【弦楽器が並ぶ会場と石井さん(右)、

小林さん】

 

 

 上田市真田町本原に弦楽器工房を構える石井栄さん(75)と、小諸市甲に弦楽器工房を構える小林大作さん(47)は「音の形」を東御市文化会館で開いている。

 同館主催、入場無料。

 16日まで。

 2人が製作した弦楽器などを展示する
 

 古楽器からモダンギターまで2人の作品60点余を展示。

ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロックギター、アコースティックギター、ウクレレなどを並べた。

 あわせて、薩摩琵琶(日本)、グスラ(旧ユーゴスラビア)、馬頭琴(モンゴル)など世界の珍しい弦楽器10点余も紹介している。
 

 同展開催に向け2年以上かけて準備しており、これまでにない大規模な内容となった。

 展示方法など会場設営にもこだわったという。

 また、フラワーアレンジメントなどの山辺奈美さんが賛助出品し、会場内を彩っている。
 

 石井さんは上田市出身。

 1971年、ヨーロッパ旅行中にギター製作者と出会ったことがきっかけで、弦楽器製作を志した。

 

 修行の後、1984年に真田町に工房を開き、ギターや古弦楽器など数多くの楽器を製作してきた。

 「昔の楽器がどう作られていたかは正確には分からないが、材質を合わせたり構造を考えたりしながら古楽器を作ってきた。弦楽器を好む人や憧れる人は多い。今回の展示会は飾り方などにもこだわっているので、会場で見てもらえればうれしい」。
 

 小林さんは小諸市出身。

 1999年からギター・ハープ製作をカナダで学んだ。

 

 2013年から国内ブランドに手工ギターを納入している。

 

 2015年から石井さんに師事し、自身のギター製作の傍ら、多様な弦楽器を作っている。

 「さまざまな楽器を製作する石井さんのもとで学ぶようになった。古楽器に魅力を感じている。数多くの名工が存在し、電気の無い時代にすばらしい楽器を作り上げていたことに、情熱を感じる」と話していた。


 開館時間は、午前9時から午後5時。

 11日休館。

 問い合わせ(電話)0268・62・3700(同館)

 

 

【協定書を持つ出席者】

 

 上小森林認証協議会(会長・羽田健一郎長和町長)はこのほど、上田市富士山の上小森林センターで、地元企業など4社との間で「森林(もり)の里親協定」の調印式を行った。

 協定を結んだ地元企業は、同協議会が昨年度から始めた「にぎやかな森プロジェクト」を支援している。


  ★今回、支援企業となり調印式に出席したのは

 ・上田市の日置電機㈱の久保田訓久取締役常務執行役員

 ・東御市の㈱ミマキエンジニアリングの清水浩司常務取締役

 ・東京都の山洋電気㈱の中山千裕取締役専務執行役員

 ・松本市の㈱長野銀行の西澤仁志代表取締役頭取

 

 協定期間は今年10月1日から令和7年9月30日までの3年間。
 

 にぎやかな森プロジェクトは、森林が持

つ保水力とCO2の吸収力、災害防止効果など地域の安全で快適な生活を支える大切な資源として、環境、経済、社会の三つの側面から「持続可能な森林経営」のための実践と、学びのモデルづくりを行うもの。

 

 森林の里親協定は、このうち、社会の側面から社会貢献に意欲ある企業が里親として森林への整備資金や労働力の提供、社員の福利厚生のために利活用を行う。

また、里子となる森林を有する上小地域4市町村、森林組合など関係団体と交流を行い、健全な森林づくりや活性化につなげる。
 

 協定調印後あいさつに立った羽田会長は「上小圏域内の森林9443ヘクタールは、持続可能な森林基準を満たすSGEC(エスジェック)認証を受け、生物多様性の保全や森林経営の継続化を進めている。地球温暖化が進む中、今回の調印を契機に森林の循環利用をさらに進めたい」と話した。
 

 協定の仲介者として立ち会った柳沢由里上田地域振興局長は「平成15年から県が進める森林の里親促進事業は、地球温暖化の中での持続可能な社会づくりを、環境活動に熱心な企業の支援を得ながら、企業と地域の交流を深め新しいかたちの森林づくりを進めている。今後も地域や企業との連携がさらに必要であり県としてもしっかりサポートしていきたい」と話した。

 

 閣議決定に基づき、危険性が高い業務に精励し、社会に貢献した人に贈られる「第39回危険業務従事者叙勲」の受章者が発表になった。


 受章は全国3613人、長野県関係者は47人(県内に現住所がある人は43人)、うち瑞宝双光章が29人、瑞宝単光章が18人。
 

 ★関係分の受章者は次の通り(敬称略、年齢は発令日11月3日時点のもの)。
 【瑞宝双光章】
 ▽消防功労 元上田地域広域連合消防正監
 荻原 敬一氏(70)=上田市芳田=
 ▽消防功労 元上田地域広域連合消防司令長
 小林 稔忠氏(70)=上田市常入=
 ▽警察功労 元長野県警部
 塚田 茂範氏(73)=上田市芳田=
 ▽警察功労 元長野県警部
 栁澤 國雄氏(73)=小諸市和田=
 【瑞宝単光章】
 ▽警察功労 元長野県警部補
 竹内 久明氏(73)=東御市祢津=

 

 

 

【マツタケご飯を味わう児童(町提供)】

 

 

【地元マツタケを使用した地元食材給食(町提供)】

 

 長和町の長門小学校と和田小学校の児童は、このほど給食で「マツタケ」を味わった。

 町社会福祉協議会提供の「地元マツタケ」を使用した地元食材給食。

 

 

 町社協は町内の農産物直売所などでマツタケ約5㎏を購入。

児童約160人の長門小と児童約40人の和田小に分配。

マツタケご飯に調理され、給食として提供された。

 

 子どもたちは「おいしい」「なかなか食べられないものなのでうれしい」と喜んでいた。


 町社協では、児童に地元食材を味わってもらおうと、初めてこの事業を計画。

 また「コロナ禍」で、行事などが制限されるなか、少しでも元気になってもらおうという考えもあった。


 町社協の尾美徳子常務理事は「社協内で、地域食材を楽しんでもらおうという意見が上がっていた。故郷の良い思い出になれば」と話していた。

 

 

 

【「真夏の陽光」(左)などを展示した

岡部さん】

 

 

【受講生の作品が並ぶ】

 

 群馬県嬬恋村の佐藤重雄さん(67)は、10日まで上田市立美術館のアトリエで「青いケシと名峰」と題した「写真展」を開いている。
 

 世界最高峰のエベレスト(標高8848m)を擁するヒマラヤ山脈に咲く色鮮やかな花。山岳に暮らす少数民族の営みを撮影した貴重な写真が並ぶ。
 

 佐藤さんは元嬬恋村職員で23年前からカメラを携えて毎年、ヒマラヤに向かっている。

2000年以降はコロナ禍で断念し、今年は8、9月に3年ぶりに訪れた。

 標高5000mほどの高地に咲く花は紫や白、黄色など色とりどり。

綿毛に包まれて、ピンクのセーターを着たように見える花もある。
 

 切り立つ山肌のアマダブラム(標高6812m)を臨む峰には、エベレストで命を落とした登山家や、シェルパの墓碑が立ち並ぶ。


 佐藤さんは「ヒマラヤの景色や匂い、光の輝きは日本とはまるで違う。厳しい環境だからこそ自らの感覚が呼び覚まされ、生きていると実感する」と話す。
 

 昨年は、写真集「ヒマラヤ地水風空花」を、今年は「天空の記憶」を出版した。
 

 入場無料。

 展示時間は、午前10時から午後5時まで。

 最終日は、午後4時まで。

 

 

 

【「真夏の陽光」(左)などを展示した岡部さん】

 

【受講生の作品が並ぶ】

 

 坂城町坂城の画家、岡部毅さん(70)が指導する「水彩画教室の合同展」が9日まで、上田市天神3のサントミューゼで開かれている。


 岡部さんは、上田城跡公園のケヤキ並木を描いた「真夏の陽光」。

昨年、他界した友人をしのんで制作した「暮れ行くブライトンビーチ」など23点を展示。

 

 坂城町と上田市で開く5教室の受講生24人は風景や静物、人物など72点を発表した。


 岡部さんは透明水彩の魅力にひかれて、20代から30代の10年間を透明水彩発祥の地イギリスで過ごした。

 岡部さんは「ウォーターカラーは紙の上で色がにじみ合う、ウエットインウエットが醍醐味です」という。
 

 人物画などを展示した上田市中央の志水美和子さんは「描くようになって、普段の生活では気づかなかった光の差し方や花の成り立ちなどに気持ちが向くようになりました」と話していた。


 入場無料。

 展示時間は午前9時半から午後5時まで。

 最終日、午後4時まで。