【最終回】コーティング耐久性比較実験5ヶ月経過 | 洗車歴20年!洗車中毒のブログ

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洗車歴20年の僕が車を綺麗にするためのノウハウや普段の洗車の様子について語って行きます。

みなさんこんにちは。

ブログタイトルを見て、

「何じゃこりゃ?」

と思ったみなさま、

自分でも変わった奴だなと思いながら
やめられないし、やめようとも思わない
僕の趣味は、洗車!

で、

洗車の後に使うコーティング剤の
実験を去年の11月下旬から始めたのです。

そして、今日は実験から
5ヶ月経過後の状態を
見て行きたいと思います。

実験のやり方や、過去の実験経過などは
こちらをご覧下さい。
↓↓↓






さて、まずは1枚目のパネルです。
左側①ハイブリッドナノガラス ゼウス
右側②ブリスX

パネル左にゼウスが施工されています。
さすがに5ヶ月も経つと被膜がかなり
薄くなってしまいました。

実際に見ると、施工した跡はわかるけど
コーティングされている感じは薄いです。

それから、これから説明する2枚目のパネルにも言える事ですが、
普通の洗浄では落ちないシミ汚れなどが
酷くなっています。

ここまで来ると一旦リセットして
再施工した方が良さそうな感じです。

右側のブリスXはもうどこへ行ったやら……。
実験から2ヶ月後にはほとんど被膜が
見えなくなりました。



次にパネル2枚目です。
左側③ブリスX+コーティングコンディショナー
ブレンドコーティング
右側④鏡面反射

こちらのパネルも多少薄くなっていますが
2つともかなりしっかりとコーティング
皮膜が確認できます。

しかし、先にも書きましたが、ここの所の花粉や黄砂の影響か、パネル自体が洗浄しても取れないような細かい汚れがあります。

以上、5ヶ月後のパネルの状態でした。


ここで、
この実験のやり方を
少し変更したいと思います。

実験当初は全てのパネルの被膜が無くなるまで実験をする予定でしたが、特に2枚目のパネルはまだまだ被膜が消えそうにないということ。

また、今まで月に1回パネルを洗浄してきましたが、コーティング被膜自体がかなり汚れてきており、実際の車の塗装で施工すると想定した場合、一旦コーティングを落として再施工した方が良い状態になっています。

以上2点の理由により、野外の放置実験はここまでとします。

で、

このまま実験を終わらせても面白くないので
コーティングの被膜は酸性やアルカリ性に
耐えられるのか?

ということを実験して終了としたいと
思います。


ではまず1枚目のパネルから。

パネルの左にゼウスが施工されています。
まず、パネルをマスキングテープで半分に
区切ります。


そして、パネルの下半分だけこれを施工
してみます。

洗車専門店GANBASSのREBOOTです。
これは普通の洗浄では落ちない雨ジミや
水ジミを落とす酸性の薬剤です。

これを何滴かパネルに落として洗浄して
みると……。


えっ!?

ちょっと待った!!

なんだこれ!

薬剤を落として擦った瞬間、
色が変色していく!!


こうなりました!!

パネルの塗装膜が破壊されました!

この実験パネルはアルミ製で、表面には
ブラックのアルマイト処理がされて
黒く色がついていますが、ただの安い
アルミ板なので表面処理もアマアマです。

ですが、この酸性の薬剤の説明書を読むと
塗装以外の金属には使用不可と書いてあります。

なんか、雨ジミの除去の為の酸性タイプの
クリーナーが一般のカー用品店に無いのが
わかったような気がします。

下手に塗装以外の場所に使うと大変な事に
なりますね。これは。

ということでパネルがこんな状態になって
しまったので酸性に対する実験は失敗。

コーティングどころか下地の塗装まで
破壊してしまう結果となりました。



次にアルカリ性はどうか?

今度はこれを使います。

こちらはカー用品店で売っている
水垢クリーナー。アルカリ性です。

これを今度はパネル左上に施工します。

施工した結果がこれです。

あまり変化がありません!

この水垢クリーナーを車に使用すると
コーティングの撥水が無くなる位の
強力なクリーナーなのですが
パネル上ではあまり変化がみられません
でした。

次に、コンパウンドで擦ると
コーティングはどうなるのか?

ということで微粒子のコンパウンドで
パネルの下半分を擦ってみると……

やはり、さすがは研磨剤だけあって
コーティングはほとんど無くなって
しまいました。


〈まとめ〉
5ヶ月間、野外にパネルを放置した結果、
今回実験した4種類のコーティング剤は
ブリスXを除き、全ての被膜が無くなる
ということはありませんでした。

しかし、いくらコーティングが残っていてもパネルの表面には汚れが蓄積し、月に1回の洗浄をしていたのにも関わらずシミなどの汚れが付着していました。

という事から、
コーティングの耐久性はもちろん、

いかにコーティングの上にある汚れを
定期的に取っていくか

という事が塗装をキレイに保つ為の
必須条件であることがわかりました。

コーティングがかかっていても落ちない汚れ
があるようでは意味がないので、どんな
コーティングでもメンテナンスは欠かせない
と言えるでしょう。


以上でコーティング耐久性比較実験は
終了とします。


そして、まだいつになるかわかりませんが
第2回目の実験を予定しています。

今回は4種類で行いましたが、
次回は種類を増やし、カー用品店でも
手に入るようなコーティング剤も
実験に加えて行きたいと考えています。