
【受賞者と関係者】
上田商工会議所工業部会(宮島武宏部会長)は21日、上田地域産業展会場で「うえだ ひと・もの興しの紡ぎ手表彰」の表彰式を行った。
表彰は、ものづくりの現場で大きな貢献をしている従業員やグループが対象。
現場のモチベーションアップや、模範となる取り組みを知ってもらうことが目的。
宮島部会長は「今回で8回目。ウィズコロナ、ポストコロナ時代における、ものづくり現場にも焦点を当て、昨年に続き、ニューノーマル部門、SDGs部門、名工・匠ものづくり部門の3部門を設定した。本年も、地域の模範となる皆さんが受賞している。受賞された皆さんの取り組みを、ものづくりに励む地域の人たちに伝えたい」とあいさつ。
栁澤憲一郎会頭から受賞者に表彰状などが贈られ、受賞者から取り組みについて発表があった。
★受賞者と内容は次の通り。
【ニューノーマル部門 大賞】
▽㈱信州ハム・サービス 市川城多さん
「動画を活用した安全・衛生教育ビデオの作成・配信による業務改善」
製造フロアで走らないなどの注意啓発や、手洗いの手順などマニュアルの動画を作成、現場で見られるようにした。
外国人従業員にも浸透しやすく、導入した後、けがやミスが減少。AI技術の顔認証を活用して従来のタイムカードを廃止、時間の節約につながった。
【SDGs部門 大賞】
▽日立Astemo上田㈱ 龍野哲央さん
「廃棄物による環境負荷低減活動の推進」
製造で発生する廃棄物750トンを、社内での地道な啓蒙などで450トンがリサイクルにつながった。
残る300トンの廃棄物もリサイクルにつながる業者を選定。
その結果、99・9%、749トンのリサイクルができた。
【名工・匠ものづくり部門 大賞】
▽山洋電気㈱上田事業所 小林慎平さんと高橋水香さん
「コーティング自動機と電子作業手順書の導入による改善」
コーティングの機器を工夫して細かな流量調整ができるように改善。
さらに品質向上を行うことで、手作業を削減。
均一な品質保持、電子作業手順書の導入で探すなどの作業を削減する効果につながった。
▽上田プラスチック㈱ 樋村剛さん
「プラスチック金型の製作を通じて、当社の品質向上に貢献した」
プラスチック部品の射出成形で重要な金型の製造で、匠の職人として「良い金型を作る!」がポリシー。
複雑な形状でも果敢にチャレンジし、手がけた金型が何年もトラブルなく成形しているのを見るのを喜びとしている。