こんにちは(^^)
奥山リエ子です。
先日、調剤薬局で働いて2年目の
薬剤師さんからこんな話を聞きました。
処方箋に書かれた薬と患者さんの話から、
自分からみてやめたほうがいい
薬の使い方をしていると思っても、
医師がいいといえばそうせざるをえない。
よくないとわかっているのに
何もできない自分が歯がゆい。
もちろん薬の知識や指導で患者さんの
役に立てていることはあるけれど、
私が望んでいたのはこういうことじゃない。
この先家業の調剤薬局を継ぐことに
なっているのに、
人の健康に貢献したくて
この仕事を選んだのに、
この世界の矛盾にうんざりする。
患者さんの健康に役立てている感覚がない。
自分は何のために仕事をしているのだろう。
この先どうしたらいいんだろう。
そう考えると無力感と不安で
みぞおちのあたりが
ぐっと苦しくなるのだそうです。
私も10数年前、調剤薬局で
3年ほど働いていたことがあるので、
こういう気持ちになることが
とてもよくわかりました。
そして、家業を継ぐつもりだったとしたら
余計葛藤は強いですよね。
でも決して薬剤師がみんな
こういう環境でこういう思いをして
働いているわけではありません。
やりがいを持って働いている方も
たくさんいます。
そして、私もとても大切な仕事だと
思っています。
でも、この方はこういう体験をしている。
それは、何が良くて何が悪い
とかじゃなくって、
人それぞれ、仕事に対しての、
人生に対しての価値観が違うからです。
薬のスペシャリストとして
調剤薬局で喜びを感じて
仕事ができる人もいれば、
ここに自分の喜びは得られないと
思う人もいる。
私は、薬局で働く中で
いろんな体験をして葛藤をしたおかげで、
自分が本当にやりたい!一生をかけたい!
と思える仕事がわかりました。
でも、いきなりわかったわけでは
ありません。
自分は、薬剤師という薬の専門家に
なりたいのではなくって、
根本的に人を健康に導きたいと
気づいたこと。
そして、その根本的な健康とは、
肉体が病気じゃない、
不調じゃないということではなくって、
たとえ障がいを持っていても、
不治の病に冒されていたとしても、
その体験を肯定的に
自分や他人の幸せのために生かし、
日々感謝の気持ちや
生きがいを持って生きられること。
だから、今のこの仕事にたどり着きました。
葛藤したり悩んでいる渦中にいるときは
とても苦しいと思います。
でも、なぜ
悩むような体験をするかといったら、
本当に自分が魂レベルで望む人生は
どういうものなのか?
に気づくためでしかないと思っています。
実際私も今でも色々悩んで、
本当にありたい自分ってなんだろうと
向き合い続けています。
もし今あなたが悩みを抱えていたとしたら
悩みをただ苦しいものではなくって
自分にとって価値あるものにするために、
自分はどんなことを大事にしたいのか?
にぜひ意識を向けてみてくださいね。
これは、自分が価値を置くもの「価値観」
という言い方もできます。
もし自分の心の奥がよくわからないな・・・
ということでしたら、
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