の金額を2,000万円に設定していても、2,500万円に設定していても同じことになります。

 

全焼というのは実際なかなか起こらないと思いますが、この建物の金額設定というのは地震保険の金額には大きく関わってきます。

 

地震保険の建物の金額設定は火災保険の半額までしか設定できません。

つまり基本となる火災保険の建物の金額を2,000万円と設定すると、どんなに地震保険をかけようとしても1,000万円までしかかけることができません。

 

そして重要なのは地震保険は被害額に応じて保険金が支払われるのでなく、その損害状態を見て全損、半損、一部損など被害に応じた段階で支払わることになります。

よって、地震による被害にあった際により大きな金額を補填してほしい場合は大きな金額の保険に入っている必要があることになります。

 

地震保険は基本的に火災保険に付帯することしかできませんし、内容が同じであればどこの保険会社で加入しても同じ保険料になります。

中には追加費用を払って全額を補償できる地震保険もあるようですが、通常の地震保険と比べると非常に割高になってしまうので、私は通常の地震保険だけにしました。

 

また、地震保険の場合は基本的に国が加入を推奨をしていることもあって保険会社は運営経費以外の利益を計上することがなく、地震保険料控除という特典も用意されていることから基本的に加入すべきであると思います。

 

当初いろいろなハウスメーカーを回っている時にあるハウスメーカーの営業マンが「うちの建物は耐震性が非常に高いので地震保険に入る必要がなく得ですよ」と言っていましたがとんでもない話です。

仮に地震で倒壊しなかったとしても地震による火災の補償は通常の火災保険ではされませんし、地震による隣家からの類焼の可能性もあるわけです。

そんなことも考えず(知らないのかもしれませんが)戯けた営業トークを繰り広げる無責任営業マンは本当に住宅営業の市場から退場していただきたいと思います。

 

少々話がそれましたがこのように火災保険というのは案外奥が深いわけです。

色々な特約もみていくと本当に複雑な世界だと思います。

最近はネット保険などもあり、選択肢は非常に広がっていると思いますが、私はいざというときに駆け込める店舗や営業所が近くにない保険会社と言うのはどうも抵抗がありますので・・・

 

話を我が家の話に戻すと、「口先」は当初我が家の火災保険の面倒を見る気はなかったようですが、私が「口先」にサンヨーホームズの火災保険の割引率の確認を依頼したところ、サンヨーホームズの子会社であるサンヨーホームズコミュニティの割引率がなかなか高いということが分かりました。

 

そのためまずはサンヨーホームズコミュニティに火災保険の見積りを取るようお願いしていたのですが営業マン「口先」の動きが遅く、家の引き渡し予定日がどんどん近づいてきます。

 

そして引き渡し日目前までサンヨーホームズコミュニティからの正しい見積もりが出なかったこともあり、結局ローンを組む銀行が斡旋する火災保険との比較も満足にできない状態に追いやられてしまいます。

 

やむなく銀行が斡旋する火災保険との比較をあきらめ、サンヨーホームズコミュニティに決め打ちで保険の手続きをお願いすることになるのですが、もはや最短で事務手続きをしてもギリギリという事態に追い込まれてしまいました。

 

最後はコンビニのFAXまで駆使してようやく引き渡し予定日の前日に手続きを完了するという綱渡りになってしまいました。

 

このような事態に追い込まれたのは営業マン「口先」の動きが遅かっただけでなく、「口先」からサンヨーホームズコミュニティに我が家の図面が送られていなかったことが原因で、見積り内容がおかしいと私が指摘していたためでした。

私の指摘がなければ危うく数万円高い保険に加入させられるところでした。

 

営業マン「口先」は「火災保険について勉強不足だった」などと言っていましたが、「また一番になったんですよ」などと度々自慢していた自称「トップセールス」の営業マンが何を言っているのか・・・

 

私は保険の加入が間に合わなかった場合、引き渡しを遅らせることで対応してほしいと依頼していたのですが、その依頼については無視され保険手続きの進捗確認もなければ、保険案内の不手際についてもまともな謝罪もありませんでした。

 

施主は自分のお金なので少しでも支出を抑えることにアイデアをひねり出して何とか予算内に収めようと四苦八苦するわけですが、ハウスメーカーからすると本当に他人事ですよね。

まあ「口先」だけかもしれませんが・・・

 

して提携ローンの実行によりサンヨーホームズに対して自動的に金が支払われることになります。

 

私は完成した住宅の確認もしていないままで、残金全額を奪い取られてしまいます。

しかも預かり金と称して必要以上の金もとられてしまっている状態になります。

 

少々表現が乱暴かもしれませんが、完成確認の際に家が完成していなかったのにその後の確認をする前に残金全額を払わせるという行為は私にとっては「強奪された」という感覚しかありません。

 

 

長文になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆様が火災保険を選ぶ際に少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

 

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