５年前の更新を再UPしました。
前回の続きです。
今回は本丸 村雲御所瑞龍寺門跡後編です。
はじめに開山で豊臣秀吉の姉：ともとは
豊臣秀吉と豊臣秀長兄弟の姉です。智子
（とも：瑞龍院（1534～1625））が亡
くなったのは、92歳の時で、江戸幕府も
既に三代将軍徳川家光が在位していた頃
です。
とも(智）の家系図です。
ともの人生
秀吉より3歳年上のともは、
織田信長と同じ年に誕生し
ています。
ともの父親：木下弥右衛門
昌吉は、なかとの間に弟の
秀吉ももうけました。
6歳の時に父が亡くなり、
なかはともと秀吉を連れ
て竹阿弥（水野昌盛）と
再婚します。以後姉弟は、
この義父の養育によって
成長します。その間に、
異父弟秀長と異父妹旭も
誕生します。
ともの結婚は相手の三好
吉房（1522～1612）の
兄の娘が蜂須賀小六の妻
であることから、小六と
秀吉からの紹介で結婚し
たようです。
長男の秀次を産んだのは、
智子が35歳の時で、翌年
に次男秀勝も産んでいま
す。驚愕の高齢出産です。
さらにその10年後の何と
46歳で三男秀保を産んで
います。
１５８２年にともが49歳
の時に、織田信長が本能寺
の変で亡くなります。
弟秀吉が天下人への道を
歩み始めます。当初秀吉は、
信長から養子にもらいうけ、
羽柴於次秀勝（信長四男）
を後継者としていました。
ところが於次が18歳で病
死したため、智子の次男
秀勝が秀吉の養子として
迎えられました。また、
三男秀保は10歳で弟の、
豊臣秀長の長女：三八と
婚約し、秀長の養子とな
りました。ただ秀保は体
が弱く、奈良十津川温泉
で療養中に17歳で亡く
なりました。
秀吉の実子鶴松が誕生し
た直後から、秀勝は次第
に秀吉から遠ざけられる
ようになりました。のち
に秀勝は朝鮮出兵のとき
現地で24歳で病死します。
鶴松病死（3歳）のため、
ともの長男：秀次が秀吉
の跡継ぎとして迎えられ
ました。秀吉は朝鮮出兵
で九州肥前国名護屋城に
在陣するため、秀吉は
母大政所や妻のおねの薦
めもあり、太閤となり、
関白職を秀次に譲ります。
朝鮮出兵（文禄の役）の
2年目に、57歳の秀吉に
実子秀頼が誕生します。
秀吉は秀次に関白職を譲
ったことを後悔します。
秀吉は2年後に秀次を、
殺生関白などの汚名を
着せて、高野山で切腹
させました。ともはこ
の時に出家して瑞龍院
日秀と名乗ります。人
々はこんなことでは、
豊臣の世も長くないと
噂しました。
長く権力の座にあると、
自分勝手な事をするの
が人の常ですね。中国
の習近平や、ロシアの
プーチンも危ない存在
です。静岡県の川勝知
事も同様です。
秀吉が病死し、関ヶ原
の戦の後は徳川の世に
なりました。秀吉の命
令により、一時流罪に
処されていた夫：吉房
とも再会し、息子たち
の菩提を弔う日々を送
ることになります。
大坂城落城の３年前に、
夫：吉房が91歳の高齢
で病死します。
1625年にともも92歳
で死去します。
E付近から中庭を見ると
E付近から中庭を見たところです。
振り向いて本堂方向は
第九世の日尊宮が建立した
本堂正面の屋根上にあった
鬼瓦です。
F付近からI方向は
F付近からI方向です。
G付近からH方向は
ひな人形の展示があります。
16世門跡所蔵のひな人形展です。
奥に進むと
16世門跡所蔵のひな人形展ポスター
H付近から中庭方向は
この左側から撮影すると
中庭にイベント用の舞台
が見えます。
入側のある御殿造りです。
前に進むと
奥の部屋の様子です。
I付近からJ方向は
J付近からK方向は
J付近からK方向です。
入側のある廊下です。
J付近から外を見ると
本丸のへりが見えます。
K付近に行くと
K付近から出丸方向です。
カメラを左に回すと
床の間と反対側に付書院が
ある構造です。
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