紀伊田辺城 1 歴史 | みどりの木のブログ

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今回からは紀伊田辺城の紹介です。

田辺城といえば丹後にある田辺城

の方が、歴史上は有名ですが紀伊

にもあります。

第1回目はその歴史です。

 

Google地図で田辺城の位置です。

この日宿泊予定の南紀白浜温泉が

10km圏内です。(上が北)

 

関白豊臣秀吉の正室で、北政所の養家

だった家の浅野長吉(長政))の長男

:幸長が、1600年に関が原での軍功

により、和歌山37万6,560石を与え

られ、和歌山城主となります。

1600年に重臣の浅野氏重もこれに従

って、田辺3万石に入部します。

1605年に氏重の居城:洲崎城が津波

によって破壊されます。この地震は、

有名な慶長地震で2月3日に起こった

とされる地震で、南海トラフ説が有

力です。

1606年に浅野氏重は田辺(湊)城を

築いています。

1615年の一国一城令の後は、改築して

陣屋にして、1619年までは氏重が城主

でした。当時から城郭は整備されてい

たと考えられます、『田辺町大帳』に

よると、同年に紀州徳川家が転封され

て、付家老の安藤直次が3万石を受領し

て田辺に入城した際には城がなく、旧

家を宿としたそうです。これは前記の

改築されて、陣屋にされたためとされ

ます。浅野家は徳川家から一国一城令

違反で、改易になることを恐れていた

と考えられます。以降は、明治時代ま

で安藤氏が城主を務め、与力・同心の

給禄を合せて3万8800石の規模でした。

安藤家は紀州藩家老筆頭として、和歌

山城に詰めていたので、親類の安藤家

が城代として田辺城にいました。

 

江戸時代後期の田辺城絵図です。

 

現地案内板より

江戸時代後期の田辺城拡大図です。

一国一条令により、公的に幕府から

は館と呼ばれたが、現地では錦水城

とも湊城とも呼ばれました。

 

現在の地図に上の地図を重ね

ました。

 

1791年に大島樫野浦(串本町)に、

アメリカ船が来航してから沿岸警備

はより厳重になり、田辺城でも大規

模な改修が行われました。『田辺沿

革小史記事本末』には、1831年の

改修で、それまで竹垣で囲っていた

塁上の柴垣に、壁を設けて銃眼を穿

った記録があります。

1863年には外国船からの攻撃を恐

れて下万呂に城の移築を決め、年末

には工事に着手したが、翌年に工事

延期を通達したまま取り止めになっ

ています。

1868年に16代目の安藤直裕は紀伊

田辺藩として独立します。

1869年(明治2年)には同心60名

をその給禄とともに紀州藩に還付し

ています。

1871年(明治4年)の廃藩置県と

同時に城は払下げられ、城郭は破

却されました。城跡には多くの民

家が建てられ、本丸跡は上屋敷と

いう地名になっています。そのた

め、現在残る城跡は、一部の石垣

と井戸と水門が残るのみで、他は

みな消滅しています。

 

現在残る水門跡と石垣です。

 

昭和30年代の田辺地図です。

城が消滅しています。

(国土地理院より)

 

今回はここまでで、次回に続く

 

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