母から薦められた小冊子の中で、
生命誌研究者の中村桂子さんへの
インタビュー記事を読みました。
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以前、子どもがいない女性から
お手紙をいただいたことが
ありました。
女性は夫婦仲良く
暮らしていましたが、
ご主人をなくして一人ぼっちになり、
「子どもを産まない私の人生って
何だったんだろう?」
と考えたそうです。
私はこう答えました。
生きものは子どもを産み、
続いていくことがとても大切です。
けれど、人間特有のDNAが
あるわけではありません。
「私の遺伝子」
なんてものはないのです。
地球上の生きものは
同じ祖先から生まれ、
皆同じDNAを持っています。
近所にいる子ども、
庭にいるスズメにも、
あなたと同じ遺伝子が入っています。
ですから、
自分に子どもがいなくっても
近所の子どもや身近な生きものを
慈しむことで、
あなたの命はつながっていくのです。
(ここまで)
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「私の遺伝子」なんてものはない。
みんな同じ遺伝子だから、
身近な生きものを慈しむことで
命はつながっていく
・・・とても心に響きました。
私は大学の授業で
教わったはずなのですが、
どうやって伝えられるかや
自分の状況などで
全然受け取り方が違いますね。
私の、
自分の、
私が、
自分が、、、、
そんなふうに
なにかモヤモヤした時、
気になる時、
悩んでいる時には
「私」「自分」って
何を指していっているのか?
を考えることで
「私」「自分」の枠がひろがり
悩みが悩みでなくなることが多いです。
これまでブログでは、
「自分を成り立たせてくれているもの」
という感情科学の観点「恩恵」から
お伝えしてきましたが
今日は、
生きものの歴史を科学的に読み解く
「生きるとはどういうことか」
という研究からも、
とても素晴らしい視点を
教えてもらえたのでご紹介しました(^^)
生命誌、中村桂子さんについて書かれていた記事みつけました↓
38億年つづく生命の歴史のなかで
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