3月からの3ヶ月間の休校が開けて
今週からようやく分散登校です。
週に3時間の
授業が始まりました(^^)
お家では、
歌ったり踊ったりが
大好きな姉妹なので、
大きな声で歌い、
自作のダンスで踊り、
ご近所にも丸聞こえだったのでは(> <)
楽しく遊んでいるのならまだしも
たまに勃発する姉妹ゲンカは
相当うるさかったでしょう・・・
温かく見守ってくれていた
お隣さんには感謝しかありません・・・。
兄弟がいると、
一緒に遊んでくれているときは
よくっても
兄弟ゲンカという
悩みのタネができるご家庭も
多いのではないかと思います。
特にお外でめいっぱい
遊べなくっていたこの期間、
ストレスが溜まったりしていると
ケンカで発散することも
あると思います。
姉妹ゲンカ。
うちは、小1、小4なので、
基本、遠くから見守ることに
しています・・・が、
二人では解決しないこともたびたび。
ママ友や、ママのクライアントさんから
相談を受けることも多いので、
兄弟ゲンカ、どう対処したらいいの?
このの仲裁の仕方でいいのか心配。
という方向けに
今日は書きたいと思います。
(こんなケンカならかわいいですが・・・)
ケンカの原因って、
どちらか一方だけが悪い
ということではないですよね。
それぞれ思いがあって、
ぶつかっている。
悲しいことがあって
気持ちが揺らいでいたから、
相手のちょっとした行動が
引き金になって、
感情ををぶつけてしまう
こともあるかもしれません。
相手は悪気はなくても、
親からみたら
たいしたことがなくっても、
自分はそういう言い方をされるのが
イヤなんだ!という思いがあったり。
それぞれの気持ちは、
いいとか悪いとかじゃなくって
それぞれの気持ちとして
とっても大切なもの。
だから、私はとにかく
「どう感じたのか?」
「何に対して怒ったのか?」
一人一人丁寧に聴いています。
(状況によってできないことも
もちろんあります)
どっちが悪かったとか
決めることはしないようにしています。
最初は
「相手が悪いんだ!」
「だって〜してきた!」
「だって〜っていうんだもん!」
と言っていても、
「そうかそうか〜、それを言われて
どういう気持ちになったの?」
と、ひたすら聴いているうちに
だんだん感情も収まってきます。
そして、
そうやって聴いていくと、
「誤解していたな」
とか、
「相手も自分と同じだったんだな」
ということが自然と見えてきます。
あと、これは私なりのちょっとした
コツなのですが、
ケンカしている同士も「鏡」なので、
私としては意識して、
「大元の気持ちは一緒なんだよ」
というところに導けるように
しています。
(感情学修のように、
自分の姿を教えてくれているんだよ
というのは、まだちょっと難しいようです)
同じようにイヤな気持ちなんだよとか、
同じように大切なんだよとか。
そうして丁寧に気持ちに寄り添って
子どもたちの話を聴いていくと、
子ども同士がより理解し合えて、
信頼関係も深まるように思っています。
このような感じで、
子どもたちのケンカを
深いコミュニケーションの
絶好のチャンス!
と捉えて、丁寧に関わることが
できるようになったのは、
私自身が、自分に対しての気持ちに
丁寧に耳を傾けているからだと
感じています。
例えば、兄弟ゲンカに対して
うるさいし、危ないし、
とにかく早く収まって欲しいから
何か別のことで気をそらして
その場をしのぐ
無理やり言葉で押さえつける
こんなふうにしてしまっている
方がいたとしたら・・。
かなりの確率で
それと同じことを自分自身にも
やっているのではないかと思います。
例えば
「本当はこれがイヤだ!」
「本当はこうしたいのに。」
「本当は悲しかった。」
「すごく怒った!」
という気持ちになったとします。
そのときに、
とりあえずスムーズに
ことが流れるように
自分に言い聞かせて、
意識を切り替え
その場をやり過ごしたり
そんなこと思っちゃダメ!
と押さえつけたり。
そんなふうに、自分自身に対しても
していると思うのです。
自分の気持ちを
普段から聴いてあげていないと、
とっさの時に
子どもたちの気持ちを聴いてあげる
ことってとても難しいと思います。
もし、兄弟ゲンカで(親子ゲンカでも)
何か葛藤していることがあるとしたら、
子どもの気持ちを十分に
聴けていないなと思うようでしたら、
それは、お子さんからあなたへの
「もっと自分の気持ちを聴いてあげて!」
というメッセージかもしれません。
兄弟ゲンカは、
子ども同士の、
親子の、
そして自分自身との
コミュニケーションのチャンス。
最初はちょっと大変かもしれないけれど
数回のうちの1回は、
こんなことも意識して
兄弟ゲンカに関わってみませんか(^^)
IRM感情科学プログラム
認定インストラクター
奥山リエ子
次回6/7(日)10:00〜
次回6/14(日)13:00〜