古民家再生の工務店“家事務所”の山口です。

 

新潟から来た古民家の移築工事の続きです。

 

壁に土を塗りつける下地の竹小舞を編みます。

最近では竹を編む職人さんが激減しています。

今回は地道に自分たちで編みます。

 

 

 

下地の竹に荒壁(最初に塗りつけられる下塗)の土を塗りつけていきます。

 

片面から土を塗りつけて乾かします。

 

片面が乾燥したら反対側にも塗りつけます。

貫があるところは藁を一緒に塗りつけて割れを防ぎます。

貫:柱と柱を繋げる横木

 

 

両面乾いたら目の細かい土で仕上げます。

 

土壁は調湿、断熱に優れ、音を和らげる効果、空気を清浄に保つ効果も兼ね備えたとても優秀な素材です。

その味のある風合いも人気の一因ですが、心身に優しい土壁、小さいお子さんやお年寄りにもとてもお薦めです。

 

もとの建て物内覧編工事中

解体編→工事中

構造材組み始め編→工事中

木組み編→工事中

丸太組立編→工事中

下屋根編→工事中

屋根編→工事中

 

古民家再生の工務店事務所  

山口健二