どうも、プロチョーネ1号です。自分で名乗る経緯を書いておきながら僕がまだ覚えておらず、同僚からそう呼ばれても何のことだか分からなかった、プロチョーネ1号です。近頃選挙の時期で選挙カーから候補者の名前ばかり連呼されているのを聞いて、当選したらどんな政策をするとかどこ出身でどんな人かとか言った方がいいのでは・・・?なんて思いもしますけど、せめて自分で名乗った名前くらいは覚えておかないとね。よし、さすがに覚えました。プロチョーネ1号です。
さて、アライグマたちはどこかに引きこもって冬を越えて3月頃からだんだんと各地に出没しています(ついでにハクビシン、タヌキも)。弊社で防除を担当させてもらってる某自治体では2年前に月間約70頭捕獲という恐ろしい記録が打ち立てられたようで、当事者でなくてよかったと思っています。しかし翌年は捕獲数も減りましたけれども彼らがいなくなったわけでもなく日々捕獲が続いています。つまり、現状の防除計画に基づいた主なやり方
・被害があった住居、施設からの連絡を受けて罠を設置。
・捕獲従事者資格を持つ人が自分の敷地で捕獲。
なんて方法では既に増えきったアライグマの全体数を減少させることは無理そうなのです。それは1年防除現場に携わっただけでも実感できました。それは防除自治体に通う傍らで埼玉県中の自治体を回ってアライグマの防除の状況を聞いても思ったことです。
そこで・・・・、弊社アイディーサービスでは大学の野生動物の専門家の先生と、県の施設の鳥獣被害対策の専門家の先生に御協力頂いてアライグマが埼玉県でどれほど増えていて、このまま減らすこともできない状況を放置すればどんな問題が起こったりするかをお知らせし、これからの新たな対策方針を考えるセミナーを計画しておりました。微力ながらプロチョーネ1号もアライグマ駆除の先輩の発表のための情報収集なんかをしておりました。僕たちの日ごろの活動の集成のような発表になると思うので気合も入っております。主に行政の方々を対象にしたセミナーですが、一般の方々にもお聞きいただければ有難い限りです。広告は以下の通りです。
アライグマは人間の勝手で列島に連れられて、最初はたった数十頭からしっかりと現地の環境に適応する事ができた強くて賢い生き物だともいえるわけで、僕も彼らを毎日見て複雑な気分です。しかしやはり、自然環境、生態系、そしてこれはヒトという生物に寄った観点ですけれども人間社会に危険を引き起こす点から見ても誰かがこれまでとは違った形で対処しなければならないと思います。それを埼玉県から少しでもできればと思っています。
改めて、埼玉県にお住いの皆さま・・・。アライグマは決して縁遠い生き物ではなくそこら中にいますし増え続けてますからね。猫でも犬でもなさそうな動物の気配を感じたら自治体の担当部署に御連絡を。目撃情報は彼らの生息圏や移動経路を推測するうえで極めて重要な情報です。
アライグマの問題―いや、存在は決して他人事ではありません。