まさに家屋被害 | IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

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 プロチョーネです。昨晩は埼玉県もあちこち雪が降ったみたいで、県北の方は昼間も雪が残っていました。

 昨日は山沿いの場所でメスを探してうろついていたらしいオスが捕まりましたが今日は何も捕獲なし。ただし、町の中央部の駅周辺から「天井裏と床下で糞をされてる」というので調査に行ってきました。すると・・・久々に強烈な現場でした。

 

 まずは床下から覗いてみました。

 柱の周りを囲むように糞が。既にカビも生えてきているので結構な時間が経っているとは思いますけど、床下の格子はどこもはまっていて入り込める様子ではありませんでした。

 となると天井の方から入って来てるのだろうと押入れの上から覗いてみました。

(暗くて画質を上げて撮影したためそのままではブログの制限に引っかかって画像を上げられず、画面直撮りしました・・・ぼけー) 

 

顔の横にさっそく糞が。ここもカビが生えて古臭そうです。ここでもう被害の確認には充分なのですが、一応業者ですから天井裏に入って調べてみることにしました。

 部屋の仕切りのあたりの壁が破壊されてるらしいのを発見。ますます動物の気配満点ですね。向こう側には行けないので間から覗いてみれば

 うげっぷうんちうんちうんち

 ・・・・・1畳分にも迫りそうな量のナニカがそこにはありました。一瞥しただけで無数の銀杏の種、柿の種と皮などが含まれてるのは分かりましたが、これだけの量の糞が積もるには何年もの間、それも複数頭のハクビシンかアライグマ(もしくは両方)が来ていたはずです。周囲に手形が見つからなかったのが不思議ですが、間違いなくハクビシンとアライグマにしかできない仕業でしょう。

 下はこんなふうになってました。これがもっと積もってしまえば天井が壊れてあの大量の糞が落ちる危険もあるでしょう。この家は寸前で糞をされるのが止まったみたいなのでよかったですが、もっと古かったり脆い家に侵入されてしまえば衛生的にも大変なことになってしまいます。こいつらの糞尿には放置されて乾燥してもなお寄生虫やウィルスが生息してる可能性がありますから。

 

 さらにはもう少し離れたところにも天井板4枚にまたがって積もった糞が。これまたすさまじい量です。幸い?この家には依頼主の方は現在住んでいないので被害はなかったわけですが、そのためにここまで侵入されて糞尿をされることに気付けなかったわけでもあります。

 まだこの家の場合は家主の方は近所に住んでいるので目が届いていますけど家主がいなくなり親族の管理が届かない家、そもそも管理すらない空き家であればもっとひどいことになっていた恐れもあります。去年の今頃も県東部の古民家の天井裏にこれ以上の量の糞が積もっていた現場を見たことがありますが、そこではアライグマが5,6頭捕まったみたいです。

 この近くもここ1,2年はほとんど捕獲もなかったのですが、この前軍鶏が殺されていた家の近くでもあるために油断はなりません。何頭ものハクビシン、アライグマが交代したり、天井裏の箇所を分け合うようにして糞尿をしにくる危険がありますからね。

 

 ともかくこうした家を久々に見て改めて思ったのは、少しでも侵入口がある家であれば連中はすかさず入り込み、その気になれば住人の知らぬうちに公衆トイレ男性トイレ女性トイレにされてしまうということ。となれば、トイレ扱いされる家がある他に巣扱いされる家だってあることでしょうから・・・アライグマハクビシン1頭あたりにつき侵入され被害に遭う家は何件にもなってしまうでしょう。染みが天井に出てしまえば、その上はもっとひどいことになってまいますしね。

 

 埼玉県の皆さん、どこかが壊れていれば家をアライグマやハクビシンのトイレや家にされてしまう危険がありますから早めに修理するなり天井裏を見るなりご注意下さい。