お母さんが認めてくれなかった。
自分が言うことを聞かなかった時でも
失敗した時でも
本当は、
ただ存在するだけ大丈夫って
認めて欲しかった。
愛されたかった。
クライアントさんと
母親との関係を紐解き、
掘り下げていくと
こういった
孤独、怒り、恨み、不安、恐怖・・・
が織り混ざった感情が
でてくることがとても多いです。
私も過去時間をかけて
母との関係に向き合ってきました。
私の経験でも、
いろんな方のお話を聞いても、
母親との間でのこじれた感情は、
なかなか手放すのが難しいようです。
今日は、
そんなところでもがいている方へ
ひとつヒントを書こうと思います。
母親との間の感情を手放すのが
難しい理由の一つに、
「親だから〜すべき」
「親なんだから〜して当たり前」
という価値観があります。
価値観とは、
自分自身で当たり前になっている
「決めつけ」「思い込み」
「価値があると思っていること」
「いや、親なんだから
当たり前でしょ?」
そういう思いが起こるのが
「価値観」なんです。
なので、その
「親だから〜すべき」
「親なんだから〜して当たり前」
これを、疑ってみるということを
していくんです。
生まれた時から
そういうものだと思い込んできたこと。
ちょっと手放すのに
抵抗があるかもしれません。
なので、こんな視点をご紹介します。
先日のセッションで、
6ヶ月プログラムのクライアントさんに
この話をしたところ、
この「親だから〜すべき」の
価値観って、
これってすごいですね!
これがもう全てじゃないですか!?
と感動されていました。
なぜかというと、この方は、
長くヨガの哲学に触れていて、
そこで教わったこと、
子どもは宇宙から
自分の身体(子宮)を通って
生まれてくる。
自分の身体を貸しただけで
自分のものではない。
と、自分のお子さんに対して
思っていたそうです。
これを
自分の母親に当てはめてみると
自分は、母親の身体を借りて
生まれてくることができた。
母は、ただ生まれるために
身体を貸してくれただけとも言える。
「親だから〜すべき」って違うよね。
と、思えたそうなんです。
素晴らしい!!
私はこういう視点で
考えたことはなかったので
とても勉強になりました。
いつだって、
クライアントさんから学ぶことが
いっぱいです。
「親だから〜すべき」の価値観は、
苦しんでいる原因の
一つになっていることがある
というものなので、
これを手放せれば全てが浄化される
わけではないこともありますが、
手放せると、
親を許し、
自分を許せる。
そんな素敵な世界が近づいてきます。
「親なんだから当たり前でしょ?」
その当たり前を
あなたなりの視点を変えて
あなたが幸せであるために
疑ってみてくださいね。
IRM感情科学プログラム
認定インストラクター
奥山リエ子