「文章の品格」 - 林望
「文章の品格」と題した本は、中身の文章が品格高くあらねばなりません。
これはプレッシャーが高いです。
林望の文章は、ひらがなの多い平易な文がつづくなかで、「ときどき漢語が出る」、「ときどきちょっと意外な動詞の使い方をする」のが特徴だと思います。
*** 「ときどき漢語が出る」
「あたら疎略に扱ったのでは」 (「粗略」ではないところがミソ)
「文章はその根のところに、各自の「話し言葉」が伏在しているはずなので」
p21. 「両親、祖父母、先生、長上に対して」
p22. 「しかしそれはかえすがえすも悪い思案です」
p36. 「その違いのいちばんの分水嶺は」
p42. 「その人がおもしろいと思ってくれる事柄だろうか」
p47. 「自分だけで感情を自得して喜ぶ」
p52. 「あとで原稿の整斉などをしなくてすみますから」
p78. 「内容により、作者の好尚により、一定しない」
p94. 「区々たる文法や」
*** 「ときどきちょっと意外な動詞、漢字の使い方をする」
p18. 「往々にしてそういう無意識に口にのぼせられるので」
p19. 「相手の名前を打ち付けに呼ぶのは」
p30. 「直ちに母の叱責を蒙ったものでした」
p30. 「漱石、鷗外、志賀直哉などの文章を読んで心に落ち着ける」
p84. 「おそらくたちまち廃って」
「文章は『離見の見』の視座で書きましょう」というのが主題でした。『離見の見』のような能楽の言葉を引き合いに出して、しかし、イヤミなく文章が作れるのは、なかなかのことです。


これはプレッシャーが高いです。
林望の文章は、ひらがなの多い平易な文がつづくなかで、「ときどき漢語が出る」、「ときどきちょっと意外な動詞の使い方をする」のが特徴だと思います。
*** 「ときどき漢語が出る」
「あたら疎略に扱ったのでは」 (「粗略」ではないところがミソ)
「文章はその根のところに、各自の「話し言葉」が伏在しているはずなので」
p21. 「両親、祖父母、先生、長上に対して」
p22. 「しかしそれはかえすがえすも悪い思案です」
p36. 「その違いのいちばんの分水嶺は」
p42. 「その人がおもしろいと思ってくれる事柄だろうか」
p47. 「自分だけで感情を自得して喜ぶ」
p52. 「あとで原稿の整斉などをしなくてすみますから」
p78. 「内容により、作者の好尚により、一定しない」
p94. 「区々たる文法や」
*** 「ときどきちょっと意外な動詞、漢字の使い方をする」
p18. 「往々にしてそういう無意識に口にのぼせられるので」
p19. 「相手の名前を打ち付けに呼ぶのは」
p30. 「直ちに母の叱責を蒙ったものでした」
p30. 「漱石、鷗外、志賀直哉などの文章を読んで心に落ち着ける」
p84. 「おそらくたちまち廃って」
「文章は『離見の見』の視座で書きましょう」というのが主題でした。『離見の見』のような能楽の言葉を引き合いに出して、しかし、イヤミなく文章が作れるのは、なかなかのことです。