有岡城の紹介4 上臈塚砦跡 | みどりの木のブログ

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昨日の続きです。

今回は上臈塚(じょうろうづか)砦跡の紹介です。

有岡城西側の備えとして築城されたのが

上臈塚(じょろうづか)砦です。滝川一益が

上臈塚砦を守る城主中西新八郎を、荒木

村重はすでに逃亡したと言って、降参開城

させました。上臈塚砦跡は伊丹シティーホ

テルあたりから墨染寺ぐらいまでありました。

 

黒染寺の山門が見えます。

源義仲が創建した七堂伽藍を構える巨刹でしたが、

天正7年(1579年)に荒木村重の有岡城の戦いで

焼失します。 その後、道元禅師旧跡の墨染寺(京都

市伏見区)が荒廃したため、伊丹の住人加楽井氏が

ここに遷して再興しました。

この左側にホテルがあります。

 

伊丹シティーホテルです。

この辺りが上臈塚砦跡です。

破壊されましたが、ここには

上臈塚砦跡の主郭となった

古墳がありました。

 

有岡城の全体図です。主郭部と同程度の大きさ

がある砦だったようです。

 

黒染寺の西側①に高低差のある坂があります。

 

高低差のある①の所で、ここが惣構の

あった場所と考えられます。

 

①の坂を下りて坂の上を撮影しました。

手前の道路に惣構の堀があったはずです。

堀跡を②の方に歩くと、

 

高低差があります。

手前の道路が惣構の堀跡です。

 

地図②の所です。

お年寄りに聞くと、この段差の所が

惣構跡だそうです。手前道路が堀

でした。

 

②からさらに歩くと、高低差があり

坂の上のビルが伊丹シティーホテルです。

 

 

 

黒染寺にもどり、ここには女郎塚があります。

有岡城落城後

1579年11月19日に信長は「尼崎城と花隈

城を明け渡せば、おのおのの妻子を助ける」

という約束を、村重に代わって有岡城の城守

をしていた荒木久左衛門(池田知正:もとは

村重の主筋池田家当主ですが、村重が摂津

守護となったので家臣になりました)ら荒木

の家臣たちと取り交わします。久左衛門らは

織田方への人質として妻子を有岡城に残し、

尼崎城の村重を説得に行きますが、村重は

受け入れず、窮した久左衛門らは妻子を見

捨てて逃亡しました。

 

 

黒染寺山門です。

中に入ると

本堂が見えますが、その右奥に墓地があります。

 

黒染寺の墓地です。

天正7年(1579年)有岡城の落城後に、織田信長は城中の婦女子数百

人を、1ヶ所に集めて、家屋内に閉じ込めて焼殺しました。 その供養塔に

は「め郎塚」とあります。1500年代のものならもっと風化しているはずな

ので、後世に建てられたものでしょう。

荒木村重も妻子を見捨てて、落城後に毛利方に落ち延びま

した。後に村重は仏門に入り「道糞(どうふん)」と名乗ります

が、天下人秀吉に拝謁したときは、それはひどいので「道薫」

という戒名をもらいました。村重は茶人として大阪堺で亡くな

りました。

 

供養塔です。

婦女子は墓地の辺りで焼殺された可能性があります。

沢山の人が死んだ跡地は、墓地になることが多いの

です。

1579年12月13日に、有岡城の女房衆122人が

尼崎近くの七松において鉄砲や長刀で殺されました。

12月16日には京都に護送された村重一族と重臣

の家族の36人が、大八車に縛り付けられ京都市中

を引き回された後、六条河原で斬首されました。

落ち武者狩りが続き、高野山がかくまったので信長

は、天正9年(1581年)8月17日には、全国にいた

高野山高野聖の僧数百人を捕らえ殺害しました。

織田信長おそるべしですね。地獄に落ちるしかない

所業です。

1582年には本能寺の変で信長が亡くなります。

 

 

今日はここまでで、明日は北側を守る岸の砦跡です。

 

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