【開校した「ID学園高等学校」】

 

【テープカット】

 

 

 東京都で全日制の中高一貫校などを運営する「学校法人 郁文館夢学園」=渡邊美樹理事長=は東御市新張に広域通信制、単位制高校の「ID学園高等学校」長野本校(古澤勝志校長)を開校する。

 21日、開校式を開いた。


 昨年4月に開校したものの「新型コロナ」の影響で延期しており、1年越しの開校式となった。

同校サポートとなる「KATEKYO学院」=長野市、古村茂樹社長=との「業務提携式」も行った。


 開校あいさつで、ワタミグループ創業者でもある渡邊理事長は、通信制の利点について「好きなこと、得意なことに集中できる、夢のフライングができる」と話し「大きな夢と教育のスタートをきらせていただく。東御をアメリカのシリコンバレーのようにしていきたい」と話した。


 開校式には小岩正貴副知事、花岡利夫東御市長、上原道夫奈良原区副区長らが来賓として招かれた。
 

 同学園は明治22年に前身の私立郁文館を創立。

平成15年に渡邊理事長が就任、18年に法人名を「郁文館夢学園」と改称した。

都内では、郁文館中・高校、グローバル高等学校を運営。

開校した同校は4校目。

独自の「夢教育」を掲げる。


 「ID学園高等学校」東京本校は週3、5日の通学型と、単位制2コースの計4コース。長野本校は通信制のみ。生徒数120人うち県内生徒は7人。


 東御市の施設は平成4年竣工。学園の夏季合宿の研修センターとして使用してきた。「ID学園高等学校」では、長野本校の校舎として使用。講師が常駐し、通信制授業のオンライン配信などを行っていくほか、年2回のスクーリング会場として用いる。


 学習塾の運営や家庭教師派遣を行うKATEKYO学院は、同校の通信制サポート校「KATEKYO高等学院」として、自宅や学習塾で、生徒の単位取得や進学をサポートする。

すでに上田、佐久、長野に3人の生徒が在籍する。