さて、京都の御菓子司、もう一軒紹介します。
『御菓子司 聚洸の源氏物語』(梶 裕子、光村推古書院)
著者の梶裕子さんは南禅寺参道にある「うつわや あ花音」の店主。
ちなみにご主人は新門前通「梶古美術」店主・七代目、梶高明さん。
両店とも器好きにはお馴染みのお店です。
この本のベースとなるのは京都で月に一度開催されている『源氏物語』の勉強会「紫香の集い」での呈茶。
そこでは毎回『源氏物語』の内容に応じて、著者の梶裕子さんと御菓子司「聚洸」さんとで創意工夫した主菓子がお茶とともに供されるのですが、そのお菓子が梶裕子さんの選んだ器にどのように盛られるかが、出席者の楽しみのひとつでもあります。
本書は、その「紫香の集い」の六年間の活動記録の集大成ともいうべき一冊に仕上がっています。
ちなみに御菓子司「聚洸」の髙家裕典さんは前回紹介した京都・西陣の老舗御菓子司「塩芳軒」の四代目・次男さん。
流石の御菓子を作られています。
皆さんよくご存じの「源氏物語」
その源氏物語が、器と主菓子とともにどう展開していくか……
読み進めるうちについつい惹きこまれます。
巻末「あとがきにかえて」の梶さんと髙家さんの対談も自然体で微笑ましい。
源氏物語がお好きな方はもちろんうつわが好きな方にもぜひお読みいただきたい一冊です。
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