嶽駒神社(福島県福島市北沢又)
嶽駒神社(たけこまじんじゃ)。
福島県福島市北沢又に鎮座。
御祭神は保食神(ウケモチノカミ)。
社格は村社。
大同四年(809年)に空海が羽州湯殿山に参詣の帰路、当地を過ぎようとしたところ、吾妻嶽の荒駒がいた。
その荒駒は秋ごとに村里に現れ、耕作の障碍となって人々を悩ませていたのだという。
折しも時は9月。晴天だった空がにわかに曇りだし、暴風雨が吹き荒れた。
近くの松川という川は洪水となり、人が通ることすらできない。
これを解決しようと空海がこの荒駒を捕縛せんとした……その時!
なんと、どこからともなく白髪の神が現れたではないか!
その神は空海に対し、こう告げた。
「我は当地の氏神である。今捕らえた荒駒を我に与えよ。
我はこれを永く駆使しよう。」と。
神は藁に結飯を包むと空海に与え、
「陸奥(みちのく)の 吾妻の嶽の 荒駒も
飼へばぞなつく なつけばぞ飼ふ」
と、一首歌を詠じると荒駒を曳いて去っていった。
空海はこの藁を用いて祠を建てると「嶽駒大神」として勧請し奉った。
その後、明治五年七月には村社に列格。
なお、当社の参道の桜並木は昭和四十九年に福島市の天然記念物に指定されている。
【 鳥居 】
白い石造りの鳥居。
背景の青空に映える綺麗な鳥居です。
【 参道 】
鳥居をくぐった先、まっすぐに伸びる参道。
左側に見える建物は社務所です。
が、宮司さんは常駐しておらず、普段は離れたご自宅にいらっしゃいます。
【 拝殿 】
そしてこちらが拝殿。
周囲の緑に茶色い瓦屋根が引き立ちますね。
御祭神が保食神だけあって、神使である狐の彫刻がありました。
御神紋は左三つ巴。
【 本殿 】
こちらが御本殿。
御本殿は拝殿と違って瓦葺ではありませんでした。
【 境内社・嶽駒稲荷神社 】
拝殿に向かって左奥に鎮座する境内社の嶽駒稲荷神社。
嶽駒神社の御祭神が保食神なので、嶽駒神社自体が稲荷神社だという認識だったんですが…こちらの境内社の御祭神はどなたなんでしょ?
【 神馬舎 】
本殿の真後ろにある神馬舎。
さすが御由緒に荒駒が出てくるだけあって、重要な位置に神馬舎があるわけですね。
さてさてさて。
そんなわけでお参りも済みまして御朱印をお願いします。
が、先程も書きましたように、こちらの社務所は普段は無人で宮司さんは離れたご自宅にいらっしゃいます。
そのため、祭礼の時など宮司さんが神社にいる日にお伺いしなければお会いできないと思います。
もし事前に連絡が出来る場合は宮司さんが神社にいらっしゃる日のご予定を伺ってお参りするのがよろしいのではないかと思います。
というわけで、何度かお参りしまして宮司さんのご都合に合わせて伺った際にいただきました御朱印がこちら。
御由緒に出てくる荒駒と、福島市指定天然記念物の桜があしらわれた印が押して頂けます。
毎年4月16日ころ、桜の時期に例大祭があるとのことですので、ぜひこの機会にお参りされてみてはいかがでしょうか。
◆神社への地図
◆神社の情報
嶽駒神社 たけこまじんじゃ
御祭神:保食神
社格等:村社
鎮座地:福島県福島市北沢又稲荷48
福島県福島市北沢又に鎮座。
御祭神は保食神(ウケモチノカミ)。
社格は村社。
大同四年(809年)に空海が羽州湯殿山に参詣の帰路、当地を過ぎようとしたところ、吾妻嶽の荒駒がいた。
その荒駒は秋ごとに村里に現れ、耕作の障碍となって人々を悩ませていたのだという。
折しも時は9月。晴天だった空がにわかに曇りだし、暴風雨が吹き荒れた。
近くの松川という川は洪水となり、人が通ることすらできない。
これを解決しようと空海がこの荒駒を捕縛せんとした……その時!
なんと、どこからともなく白髪の神が現れたではないか!
その神は空海に対し、こう告げた。
「我は当地の氏神である。今捕らえた荒駒を我に与えよ。
我はこれを永く駆使しよう。」と。
神は藁に結飯を包むと空海に与え、
「陸奥(みちのく)の 吾妻の嶽の 荒駒も
飼へばぞなつく なつけばぞ飼ふ」
と、一首歌を詠じると荒駒を曳いて去っていった。
空海はこの藁を用いて祠を建てると「嶽駒大神」として勧請し奉った。
その後、明治五年七月には村社に列格。
なお、当社の参道の桜並木は昭和四十九年に福島市の天然記念物に指定されている。
【 鳥居 】
白い石造りの鳥居。
背景の青空に映える綺麗な鳥居です。
【 参道 】
鳥居をくぐった先、まっすぐに伸びる参道。
左側に見える建物は社務所です。
が、宮司さんは常駐しておらず、普段は離れたご自宅にいらっしゃいます。
【 拝殿 】
そしてこちらが拝殿。
周囲の緑に茶色い瓦屋根が引き立ちますね。
御祭神が保食神だけあって、神使である狐の彫刻がありました。
御神紋は左三つ巴。
【 本殿 】
こちらが御本殿。
御本殿は拝殿と違って瓦葺ではありませんでした。
【 境内社・嶽駒稲荷神社 】
拝殿に向かって左奥に鎮座する境内社の嶽駒稲荷神社。
嶽駒神社の御祭神が保食神なので、嶽駒神社自体が稲荷神社だという認識だったんですが…こちらの境内社の御祭神はどなたなんでしょ?
【 神馬舎 】
本殿の真後ろにある神馬舎。
さすが御由緒に荒駒が出てくるだけあって、重要な位置に神馬舎があるわけですね。
さてさてさて。
そんなわけでお参りも済みまして御朱印をお願いします。
が、先程も書きましたように、こちらの社務所は普段は無人で宮司さんは離れたご自宅にいらっしゃいます。
そのため、祭礼の時など宮司さんが神社にいる日にお伺いしなければお会いできないと思います。
もし事前に連絡が出来る場合は宮司さんが神社にいらっしゃる日のご予定を伺ってお参りするのがよろしいのではないかと思います。
というわけで、何度かお参りしまして宮司さんのご都合に合わせて伺った際にいただきました御朱印がこちら。
御由緒に出てくる荒駒と、福島市指定天然記念物の桜があしらわれた印が押して頂けます。
毎年4月16日ころ、桜の時期に例大祭があるとのことですので、ぜひこの機会にお参りされてみてはいかがでしょうか。
◆神社への地図
◆神社の情報
嶽駒神社 たけこまじんじゃ
御祭神:保食神
社格等:村社
鎮座地:福島県福島市北沢又稲荷48