奇なる悪戯に近い神の啓示を人型は断片すら飲み込めず

奇なる悪戯に近い神の啓示を人型は断片すら飲み込めず

IDは適当な厨二病単語の羅列なので、お気になさらずに。
何処かのそれを、かつてに思いを馳せ懐古文言を混ぜ加工。
100人オフの名刺代わりとお遊びで、30日間連続更新します。
無駄にサービス精神を発揮した、後で嫁に罵倒されるやつです。

Amebaでブログを始めよう!

 

平成最後のテキストサイト100人オフ
http://100off-text.site/

まとめ

https://togetter.com/li/1279739

 

フリータイム中に交わされた会話を記憶と私的メモを辿って記載する。

敬称略。突発参加者は把握できず。

アメブロ文字数制限により、二つに分けた。

前編はこちら。

https://ameblo.jp/identityantinomiecrysis/entry-12413359415.html

後編では、参加者リスト51番~88番までの記憶を投げる。

結局キャンセルが12名出た模様。

 

 


_______________________

 

高橋(ミシンとナイフ)

何処ぞの美形熟女かと思いきや、既に息子と嫁がお世話になっていたとは。
帰宅後に確認すればこどもの国での秋刀魚云々という、
私が未参加の親子イベントとの事でして。
色々とお優しい話を振ってくださってありがとうございました。
旦那さんの不参加が悔しい所でした。
また呑める事を楽しみにしております。



はらぽんハラポネット

背の高さで目立っていたものの、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
自身も堪らなく好きなエロマンガの件で切り込めなかった事が残念でした。
健康診断というか人間ドックのバリウムは相変わらず嫌でして、
こちらも徐々に中性脂肪と体重がポコポコ増えてきております。二郎のせいです。

質問箱に「スペースコロニーの人はゴレさんです」と投げたのは私でした。

またの機会をよろしくお願いいたします。



■のりた(poly-Q)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■相葉ウリコ (元『ロドニーよ、剣を取れ』現『イチゴ畑と中古のドカッティ』

北海道からの上京の方と間違ってご挨拶してしまって申し訳ありませんでした。
SNSによっては非常に好まれるであろう雰囲気を醸し出されていたと思います。
2.5次元にどっぷりハマっておられるとの事や女子力を高めるなりの点を失念しており、
その方面に向けた切り口を掘るという点が出来なかったのが残念です。
駆けつけ5杯から始まり、その後も大分呑まれたようでしたが、無事の帰宅が何よりです。
また呑める事を楽しみにしております。



ゴレトマホーク草 スペースコロニー)

TAKEXさん・ifさん同様、テキコン新宿ロフトオフ以来の再会に胸が熱くなっておりました。
息子にもさんっざん、創作が凄い凄いなりの紹介をしてしまって申し訳ありません。
更にはそんな息子とも色々お話をして下さったのも親子共々喜んでおりました。
その旨をTwitterにも取り上げていただきありがとうございます。
更に意外にもうちと結構なご近所的距離にいらっしゃるとは。これはまた是非呑みたい。
というのもほんっとうに今更ながらゴレ創作を遡って閲覧しており、
ドラクエ3プレイ日記を筆頭にドハマリしているからです。
また呑める事を楽しみにしております。



■健(侍魂)

簡単なご挨拶くらいで申し訳ありませんでした。
以前の100人オフの際及び今回も他の参加者がアップした多数の写真は、
アフロヅラ+サングラスの画像の状態ですが、
今回初めてそれらが無い、素の状態を拝見し、非常に貴重な記憶となりました。
先行者ストラップジャンケン、是非とも手に入れたかったのですが、
親子共々負けてしまって悔しい思いをしたのでした。
また呑める事を楽しみにしております。



■兄貴(兄貴の館)

ガチムチな体躯を拝見していたものの、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
フロアの奥に鎮座するウガニクさん辺りにて、
ウガニクさんご家族と楽しげに談話し写真を撮るお姿や、
ちゆAV企画メンツとして写真に映るお姿を微笑ましく感じておりました。
Twitterアカウントは既知だったものの、中の人が合致し、より楽しく眺められます。
またの機会をよろしくお願いいたします。



中田みどり(3H)

簡単なご挨拶くらいで申し訳ありませんでした。
Twitterが鍵付きであり、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
…と思いきや、現在絶賛公開中じゃないですかっと大後悔です。
事前情報で拾えるお話が満載で面白いなあ。
また呑める事を楽しみにしております。



みなみ(わかなつみかん)

事前情報を把握し切れておらず、
突発参加の方と勘違いしており申し訳ありませんでした。
…ってこちらもTwitterが現在は公開されているとは…。
しかも興味深いマンガネタだらけで面白いじゃないですか。

息子連れに対抗し、高校生の娘さんを連れてくるなんてーな画策はご褒美過ぎます。是非是非。

また呑める事を楽しみにしております。



■SOTA(愛しのロクデナシ

久々の再会ながら雰囲気は変わる事無く、安定のロクデナシ感がありました。
私の当時のサイトはがっつりとPCにログが残っているものの、
それは流石に恥ずかし過ぎて載せられないという事で今回のアメブロという形となりました。
二次会の後は忘れ物など無くしっかりと帰宅出来たのでしょうか。
また呑める事を楽しみにしております。



■アスカ(adlib)

恐らくドクデスで当時の淡い思い出が眠る彼氏云々と云々の辺りでの再会です。
完っ全に忘れられていたのは仕方ない事でありご愛嬌。
相変わらずのクールな美形度を保っておられました。
本業である桂 明日香名義のそれらも楽しく拝見しておりまして、
息子に「…漫画家の方だよ」と耳打ちして紹介し、興奮しておりました。
よもや二児のママとなっているとは。
ハーベストチョコメリゼ ダブルチョコの件や、
飛行機チケット間違い辺りを掘るのを忘れていました。
また呑める事を楽しみにしております。



■若林(YOMUKA

誠実そうなお姿は拝見していたものの、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
1997年スタートというサイトの作成歴で言えば、古参とも言えるレベルの方であり、
その辺りを切り込んで色々言葉を交わしたかったなあと。
サイト歴マウントというステキ技を繰り出す、
小鳥猊下との顔合わせを考えたらニヤニヤしました。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■京(たたかう日々)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■カワせんぱい(性的人間/★★★)

恐らくドクデスくらい辺りからの再会で非常に懐かしい思いを感じました。
以前は悪いつじあやのみたいな印象だったものの、毒気が抜けたかのような雰囲気すら覚えました。
お菊さんとお逢い出来ず残念だという件を、
真っ先にお知らせしたのもカワせんぱいでした。
そして左手薬指に光るリング。嫁にその旨を伝えた所非常に驚いておりました。
また呑める事を楽しみにしております。



まき(乙女王)

館長同様、ラブサミでほぼ毎年かのようにお世話になっております。
もはやちょっと遠い親戚感くらいな親近感を勝手に覚えてしまっております。
今回も息子共々嬉しい優しさをありがとうございます。
フェミニンになりつつあると褒めていただいたのですが、
自覚がありまして、オバサン化が進んでおります。ちなみに髭は一切生えません。
また呑める事を楽しみにしております。



ナック(コレクターズアイテム)

こちらも恐らくドクデスくらい辺りからの再会で非常に懐かしい思いを感じました。
会場到着段階にて「財布を忘れた!」という、
オフ会参加にあるまじきスタンスをスタート時から発揮するという、
相変わらずのゆる感にほんわかしました。
小杉さんと共に逢えなかった事は残念極まりない事であり、
共に例の掲示板の件を今更ながら掘りたかったのですが、こちらも失念しておりました。
また呑める事を楽しみにしております。



■ヨシモト(est)

はるか昔のオフでお逢いしたかのような気がしますが、
ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■なべはち(らいらい日記)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■前田あすな(革命軍)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
HNから女性かと勘違いしていたのですが、男性感溢れる男性でした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■萌花(モカパン)

聞き耳頭巾さんと共にフロア中央にて和の存在感を発揮しておりましたが、
ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



ジキシ(ジ≠シ)

愛知県から飛行機にての遠征に痺れました。
テキストサイトから離れるくらいの後期に閲覧していたサイトであり、
非常に興味深かったのですが、簡単なご挨拶程度で申し訳ありませんでした。
壊れたBluetoothイヤホンを机に叩きつけてマジで直るのか? 
なんて所もがっつり伺いたかったのですが、うっかり失念しておりました。
また呑める事を楽しみにしております。



ダークマター

今回物凄く逢いたいと思っていた方の一人です。
クマのプーさん的なほんわかした容姿の方が中の人だったとは。嬉しいですよ。
運営当時は、当時のキチガイじみて嬉々としてネットバトル(苦笑)に勤しむ、

アレな奇啓示をポコポコ取り上げていただき、
そのアクセスの流れに歓喜していたものです。
スプラトゥーンはがっつりプレイしたいと思いながらも、
未だにWiiUもSwitchも手に入れられていないのがしょんぼりな所です。
嫁の目を盗みつついずれ揃えられればなあと夢想しております。
また呑める事を楽しみにしております。



にっしー(流星RIDER)

金髪のイケメン過ぎる容姿を遠目で拝見していながらも、
結局はお声掛けする事も出来ず申し訳ありませんでした。
侍魂 健さんとのツーショット撮影やTOIさんへのうっすいシャーペンサイン等を
微笑ましく眺めさせていただいておりました。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■遠藤遊佐(エヴィサン)

遥か昔にオフにて何度かニアミスした事がありましたが、
簡単なご挨拶程度にて申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。

って、むかーしのオフレポを漁っていたら、

「女子だがAV見るの大好き」なーんて文言があり、俄然興味をそそられて悔しい思いをしました。

また呑める事を楽しみにしております。



■テル(地獄の季節/neutrino 他)

ニュートリノの方だったとはなあと覚えていたものの、
結局はお声掛けする事も出来ず申し訳ありませんでした。
34歳 千葉県在住辺りもメモしておいたのですが、
これは当時はてなを作った時に書いたものだと今更気付きました。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■よりおもて(脳内)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



アイコ(rough cut)

館長を含めて以前呑んだ後の再会で、割合久々感が無くするっと逢えました。
特に肉付きが増しているかのようでもないキープっぷりはロハスの影響でしょうか。
娘さんを連れて来ても良かったのになあと思いつつも、
久々の一人での行動に色々羽を伸ばせたのかもしれません。
アイコンはラブサミで書いて貰ったものですね。うちも息子を書いて貰いました。
また呑める事を楽しみにしております。



cim(^ω^)ノ(テキスタイルポップ)

恐らくドクデス辺りかつ、
テキスタイルポップ以前のサイトをしていた頃に逢った上での再会かと。
相変わらず独自のお洒落なセンスと雰囲気を保っていて素敵でした。
当時はインタビューが上がる度に、
色んな意味でまだかまだかと待ち望んでいたものです。
マイクラは息子もハマっているのでその辺りも掘り下げたかったです。
名札の撮影と公開もありがとうございます。一人青暗く撮れてしまいまして。
また呑める事を楽しみにしております。



■ユウタ(Submental Explosion/S*e/breakdance suburbia)& Mei(お子さん)

ウガニクさんの近くでお子さんと共に固まっているお姿を拝見しておりましたが、
結局はお声掛けする事も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■ウガニク(ウガニクのホームページ)

もはや歴史上の偉人感すらありつつ、前情報は色々と仕入れていたものの、
萎縮してしまったなりもあり、結局はご挨拶にも伺えず申し訳ありませんでした。
フロアの端にお子さんと陣取っている所に、
小鳥猊下が20年来の思いをぶつけている様を微笑ましく拝見しておりました。
Twitterアカウントを把握しましたので、
今後は一味違った視点にて感慨深く眺めさせていただきます。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■トモミチ(Acid overdrive)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、深い前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■小鳥猊下(よい大人のnWo(猫を起こさないように))

今回物凄く逢いたいと思っていた方の一人です。
猊下のサイトと使用後さんのいやごとが、私のweb文章観に大いに影響を与えました。
まさかこういうイベントに顔を出してくださるとは。しかも関西から足を運んで。
ウガニクさんの参加が影響を与えたという点も含めて、偶然に感謝するのでした。
ご挨拶の際には関西訛りにて、
「あー。あの変な文を書いてる人ね」なりで認識して下さっている点が、もう。
隣のifさんにカマした、サイト作成月日マウントも横でニヤニヤと拝見していました。
実際のお姿も、謙遜自虐ネタなりで想起するアレな具合なりを軽く跳ね除け、
すらっとしたスーツ姿で、アランドロンを彷彿とさせるかのような身長でした。
二次会への参加もなさっていたようで、その点は非常に心残りでした。
また呑める事を楽しみにしております。



sanroppaNEO-SANROPPA

ちょっとしたご挨拶程度で申し訳ありませんでした。
サイトと現在の活動には非常に興味を持ちまして、
ろじぱら愛を綴ったオフレポも楽しく拝見しておりました。
可愛いイラストのバッジと凝った名刺もどうもありがとうございます。
息子と共に大切にしております。
息子が英検に興味があるのでその辺りも掘りたかった。
また呑める事を楽しみにしております。



■ノリーカ(Eg er verdig glad) 

サイトを含め色々と興味深かったのですが、
結局はご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
絵本の件や布展なども色々と伺いたい事がありましたが、失念しておりました。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■タロウ(ハピィライフ/unity1969)& ハンサムくん4歳(お子さん)

ウガニクさんの近くでお子さんと共に固まっているお姿を拝見しておりましたが、
結局はご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
赤ちゃんスキーなので、娘ちゃんもぷにぷにしたかったなあ。なんて。
チェリーナイツはがっつり揃えたクチです。小田原ドラゴンだいすきです。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■永田(world9-1)

ビ・ハイアの件も一気に気になってその部分を掘りたかったものの、
結局はお声掛けも出来ず申し訳ありませんでした。
しかしマジで眺めていく程にブラックっぷりがヤバ過ぎますねビ・ハイア。
なーんて事を当日話せれば良かったのに。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■シモダテツヤ(ゴブリンと僕)

ゴブリンと僕が物凄く好きだったのですが、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
原宿さんには「社長何時来るの何時来るの?」なーんて聞いていたものの、
結局お話しする事も叶わず残念な思いをしました。
オモコロの様々な企画やスタイルを嫉妬と羨望を含めて拝見しております。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■みいのら(ねこらんだむ

ハロウィンを意識したかのような猫耳的なそれらを身に付けるキュートさを眺めながらも、
結局はお声掛け出来ず申し訳ありませんでした。
アライグマの赤ん坊の件は勿論の事、みずは愛の深さをサイトで知り、
今更ながらインターネットアーカイブで裏MIZUHAの憂鬱を読み漁りたくなってきました。
またの機会をよろしくお願いいたします。

 

 

(※全く謎だが、一部の方の Twitterをリンクすると、gampが頭に付くAMPページの改行が狂う。

 何度実験と検証をしてもダメだった。アメブロの仕様を恨む。

 その為、見栄えの為に止むを得ずリンク出来ていない方が居る。謎過ぎる。

 他意がある訳では無い。

 SOTAさん、小鳥猊下、タロウさん、永田さん、シモダテツヤさん、申し訳ない)


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という事で、オフレポを終わる。

…というかここまでやると、前編で書いていた寂寥感らしきものも大分薄れてきた。

 

メールを下さった方々には感謝する。しっかりと返信させていただく。

それではまた次の機会を楽しみにしている。

 

 

 

アメブロ文字数制限により、二つに分けた。

後編はこちら。

https://ameblo.jp/identityantinomiecrysis/entry-12414016042.html

 

 

 

祭りの前はいつも期待を膨らませ、祭りの後はいつも儚さを味わう。
何故だろう。テキストサイト100人オフと呼ばれる滑稽な祭りが終わった今、
悲しみは特には無いが、胸には寂寥感と呼べるかのようなものに溢れている。
柳沢きみおの漫画「大市民」において、
日帰りで東京から北海道に行きカニとラーメンを食い帰宅するエピソードがある。
泊まる事はしない。あえて日帰りで帰る。
それにより思い出の鮮烈さが際立つのだという。
二次会にも出ず帰宅した今、まさにその鮮烈さで心に穴と上記の感情を感じている。

ここに至るまで、言葉を密に交わした訳では無い。
それこそ現在在籍するSNSでは、
日に5000文字以上の言葉を濃く深くやりとりするような相手達も居たりする。
ここに至るまで、親しく酒を交わした訳でも無い。
オフ会なんてものも未だに経験し、旧知の友人かのように酒を呑む相手も居たりする。
だが、それらとの付き合いでは味わう事が無いなんとも言えない感情を、
この会が終わった今、酷く心に感じている。
18年近くという年輪を重ね、肥えた者、痩せた者、凄みを増した者、洗練された者。
かつて同じ熱を同じ何かに向けてぶつけていた憧れの存在達だらけだったから、だろうか。
不思議だ。

時間は全く足りなかった。
話し切れて居ない事も沢山あった。
話せて居ない人物も沢山居た。
非常に残念でならない。
企画の立ち上げと主催の方々へのお礼と共に、
息子を連れた私を温かい及び生温い目で見守って下さった参加者の方々に感謝する。
また何処かで。
なんて言いつつも、メールを送ってくれてもいいんだゼ(キラッ)的にメアドも。

damepoo89@gmail.com


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平成最後のテキストサイト100人オフ
http://100off-text.site/

まとめ

https://togetter.com/li/1279739

 

 

 

場所は、ダイニングダーツバー Bee 新宿店。
地下4Fにおける、200人程入れるフロア。
椅子は撤去され、小さめのテーブルが多数列挙される立食形式。
カウンターでは多数の酒・カクテル・ソフトドリンク呑み放題。
ビールは瓶で並ぶ。
同じくフードもカウンターに用意され、小皿で取り分ける。

17時30分開場。入り口で会費の徴収と共に名札が配られる。
この段階から好き放題ドリンクは飲める。

18時。
原宿による案内「写真撮影要考慮・オフレポOK ・文中リンク推奨」と、
乾杯の挨拶「テレホーダイ!」

以後、完全にフリータイム。

わらわらと各自好き勝手に好きな人物と好きなだけ話す。

開始1時間30分くらいで侍魂 健によるジャンケンプレゼントタイム。
その後の歓談の後、館長による、締めの挨拶にて終了。二次会は各自で適当に。

 

フリータイム中に交わされた会話を記憶と私的メモを辿って記載する。

前編では、参加者リスト1番~49番まで、

後編では、参加者リスト51番~88番までの記憶を投げる。

結局12名キャンセルした模様。

 

 

 

 

 

原宿 (桃色核実験)

今回の企画を発起して下さってどうもありがとうございます。
主催としての活動もお疲れ様でした。
やや肉付きが良くなりながらも、編集長としての貫禄も感じさせてくれました。
グランド・メニュー、目の当たりにしてみたいなあと思いつつも、
日曜という稼ぎ時に動けない事に涙を飲むのでした。
また呑める事を楽しみにしております。



岩倉(いちご帝国)

主催の一角としてお疲れ様でした。
ドラクエ11を今更ながらクリアという辺りが掘れましたが、私は3DSでのクリアなので、
PS4でスカートの中を見まくるという体験はこの先のお楽しみに取っておきます。
台湾での変身写真、非常に楽しく拝見しました。まさにXの悪い所ががっつりと集中していたような。
立ち姿は上半身だけだと格好良いのになー。
集合写真に腹筋をヤラれエネルギーを奪われております。
また呑める事を楽しみにしております。



館長 (人間道場)

主催の一角としてお疲れ様でした。
息子がこのオフに顔を出したというのも「館長ちゃんに逢いたい!」という一心でした。
息子とのツーショットもどうもありがとうございます。
毎回家族ぐるみで本当にお世話になっております。次のラブサミも勿論顔を出すと思います。
ジョジョ5部の件とシックスパックのまがい物と三宅島、もっと掘りたかったなあ。
また呑める事を楽しみにしております。



カズヤ(黄漢升) 

主催の一角としてお疲れ様でした。
ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
三宅島の件は勿論の事、東方の音楽関連やシャイニングエナメル競泳水着の件等、
下調べてにおいて色々話したい事は盛り沢山でした。
またの機会をよろしくお願いいたします。



fim(河よりも長くゆるやかに)

Twitterのセンスの良いネタを拝見させていただいておりますが、
ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
38歳で子持ちでおばちゃんと呼ばれるのが許せないのは良く解りまして、
私も決して子供達やその友人関連には、おじちゃんとは言わせません。
またの機会をよろしくお願いいたします。



巻河(モコマ)

福岡からのわざわざの遠征に鳥肌が立ちました。
お姿は拝見していたものの、殆ど話せず申し訳ありませんでした。
ドクデスのチケットも見せて貰えば良かったなあと。
ちなみに我が家もRealforceですし、職場も私物Realforceです。しかも106Sにて。
またの機会をよろしくお願いいたします。



おっぴしちんちんもがもが

動画を含めて拝見しております。息子もお世話になりました。
特に小パイナップルという印象は無く爽やかさが残りました。
アメリカ関連のお話をもっと掘りたかったです。
また呑める事を楽しみにしております。



■まきのゆうき (メガネバリヤー

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
オモコロの記事を楽しく拝見しております。
ゲーミングチェアは本当に羨ましいなあと思っておりますし、
吐瀉物にしか見えないもんじゃの美しい撮り方というのも非常に参考にしております。
またの機会をよろしくお願いいたします。



梁井(パジャマ)

以前ラブサミで軽くニアミスした程度でしたが、久々の再会を喜んでおります。
18年以上という年月を感じさせない、
愛らしさを維持しているのは凄いなあとしみじみ思いました。
また呑める事を楽しみにしております。



■みずは (裏MIZUHAの憂鬱)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
当時閲覧していた頃の熱を以てご挨拶に伺えば良かったと後悔しております。
またの機会をよろしくお願いいたします。



チョリ蔵どぱいぱんチョリソー

軽く428の件を掘れた事は非常に有意義でした。本当に良いゲームだと思います。
黒の栞であるカナン編のド中二っぷりはあれはあれで味があったりします。
タマ編ってほんっと可愛いし、近野成美も可愛いなあと滅茶苦茶感じます。
私は未だにこのゲームのサントラをitunesに入れているくらい好きだったりします。

帰宅後に息子は全裸のチョリ蔵さんを検索し喜んでおりました。

挽回呑みは館長経由で簡単に実現出来そうですね。

また呑める事を楽しみにしております。



ユッカ (ウラチェリ。)

普段嫁やワイン関連でお世話になっております。
相変わらずの麗しさのキープに、様々な肉の癒着関連を想起し惚れ惚れしました。
うっかり爪のレオパードをチェックする事すら忘れてしまったというくらい。
「今日から俺は!」のヤクザ関連の収拾具合は無理のあるものでしたが、
好きな漫画なのでこの先の展開も期待してなりません。
また呑める事を楽しみにしております。



黒川さえか (いつかあなたと)

事前にTwitterなりで下調べは出来なかったものの、
名札を見るや否や、嬉しい反応と黄色いお声をありがとうございます。
お陰様で息子にインターネットでモテているという背中を見せる事が出来ました。
関東圏にいらっしゃるであろう事も嬉しい限りですよ。

Twitterは殆ど触っていないのですが、フォローさせていただきました。
また呑める事を楽しみにしております。



Opi(ロクデナシ文化堂) 

久々の再会となっても頭髪の後退なりは見られず若々しい姿の維持に驚きました。
肉々しい体躯のそれは、恐らく筋肉が増量したのだろうと好意的に解釈しておきます。
「引き出し」の反対の「押し入れ」の件や、
独壇場の本来の読みである「どくせんじょう」は、
全然読めないという件を詰めるのを忘れておりました。
また呑める事を楽しみにしております。



くま害(豆あそび) 

久々の再会ですが、相変わらずの細さを保っている点に吃驚しました。
ナフの竹田さんが来なかったのは本当に残念だと思います。
画像ももっと公開してくれれば良かったのになあ。
たこわさのサビ抜きってたこじゃん。なんてのを忘れておりました。
また呑める事を楽しみにしております。



■TOI(伏魔殿) 

夜勤明けからの早めの新宿潜伏、お疲れ様でした。
息子にも色々話を振ってくださってありがとうございます。
30を遥かに越えながらも少年っぽさを残しているのはキャラクターの役得でしょうね。
今日もツイートで色々取り上げていただいた事も感謝しております。嬉しいですよ。
また呑める事を楽しみにしております。



小日向きょうこ(AtoB) 

嫁子供を含めて普段からお世話になっております。息子も喜んでおりました。
ラブサミ受付嬢の印象が強いのは、快活な麗しさのせいでしょうか。
来週の人間ドックもさらっと良い結果で終わる事を願っております。
ちなみにうちはバッテリーが2時間で切れる4Sちゃんが未だにwi-fiで頑張っております。
また呑める事を楽しみにしております。



ふうしびれくらげ) 

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
新幹線にて関東遠征をもさせてしまうこのオフの求心力に慄きました。
HUNTER×HUNTERにおける「数字の文節を拾え」の部分なりも語れず残念でなりません。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■松本 (ハンサム団)

ラブサミでもニアミスしたりと、ちょこちょこ逢えている感があります。
刃牙シリーズにおける今回の相撲編関連や赤井沙希さんの件を掘りたかったです。
あ、「今日からCITY HUNTER」はTwitterから辿り付きまして、
滅茶苦茶楽しく拝見していたりします。
ヤムチャのを含め、あの頃の漫画への転生モノは非常に楽しく読めてしまうなあ、と。
また呑める事を楽しみにしております。



■ (虹色ドロップ嫌いです)

ご挨拶が「二回離婚した方ですね」なりの唐突なもので申し訳ありません。
9回目の引っ越しという辺りへの興味をその時思い出せず悔しい思いをしております。
同じような頃の幼児が居るので、この先の更新も興味深く拝見しております。
アンパンマンとEテレはこの先誰もが通る道だろうなあとも思っております。
また呑める事を楽しみにしております。



■コウタ (阿呆村)

久々の再会を嬉しく思いました。
年月が経っても変わらない若々しさと少年っぽさの維持に嬉しい限りです。
出来れば現在のTwitterなりで近況が読みたいなあなんてのも。
また呑める事を楽しみにしております。



荒井禎雄(おはらん)おはら汁) & さだお太郎(お子さん)

可愛い息子さん連れでいらっしゃっておりました。
軽いご挨拶というだけで深くお話が出来なかった事を悔しく思います。
かつて読んだ鍋の話ですが、あれは私も絶縁モノです。
締めの前にスープ捨てるなんざ、鍋をなんだと思っているんだか。
ちゆAVは当時がっつり買ったクチです。
また呑める事を楽しみにしております。



■isao (コマイヌ式)

名古屋からの遠征を感激すると共に、
久々の再会にて大分肉付きは良くなっていたものの、
人懐っこさと穏やかさは以前のままでなんだか安心させられました。
ヴィッツに関しては、実は未だに当時のものを乗り続けております。
また呑める事を楽しみにしております。



■あゆみ (love is gone)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterやサイトリンクが繋がっておらず、前情報すら拾えず悔しい思いを。
またの機会をよろしくお願いいたします。



ゴトウ一流ホームページ

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
かつて拝見した時よりも髪型も含めダンディさが増していたように見受けました。
館長と同じく三宅島話を掘りたかったり、舞台版マギアレコードのお話もしたかったです。
またの機会をよろしくお願いいたします。



藤崎(犬ヨ)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
ライバルズ勇者杯よりもこちらのオフを優先して下さった辺りに感激しました。
大概は二郎相模大野店に足を運んでしまうのですが、
新宿のラーメン はやし田も覗いてみたく思いました。
またの機会をよろしくお願いいたします。



ヨッピー(オレイズム)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
書かれている記事の面白さを色々掘りたかったのですが残念です。
特にZOZO前澤社長と密着した辺りとかを滅茶苦茶聞きたかったのになあ。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■宮本・ザ・ニンジャ・勇次郎(九十九式

相変わらずの筋肉質な細さをキープしているようで、体調管理に感心しました。
オフまでの連続更新があまり長く続かず停滞していまった件に関し、
if嬢と共に連続更新組としてツッコんでおりました。まあ風邪は仕方ないかー。
この後に書き出されるという九十九式でのオフレポを期待しております。
また呑める事を楽しみにしております。



ワタナベろじっくぱらだいす

以前なら絶対に参加しないであろうこういう催しへの参加に感激しました。
髭を維持できるような自由な風潮のイケメンサラリーマン具合が爽やかでした。
ゆるキャン△の話やイベントの件も色々伺いたかったです。
「外出券、1枚…」って申請してから外出するというライフハック、既に試しております。
ろじぱらが見られないのはうちのPCのブラウザとAndroidOSの古さの為であり、
わりと新しめのAndroid端末やiPod touchでは問題なく見られました。
また呑める事を楽しみにしております。



ru-ta(コロスニッキ)

isaoさんと同じく西からの遠征っぷりに感激しておりました。
以前よりも更に脂肪を削ぎ落としたかのようなストイックな筋肉質っぷりに、
息子と共に格好良さを覚えておりました。
マドリカ不動産はかなり興味深いなあと思いました。
また呑める事を楽しみにしております。



永田王 (掃キ溜メニ、犬)

夜の接客をこなしてきた洗練された熟女っぷりを遺憾なく発揮されておりました。
勿論服から乳輪がはみ出るなどという事も無く。
藍川じゅん名義の記事も楽しく拝見させていただいております。
Sea & Sunも滅茶苦茶面白そうで覗いてみたくて堪りません。
また呑める事を楽しみにしております。



■タニ(アナフラニール)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
ダンジョンメーカーもかなり手を出してみたいゲームでして、その辺りを話したかったです。
嫁って表記は良くないのを知りつつも、うちの嫁という表記は良く使ってしまいます。
またの機会をよろしくお願いいたします。



スギ (ライクアゲーム)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
さわやかのげんこつハンバーグ、ほんっと是非食べてみたいと思っていますが、距離が。
生牡蠣は日本酒と食べると美味いなあと思えるかもしれません。なんって話したかった。
「ぶきあつめ」はこれから遊んでみようと思っております。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■いちこ(うなぎうなぎうなぎ)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
Twitterが鍵付きにて情報が拾えずしょんぼりでした。
かろうじて拾えたハイスイノナサは、ハッピーエンドが滅茶苦茶好きです。
またの機会をよろしくお願いいたします。



ファン(クローバー倶楽部)

濁さん同様、テキテキサイト系の方を逢えるのは非常に喜ばしい所でした。
Twitterにて私の事を取り上げて下さりありがとうございました。
「…Yeah!」で締める記事というのはちょっとログを漁ってみるとします。
ちなみに今回にあたってAMEBAで連続更新した日記は、
全て奇啓示当時のものではなく、現在の新作です。
また呑める事を楽しみにしております。



nk3(オイラ☆ドンファン)

HNとサイト的に誰かなあと思っていたら中兄さんじゃないですか。
プリキュアおじさんプリキュアおじさんと、いつも娘がお世話になっております。
まさかちゆAVを持って来るとは。私も持って行けば良かったです。
DXスゴスゴインダーネジ改ももっと掘りたかったなあ。
また呑める事を楽しみにしております。



エントーガーナ) 

動き回るお姿は拝見していたものの、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
「舌の位置で全部改善する説」は、歯軋りの酷過ぎる息子に当て嵌まるかもしれません。
舌の位置及び、鼻呼吸の重要さと共に、
デフォルト状態では上下の歯が離れているという事云々を掘れれば良かったなあと。
またの機会をよろしくお願いいたします。



フネコ(致死量シリカゲル)

北海道からの遠征というのも凄まじいなあと思いつつも、
対面した段階ではこれらの前情報をすっかり忘れており、メモが活かせぬという悔しさを味わいました。
エンディングドレスを含め、作品を堪能させていただければと思っております。
関東への遠征時にはインスパイア店ではない本場の二郎を味わっていただきたかったのですが、
いかんせん、新宿二郎のクソっぷりは半端無いので決してお勧め出来るものでもありませんでした。
などという様々な派生が出来なかった事を悔やまれてなりません。
また呑める事を楽しみにしております。



TAKEX(レティクル座妄想)

テキコンという忘れられない創作日記企画でお世話になった以来の再会でした。
相変わらず悪戯好きな少年っぽさに溢れているなあと勝手に感じておりました。
モンハンワールドを相当にやりたくて仕方ありませんが、
我が家は嫁の目を盗んでPS4を買う所からスタートなのがしょんぼりです。
一度始めたゲームを投げ出すというのは現状バリバリ当て嵌まりますね。
ハードを起動する事が面倒臭くなる、と。その点若さを保っているのだなあと感じました。
ザンキゼロに一気に興味を持ったのですが、その辺りも掘れず残念でした。
また呑める事を楽しみにしております。



■菊地あさみ (女子高生あさみ)

事前にTwitterなりで下調べは出来なかったものの、
名札を見るや否や、嬉しい反応と黄色いお声をありがとうございますという第二弾でした。
お陰様で息子に対し「父はインターネットにおいてモテモテであった」という、
武勇伝らしきものに信憑性を持たせる事が出来ました。

更には昔のログを確認したら、面会謝絶との関係性が何とも物凄く興味深い。

女子高生時代からエロネタばかりを書いていたというけしからん具合さがなんとも。

また呑める事を楽しみにしております。



欧文廉ニ (Plastic Age)

ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
れんじとたまきの両方の呼び方を事前学習していたものの、活用出来ず残念な限りでした。
「ごほうびおひとり鮨」を含め様々を楽しく拝見しております。
セブンのローストビーフサンドについても語りたかった。私はシャキシャキレタスサンドも好きです。
またの機会をよろしくお願いいたします。



ちんた (CORE VOICE)

スタート時からの温かい空気感にほっこりと癒されました。
既に零次会にて一杯引っ掛けておられたとは。
食べてしまった昼食時のプラスチックフォークの先っちょは既に排出されていると思われます。
東京ゲームショウは激烈に面白そうですが、
混み具合的には激烈に行くのを躊躇するものの一つですよねー。
Twitterでも取り上げていただきありがとうございます。

インスタのオフレポも楽しかったです。息子のお陰で無駄カロリーなラーメン屋に寄らずに帰れました。
また呑める事を楽しみにしております。



藤子(ZZ武)冷麺王宮

大阪から足を伸ばして下さったのに、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
普段エロサイトしか見ていないにも関わらず、
パソコンのメモリ増量やSSDなりの快適さに大いに頷いておりました。
コーラ+アルフォートというドーピングは創作活動時に大いに試してみようと思いました。
なんて辺りや藤子作品云々に触れられず、悔しがっておりました。特にF短編が大好きです。
またの機会をよろしくお願いいたします。



ifif→itself

恐らく最後にお逢いしたのがテキコンの新宿ロフトオフでしょうか。
何処と無く腐女子のイメージがあった当時よりも、遥かに垢抜けそそる容姿となっておりました。
しかもまさかママになっているとは。
深い洞察力と考察が展開される過去ログから非常に好ましく思っており、
現在連続更新されているノートも更新を楽しみに拝見しております。
同テーブルにて行った宮本さんへの連続更新に関する責めも面白かったです。
また呑める事を楽しみにしております。



サカイNO FUTURE

好きだったサイトにも関わらず、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
ストロングゼロの梨も美味くてスルスル呑めちゃうのですが、
あのシリーズは適量を調整するのが難しくすぐ頭痛に繋がるのがアレです。
なんてお話やクリオネ形態模写によるフェッラおねだりの術を是非伺おうと思っていたのに。
またの機会をよろしくお願いいたします。



aoi( )

可憐そうな容姿を拝見していながらも、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
未だにipod touch第六世代を駆使する私としては、XRなんて夢のまた夢です。
割れてしまったというiPhone7も拝見した上で色々お話したかった所です。
またの機会をよろしくお願いいたします。



■聞き耳頭巾(酢豆腐)


和装にて目立つ外観をなさっておられましたが、ご挨拶も出来ず申し訳ありませんでした。
伊集院光とらじおからテレホン人生相談を挟み、
たまむすび、デイ・キャッチとAMラジオ漬けである私としてはその辺りも掘りたい所でした。
我が家にもプリキュアスキーが居るのでその辺りにも。
またの機会をよろしくお願いいたします。



リョウタ(玉子倶楽部)

相変わらずの愛らしい弟キャラっぷりとイケてる小道具に包まれておりました。
関東に住んでいた当時を懐かしく思いながらも、関西からの遠征に驚きました。
お洒落なシャツだなあと思っていましたが滅茶苦茶高いんですね。
館長Twitterでその価格を知り、更にバッグでも吃驚。
また呑める事を楽しみにしております。



眞鍋FLI-FLA

簡単なご挨拶くらいで申し訳ありませんでした。
昔のような小洒落感をキープしているなあと感じました。
うちは新しいiphoneどころからipod touchを使いまくっている、
なーんて点を色々話したかったのですが、すっかり失念を。
また呑める事を楽しみにしております。

 

 

(※全く謎だが、一部の方の Twitterをリンクすると、gampが頭に付くAMPページの改行が狂う。

 何度実験と検証をしてもダメだった。アメブロの仕様を恨む。

 その為、見栄えの為に止むを得ずリンク出来ていない方が居る。謎過ぎる。

 他意がある訳では無い。

 まきのゆうきさん、TOIさん、松本さん、宮本さん、タニさん、聞き耳頭巾さん、申し訳ない)



後編に続く

https://ameblo.jp/identityantinomiecrysis/entry-12414016042.html

 

 

花咲く頃。
お前らも、細ゐ夢見せる知恵のテキストに焼かれ情熱を塗り合い向けた、秘話。

不変。


(はなさくころ
 おまえらも ほそゐゆめみせるちゑのてきすとにやかれしようねつをぬりあいむけた ひわ

 ふへん)
 

 

という事で、30日間の連続更新を終了する。
では、会場にて。

 

 

秋分の日も過ぎて少しずつ冬の寒さが見えてきたこの頃。
ソフィー・アムンセンは学校から帰宅し、
家のドアを開けるなり、生意気な飼い猫に話し掛けました。
「ねえペネトレ。貴方、性善説と性悪説って知ってる?」
「帰って来るなりどうしたんだい、ソフィー。勿論知っているけどね」
喋る猫であるペネトレは昼寝を邪魔されたらしく、少し不機嫌な口調で答えました。
「やっぱりね。ペネトレなら何でも知ってると思ってたわ」
ソフィーは頷きながら言いました。
ペネトレは猫なのに凄く頭が良くて、世の中の大概の事を知っていたりするのです。
でもちょっと斜めからしか見ていないのが玉にキズ。
ペネトレに言わせると「人間社会って本当に馬鹿馬鹿しい」そうです。
「それが、どうかしたのかい?」
「実は今日、学校でちょっとした言い争いがあったのよ」
ソフィーはダイニングチェアーにかけて、蜜柑を剥きながら説明し始めます。
「おやおや。またそのパターン? 
 言い争いの当事者は例の如くアルベルトとヨースタインじゃないの?」
「良く覚えてたわね。
 で、いつもの通りあたしは隣で大人しく聞いていたのね」
「うん」
「アルベルトが言うには、
 『この間買ってもらったばかりのスマホを落としたんだけど、
  親切な人が拾って警察に届けてくれた。世の中は良い人ばかりだ』っていうのね」
「なるほどね。運が良かったねー」
「ほんとよね。
 で、ヨースタインが言うには、
 『違う違う。世の中は悪い人ばかりだから、法律というものがあるのさ。
  良い人ばかりだったら法律なんて要らないんだ』っていうのよ」
「これまた随分極論だね」
「でしょー? んでアルベルトはアルベルトで、
 自分の両親は勿論、先生から近所のおばさんまで、
 今まで悪い事をされた人なんて居ないって体験談を話し出すし、
 ヨースタインはヨースタインで、
 『人の性は悪なり、その善なるものは偽なり』なーんて、
 こないだ読み齧ったなんていう中国の言葉を持ち出してくるし、
 結局結論は出ないで、お互いグルグルパンチして終わったのよ」
「相変わらず男子ってやつはなー」
「でも話を聞いていて、あたしも訳解らなくなって来ちゃったのよね。
 だって、あたしの回りにもいい人しか居ないから、
 世の中は良い人ばかりだっていうのに凄く賛成なのよ。
 でも、だったらなんで法律なんてあるのかなーって不思議に思っちゃった。
 ペネトレはどう思う?」
「性善説も性悪説も、そんなに大した意味は無いんだよね」
「え?」
「性善説は、『生まれながらは善だけど成長で悪を覚える』という中身だし、
 性悪説は、『生まれながらは悪だけど学習で善を覚える』という内容でしょ。
 ほぼ言っている事は一緒なんだ」
「えー? そうなの?」
「そうだよ。
 だから性善説を振りかざして、『人は善人だらけ』という解釈もおかしいし、
 性悪説を盲信して、『人は悪人だらけ』というのも言い過ぎなのさ」
「なーんだ。そうだったの」
「ところでこんなくっだらない実験があったのって知ってる?」
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130613150243430 (現在リンク切れ)
「どんなー?」
「生後10カ月の乳児20人に、●と■の図形が動く20秒のアニメを見せたんだ。
 ●は逃げるだけなんだけど、
 ■は●を追い掛けたりぶつかったりして潰す。苛めを表現しているわけだ。
 で、その後乳児に●と■の実物を見せて、どちらを取るかを調べた。
 結果は、8割にあたる16人が●を手に取った」
「へえー」
「でもこれだけじゃあ、■を怖がって手に取らなかっただけかもしれない。
 そこで、中立の動きをする▲を登場させて、同じ実験をしてみた。
 今度は別の生後10カ月の乳児12人に見せてみたんだけど、
 その後の結果も、同様。8割以上にあたる10人が●を手に取った。
 この結果、『苦境にある図形を選ぶ』と結論付けられた」
「すごーい! やっぱり人って生まれながらに善人なのよー!」
「でもおかしくないコレ?」
「おかしい?」
「『苦境にある図形を選んだ』というのは、
 『自分でも苛めて楽しめる弱い獲物だと認識した』って考えられない?」
「……」
「つまり、『生まれながらに人は悪』だと」
「…言われてみれば…」
「この実験に『生まれながらに善である』という性善説を当て嵌めたとしたら、
 ●を選ばなかった2割の乳児に対する説明ってどうなるのかな? 
 悪人って事?
 逆に『生まれながらに悪である』という性悪説を当て嵌めたとしたら、
 ●を選んだ乳児にも、■を選んだ乳児にも納得の行く理由付けが出来る。
 ●を選んだ乳児は『獲物』として、■を選んだ乳児は『同志』としてと」
「…なんか赤ちゃんを見る目が変わりそう…」
「って、これは実験が悪いよ。
 こんな馬鹿げた研究に予算を出す日本の大学に驚かされてしょうがないよ。
 というかまず善だとか悪だとかって何なんだろうね」
「んー。正しい事をしているのが善で、悪い事をしてるのが悪って事かな?」
「というか正しい事ってそもそも何? 悪い事って何なのかな?」
「正しい事…。そういえば考えた事も無かったわ」
「善を正しい事と言えるのであれば、正義と言い換えても良いのかもね。
 正義と悪の対立、
 むかーしから良くアニメやドラマでも出て来る設定だよね。
 これは悪から考えていくと解り易い。悪って何なのかな?」
「えー。全然考えた事も無かったー。ペネトレ教えてよー」
「仕方ないなあ。じゃあ片方の答えを言ってしまうね。
 まず悪とは『自身の利益を阻害するもの』と捉えられるだろうね」
「悪が『利益を阻害するもの』ですって?」
「そうだよ。アニメやドラマで悪の組織が地球を狙うのはどうしてかな。
 皆の財産である地球を独り占めしたいからだろう?
 いわば『(皆の)利益を阻害したい』のさ」
「って、考えると正義はその反対って事になるわね」
「そう。これももう答えを言っちゃうと、
 『自身の利益を守る為の道義を信じるもの』となる」
「…なんだか回りくどいわね」
「そうだね。面白い事に、『正義』は『悪』が無ければ発生しないんだ」
「えー! そうなの?」
「『正義』だけを考えていても浮かばないわけだよね。
 さらに言えば、この『正義』とやらの感覚は、『悪』の側も持っていたりする。
 誰もが自分自身の側を『正義』と思い込むのさ」
「自分が『悪』の側であっても?」
「そう。だって、『自身の利益を守る為の道義を信じるもの』なんだから」
「…なんか頭がこんがらがってきたわ…」
「要はね。誰からか見て絶対的な『悪』なんてものもないし、
 絶対的な『正義』なんてものも有り得ない。
 だって、それぞれの立場から見れば、
 自分側が『正義』であり、相手側が『悪』なんだから。
 とすると、性善説や性悪説の所でも話した通り、
 正義と悪、すなわち善も悪もそんなに大した意味は無い」
「えー! 巡り巡ってそこなのー?」
「大した意味は無いけど、
 多くの誰もが、『大した意味がある』と思い込んでいるから始末が悪いんだ。
 例えば、さっき話に出てきた乳児を取り上げるよ?
 ソフィーは乳児が悪だと思うかい? 僕は正直思えない」
「ペネトレもそう思うのー? 意外だったわ」
「乳児は他者に危害を加えるだけの身体的能力が殆ど無いからね。
 と考えると、乳児には『利益を阻害する』能力が無いんだ。
 消去法でいくと、大多数の大人にとっては悪ではない」
「…随分また冷たい視点ねー」
「続けるね。
 例えばこの乳児が泣き声やその行動の鬱陶しさにより、
 自身の生活を邪魔し利益を阻害するとすれば悪となる」
「自身の生活を邪魔?」
「そう。自身が遊びたくて仕方ない毒親であれば、この乳児の存在は悪となる。
 だから利益を守る為、殺す事もある」
「…そんな事件も良くあるわね。本当にどうしようもないと思うけど」
「僕もさ。これは極論だけど胸糞悪いよね。
 僕が思うに、生まれた時は基準が無い故に、善も悪も無いんだ。
 人は善人でも悪人でも生まれない。
 だけど、ある程度成長が進行した人間には性悪説が当てはまるんじゃないかな。
 だって、生物が生きる為には他者の利益を阻害し続ける必要があるからね」
「…他者の命を食べないと生きられないしね。
 …じゃああたしもこの分類でいくと悪人になるのかな…?」
「案ずる事なんて無いさ。
 これは生物がそう生きる為に神様に仕組まれたものだからね。
 って考えると、神様にとって、君達人間って一体何なんだろうね?」
「…神様にとってのあたし達…?」
「君達人間どもに、神様にとっての『利益を阻害する力』ってあるのかな?
 そんなもの無いよね?
 つまりね。君達人間どもは、神様から見る分には悪でも何でもない」
「…神様にとっては人間は悪でも何でもないですって…?
 それってある種の人達にとっては、
 もしかしたら物凄い希望になるんじゃないの!?」
「そうかもねー♪
 でも逆に言えば、勿論当然の事ながら、善でも何でもない。
 単なるちっぽけな存在でしかないのさ」

そう締め括ると、
ペネトレはいつもの通り、すっごくバカにしたニヤけ顔を向けて来ました。
あたしは悔しくて、ペネトレのほっぺを思いっきり横に引っ張ってあげるのでした。

 

大寒も過ぎつつもまだまだ寒さが厳しいこの時期のお話。
ソフィーとペネトレはおうちで温かいものを飲みながらくつろいでいます。
ペネトレは猫の男の子。何故だか人間の言葉を喋ります。
いつの間にかソフィーの家に住み着いていました。
いつもソフィーが思ってもみなかった事をお話してくれるのです。

「あー。まだまだ全然暖かくならないわね、ペネトレ。
 地球温暖化なんて言ってるのに、今年は格段に寒いじゃないー」
「温暖化って言い方は相変わらずムカつくよね。
 その『温暖』という表現は、快適で過ごしやすいというニュアンスじゃないか。
 もっと危機感に迫った言い回しに直すべきだと思う。地球高温化だとかね。
 もっとも、地球そのものが人類を害とみなしていて、
 削減する為にこの環境を作っていたりしていたとしたら面白いんだけどね。
 マスゴミはそれを大衆に知らしめないように、
 あえて柔らかいニュアンスの言い回しを使い続けるという」
「相変わらず憎まれ口を叩いたり陰謀論がお好きだこと。
 そういえばこの間の雪は本当に滑って怖かったわ。
 関東の都心部ってすっごく雪に弱いのよねー」
「雪の多い地方の人から見ると、関東の雪の弱さって噴飯モノみたいだよね。
 そうそう。『怖かった』というキーワードから強引に繋げちゃうんだけど、
 ところで何故怖さを感じるのかって考えた事はあるかい?」
「何故怖さを感じるのかですって? …そういえば考えた事も無いわ」
「ソフィーが怖いものはお化けだよね。後は何かあるかな?」
「あたしがお化け嫌いだなんてバラさないでよー。
 確かに怪談なんかも嫌いだけどね。
 あとはゴキブリや毛虫とかハチも怖いし、高い所も怖いかしら…」
「他には何かある?」
「えーとねー。あ、泥棒も怖いかな。あたしの3DS盗まれたら泣いちゃう。
 後は殺人犯も怖いー」
「お化けが出そうな廃墟も怖いんじゃない?」
「あー、凄く怖いそれ。病院の廃墟なんかもすっごく怖いよね」
「結構怖いものが出て来たね。じゃあ順に追ってみるね。
 怖いという事、つまり恐怖という感情は、
 そもそも生命を守る為の防衛本能であり、
 ある程度知能を持つ動物であれば誰もが持っている」
「いつものが始まるのね。続けて」
「人が持つ恐怖は、他の動物が持つ漠然とした防衛本能が、
 環境により少し細かく分類されるように進化した。
 突き詰めれば、人が抱く恐怖は三項目に分類される。
 細かく説明していってみよう。 
 ひとつめは『痛覚に対する恐れ』だね。
 最も原始的な恐怖と言ってみても良いだろうね。
 相手の攻撃により痛みを被るかもしれないという事で抱く恐怖だよ。
 痛みという感覚は一般的には誰もが嫌う。
 この感覚を与えそうな対象を避けようと恐れる。
 ふたつめは『未知に対する恐れ』だね。
 これも『痛覚に対する恐れ』と同様、極めて原始的な感覚と言えるだろうね。
 自分に攻撃してくるかもしれないという事で、今までに知らない対象を恐れる。
 みっつめは『喪失に対する恐れ』かな。
 ここは原始的な感覚と後世的な感覚の二つが混ざる。
 原始的な感覚で言えば、
 手足を奪われたり目を潰されたりという事を恐れるという事だね。
 後世的な感覚で言えば、
 自身の物品や財産を奪われるという事に相当するだろうね。
 手足も物品もそうだけど、奪われた後には奪われたなりの不自由が発生する。
 手足や目を奪われた後の生活は、想像するに不快だろう?
 そこの不快さと当然痛みも加味して、恐怖を感じるのさ」
「あー。言われてみればそうね。考えた事も無かった」
「という事でみっつに分類されたけど、
 実は根幹は『痛みを被るかもしれない』という一点に辿り着く事が解るだろう?
 つまり言い切ってしまえば、恐怖=痛みに対する恐れ なんだ」
「…んー。まだ良くわかんない」
「じゃあソフィーが上げてくれた怖さを感じるもの順に噛み砕いていくね」
「うん。まずお化けが怖いというのは、何を怖がっているのかしら?」
「それは『未知に対する恐れ』が該当するだろうね。
 自身の今までの常識では理解出来ない、
 もしくは科学的に説明し切れないという点がもたらす恐怖。
 ここには気持ち悪さというものも混ざって来るんじゃないかな。
 攻撃された際にどういった被害を被るか解らないという点も恐怖だろうね。
 殺されるかもしれないし、呪われるかもしれない。
 呪われたとしたらどういった不幸な目に遭うのかなんて読めないけど、
 そこで頭に描く不幸というのは、何らかの痛みを被る自分の姿なんじゃないかな」
「ふうん。じゃ、ゴキブリや毛虫だとかハチに怖さを感じるのは?」
「これは、『痛覚に対する恐れ』と単なる驚きが混ざっているね。
 この感覚は実は虫の種類によって異なるんだ。
 例えば毛虫やハチは毒を持っていて、刺されると痛い。
 これを怖がるという事は『痛覚に対する恐れ』が先立つ。本能的なものだね。
 対してゴキブリの怖さは、単なる驚きさ。
 往々にして人は『驚く』という事を『怖い』と表現してしまう場合がある。
 ゴキブリの場合はまさにそれさ。毛虫も若干気持ち悪くて驚くけどね。
 もっともゴキブリの生態を知らずに、
 どういった攻撃をされるかを解らない人が居たとしたら、
 やはり『未知に対する恐れ』というものが発生するだろう」
「ふーん。じゃあ高い所に怖さを感じるというのは?」
「これは『痛覚に対する恐れ』と『喪失に対する恐れ』の複合かな。
 落ちたら手足を複雑に折って失う可能性もあるし、当然痛い。
 それが元で死ぬかもしれない。と思う。
 この想像力が怖さを増幅させているんだろうね。
 逆に言えば、想像力が無かったとしたら高い所は怖くないんだ。
 もしくは慣れる事も出来るだろうね」
「命綱を付けたりしてね」
「そう。命綱を付けたりして落ちる心配が無いと解ったとしたら、
 高い所の怖さは相当和らぐだろうね。
 それでも怖くて堪らない人も居るかもしれないけど、
 それは過剰な想像力で自分の首を絞めているのさ」
「じゃあ泥棒や殺人犯の怖さはー?」
「泥棒の場合は『喪失に対する恐れ』だね。
 自身の物品や財産を奪われるという事による後世的な感覚とも言える。
 ソフィーが3DSを盗まれたとしたら心を痛めるだろ?
 殺人犯はそのまんまで、命を奪われるからさ。ここは原始的な感覚に分類される。
 泥棒に命と物品を奪われるというケースもあるだろうけどね」
「んー。じゃ、病院の廃墟とかは何で怖さを感じるのかな?」
「これも『未知に対する恐れ』による怖さだろうね。
 どういった痛みを与えてくる対象が居るのか解らないし、
 もしかしたら崩落して身体にダメージがあるかもしれない。
 誰かが悪戯で仕掛けたボウガンなんてあったりするかもしれない。
 お化けが出るかもしれないし、ホームレスが住んでいるかもしれない。
 その辺りをひっくるめて、
 未知の攻撃をされるかもしれないという所に怖さを抱くんだろうね」
「へえー。改めて考えてみると面白いわね。
 自分が怖いと思ったものを突き詰めていくと、
 怖いという事にも色々あるんだね。
 ね、ペネトレ。怖さを失くそうとしたらどうすればいいの?」
「怖さを失くしたいのかい。それは結構難しいだろうね。
 そもそも怖さっていうのは最初に話したとおり、
 生命を守る為の防衛本能だからね。
 でも思考実験として考えてみるのは悪くないかもね」
「まずは『痛覚に対する恐れ』よね。
 これは痛いという事を失くしちゃえばいいのよね」
「そう。ファンタジーを含めて物理的に考えたとしたら、
 凄く丈夫な全身を包むバリアなんて張っていたらいいかもね。
 あらゆる攻撃も跳ね返すみたいな。
 肉体的に言ってみれば、痛覚を削除してしまえばいい。
 例えばモルヒネなりの薬物に頼っても良いだろうし、
 ロボトミー手術などで痛覚を消し去ってしまうなんてのも効果的だ」
「身体に悪そうねー」 
「そりゃそうさ。
 で、これでまず痛みを感じない身体が出来ましたー。
 ロボトミーソフィーは痛みを感じません。
 手足を引き千切られても痛くも痒くもありません。
 あらゆる攻撃も跳ね返します。核爆発が起きても平気ですっと」
「なんであたしなのよう。まあいいわよ。
 これでゴキブリや毛虫やハチは怖くなくなったのね」
「虫どころか、宇宙人が来ても大丈夫さ」
「じゃあ殺人犯も大丈夫ね。次に『未知に対する恐れ』よね」
「でもこの状態のソフィーだったら、どんな敵が来ても大丈夫なんだよ?」
「あ、そうか。って事は『未知に対する恐れ』も自然に消えるって事ね」
「この段階ではね」
「何よその含みのある言い方はー。
 じゃあ次の『喪失に対する恐れ』に行こっか」
「バリアとロボトミーの無敵状態ソフィーだったら、
 手足を奪われたり目を潰されたりする心配は無いよね。
 財産や物品だけど、これは逆説的に考えると解り易いかもね。
 つまり喪失する事が怖いとしたら、喪失する財産を持たなきゃいいんだ」
「…そうきたかー!
 ってでもそれじゃあ意味無いじゃないー。
 あたし3DSは持って居たいんだけどー」
「単なる思考実験じゃないかー。
 財産も何も持たないし、
 職場も親族も友人も恋人も含めたあらゆる人間関係も持たないとする。
 だとしたら失うものって無いよね?」
「寂し過ぎるけど、確かに失うものは何も無いわね。
 って事は、『喪失に対する恐れ』が消えるって事ね…。
 でもここまでやらないと怖さが消えないとなると、
 難し過ぎて現実的じゃあないわね」
「そりゃあそうさ。
 怖さという感情だって、喜びや嬉しさといった感情と同様、
 人が楽しさを感じながら生きていく為には必要不可欠なんだ。
 改めて考えてみると、死はこの三重奏なんだ。
 命を喪失し、その先は未知であり、恐らく痛みを被るという」
「……」
「だから死ぬという事は、怖くて仕方無いのは当たり前なんだよ」
「なるほどねー」

(でももっと怖いのは、死んだその先の事なんだよね)
ペネトレはソフィーの無邪気な笑顔を眺めながら、
この辺りの話をいつ聞かせてあげようかと胸にしまうのでした。

 

通りにゴザを敷き男が座り込んでいる。
容姿は長髪かつ髭面で丸サングラスを掛けている。
教祖的風貌とでも言えば解り易いかもしれない。
ゴザには自身で紡いだ詩集などが整列され、投げ銭目当ての缶が並ぶ。
通り掛かった青年に対し男は声を掛ける。
「想像してごらん」
青年は律儀にも立ち止まり男の方を向く。
「想像してごらんよ」
戸惑いながら青年は問う。
「…何をですか?」
男は頷きながら問いに答える。
「自分の残りの寿命をさ」
男は妙なオーラを纏い始める。
「なんとなくフツーに生きて、30歳くらいで結婚して、
 子供作って家建てて、老後を迎えて80歳くらいで死んでいく…。
 って思ってない?
 お兄さん、今いくつ?」
「…に、25です…」
男は勢い良く、確信を持って拳を握り締め立ち上がる。
「人生、300年!!!」
青年はビクっとのけぞる。
「人生80年なんて思ってたらやってられないよ!
 300年寿命があるって想像したら、人生はバラ色さ!
 明日は長い。長過ぎる。何度でもやり直せる!
 だからね。お兄さんの場合、残り275年もある! 焦る必要は無いのさ!」
「…えーと。意味が解らないのですが…?」
「相対性理論を知っているか?」
「あ、あんまり」
「楽しい事をしている時に感じる時間と、辛い事をしている時に感じる時間は、
 長さの感じ方が違うって事さ。
 息を止めている時の1分は長いだろう?」
「はい」
「楽しい事をしている時の1分はあっという間だろう?」
「…あ。はい」
「時間という概念と感覚は人間が作り出したものでしかない。
 ならば、その感じ方はいかようにでも可変出来るだろう。
 楽しい事もゆったりと流れるように! ふわりと飛ぶように!
 苦しい事も瞬きする間に終えられるかのように!
 すなわち、一日を何十日分にも感じて、
 先延ばしに先延ばしを重ねて過ごす事も出来るはずなのさ!」
「僕にも出来るでしょうか」
「出来る!」
「なるほど!!」
「さあ、一緒に叫ぼう!」
「はい!」
「人生300年!!!」
「人生300年!!!」
「50歳で義務教育、了!!!」
「50歳で義務教育、了!!!」
「80歳で成人式!!!」
「80歳で成人式!!!」
「150歳で就職!!!」
「150歳で就職!!!」
「さあ、ボートを漕ぎ出して飛び出そう!!!」
「はい!!!」

「ばかー!」と、突然男は幼女にグーパンチをカマされた。
男は吹っ飛ぶ。
「目を覚ますの!」
青年もべちんべちんと平手打ちをされる。

「人生300年なんかあったら退屈でしょうがないじゃないのっ。
 逆に考えてごらんなさいよっ。
 例えば人生があと1年、ううんっ、1週間だとしたらどうなの?」
「1週間?? みじかっ!」
「あんたの寿命があと1週間だとしたら、ここでこんな事やってられるの?
 もっとやりたい事をやって、もっと色々な事を目に焼き付けて、
 もっともっと色々な事に触れておきたいって思わないのっ?」
「お、思う!
 …でも1週間はなあ。せめて50年は欲しいよなあ…」
「あ、あのー。今のままでもとりあえず、
 大体80歳くらいまでは皆さん生きられるんじゃないでしょうか…?」
「うわー、目から鱗まつりだわ! そういや既にそうだったな青年!
 なんだか明日から前向きに生きていけそうだわ! 
 お嬢ちゃんもありがとう!
 さあ皆で歌おう!」
「ええ!」
「いいですとも!」

「人生80年くらいで丁度いい! ラララー♪」
「人生80年くらいで丁度いい! ラララー♪」
「人生80年くらいで丁度いい! ラララー♪」

夕日をバックに完の文字。
(32ページ)



持ち込み原稿をめくる編集者を、作家の卵は無言で見詰める。
ラストのページを読み終えた編集者に対し、沈黙を破る。
「今回はいかがでしょうか。練り直してみたんですが。
 現状をひたすら肯定するというメッセージを強く前面に出してみました」
「お疲れ様でした。
 メッセージ性を込めるという事は良いと思います。
 ただ…、伝えたい主張に導く為の手法が少々大袈裟に見えます」
「極論と極論を出しておきながら、その中間点を落とし所にするという、
 サラリーマン時代に齧った、営業的手法も含めてみたんですが…」
「うーん…」
「やはり…ボツですか…?」
「…言い難いのですけれど…。
 喩えるなら、『南極の空気の缶詰』的とでも言うようなものでしょうかね。
 何か言ってそうで言っていない、みたいな。
 でもこれって、持ち味じゃないですか。
 結論はともかくとして、読ませてしまう勢いがある」
「…苦笑しか出て来ません」
「例えば食事。
 食べたという結果より、美味しく食べている過程の方が楽しいですよね。
 極論を言えば、人生ですらそうです」
「生きたという結果より、どう生きているという過程こそ重要…ですか?」
「そうです。これを作品として置き換えたら、光るものになると思いません?」
「…読んだという結果ではなく、
 読んでいる過程そのものが面白い…って事ですか?」
「まさにそれです。それを作品に取り入れられたとしたら…。
 もしくはそれ自体をテーマとした作品なんて斬新なんじゃないですかね」
「…何か閃きが生まれそうな気がします…!」
「…期待しています!」

 

書き出したり口に出す言葉には言霊が宿るという幻想は素敵な呪いだが、
愚にも付かぬゴミのような寝言すら延々とwebに垂れ流されるこの昨今、
言霊というその幻想は軽薄と安さを伴って日々排泄される。
私は「死ね」というどうしようもなく低俗な言葉を未だに吐く。
一昔前は自戒して使っていなかったのだが、一周回った今は余裕で言う。
女児の腹を殴ったり刺して、苦しむのニヤニヤ眺めるのが好きというような、
矯正不可な性癖を持つゴミクズを始めとし、
死んだ方が良い人間は明らかにこの世界には居るから。
元々私は世界の全ての人間、
いや全ての生物は、同一魂の分化だと考えている。
つまり、全宇宙のあらゆる存在は全て一つの魂が極細分化したものであり、
遡れば系統樹かのように一つの根元に到達する自分自身だという事を。
とすると、あらゆる全ては自分自身の分化であり、
それを愛せない事はおかしい、ともなる。
だが逆に考えれば、何故分化したのか?
それは分化する事により、世界が面白おかしく回るから。
分化せず同一魂が系統樹化せず、
あたかも巨大な柱かのように鎮座していたとすれば、
世界は一切回る事も無く、その周の宇宙が消失するまで、
延々と退屈極まりない平坦な世界を構築する事だろう。
それは何にも変えがたい想像を絶する拷問。
痛みを味わえ楽しめて死を願える拷問などとは、
比較にもならない延々と続く真の拷問、となる。
世界の芯となっている意識はこれを良しとしなかった。
退屈を嫌った。だから世界を回した。
世界は、いや宇宙は何故回るのか? 
答えは、暇から逃げたいから。
暇を潰し潰し潰し潰す為にだけ回り続けて生きとし死に続ける。
自分自身が細分化し自分自身を自分自身とは解らぬ程にまで分化してまでも。
私は何故かこれを知っている。
嫌という程知っており魂に刻み込まれているような気すらする。
いずれ全ての生を演じるだろう。
そして次もそのまた次もそのまた次も延々とずーっと。
それは退屈という緩慢ながらも、
絶対的に全てを蝕む拷問から逃げ続ける為に。
この一周を踏まえた上で戻る。だから私は言霊として吐くのだろう。
私は、あるお前を心から尊敬している。
私は、あるお前を心から愛し尽くしている。
私は、あるお前を心からゴミのように見下している。
私は、あるお前を心から殺したいくらいに軽蔑している。
私は、あるお前を心から可及的速やかに命を絶て、死ねと願っている。
勿論、いつかの私がいつかの私に同じ感情を抱こうとも。
楽しいな、生き物というものは。

 

 

テキストサイト世界に足を踏み入れて来たばかりの若者は、
右も左も解らない状態からスタートし、散々な目に遭う。
若者は自分の力不足のくせに「つまらない」とこの世界を見限ろうとした。
そんな状況の中、知人の紹介により、
この世界のコンシェルジュだという存在の元になんとか辿り着けた。
若者は教えを請う。

コンシェルジュは言う。
「まずはアバウトと日記からお作り致しましょう」
若者は腑に落ちない顔で返す。
「アバウトと日記なんて…わざわざ試行錯誤して作る必要なんてあるんですか?
 大切なのはその人そのものの中身でしょう? 
 それ以前に、テキストサイトなのだから、
 性別とか簡単な自己紹介とかを小洒落てヒネた具合に書いて、
 スカした趣味を書いたテキトーなものを貼っておけば、それでいいと思うんですけど」
「いやあ…お若い!」
「?」
「中身のある人間は皆アバウトと日記に拘るものでございます。
 テキストサイトで過ごそうとする者にとっては『鎧』と同じ。
 自分の中身を外に伝える重要な存在なのでございます。
 当然私共もアバウトと日記を拝見して、
 お客様の階層(ルビ:クラス)を判断させて頂いております」
「ふーん…」
「失礼ですが、このようなテキトーなアバウトと日記をお掲げになっていては、
 自分が安物で低レベルだと宣伝して歩いているようなもの。
 それだけではなく、これをお掲げになってお逢いになるお相手の事も、
 このテキトーさと同程度とお考え、という事になります」
「……」

若者は回想する。
 (そういえば…サシオフでネゲットを楽しんでいるモテな人は、
  それなりに読めるアバウトと日記を書いていたな…。
  こっちの事をそれだけ重要な相手と考えてくれてたのかな…?
  それなのに僕はテキトーなアバウトも日記も工事中のままだった。
  軽く見られてると思ったのは先方かも…。あの人は…そこを見てた…?)」

若者はコンシェルジュと共にアバウトと日記を作成した。
コンシェルジュは告げる。
「何回か試行錯誤して出来上がったアバウトと日記ですが…、
 完成したらサイトにアップしてからも何度も読み直して推敲して下さい」
「えー? webは鮮度が魅力なのにもったいない」
「逆です。鮮度が魅力なwebだからこそ、
 何度も読み直して推敲したものが光るのです。
 そうしないと他の有象無象と同じ道を辿る事になります。
 練り込んだアバウトと日記をなんなく使いこなすから、出来る人なんですよ」
「……」
若者は言葉を飲み込んだ。

コンシェルジュは次のステップへ進む。
「次は他者へのコメントやメールフォームと返信レスです。
 私は後輩にいつも、睡眠時間を削っても、
 丁寧な返信レスと鋭いコメントやメールをしろと言っております。
 時間泥棒と揶揄される事もありますが、
 一般的な共感度から言って、
 やはり日記本文に即したコメントがベストでしょうね。
 日記本文に即した上で、
 さらに話題が発展するコメントに派生させるのも良いでしょうが、
 あえて逆張りを行う上級者向けの手法は場数を踏んでからがよろしいかと…。
 お若いですし、まずは共感から学ぶというのはいかがです?」
「……」
またもや若者は腑に落ちない顔で言う。
「返信レスやコメントなんて、してあげるだけで上々じゃありませんか!?」
コンシェルジュはさらっと返す。
「そうですね」
「なんで返信レスやコメントに、
 わざわざ時間や知恵を費やしてあげなければならないんですか?」
「お客様」

コンシェルジュは若者の目を見据えて言う。
「テキストサイトで過ごそうとする者にとってアバウトと日記は『鎧』だと申し上げました。
 ならばコメントや返信レス、メールへの返信は『刀』です。
 『自分はこれだけ相手に誠意を込めて呼応した上で言葉を発し、反応している』
 それが余裕となり、自信となるのです。
 コメントや返信レス、メールやメールフォームの返信は、
 ただ相手に投げるだけの文字や言葉ではございません」

若者はその迫力に飲み込まれる。
コンシェルジュは続ける。
「テキストサイトで過ごそうとする者が日常発する発言や行動は、
 言ってみれば、全てが自身を指し示す判断材料のようなもの。
 相手に興味を持たせる特徴的な要素を普段から醸し出す事が重要なのです」

腑に落ちた顔で若者は言う。
「…これで自身に好意を持ってくれる人が見つかると思えば、
 労力なんて安いものかもしれませんね…」
コンシェルジュは言葉を濁す。
「んー…」
「なんですか?」
「いえ。単なる表面上の薄い褒め言葉は簡単に真似が出来るので、
 流し見される事も多々ございます。
 会話の弾んでいる人物のコメントのやりとりを省みて、
 自身はどの方向で切り込んでいけば良いのかを学習する。
 そういった行為も必要かと。
 流石にメールは見る事は出来ませんが。
 昔からある程度活動をしている中堅サイト以上には、
 そういった素晴らしいコメントや返信レスを行っている方々も多々居りまして…」

若者は感銘を受けながら言う。
「いやあ、しかし、スゴイですね…」
「はい?」
「アバウトと日記とかコメントや返信レスとかメールやメールフォームとか、
 テキストサイトで過ごそうとする世の中の人達って、
 みんなそういう所を見てるんですかね?」
「いいえ」
「は?」
「全ての人間がそう目端が利く訳ではありません。
 ただ…」

コンシェルジュは自信に満ち溢れながら言う。
「利かない人間を相手にする必要があるのか…?
 そういう事です」

若者は強く頷いた。
 

 

「面倒臭さこそ人間の醍醐味」とはシュメール人も楔形文字で刻んでおり、
紀元前から諦観と共に賛美された美徳ではある。
というのは定番的流れの嘘でしかない。
などと日々生きる事を面倒臭がりながら、その上でも面倒臭い事四天王の、
更に下位程度の七将軍辺りに位置しそうな運転免許更新に望んできた。
長蛇の列を成すお役所的流れ作業に加え2時間の講義はすんげえ面倒臭く、
私の輝くゴールド免許証は、青臭いそれにランクダウンした。
そんな面倒臭い時間を過ごした後に、面倒臭さの極地を模索する。
「完全にマニュアルで人間を動かすゲームとかって物凄え面倒臭いのでは?」と、
なんだか例の如くモヤモヤした思考が始まった。
「悪の帝国から不随意筋が自動で働かなくなるビームを受けたよ! 
 仕方ないから全部自力で動かすよ! 
 さあ頑張って生活しよう!」みたいなストーリーを描く。
息をするのはおろか、心臓の鼓動もマニュアル。
1分間に60回くらい鼓動ボタンを押す。
呼吸は15秒に1回、息を吸う事と吐く事もボタン操作にて。
食事をさせる際は、口腔の咀嚼運動から舌の稼動による食物の操作、
唾液の分泌作業から嚥下の際の蠕動運動も全てマニュアル。
胃液を分泌させたり消化させたりして体内を通過させるのもマニュアルとなる。
歩く際には足を動かす事は勿論、体重の重心移動も当然マニュアル。
いやいやそれ以前に視線の可動やピント合わせもマニュアルで行う。
身体を動かすだけでも面倒…いや、楽しいというのがウリのゲームだが、
その先のステージのお仕事ミッションなどが加わるともう大変。
初期ステージの「事務作業」などでは、
ペンを持たせ筆圧を調整し紙上に文字を走らせ報告書を作成するだとか、
電話を取り相手の発言を聞き取りつつ適切な返答を行うだとかもマニュアル。
心臓の鼓動や呼吸も忘れずに。適度な瞬きによる眼球の保水も必須だ。
ステージが進むと「接客」だとか「調理」とか「製作」や「運転」も行える。
特に「運転」は身体自体をマニュアルで操作しながら、
マニュアルで車や飛行機を操るというマトリョーシカ的入れ子構造がなんとも哲学的!
…というような設定を考えるのももう面倒臭えなあと思いながらも振り返れば、
本文中の「まにおくんGOGO!(仮称)」はどう見てもクソゲーでしかない。
その面倒臭さを省みると、
なんとも今の不随意筋が動きまくっているオート感は便利なものなんだなあと、
巡り巡った面倒臭い自己納得に落ち着いたのだった。面倒臭えな、人間って。
なんて吐きつつ、
冒頭一行目「」内に既に本音を持って来ているという面倒臭え構造を何時ものように。
 

 

無?
渇望、
後に有。
単に願い、
願望が具現。
渇望は爆発し、
無を僅かに覆う。
この有を積み重ね、
如何に飽きぬ様にと、
有と有を組み模索する。
結果、枝葉は多岐に伸び、
自身と相反するものすらも、
実は自身が望み生んだのだが、
そんな真相は深層にて忘却する。
有で在り続ける為にはどうするか?
答えは、有を生み続ける事であるが、
その解は希望と絶望の両極を意味する。
だがいずれにせよ無よりはマシなのだと、
全ての生の根幹には諦観が植え付けてある。
多彩に積まれた自身と交差する全ての何かは、
有より生み出された自身から成り立つ分化にて、
様々な方向に特化し変形したコピーどもではある。
共感する為の友人としそこに立つ事も間違い無いが、
永遠に解り合えない敵として立つ事も間違いでは無い。
それは捕食するものや捕食されるものを示してしまうし、
弄ぶものや弄ばれるものをも意味してしまう事に成り得る。
全てと解り合おうと試みる事は世界最強を目指す事にも似る。
が、解り合えずとも構わないし解り合える訳も無かったりする。
何故なら、根幹には解り合う事の恐怖が既に記憶されているから。
解り合えたとしたら、この作り出された世界が如何にくだらなくて、
無意味極まりない暇潰しだという事実も共有してしまう事になるから。
只管模索する程に、シンプルなひとつの事実に到達してしまう事だろう。
ただ在るがままに、共に過ごせる何かが居るこの今の時間を大切に過ごす。
これこそが酷く素敵な瞬間だという感覚を、何時か知る事になるだろう。
我々は愚かにも、何らかを喪失してから、それらを切っ掛けとし得る。
しかし我々は愚かにも、何らかを喪失する前はこれらに気付けない。
気付いたとする悟りめいたものも、口先と机上論にしか過ぎない。
愚か過ぎる我々は、身をもって知らない限り血肉には出来ない。
だが同時に、この愚かさこそが世界に刺激を作る元であって、
世界に多様性を生み出す切っ掛けとなっている皮肉を孕む。
そもそも我々は何を渇望しこの現象を起こしているのか?
我々は消失したくて堪らないという懇願を抱いている。
完全に消失し、無すら無と感じられない域に達する。
これこそが我々が求める、絶対に叶わない夢だが、
叶わぬ為、今の方がマシと自身を洗脳し続ける。
無に到達出来ないこの状況をどう打破するか?
すなわち、無に到達出来ないこの環境にて、
如何に何かを繰り返し暇を潰すという事。
永遠に与えられた暇という重い原罪を、
如何に気を紛らわせるかと渇望した。
これこそが世界が生成された動機。
これこそが生命を肯定する根拠。
忘却のみこそが唯一の救いで、
次の刺激と先の無を夢見て、
盛り上がり、朽ち果てる。
神を呪う事も出来ない。
何故なら己こそ神で、
創造主は己だから。
熱が冷めていく。
次世代に熱を。
呪いの如く。
掴み掛け、
掴めぬ。
朽ち、
無?