熊本城 10 加藤家お家騒動とその後 | みどりの木のブログ

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昨日の続きです。

今回は加藤家お家騒動とその後です。

 

数寄屋丸から見た天守です。

 

数寄屋丸の地図石から

 

数寄屋丸二階御広間の手前にある石段

の床を地図石と呼んでいました。

写真右端の所です。

 

地震の被害があり近寄れませんが、

赤矢印の地面です。

 

地図石の解説板です。

数寄屋丸へ行く道の装飾だそうです。

 

次に加藤家お家騒動の牛方馬方騒動です

前回加藤平左衛門が高島藩預かりになっ

た騒動です。

熊本藩家老の幕府よりの加藤正方一派

と、豊臣家よりの家老の加藤正次一派

による抗争です。

2代目の藩主加藤忠広の襲封から7年後、

1618年に正方派の下津宗秀が、忠広の

舅であった玉目丹波守 (初代)や正次らを

「大坂の陣で豊臣氏へ兵糧の扶助を行い

謀反を起こした」と幕府に訴えます。正次

派も正方派を訴えたことから、事態は両

派による訴訟合戦の様相を呈し、幕閣

は関係者と藩主の忠広を江戸で吟味し

ます。将軍徳川秀忠の裁決によって藩

主忠広の責任は不問としたうえで、正方

らには勝訴を申し渡しています。一方で

敗訴した正次派の多くは配流処分を受

けます。正次は堀直寄預かり、丹波守

は蒲生忠郷預かり、加藤平左衛門は

高島藩預かりでした。

騒動名の由来は加藤正方の官職が右馬

允であったことから正方派を馬方、正次

派を牛方と言ったのが由来です。

忠広に累が及ばなかったのは将軍秀忠

の養女を娶っていたためといわれます。

秀忠に助けてもらったという感じでした。

この恩を秀忠から受けたことで、秀忠

寄りになります。

 

加藤忠広肖像画です。

 

その後の加藤家改易


しかし、1632年に将軍の秀忠が没し、

3代将軍家光の治世になると、家光を

苦しめていた弟の忠長と、加藤忠広

が親しい仲で、2人ともに秀忠の忠の

字を貰っていました。それで同年5月

22日に江戸参府途上で忠広は幕府

より入府を差し止められた上、改易

を申し渡されました。肥後熊本藩54

万石は没収のうえ、忠広は出羽庄内

の酒井家にお預けとなります。1万石

相当の年貢を、酒井家から支給され

て、優雅な流人生活をしています。

加藤忠広には男子が2人いましたが、

2人とも忠広の死後に、病死または

自殺しています。公にはなりませんで

したが、流刑地で男子をもうけたよ

うで、その子孫が大庄屋加藤家とし

て続いたようです。

 

2019年10月14日の大小天守です。

鉄筋コンクリートで外観復元されていた

ので、倒壊しませんでしたが、外観と

石垣に被害がありました。

現在は大天守のみ外観・石垣が修復

されました。

 

明治初期の木造だった頃の古写真です。

明治10年の西南戦争で焼失しました。

この写真などを元に復元されていました。

 

震災前の大小天守です。

 

忍び返しの石垣もきれいに修復されて

います。

 

ここで記念写真を撮影しました。

この右側には再建された本丸御殿

があります。

 

天守の右側の建物が木造で再建された

本丸御殿です。

 

本丸御殿です。

 

さらにこの仮設陸橋を登っていく

と、下図の天守閣前広場に出ます。

 

 

 

 

 

少し上って振り返り、平左衛門丸を

撮影しました。宇土櫓が見えます。

 

今回はここまでで、明日が最終回です。

 

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